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2011年01月30日

「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」第一部・前半

お正月に、戦国の歴史ドラマをやっていました。
歴史ドラマは好きですが、観るのがちょっと疲れることと時間かかることと人の名前と顔が一致しなくて大変なのが難点ですね(^−^;)
でも結構楽しかったです♪
長かったので第一部の前半をひとまず。

主人公になるのは『秀吉に天下を取らせた男たち』である、
軍師の竹中半兵衛と黒田官兵衛。

そんなわけで第一部開始。

冒頭は天正十六年(1587年)
秀吉が聚楽第(じゅらくてい)を建立したお祝いの席から始まります。

天下人となってしみじみした秀吉は、周りに控える武将たちに「自分亡き後天下人は誰だと思うか」と問いかけました。
武将たちは口々にいろんな人の名前をあげ始めますが、それを聞いていた秀吉は、
「肝心な者を忘れておるわ」と、ずっと奥に控えていた黒田官兵衛を名指しします。

官兵衛は控えめに、「自分には無理です。できるとしたら、亡き竹中半兵衛殿ぐらいです」と返しました。
しかし秀吉は、しばし半兵衛を懐かしむように目を細めた後、フッと意地悪く微笑むと、
「・・うまく逃げたな。これが黒田官兵衛という男よ」と周りを巻き込んで笑うのでした。

祝いの席が終わって外に出た官兵衛は、そっとそばにやってきた目薬屋の源蔵に、打ち明けました。
「秀吉様は俺のことを信用しておらぬようだ。このままでは黒田の家がつぶされてしまうかもしれぬ。
・・・こんなとき竹中半兵衛殿ならどうするか・・・」
目を閉じて考え込む官兵衛・・・。

物語は、ここから巻き戻る形で始まっていきます。
ナレーションとなるのは、目薬屋の源蔵のようです。


永禄七年(1564年)美濃。
この頃竹中半兵衛は、一代で美濃・稲葉山城主となった斎藤道山の孫、斎藤龍興(たつおき)に仕えていました。
美濃は桶狭間で今川を破った織田信長が、次に狙ってくる場所でもありました。

竹中家家老の竹中善左衛門と、稲葉山城を眺めていた半兵衛は、
世間話をしていたかと思いきやいきなり「あの城をいただこう」と言い出しますΣ(゜Д゜|||)

主・龍興は酒色を好み全く頼りにならず、おまけに半兵衛を嫌っているようです。
さらに半兵衛は周りの龍興家臣からもうとまれている様子。


家で、半兵衛の舅・安藤守就(もりなり)は声を荒げました。
「それは謀反だ。裏切ることなどできぬ。城を取るなんて」
そして半兵衛に、「怒りが積もり積もってそんなことをするのか」と問いかけます。
半兵衛が殿や同僚にうとまれていることは周知の事実らしい。

すると半兵衛、「愚かな者の愚かな行為に怒りなど感じませんが、自分が愚かであることを知らしめることは必要でしょう」などと答えます。
・・頭いい人って性格悪いよね( ̄▽ ̄;)結局怒っているってことなのでは・・?

「あの城は信長でさえも手を焼いている。無理に決まっている」という守就に、「下からならてこずるが上からなら簡単なんです」と答えます。
そして合図は鐘の音だと言う半兵衛に、裏切ったらどうする、と尋ねてみる守就。
しかし半兵衛はさらりと、「裏切って舅殿に得があるとは思えません」とのこと。


で、美濃。菩提山城。半兵衛はここに暮らしているようですね。
善左衛門は竹中家家老の十助と、謀反の手筈を整えていました。
それを聞きつけた、半兵衛の妻・ちさは、止めはしませんでした。
かわりに、「旦那様に香の物を届けてほしい」と言い出します。

半兵衛はどうやら香の物にうるさいようで、さっき守就としゃべっていた時も食事していましたが、
守就に食事を出してもらったようです。
「おいしかったです。まだちさはこんなにおいしい漬物は漬けられない」と言っていました。
だからちさは日々努力していたようですね。


さて、半兵衛は8名の供を連れ、稲葉山城へ向かいました。
城に人質になっている弟・久作の風邪の治癒を祝う宴の了承を得ていたため。

その夜。
久作は、今の殿の状況を知らせに来ました。
すでに女たちと部屋へ引き上げたようです。

心配げな弟に、「大丈夫だ。私に任せておけばよい」と自信満々な半兵衛。
部下に指示をだし、作戦が始まりました。

武装してるせいなのか、屈強だからなのか、強い手勢。
あっという間に殿の部屋へ。
龍興が敗走したのを見届けた半兵衛は、逃げた配下たちは追わせず、合図の鐘を鳴らさせました。

それを聞いた守就は、行動開始。
龍興を見つけ出すと、「ひとまず城を明け渡し、時期を待ってください」と一方的に告げて立ち去ります。
ああ、龍興を殺すわけじゃないのか。

あっさりと稲葉山城から龍興を追い出した半兵衛たち。
半兵衛の手腕に感心する守就。

すると半兵衛は守就に、「しばらくのあいだこの城は半兵衛があずかることになったので、今まで通り国のために尽力するよう配下たちに伝えてほしい。敵にもけどられないように。反逆するものがいたら制圧するように」と頼みました。
それを聞いて、「しばらくの間というのはいったい?」と聞き返す守就には答えず、さっそく向かってもらうことに。
弟にも城の守りに向かってもらいました。

善左衛門と残った半兵衛はポツリと、「何ともあっけないものだ・・」とつぶやきます。


尾張。小牧城。
信長の元に美濃からの使者の知らせが届きました。もうバレた。
「竹中半兵衛・・しれものめ・・。わしをコケにしたこといつか後悔させてくれるわ!」と鉄砲を撃ち、大笑い。
コケって何?と思いましたが、そういや信長も城を落とすのにてこずってるとか言ってたっけ。


一方その半兵衛。またご飯中。
信長に、“しばらくは預かってるけどそのうち龍興に返すつもり”という返書を送ったことを話して、
みんなをびっくりさせます。

守就は、「この城でまつりごとをやる気はないのか」と尋ねますが、「この城は龍興様のものです」とにっこり。
そこでハッとした久作が「もしや龍興様のことをいさめて真面目になってもらいたいと言う思いで城を取ったのでは」
なるほど、私怨じゃなかったのか・・。天才はやることが大きいな・・。

しかし守就は、「それは無駄だ。あの方は変わらない」と言いますが、
それでも半兵衛は城を返すつもりのようです。


とはいえ、配下たちと歩いているとき、龍興の配下から命を狙われる半兵衛。
まあ謀反とはそういうものでしょうが・・。
戦っている最中、半兵衛せき込む。そう言えばこの人は体が弱かったんですよね。
結局敵は逃げましたが、心配げな仲間たち。

ところが当の半兵衛は、あたりに咲きほこっている満開の桜に目を奪われて、見とれてましたΣ(゜ロ゜;)なんだこの人・・。

冒頭での世間話でも、「桜が早く見たい。私は桜が好きだ」とか言ってましたが、
今の今命を狙われた直後なのに桜に見とれるってのは・・・余裕がありすぎというか変な人というか。
まあ心配する必要ないってことか( ̄▽ ̄;)


そして帰宅後、ちさにビックリな、引退宣言をかます半兵衛。
隠居すれば龍興の顔も立つと。
そのかわり菩提山城は弟・久作に継がせて領地もそのままという約束させる。
今美濃は信長に狙われているため、安藤や竹中まで敵に回したくないから、龍興でもOKするはずだろう、と。
相変わらず強気な半兵衛。

ちさが「私は?」と尋ねると、「ここに残れ」
「命を狙われるかもしれないし、お前に山暮らしは無理だろう」
ちさも仕方なく納得すると、「それなら時々香の物を持って隠居先に行きます」と微笑みました。
曖昧な笑顔をする半兵衛。
妻の香の物にちょっと厳しい男・・。


そしてその後。
龍興は稲葉山城に戻ってきたものの、例の一件で敵視された守就たち美濃三人衆(と呼ばれた配下たち)は信長に内応し、結局龍興は城を追われ敗走することに。

永禄十年(1567年)
信長は美濃を制圧し、稲葉山城を岐阜城と改名。昔の人は改名が好きだよね・・。
そして浅井長政と妹・お市の婚儀で同盟を結びました。
さらに、上洛して足利義昭を十五代将軍の座につけます。

永禄十二年(1569年)
北近江で、隠居して五年。のんびりと読書している半兵衛。

一方播磨(はりま)。
黒田官兵衛やっと登場です。
官兵衛は父の隠居で家督を相続。
小寺家の家老として姫路城の城代を務めていました。

黒田はもともと目薬屋の出で、ナレーションの源蔵もその末席につらなっていたようです。
そして源蔵は官兵衛の情報屋でもあった。

各地を巡ってきた源蔵は、官兵衛にいろんな情報をプレゼント。
信長が副将軍の座をけったとか、今川を徳川がつぶしたとか。
それによって武田VS徳川になっているとか上杉と北条が同盟を組んだとか・・・。

そこへ妻の光(てる)が赤ちゃんを抱いて登場。官兵衛の嫡男松寿丸。
幸せそうに笑う官兵衛。

そして光に、源蔵は14の時母を亡くした自分を励まし、外に連れ出したりしてくれた恩人で信頼できる人物であることを話しました。

「今は天下一の幸せ者だけど、でもいつまでも田舎の家老じゃないぞ!」的な野望を叫び、腕の中にいた赤ちゃんを泣かせてしまったため、光が笑いながら赤ちゃんを連れて去っていきました。

そのあと、官兵衛のそばにいた家臣が、源蔵に面白い話をねだり、源蔵は竹中半兵衛の話をします。

難攻不落と言われた稲葉城を一夜にして奪い、そのあと返し、今は隠遁生活を続ける半兵衛。
織田の士官の誘いも断り続けているとか。

官兵衛は「いったい何を考えているのか・・」と興味津々。
会いに行くつもりなのか、家臣がお供しますなどと言ったりして、和やかなムード。みんな仲良しなんですねえ(^-^ )

そこへ今度は父宗円がやってきました。
源蔵と二人で話をする宗円。

いつもすまないな、と言う宗円に、とんでもありませんと源蔵。
これからも官兵衛のことを頼むと言われ、深く頭を下げます。

ここで源蔵の身の上がナレーションによって語られました。

源蔵は、宗円とは血のつながりがない子供ですが、
すでに源蔵を身ごもっていた母を、宗円が何も言わず娶ってくれたとのこと。
そしてそのあと黒田家ゆかりの目薬屋に預けられたのです。
つまり官兵衛と源蔵は、父の違う兄弟でした。
源蔵がそれを知ったのは、母が亡くなるときで、母は源蔵に官兵衛を託したのです。
以来源蔵は、官兵衛の手足となって生涯を送る決心をしたのでした・・・。

そうだったのか・・源蔵・・なかなか複雑な生まれだったのですね。


・・・・で、情勢はどうなったかというと。

将軍義昭は、各地の大名に書状を送りました。
思い通りにならない信長を黙らせようとしていたのです。

しかし元亀元年(1570年)
信長はそれをあざ笑うかのように、越前の朝倉を破り金ヶ崎城を落としました。

ところがそこで妹婿の浅井長政が織田を裏切ります。
これには、父の浅井久政からのお達しがあったのでした。

久政は長政に言います。
もともと朝倉を攻めないと言う約束を破ったのは信長。
そういうやつだからこそ敵も多い。
ならば引導を渡してやるのも武士の務め。

長政は市に謝りました。
父の言葉は未だに重く、力がある。
もし言葉を無視すれば、国が二つに割れてしまう。

そんな夫を、市は「覚悟はできています」と支えました。

そして背後から攻められた信長は、やむを得ず撤退することになったのでした・・。


この戦いからしばらくして・・・
半兵衛のところに、木下藤吉郎秀吉がやってきました。
すでに知り合いみたいで、親しげに笑う秀吉や秀長。
しかしともに来ていた蜂須賀正勝は仏頂面でした。

一方、楓という女性が滝の水で汗をぬぐっていると、二人の男に襲われます。
逃げ出した楓は、歩いてきた女性の一行に助けを求めました。
それは半兵衛の妻ちさと侍女たちでした。

しかし身分を聞いた男たちは逆上。
なんと自分たちは斎藤家の残党だと言うのです。
半兵衛に恨みを持っている男たちは、ちさに斬りかかります!
殺されかけますが、そこへ救世主登場!(;´∇`)=3

・・・黒田官兵衛でした。
あれ、本当に半兵衛に会いに来たんですねΣ(゜ロ゜;)冗談かと思ってた。


そして半兵衛の方では・・
秀吉に、「浅井につくのか織田につくのか」と問いかけられていました。

今の状況では、織田と浅井は敵同士。
そして半兵衛がいるこの場所は浅井の領地。
秀吉は命がけで半兵衛に会いにやってきたようです。

しかしその答えを聞く前に、官兵衛が現れました。

突然現れたため怪しまれ、秀長や正勝と一戦交えかけますが(みんな好戦的すぎる;)
ちさが「私たちを助けてくれた方です」と出てきてくれたため、事なきを得ました。

そして宴会みたいなものが始まります。
何と楓は竹中家使用人の多十の妹で、久しぶりの再会だったようです。
楓も多十も宴会のもてなしの準備をちさたちとやっていて、感動の再会という感じはありませんが。

一方、官兵衛はわざわざ播磨から半兵衛に会いに来たため、注目を浴びていました。
官兵衛は「織田信長様の天下統一の傍らに居たい」という憧れを語ります。

裏があるのではないかと怪しむ秀長や正勝に対し、官兵衛はとうとうと語りまくります。

信長は身分などにとらわれず、低い身分の人もどんどん使っている。
そして信長だけではなく、とにかく周りの人たちがすごい人たちばかりだ。
柴田勝家とか滝川一益とか数名の名だたる(らしい)武将の名前をあげまくり、
だからこそ天下を取れると言い切りました。

・・秀吉の名前が出ないかと、期待する秀長や正勝、当の秀吉の顔が動きましたが、官兵衛素通り(;´∇`)

毛利のそばにありながら、信長が天下を取ると言う官兵衛を、半兵衛も「面白い人物」と称します。


酒をがぶ飲みし、酔いまくりながら、
「武人として生まれたからには誇りのある生き方をしたい」とわめく官兵衛。
なんか迷惑な酔っ払いと化しているような・・(;´▽`A

それに対し半兵衛は「人は誰しもそう思っています」とクール。
「そのためにも争いのない世の中にせねば」という秀吉に、
「だから誰かが天下を統一せねばならん。それが信長様」と官兵衛。

すると半兵衛は「天下は天下の天下。一人の天下に非ず」と言う言葉を述べました。
「誰が天下を取るかは重要じゃない。天下を取ったのちどのようなまつりごとをするのか。なさねばならぬのか。大切なのは万民のもの。
民百姓のためのまつりごとであるということ。
天下を目指すものはつねにそのことを考えていなければならない・・・」
立派な思想ですね(*´▽`*)この人が天下取ったらいいんじゃ?

官兵衛は「じゃあなんであなたはここにいるのか」と半兵衛に詰め寄るも酔いつぶれてしまい、配下に運ばれました。
何やってんの官兵衛・・・。

大騒ぎして去っていった官兵衛に、あきれ果てる正勝と、秀吉の名前が出なかった文句を言う秀長。
まあ秀吉の名前が有名になるのはもうちょっとあとなのかもしれない。

半兵衛は、香の物を取ってきますと席を立ち、ちさを見つけました。
そこで楓と多十の会話を聞いてしまいます。

楓は金貸しの誰だかに結婚を迫られ、育ての親である両親のために結婚しようとしていたが、
その二人が逃げろと言ってくれたので逃げてきてしまったようです。
本当の両親は戦の中で亡くなってしまい、多十の両親が拾ってくれたみたいですね。
多十は「俺が何とかする心配するな」と楓を励ましました。


そして香の物を持って戻った半兵衛に、真顔で秀吉が切り出しました。
自分は百姓の出で、いつも腹いっぱい飯が食べたかった。
そのために信長様の配下になった。
戦がなくなれば百姓は米を作れる。
米があれば皆腹いっぱい飯が食える。
わしは戦のない世の中を見てみたい。
みなが腹いっぱい食える世の中にしたい。
百姓が笑える世の中にしたい。

「信長様が天下を取るためには竹中半兵衛殿の力が必要でござる。
どうかこの通り」と頭を下げる秀吉。

すると半兵衛、「時が来たのかもしれぬな」とつぶやき、士官を決めました。
しかし秀吉の元でと付け加えます。
なぜ信長じゃないのだろう。

ともかく秀吉はそれにはビックリしつつも、感激し、
「いつまでもわしのそばにおってくだされ、なあ」とすがりつきます。

かと思いきや、あっさりと踵を返し、撤退することにする秀吉。
まあここ敵地だしね( ̄▽ ̄;)

外へ出ると、やはり正勝は半兵衛があまり気に入らないらしく文句をたれていました。
あれだけ大喜びした秀吉も、自分の元で、と言われたことを信長がどう思うかが気になるようです。
結局士官の話しかしておらず、肝心の用件は言わずじまいだったようですが、
それを指摘されると秀吉は、「半兵衛ならわかっておるはず」と答えました。
しかし・・さっきのうるうる訴えは演技かと思うくらいケロッとした会話してるけど・・・
さすが秀吉って感じ?


翌朝。
官兵衛も、昨夜の醜態を謝り、国へ帰ることに。
ホントに君は何しに来たのだ・・・( ̄∇ ̄|||)

官兵衛は、半兵衛に(名前似てるなこの二人)「天下を取った後信長様には民百姓のためのまつりごとができぬとお考えか」と問いました。

半兵衛は「天下に近いのは確かでしょうが、織田様はあまりにも人に恐れを抱かせるお人のようだ」と返し、「そうでなければ人の上には立てない」と反論する官兵衛に、
恐れは人を黙らせてしまう。人の言葉が聞けなくなれば、まつりごとはできない」・・確かに。

官兵衛は「それでも自分はいつかそのような天下のまつりごとに心血を注ぐ身になりたいと願っている!
いや必ずなって見せる!!」と野望を叫びました。

すると半兵衛あっさり「そうですか」
むっとした官兵衛「できぬとお思いか」と突っかかると、
半兵衛に「志は心に秘めるもの。ひけらかすものではないと思ったまで」と言われてしまいます(; ̄∇ ̄ )
ぎゃふんとなりつつも、官兵衛は無理やりまとめました。
「とにかく黒田官兵衛の名を忘れぬよう!!」
そして立ち去りました。

・・・・半兵衛に言い負かされたって感じでしょうか。


国へ戻る道すがら、お供してきた四郎右衛門(家臣)と会話する官兵衛。
半兵衛がここにいるのは、おそらく織田と浅井、どちらが自分にいい値を付けるかはかっているに違いないと考えているようです。
そして、四郎右衛門が「昨日のにぎやかな人誰だったんでしょうね」と聞くと、
キッパリ「木下藤吉郎秀吉」と答えました。知ってたのかΣ(゜ロ゜;)
言わなかったのはなぜ??
・・あっ、自分の名前だけ誰にも知られてないのが悔しかったから?(そんなわけないか)


一方、半兵衛。
ちさは楓に、「旦那様の元で働いてほしい」と告げました。
立ち聞きして困ってるのを知ってたから助けてあげたのか。優しいね♪

半兵衛と善左衛門。(家臣)
「さすが人たらしと言われる秀吉殿。半兵衛様の心を動かした」と感心する善左衛門に、
「あの人はただの人たらしではない。人と話すときには己を信じている。だから他人の心を揺さぶるのだ」と微笑む半兵衛。

そして秀吉が来た目的にもやはりちゃんと気づいていたようです。

信長の浅井攻略の通り道である、樋口・堀家の説得をさせたいということだろうと。
半兵衛は樋口という人の領地で世話になっていたようですね。

そんなわけで、樋口三郎左衛門(みんな似たり寄ったりな名前でややこしい)と会う半兵衛。
信長の元へ行く旨を伝えると、樋口は「では戦場では敵としてまみえることになりますな」と答えました。
しかし「それはどうでしょうか」と半兵衛。
「信長様の前には浅井は滅びる。それは御存じのはず」

浅井につくのは義、信長につくのは大義。
みなが義を貫けば、戦は終わらない。

それを詭弁だと自ら言いながら、半兵衛は説得します。

堀家の当主がまだ幼く、樋口の助けを必要としていること。
そんな樋口の命を散らしたくないと言うのも本当の気持ちだと。


そして半兵衛は樋口の説得に成功ヽ(´▽`)/堀も同じでしょう。

その功績を持って、信長の前に出る半兵衛。秀吉も控えています。
そこで秀吉が意を決して、半兵衛が自分の配下になりたがっている旨を伝えようとすると、その前に
信長はキッパリと、「半兵衛、猿の頭となれ!」と言ってくれました。
どうやらお見通しだったようですね。秀吉は冷や汗をぬぐってました。


夜。
半兵衛が信長の家臣になったことで、菩提山城では宴会が開かれました。

しかしちさは、「お体のことも考えてほしい」と怒っています。
半兵衛は「人は必ず死ぬ。早いか遅いかの違いだ」などとのたまい、
ちさに怒られました。
「そうじゃありません!遅ければ遅いほど長く一緒に居られます!!」
そうだよね、まったくわかってないよ半兵衛(つД`)

「まだしばらくは一緒にはいられる」という半兵衛に、「そんな言い方嫌いです!」
ちさの怒りが収まらないので、謝りつつも
「・・でもその間にもう少し香の物がうまくなるといいな」なんて言って、
ちさを苦笑させました。
まだうまいと言わないのか。手ごわいな半兵衛は。

その様子を立ち聞きしていた楓は、半兵衛を呼びに来た多十に、もう少し二人にしてあげたいと言いました。

そして、「どうして戦なんてあるんだろう。奥方様かわいそう」とつぶやきます。
多十は「その戦をなくすための戦に出られるんだ、半兵衛様は」と言いますが、
楓は「私にはわからない。戦は戦でしかない。人がたくさん死んでいくだけ・・」と悲しげにつぶやいて立ち去りました。


その後。
浅井・朝倉と織田・徳川軍が姉川で激突。

会議で、半兵衛は秀吉に意見を求められました。
半兵衛はちょっと控えめにしていましたが、意見を述べ始めるといきなり
「このままの布陣では負け戦となります」宣言。

秀吉軍は信長軍の手前に並んでいるため、敵が一斉に突っ込んできて秀吉軍を破った場合、信長の本陣に突撃してしまう可能性があるようです。

いきなりの負け戦宣言に正勝はキレかけましたが、秀吉に抑えられ、続きを話す半兵衛。
『騎馬隊を正面と背後、槍隊を左右にし、御大将を中心に円形に囲む。
敵が強い場合は円を縮めて、弱い場合は円を広げて追い打ちをかける。』

小グループごとに敵を分散させて戦うってことかな?
まあよくわかりませんが、この作戦が大当たりし、姉川の戦いは織田軍の勝利に終わりました。


しかしこのあと、三好三人衆や石山本願寺、足利義昭、浅井朝倉などが手を組み、
反信長包囲網ができます・・・。


元亀二年(1571年)
近江、横山城。
どうやら堀家の城が狙われているようです。

半兵衛は、寝返った際には自分が命を懸けて守ると樋口と約束したので、助けに行きたいと秀吉に願い出ました。
正勝は、兵を分けるわけにはいかないと言いますが、半兵衛は、兵は百か二百でいいと言います。
後ろから回り込み敵を混乱させ城と挟み撃ちにする、と。

すると秀吉は、自分が行くと言い出しました。
正勝を連れていくことにし、半兵衛には秀長とこの城を守るように命じました。

二人が去った後、秀長は「どうやら兄者は半兵衛殿に借りを返したいようだ」と微笑みます。


そのあと、秀吉が不在の横山城に浅井軍が現れました。
しかしどうも横山城を素通りしていきそうな雰囲気。
その態度にムカついてすぐに出ようとする兵たちを止める半兵衛。

浅井は自分たちを誘っている。その挑発に乗ってはいけない。
「戻ってきた浅井を迎え撃つ」と言い、兵たちに指示を出しました。

そしてその通り戻ってきた浅井を、城から弓や鉄砲で狙い撃ちしたため、
浅井は敗走します。


今まで半兵衛を気に喰わなかった正勝も、この一件で認めたようです(*^▽^*)
助かったらしい樋口も、半兵衛に礼を言ってくれました。
とても和やかな雰囲気です♪


一方、官兵衛。
妻の光に「わからん」とつぶやきます。
半兵衛から官兵衛に手紙が来たようです。

そこには秀吉の元で働いていることが書かれていたようですが、
「なんで俺に手紙が来たんだ?あまり気に入られたようには見えなかったが」
まあ・・ちょっと・・あのときの官兵衛は・・バカっぽかったよね(; ̄∇ ̄ )

すると光は、
「殿のように言いたいことを面と向かって言う人はあまりいないから気にいられたのでは?」と微笑みます。
官兵衛はその言葉に、「もともと商人の出だから口上を述べないと気が済まぬわ」と豪快に笑いました。

そしてその通り、
「半兵衛殿に先に行かれたが、待っておれ、すぐに追いつく!」と宣言。
思いを口に出してくれた方がこっちもわかりやすくていいです(*´▽`*)


一方信長は比叡山の焼き討ちを決行。
しかし半兵衛はそれにはついていかないで城を守りたいと秀吉に願い出ました。

それは信長の命令に背く行為でしたが、秀吉はそれを許します。
「もしばれたら二人で首を差し出せば済む」

秀吉は半兵衛に笑いかけます。
「おぬしはわしの師であり友だ。いつまでもそばにおってくれないとわしが困るからな」
秀吉にとても信頼されているみたいですね(^-^ )

その後延暦寺は壊滅し、3000人余りが殺されました・・・。


さらに、武田信玄が上洛中に死亡し、それを知らずに挙兵した足利義昭が信長軍に敗れ、室町幕府滅亡。

信長自ら、元号を“天正”と改めます。

八月。信長は朝倉義景を滅ぼし、浅井と最後の決戦を行うことに。
その前日、半兵衛は浅井長政説得に向かっていました。

最後まで戦う意思の長政に、妻・市(信長の妹)や三人の娘たち(信長の姪)もいるし、もし城を明け渡せば大和の国を与えると言っているという、信長の言葉を伝えます。
しかしそこに市が登場し、「兄の言葉など信じられません!」・・・うん、確かに(; ̄∇ ̄ )

「ここで長政様と立派に果てると兄に伝えなさい!」と言い放ちます。カッコいい。

一方秀吉は、信長に謁見していました。
先陣を願い出る秀吉に、信長は「市と三人の娘を救い出せるか?それが条件だ」と命じます。
信長でも妹は大事なのか・・・Σ(゜ロ゜;)
いや、また何かに利用するつもりなんでしょうね・・。戦国時代の女なんてそんなものよ・・。


半兵衛は秀吉と共に、攻めるための作戦を練ります。
久政(長政の父)がいる場所と、長政のいる場所の間を断ち、親子切り崩し作戦を提案。
父親がいなくなれば、妻や子の命を考えて、長政は降伏するはず、と。

そして作戦は決行されました。
多勢に襲い掛かられて、浅井軍は敗北。
久政は自害。

秀長と正勝は、城外から声を張り上げ、長政に交渉を訴えます。
中に通された二人は、「降伏すれば兵や女子供の命を助ける」という条件を言いました。

長政はそれを受け入れ、市や娘たちと最後の別れを告げました。

市は泣き、私だけは・・というも、長政に「ならぬ、生きよ!」と言われます。
どうやら長政には息子もいたようですが、息子は自害させられるみたいですね・・・。
女も哀しいけど、男も哀しい時代ですね・・(>_<;)

そののち浅井の三人の娘たち・・茶々は秀吉の側室として秀頼を産み、お初は京極高次の正室、小督は二代将軍徳川秀忠の正室として生きていくことになります。

長政の自害で、信長包囲網は崩れることに・・・。


天正二年(1574年)岐阜城。
信長は、朝倉義景、浅井久政、長政のしゃれこうべをはくだみにさせたと笑い、それに酒を注ぐと
明智光秀に「飲め」と命じました。
嫌がる光秀に怒り、無理やり押し付けたあげく切り捨てようとします。
しかしそれを家臣の一人が止め、代わりに酒を飲み干しました。

すると今度は信長、刀にまんじゅうを突き刺し、「食え」と荒木村重に差し出します。
仕方なくそれを食べる村重。
一人だけ上機嫌な信長・・・。最悪だ!!(゜Д゜|||)


一方、半兵衛に子供が生まれました。
褒めてくれた半兵衛に、「初めてほめられました」と嬉しそうなちさ。
二人きりにしてあげる家臣たち。

半兵衛は「この子のためにも生きなければならぬな」と言い、
ちさはその言葉に涙をこぼしつつ「当たり前です」と微笑みました。

と、外から帰ってきた多十が里の様子を、楓や善左衛門に話しました。
戦に巻き込まれて壊滅状態となっており、逃亡する者も多く、畑は壊され、作物は育たない。
多十や楓の両親は何とか生きてはいたが、いつまでもつかわからない。

それを聞いた善左衛門は「大丈夫だ、しばらくは戦はない。これからは作物も育つ」と励ましますが、
楓は反発します。

今が大切なのです。作物が育たなければ食べ物がない。
食べなければ生きていけない。
戦なんかするから、死ななくてもいい人がどんどん死んでいく・・・!」
善左衛門に掴みかかるようにして叫ぶ楓を、多十は殴って止めます。

その声を聞きつけた半兵衛やちさも出てきますが、楓は辛そうに立ち去りました。

そのあと、一人で泣いていた楓に半兵衛は声をかけます。
「お前の言うとおりだ。戦をするわれらが悪い」と謝り、
米を領内に届けさせることをや約束しました。もちろん楓の両親にも。
「これで許してくれ・・・」
そんな半兵衛に、「申し訳ありません」と泣きながら土下座をする楓・・・。


一方秀吉。宴中。(楓の嘆きを見ると、おいこらと言いたくなるが)
どうやら信長から小谷城をもらったお祝いらしい。
信長の家臣で城持ちは、坂本の明智光秀だけ、だそうだ。

そのあと半兵衛と二人で話す秀吉。

小谷城を出て、今浜に城をつくろうと思っている、と。そういうのって勝手にできるんでしょうか?(゜Д゜)
小谷は山城だから不便なんだそうだ。
半兵衛も、それに賛成。

しかし半兵衛は、「その前に、民百姓のために壊れた畑を直年貢を免除して彼らの生活を立て直す必要があります」と言います。
えらい、楓たちのこと忘れてない。

秀吉もそれに賛成しつつ、「困ったことがある」と続けます。
自分は柴田勝家や重臣たちに気にいられていない。出る杭は打たれる、と。

すると半兵衛は、信長から養子をもらう案を出しました。
そうすれば何も言われなくなるはず。

「信長様がそれを許すか・・」と弱気な秀吉に、「今の殿ならば大丈夫です」と太鼓判を押す半兵衛。

結果はその通りで、信長は四男を養子に出し、ますます秀吉を重用するようになったのでした。




という感じでひとまずここまで。
半兵衛は天才って感じですが、官兵衛はあんまり頭よさそうには見えないですね(^−^;)
どっちかというと猪突猛進タイプに見えます。
でも気持ちを全部しゃべってくれるから、わかりやすくていいですね。結構好きです。
半兵衛もカッコいい。

ちなみに官兵衛役の高橋克典さんのドラマはほとんど観たことがなく、大昔に観ていたドラマでは大して好きな役をやっていなかったのでそれほど好きな俳優さんではなかったのですが、今回官兵衛役を観て、
「声がいい声だ〜!」と思いました(*´▽`*)カッコいい声。
ハリがあってよく響いて、思わず聞き惚れました。顔は優しそうですけど。

これからの半兵衛と官兵衛の活躍にも期待です♪

2011年02月04日

「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」第一部・後半

第一部・後半です。
主人公は竹中半兵衛と黒田官兵衛。

半兵衛が秀吉と共に信長の元で着々と天下統一に向け進んでいく一方、
官兵衛はというと・・・。


天正三年(1575年)播磨・御着(おちゃく)城。
城主・小寺政職(まさもと)は、集めた家臣たちに問いかけました。
「われらはこのまま毛利についていてよいのか」と

家臣たちは驚き、今さら何を、と訴えます。
いきなり成り上がってきた信長なんかではなく、ずっと毛利とよしみを通じてきた間柄。
毛利は当主輝元を、兄弟の吉川元春や小早川隆景が補佐し、十か国を有している。
そして石山本願寺や上杉ともかかわりが深い。
毛利は律儀な家風、それに引き替え信長の非道っぷりは目に余る。
信じられない、と全員一致。

ただ一人、官兵衛を除いて。

官兵衛は反対意見を述べます。

「当主の輝元は、自国の領土を守るだけで手いっぱいで、天下を取る器じゃない。
引き替え信長はいくつもの国を手中におさめ、荒木村重殿も折れて、今や摂津の守護をやっている」

ああ、信長に刀に刺したまんじゅう食わされた人か・・・( ̄∇ ̄|||)
そうかあれは、新参者の配下の忠誠心を試すつもりだったのかな。
・・やり方ひどいけど。
あんなことされたらよっぽどの忠誠心持ってる人じゃなければ、恨むだけだと思うけど。

さておき官兵衛の口上は続く。

「天下を取るために非道なことをしているが、やはり天下を取る力を持っているのは信長しかいない」

小寺はそれにうなずきつつ、「毛利は強いし水軍もある・・」と迷っている様子。
それに同意して口を挟もうとした家臣の声を、大声で阻み、官兵衛は
「とにかくわれらが頼りにするのは信長しかいません!!」と言い切りました。なんという強引さ。
家臣らに目薬屋あがりが何を・・と斬りかかられそうになりますが、もちろん小寺に止められ、会議は終わりました。

そのあと息子松寿丸に稽古をつけてあげる官兵衛。
それを見た父宗円は「荒れてるな」とつぶやきます。
・・息子に憤りをぶつけちゃいけないよ(;´д` )

そして父と二人で話をします。

宗円は御着城でのことを知っていて、声を潜めると「わしらがつくとしたら織田だな」と言いました。
毛利につけば播磨が戦場になって国が荒れるが、織田につけば城から出て戦いに行けばすむと。

官兵衛は、「でも毛利とのよしみがあると一点張りだ」と不満をもらします。
「このままではますます半兵衛殿に置いていかれる・・」
半兵衛をライバル視してるね( ̄▽ ̄;)

宗円からは、「焦るな。必ず時は来る」と諭されました。

と、そこへ知らせが入ります。
源蔵(ナレーションでもある情報屋)が戻ってきたみたいです。

織田信長が武田勝頼を長篠で打ち破り、勝頼は甲府に逃げ帰ったらしい、と。

それを聞いた官兵衛、「父上の言うとおり時が来ました!」ときらめき、小寺の殿様に再び直談判に向かいました。

小寺政職は、官兵衛に信長の強さを説かれて、信長につくことを決めました。


半兵衛に仲介を頼み、いよいよ信長に謁見です。
謁見したのは官兵衛でした。秀吉も控えています。

官兵衛は相変わらずイキイキと語ります。

「信長様にとって立ちはだかる強敵となるのは毛利。
しかし小寺家は播磨のすべてを信長様に差し出して、信長様のために戦うつもりです」

そんな官兵衛に、信長はいきなり刀を抜き、突きつけました。
そして誰だかの作、『圧切(へしきり)』だと言って、刀を鞘に納めて放り投げました。

刀くれるってことらしい(;´∇`)=3
・・・ん?もしやこの刀って・・まんじゅう食わせた刀?
いちいちやり方が凶暴な人だ・・。

信長は、「いずれ播磨にはこの猿をやる。その時は案内役を務めろ」と命じて去りました。
肝をつぶし息を吐く秀吉。そして圧切を頂戴するとは・・とそこにもビックリ。


さて、秀吉は今浜を長浜と改め、居城にしていました。
そんなことができちゃうんですね。大名でもないのに。

そして半兵衛の元に何か届け物があるらしく、ねねと官兵衛は一緒にやってきました。
半兵衛と官兵衛は久しぶりの再会です。

刀をもらってルンルンの官兵衛は、思いっきり刀を自慢し、
半兵衛と一緒にいた正勝とか秀長に眉をひそめられました。
しかしそんなことにはお構いなく、しみじみと「六年です。半兵衛殿と会ってから六年。やっと肩を並べて一緒に働ける」と上機嫌。

正勝と秀長は積もる話もあるでしょうから、と先に退室しましたが、
廊下で「田舎家老」「商人上がりだし欲得づくで動いてるだけ」などと官兵衛をバカにしました。
それをひそかに聞いていた四郎右衛門(官兵衛の配下)はムッカー。


一方、半兵衛と官兵衛は、城からの景色を眺めてお話タイム。
「天下は万民のためのもの。天下を取った後のまつりごとが大切」
改めてその思いを口にする半兵衛に、
「信長様の元で自分たちの手で天下を!」と張り切る官兵衛。

すると半兵衛から「功を焦るあまり出すぎては周りに敵を作る。そうすれば命を狙われかねない。命は大切にしなければ」と諭されました(^−^;)
官兵衛は半兵衛にはかなわなそうですね・・・。

そして半兵衛は、「戦も同じです。敵を殺すのが戦ではない。真の戦は敵を殺さずに勝つことが何より」と静かに答えました。

と、官兵衛は太ももをぽんとたたくと、
「だからこそ自分は播磨の国の民全てを、血を流すことなく自分の言葉でなびかせてみせる!」とまたもハッスル。
どこまでも元気いっぱいだなあ。

苦笑して、相変わらずだ、と言う半兵衛。
対して、半兵衛殿も、と返す官兵衛。

半兵衛は、妻のちさや息子を菩提山城に残してきているようです。
官兵衛が、寂しくないのですかと問うと、答えます。

「私は息子が生まれてから生きていたいと思うようになりました。
しかし自分の仕事は戦場。
二人と暮らすことで命を惜しいと思うのはいけないことだ」
息子が生まれるまでは気にしてなかったのか半兵衛。それはちさにとっては哀しいことだね・・。

「でも一緒に暮らしてこその夫婦、親子ではござらんか」と言う官兵衛に、
「人それぞれ」と微笑む半兵衛。
この二人は性格が全く違いますね。

そのあと部屋に場所を移すと、楓(以前官兵衛に助けられ、半兵衛の元で働いている百姓の娘)が薬を持ってきたので、体の具合が悪いのかと尋ねると、
半兵衛は「たいしたことはありません」と静かに薬を飲みました。

ふと楓の顔を見た官兵衛は、あの時の娘、と気づきます。
美しくなったな、というと、半兵衛も「長浜の男も放っておかないらしい」と微笑みました。

すると楓はいきなり「そんなことありません!」と叫んで、慌てて立ち去ってしまいました。
キョトンとする半兵衛とは逆に感づく官兵衛。

そのあと、一人橋の上にいる楓に官兵衛は声をかけました。

「半兵衛殿に惚れておるのか」と。
まあ、半兵衛優しいしね。どっちかというと妻にはそれほど優しくはないような気もするけど・・。
優しくしないのが愛なんだろう。

もちろん楓は否定しますが、官兵衛はつづけました。
「あきらめろ。あの人は信長様とは違うが、常人には計り知れない不思議なお人よ。
何事にもこだわらず、欲がなく、それでいて強い。
悔しいが俺にもかなわぬ。
だがいつかあの人を超えてみせる。必ず」
・・・うん。
楓を慰めているように見せかけつつ、最後は自分の野望を話しているところが官兵衛ですね。
楓は微笑み、「できっこありません」といたずらっぽく言うと、逃げていきました。


そして国に戻った官兵衛は、言葉通り、播磨のいろんな城主に会って、説得しまくりました。

そのうちの一つの城は、舅の櫛橋伊定(くしはしこれさだ)が守っていましたが、
自分は天下の元で働きたい、そのためにも舅殿の力が必要だと、
自分の為的な説得をする官兵衛・・・(;´∇`)


天正四年(1576年)英賀(あが)の湊。
播磨の動きを察知した毛利が、兵5000を差し向けてきました。
官兵衛は小寺の殿様側近たちに責められますが、「数じゃない、頭で勝つ!」と息巻きます。

で、源蔵は町で銭をばらまき、民たちを集めます。

さらに奇襲攻撃。
駆り集めた民たちを、兵の振りさせて500の兵を多く見せたため、毛利はビビって逃げ出しました。


この一件を信長に褒められ、大喜びの官兵衛。
信長の書状をもってきた荒木村重にもその喜びを表しまくります。
「これだけじゃない、もっと播磨のためにやりますぞ!ともに信長様の元で頑張りましょう!!」

そんな官兵衛を見て、うらやましいとつぶやく村重。
そして「ここだけの話」と言って、自分の気持ちを打ち明けました。

「時々わしは信長様が怖くなる」

信長様に重用されて、摂津の守護を任されてるのにと驚く官兵衛に、
「だからこそわかる」と言います。

「あの方にとってご自分は神なのだ。失敗は許されぬ。
以前浅井長政らのしゃれこうべについだ酒を飲まなかった明智光秀殿は滅多打ちにされたことがある。
わしも刀に刺したもちを食えと言われた。わしは食った。食わねば同じ目に遭わされていたからな。
このご時世自分の命がどうなるかはわからん。信長様ににらまれたらしまいよ・・」
やっぱりあの経験は相当なトラウマになっているようです。

そんな村重に半兵衛のことを持ち出す官兵衛。

半兵衛がたてた手柄に対し、褒美が少なすぎると思っていた官兵衛がそれを口に出したところ、半兵衛は気にする風でもなく、さらりと答えたのです。
「天下を平定し民百姓のためのまつりごとをするために、我々は誠心誠意審議を尽くして務めを果たすのみ。そこで初めて自らの道がひらけるのです」

そんな半兵衛の態度に感服したらしい官兵衛。
「大いなる志とは別に、何があっても人を裏切らず務めを果たす。信義を貫く姿勢こそが肝要なのです」

しかし村重は皮肉めいた言葉を返しました。
「誰もが欲があり自分がかわいい。一人裏切ればみんな裏切る。そなたの主の小寺殿も同じだろう」
誰もが官兵衛みたいに単純じゃないよね(;´∇`)


その小寺の殿様。
息子を人質に差し出すべきだという官兵衛に、
病弱な息子を差し出したら織田に何を言われるかわからないから嫌だと断りました。
そして織田のことはすべて官兵衛に任せ手柄もやる、それでいいだろう、自分は表に出ないと逃げちゃいました。
何だこのわがままな殿様は・・。


一方。官兵衛の舅、櫛橋と光(官兵衛の妻)。
官兵衛のせいで播磨が二つに割れると言う櫛橋。
光の姉は西播磨の誰だかに嫁いでいて、おそらく毛利につく。
つまり戦いになる・・・。
櫛橋は、「播磨の民は毛利ににらまれては困る。織田織田と騒ぐなと官兵衛に伝えよ」と言いました。
しかし光は、静かに、自分は官兵衛の妻であることを答えました。
「話される相手を間違えておいでです・・」
それを聞いた櫛橋も、その言葉をひっこめました。

とはいえ、父の言葉を伝える光。
官兵衛はそれを聞いて頭を痛めます。
「天下を統一できるのは信長様だけ。毛利では無理なのだ。なぜそれがわからないのか」
播磨の民の心がバラバラになってしまっています。
「こんなとき半兵衛殿ならどうするか・・」
なんか師匠っぽいですね(^−^;)

しばし考え込み、「じっと時を待つ・・か?」とつぶやいて、また思案。
そのあと光に「頼みがある」と言い出します。

言いにくそうに切り出す官兵衛。

今半兵衛たちは安土城建設などをやっているようですが、いずれ播磨に来たとき、
この姫路城を明け渡す」と。

さらに、人質として、息子松寿丸を差し出すつもりだと・・・。

顔色が変わる光。
そして、差し出すならば小寺の殿様の息子であるべきだと訴えます。
その通りなのですが、殿様が差し出さないと決めた以上、官兵衛には逆らえません。
織田を信用しない殿様の代わりに、官兵衛が差し出すしかないのだと・・・。
もちろん姫路城を明け渡すのも誠意を見せるため。

反対する光ですが、陰で聞いていた松寿丸は、父母の前に出ていきました。
そして「私は黒田官兵衛の子。立派に人質となって見せます」と答えます。
何ていい子なんだ(つД`)

官兵衛も涙をこらえ、やってきた配下たちに、松寿丸を人質に出すことを宣言しました・・・。


夜。小刀を胸に抱いて部屋を出た光。え、なにするつもり・・。
すると源蔵がそこにいて、静かに話し始めます。

松寿丸様は大丈夫。
母と子はいずれ別れるもの。
子はそんなに弱くない。

光は「あなたに何がわかります」と眉をしかめ立ち去ろうとしますが、
源蔵は自分のことを語りました。

自分も幼い頃母と別れ、目薬屋に預けられて育ちました。
母を思い育ち、いつか母に会ったとき、大きくなった、たくましくなったと褒めてもらえるよう精進しました。
松寿丸様も同じ。
私などよりはるかに大きくたくましくなってお戻りになられるはず。

その話を通りかかった宗円も聞いていました。
光はその場にへたりこむと、涙を流しました。

「あなたのお母上もさぞお辛かったでしょう。私もそのつらさを胸に送り出さねばならぬのでしょう。わかってはいるのです・・・」
かわいそうな光・・・。
殿様のせいで・・・(>_<。)


天正五年(1577年)
柴田勝家の北国攻めの応援に駆り出されていた秀吉は、意見の相違で勝家と激突。
勝手に長浜に戻ったことで、信長から謹慎を命じられました。

正勝や秀長は半兵衛に、「そなたが長浜に戻っていいと言ったからだ」「どうするのだ」と慌てまくり。
しかしいつもながら半兵衛は落ち着いています。

これから先は中国攻めが重要。長浜にいた方がいい、と。

「このまま謹慎で済まされるとは思えない」と心配する二人に、
「これまでの殿の働きを上様が忘れるはずはないし、天下を取るには殿が必要。大丈夫」と。

とはいえ、このままおとなしく謹慎していては、信長に怪しまれるかもしれない。

すると秀吉は連日宴を催し、陽気に踊り狂いました。
半兵衛の案ではないようです。

そんな秀吉を、半兵衛は称賛しました。
殿に二心がないことを表すには効果覿面、さすが殿だと。


そして・・・
官兵衛の子、松寿丸がいよいよ人質に差し出されてきました。
謹慎していた秀吉も一緒に信長にお呼ばれ。

信長は、松寿丸の顔を見ると、長浜のねね(秀吉の妻)の元で育てよと命じ、
秀吉には中国攻めの許可を与えました。どうやら許されたようです。


一方、半兵衛の屋敷。
久しぶりにちさや息子の吉助と会えたようです。息子もだいぶ大きくなりましたね。
しかし半兵衛は具合がイマイチのようです・・。
遊ばせていた吉助が転ぶと、楓が駆け寄って起こそうとしましたが、半兵衛は「人の手を頼るな。甘えてはいけない」と諭しました。
そう言いながらも、「来い」と息子を膝の上に抱き上げたりして、ちょっと甘やかしてあげました。

親子の一家だんらんを、切なげに眺める楓。

そして夜、楓は一人お参りをして、半兵衛の病気の治癒を願っていました。

そんな妹の気持ちを知っていた多十(竹中家使用人)は、播磨に行く半兵衛のお供をさせてもらうことにしたと楓に告げました
半兵衛を無事に連れ帰ると約束します。

楓は多十に手作りのお守りを渡し、半兵衛と兄の無事を願いました。


そして半兵衛たちは、秀吉を総大将にして中国攻めへ。
途中荒木村重や、尼子勝久、山中鹿之助など毛利に滅ぼされた尼子一族も加えて。

しかし小寺の殿様は、秀吉を出迎えるのを嫌がります。
説得しようとする官兵衛に、「そなたでいいではないか。そなたに任せる」と逃げてしまいます。
何だこの殿様はヽ(*゜Д゜)ノ
大体お前のせいで官兵衛の子供も官兵衛の城も・・・。

しかたがないので、自分だけで秀吉を迎える官兵衛。
とりあえず殿が体調不良で臥せっているので今は会えないと嘘をつき、姫路城を明け渡すと伝えました。

秀吉は官兵衛の案内で城内に入りましたが、
正勝&秀長はまたも気に入らんオーラを放ち、文句を半兵衛にぶつけます。

息子を差し出したのも、忠誠心ともとれるが、欲のためなら何でもやるとも言える。
東播磨は調略済みだと胸をたたいた官兵衛のセリフにも、
織田軍の後ろ盾あってこそじゃないかと文句。
さらに小寺は挨拶にも来ず、城も御着城じゃなくて姫路城。
うん、とにかく全部にムカついてるって感じだね( ̄▽ ̄;)

まあ、殿様はもともと織田と手を結びたくなかったのを無理やり官兵衛に説き伏せられただけだから仕方ない。
半兵衛はとりあえず二人をなだめてくれましたが。


で、東播磨は官兵衛によって調略済みなので、西播磨の上月城を攻めることになりました。
先鋒は尼子に任されました。

半兵衛はせき込みつつも、同時に福原城を攻めることを進言。
福原城の城主は上月城の城主の妹婿なので救援に来られるとやっかいということで。
そしてこっちは自分と官兵衛が行くと言います。

官兵衛を疑っている正勝や秀長は大賛成し、半兵衛に調べてもらおうと。
秀吉は官兵衛を信じているようですが、半兵衛に任せてくれました。
よかったね官兵衛、あこがれの半兵衛と一緒に戦えるね(*´▽`*)


その夜。
槍を振るっていると、官兵衛のところに山中鹿之助がやってきました。
あれ?知り合い?仲いい??どうやら酒を持ってやってきたみたいですが。

酒を酌み交わしつつ、「積年の恨みを毛利にたたきつけてやる」と鹿之助。
月を眺めて、「いつも三日月に祈っているのです」と言います。

「願わくばわれをして七難八苦にあわせたまえ」

死んだ母に言われた、『どんなに苦しくても手柄を横取りしてはならない。人を見捨てて死なせてはならない。苦難があってこそそれを乗り越えることができるのだ』と。
立派なお母さんですね・・・(*´▽`*)


さて、半兵衛&官兵衛は福原城攻めをしましたが、城はなかなか落ちず・・・
でも頑張るぞ、これからだ!と意気込む官兵衛に、あっさり援軍を呼んだという半兵衛。
正勝に1000の兵を率いてきてもらうことにしたようです。

これ以上無駄な犠牲を出したくないという半兵衛に、
自分のプライドが・・・と思っていた官兵衛も仕方なく同意。
囲師必闕(いしひっけつ)でということに。
城を三方から攻め、一つを開けておき、敵を敗走させる策だそうです。

作戦をたて、ふと半兵衛を見ると顔色が悪い。
しかし半兵衛は、気になさらずと送り出しました。
そのあとふらついたため、多十持参の薬を飲みます。

半兵衛は多十に「楓に悪いことをした、お前まで戦に付きあわせることになって」と謝りますが、
多十は「いいえ私が半兵衛様のそばにいれば、楓は安心しますから」と、微笑みます。
ちゃんと楓御手製のお守りも首からかけてるようですね。

しかし・・戦途中、馬に乗っていた半兵衛は意識もうろうとして落馬し、そこを敵に狙われてしまいます。
多十は自分が盾になって半兵衛をかばい、代わりに死んでしまいました・・・(>_<。)

福原城陥落の二日後、上月城も陥落し、尼子勢は城内へ突入。


一方東播磨。国府山城。(姫路城を明渡して宗円の城にいる官兵衛)
官兵衛の前に、一人の女性と数人の女の子が現れました。
上月城から逃げてきたと光が言ってるので、光の姉かな?
どうかお助けくださいと光が懇願してるし。

しかしその頃、上月城では城内にいた女子供200人をはりつけにせよという信長からの命令を、秀吉が受けていました。
それを聞いた半兵衛は、「そんなことをしたらせっかく官兵衛殿が調略した東播磨の人々の心も離れて行ってしまいます。上様に考え直してもらうよう頼んでください」と言いますが
秀吉は震えあがって拒否。
信長の命令に背くなんてできないようです。

わしはこれから鬼にならねばならんのよ。こらえてくれ、半兵衛・・・」
辛そうに言う秀吉に、控えていた半兵衛は、同じく控えていた官兵衛を振り返り、
「では官兵衛殿の願いも・・・」とつぶやきました。
官兵衛はすぐさま、「自分の願いは聞かなかったことにしてください。姉にはよく言い聞かせます」と言いました。
相変わらず忠義心が厚いな。

しかし秀吉は、「何のことかわからん」と言います。
「これからわしは城内の女子供をはりつけにする鬼。その鬼に命乞いをする者などおるはずがない。
しかし城を逃れた者まではりつけにするつもりはない」
泣きながら、「これで許せ・・半兵衛・・官兵衛・・・」

そのあと一人部屋にこもってわんわんと泣き続ける秀吉。
その姿を見て、二人は外へ出てきました。

半兵衛は言います。
今回の裁きは普通はできない。
殿ならば上様とは違った天下になるだろう・・・。

そう夢をはせながらも、「まずは播磨を制定しなければ。私にできるのはおそらく・・」と続けました。
驚く官兵衛に、「こればっかりはしかたありません」と哀しげに半兵衛は微笑みます・・。


天正六年(1578年)東播磨三木城下。
逃亡する民を見かけた源蔵が声をかけると、
城の殿様が織田を見限り毛利についたため、また戦になるからということでした。

その知らせを持って官兵衛のところへ行く源蔵。
三木城の別所長治(ながはる)が毛利についた、とのうわさが流れ、それに同意するいくつかの城、
その中には舅の櫛橋伊定もいるようです。

愕然とする官兵衛。そして立ち聞きしていた光は、自分が父を説得すると言うも、なんとか止めました。


織田軍は書写山を拠点に三木城の別所討伐に向かうも失敗。
すかさず毛利輝元が動き出し、まずは上月城の尼子を攻めてくるのは明らかでした・・・。

書写山、円教寺。
半兵衛は、上月城の2000の兵は見殺しにする、信長様ならそうなさる、と考えていました。

そして秀吉軍は、別所攻めについての会議。
信長からの知らせは何もなく、援軍もない状態。
しかし数が同じくらいなので、潰しあいによる犠牲が大きいため、援軍はどうしても必要。

半兵衛は、自分が安土に行って援軍を頼むと言います。
そして作戦を話しました。

毛利は海路を使って、三木城に補給物資を届けていたので、そこを断つ必要がある。
そこを断ったら周囲の城を落として、三木城を籠城させる。
さらに城を落としたら敗残の兵を三木城に追い込み人数を増やせば、長く籠城できず降伏するはず。

その案に、正勝だか秀長だかが、民百姓も城に追い込めばと言いますが、
「それはいけない、そうすれば殿への恨みがまし、殿のまつりごとがうまくいかなくなります」

秀吉は大満足し、その案を行うことにしました。
しかし三人は半兵衛の体を心配し、安土まで自分が代わりに、と正勝や秀長が言うのを笑って大丈夫、と返しました。

そこで、半兵衛は官兵衛を招き入れます。
正勝や秀長は怒りました。
東播磨は盤石だといっておいてこの状況、よく顔だせたな、と。
いや官兵衛のせいじゃないから( ̄∇ ̄|||) 信長様のご配慮のせいですから。

それを止めてくれる秀吉。
「織田を見限っただけ。織田に得がなかっただけのこと。官兵衛のせいじゃない」
うん、ホントその通り。ありがとうわかってくれて・・。

官兵衛は土下座しました。
そんな状況の中、半兵衛は、官兵衛の意見を話します。
宇喜多直家を調略したらどうか、と。

官兵衛は説明しました。
宇喜多直家は、備前美作を領する毛利最大の大名。
毛利の中でも一癖も二癖もある人物で、本人もそれをわかっている。
この人物を味方にできれば、毛利は落とせる。

いちいちしゃしゃりでてくる官兵衛の態度に、正勝や秀長はキレてるみたいですが、
半兵衛は官兵衛の肩を持ってくれました。
そして、安土から戻ったら二人で調略に向かうつもりだと言います。

しかしそこで官兵衛が、宇喜多の調略には宇喜多家の本領安堵が条件になるはず、などと口を出したため、また秀長が怒りました。
とことん気が合わないっぽい人たち・・。

秀吉はとにかくその場はおさめ、半兵衛が帰ってきてから話を煮詰めることに。


退室した後、お礼を言う官兵衛に、別に官兵衛殿のためじゃないと返してくる半兵衛。
でも、宇喜多攻略を二人でできれば、これほど痛快なことはない、とにっこりと笑って約束しました。
半兵衛は官兵衛を気に入ってくれてるみたいですね。


そして安土。
信長は、信忠を援軍に出すことを告げました。
そのあとせき込んだ半兵衛を見て、顔を覗き込むと「体を厭えよ」と言ってくれる信長。
優しい言葉も言えるんですね。半兵衛も「上様も」と返しましたが。


そのあと、長浜城で楓に多十のことを話しました。
多十のお守りを楓に渡します・・・。

半兵衛は自分の身代わりに多十が死んだので、それを謝りますが、楓にはわかっていました。
多十は自分の気持ちを知っていたから半兵衛をかばい、死んでいったこと・・。

「どうして戦があるのでしょう。両親を亡くして育ててくれた兄様まで戦で失いました。
戦はなくなりません。男の方は戦が好きなのです。いつも泣くのは女子供です・・・」
そんな楓の悲しみに、半兵衛は答える言葉がありませんでした・・・。


7月。毛利軍は尼子が守る上月城を六万余りの兵で取り囲みました。
織田軍はかねてからの作戦でこれを無視し、毛利からの補給をたつべく信忠の援軍が周囲の居城を攻めていました。

そんな状況に怒る官兵衛。
このまま尼子の方たちを見殺しにするのですか、と。
半兵衛は仕方ない、と答えます。

「尼子の方々への信義は?」と問うと、「殿から城を捨てて落ち延びるように使者が向かったはず」
しかし官兵衛はいらだちます。
「毛利を目の前にして落ち延びるわけがない!」

らちが明かないので、「ならば自分ひとりでもいく」と向かおうとする官兵衛を、半兵衛が通せんぼしました。
力づくで通ろうとする官兵衛を、これまた力づくで制止します。
こんなに全力で止める半兵衛は初めて見ました。病気なのに!!
それだけ官兵衛を助けたいんですね・・・。

「犬死されるおつもりか!!」
半兵衛の叫びが官兵衛にぶつけられました。
「尼子の方々には意地がござろう。
ですが官兵衛殿の意地は他のところで通さねばならぬのではござらぬか。
あなたはまだ死んではならないのです。生きねばならぬのです・・!」

崩れ落ち、こぶしを地面にたたきつける官兵衛・・・。


一方尼子勝久は、山中鹿之助たちとともに、最後まで戦うことを決意。
そしてその戦いで尼子勝久は自害・・・
鹿之助もとらえられ、護送途中に惨殺されました・・・。


8月。官兵衛の舅、櫛橋伊定の守る城に疫病が蔓延し、櫛橋は自分の命と引き換えに城兵の命を助けることを願い出ました・・・。
光は父を助けられなかったことを泣きながら、松寿丸のことを見守っていてくださいと月に祈りました・・・。


上月城を毛利に落とされた秀吉軍にとって、宇喜多直家の調略は重要でした。
半兵衛は病をおして、官兵衛と共に調略に向かいます。
宇喜多本人と会うわけじゃなくて、その配下と会ったようですね。
官兵衛の遠戚にあたるようで、直家の調略を承諾してくれました。

夜。ともに食事をする半兵衛と官兵衛。
しかし半兵衛はほとんど食べず、せき込んでいます。

体を心配する官兵衛に、でもこれで宇喜多調略もうまくいくと微笑む半兵衛。
しかし官兵衛は、まだまだ天下のまつりごとまでは遠い、とため息をつきます。
愚痴り始めると、「愚痴は言わぬことです。もう歩み始めているのだから」と半兵衛にたしなめられました。
いつまでたっても半兵衛の弟みたいだね。

しかし官兵衛はブツクサが止まりません。
秀吉からの書状をだし、秀吉から秀長と同じように弟と思っているというようなことを言ってもらったようですが、「それなのにこの体たらく」
すると半兵衛、いきなりその書状を火に投げ込んじゃいましたΣ(゜Д゜|||)
そんな人のものを・・・。

そして「いずれこの手紙のせいで不満や恨みが必ず出る。今官兵衛殿がなさねばならぬのは、心から殿に奉公なさること。信義を尽くされることでは?」
官兵衛もググッと言葉につまり、「そうでござるな!」と豪快に受け入れ、笑いました。

ところが一瞬和やかな雰囲気に包まれたかと思った次の瞬間、半兵衛は激しくせき込み、血を吐いて倒れてしまいました・・・(つД`)


菩提山城に、久作(半兵衛の弟)から手紙が届き、ちさは半兵衛が倒れたことを知ります。
そして半兵衛の元へ旅立つことを決めました。

秀吉も見舞いにかけつけました。
必死の形相で、「半兵衛早く良くなってくれ」とすがりつく秀吉。
その様子を、官兵衛も辛そうに見守ります。


ところがそんな折、官兵衛の元に驚く知らせが届きました。
ともに城攻めをしていた荒木村重が、勝手に摂津へ帰ってしまったというのです。
やっぱり信長にまんじゅう食わされたのが相当ダメージ大きかったのか・・・。

さらに前の石山本願寺攻めでも、茨木城主の誰だかが城内に米を運び込んでいて、
裏で荒木村重が糸を引いていたのではないかという噂が流れていたようです。

そんないやしい人ではない、という官兵衛に、
源蔵は「いったんかけられた疑いを晴らすのは難しい」と言いました。
そして「殿に会う。殿ならば荒木殿と親しいから何かご存じかもしれない」という官兵衛を、必死で止めます。

御着城の小寺様が、今回の荒木様の謀反に関わっている疑いがあります、と。
つまり毛利にくみしている・・。
「官兵衛様はとっくに見限られております!」

一緒にいた四郎右衛門は、「それじゃ官兵衛様のお立場は・・」とショックを受けますが、
官兵衛は「よい!俺は俺のやり方で道を切り開く!」と言い、止めようとする二人を振り払って歩き出しました。

城に戻り、刀を差して出かけようとする官兵衛を、今度は光が止めようとします。
どうやら官兵衛は、小寺の殿様に会いに行くつもりのようですね。
父の宗円もやってきて、同じように止めようとしました。

「小寺様は、お前の寝首をかくことなど簡単にする方だ」と。
「今考えねばならないのは、黒田の家を守ることだ」

しかし官兵衛は、「ここで手をこまねいていればむしろ黒田の家が危うい。いったん信長につくと決めた以上、信義を尽くさねば」と訴えました。
「魂を込めて説得すれば、殿もきっとわかってくれるはず」

宗円は「わかった。だが生きて戻るのだ」と送り出すことにしました。

ところで、殿っていうと半兵衛にとっては秀吉、官兵衛にとっては小寺で紛らわしいですね。
一瞬殿って誰?となってしまいました。


御着城。
殿様は女性と添い寝しているところだったようです。女は逃げました。
しかし官兵衛は構わず、用件をぶつけます。

「殿は荒木殿の謀反を知っていたんですか?」

殿は開き直り「それがどうした。荒木殿は織田を恐れておった。それだけのことだ」

「殿はどうなのですか?毛利と通じているという噂があります」

殿は一瞬びっくりしたものの、相変わらず開き直りです。
「上月城の織田のやり方を見れば、誰も織田につこうなどとは思わんわ」

このおっさん、すべて官兵衛に任せたくせに何勝手なことしてるんだヽ(*゜Д゜)ノ
おとなしくしてるって言ったくせに!

官兵衛は刀を抜きましたΣ(゜Д゜|||)

殿様はビビって後ずさり。
「よせ官兵衛わしを殺してどうなる」こんなんでも武士・・?

官兵衛はゆっくりと殿様に近づき、静かに言います。
人を裏切れば、終生それがついてまわるのですぞ。何故信義を通そうとなさいませぬか。
織田を敵に回せばもっと恐ろしいことが待ち受けていることがなぜわかりませぬか!」

ビビった殿様は、「わかった村重殿に手紙を書く」と言いました。
このあたりでおつきの家臣たちが出てきましたが(遅い奴ら)殿様は彼らを止め、手紙を書き始めました。

さっきはビビって声も震えていたのに、ちょっと威厳を取り戻したようです。
荒木村重への書状を書き上げると、「この書状で荒木殿の考えが変わればわしも織田につく」と宣言しました。

官兵衛は念を押して立ち去りましたが、殿様は文句を言うおつき配下たちに、
「放っておけ。もう二度と戻れぬわ」とつぶやきました。
手紙に何かいたんだこの殿様。


そんなわけで、摂津の有岡城にやってきた官兵衛。
源蔵も心配してついてきましたが、一人で大丈夫と城に向かいます。

源蔵は銀屋お蔦という女性に城内の様子を調べてもらうことにしました。どんな知り合いだかわからないけど・・商人仲間?

源蔵には、このとき官兵衛が手紙に何が書いてあるかわかっていて一人城に向かったとわかっていたようです。
そしてこの日を境に官兵衛の姿は消えた・・・・えっ?Σ(゜Д゜|||)


一方信長は怒り狂ってました。
官兵衛が戻らないのは、荒木村重に同心したからに違いないと。

「猿に命じよ。長浜におる官兵衛の嫡男、松寿丸を殺せ、とな!みせしめのために殺すのじゃ!!」
信長怖っっ!!Σ( ̄ロ ̄lll)

その書状を受け取った秀吉、またもボーゼン・・・。


半兵衛はその頃、京で療養中。
ちさや吉助も一緒にいるようですね。ちょっと穏やかそうな時間・・・。

・・・しかし一方の官兵衛は、
捕まってました(つД`)

しかもこの牢屋、洞窟みたいな牢屋なんですが・・・。


ここで二部に続きます。




前半終了しました。
いきなり主役が捕まってしまうとは・・・。(歴史知らないので)

やっぱり最初から信長に近い場所(地理的に)にいて、秀吉に仕官していた半兵衛とは違って、
官兵衛はいろいろと大変ですね(;´∇`)
半兵衛は体が大変ですが・・・。
元気になってほしいと思いつつも、治らないんだろうと思うと切ない。

信長は怖いです。
刀をやるって言う言葉の前に首筋に刀突きつけるし
女子供ははりつけにするわ、尼子は見殺しにするわ、人質の松寿丸は殺せというわ・・・。
恐ろしすぎる。
ていうか、裏切ってもいないのに松寿丸殺されたら官兵衛はいったい・・・。

非常に気になるところで第二部へ。

2011年02月25日

「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」第二部・前半

第二部・前半です。
主人公は竹中半兵衛と黒田官兵衛。

第一部で、黒田官兵衛は荒木村重(信長に謀反しようとしている?)のところに、主君小寺政職(まさもと)の書状(謀反はやめましょうという内容だと官兵衛には言ってたけど、実際は官兵衛を殺せという内容だと思われる)をもって行きましたが、捕えられて牢屋にぶちこまれました・・・。
信長は官兵衛が村重のところに行ったまま戻らないので、同じく謀反だと思い込み、人質にしていた官兵衛の息子・松寿丸(しょうじゅまる)を殺せと秀吉に命じていました・・・。


三日たっても城からの音沙汰なしの状況を、とりあえず宗円(官兵衛の父)に報告する源蔵(ナレーションでもある情報屋)。
宗円はそれを聞き、捕らわれの身になっているのか、それとももう命を落としたのか・・とつぶやきます。
光(官兵衛の妻)はその言葉に倒れてしまいます。
しかしその光の頬を打ち、しっかりせよと諭す宗円。

今ここに官兵衛がいない以上、自分たちが黒田の家を守らねばならぬと。
家臣の四郎右衛門や太兵衛、源蔵は、荒木村重が官兵衛の命を取るとは考えにくいと、命の無事については希望を持ちます。

しかし宗円は最悪の事態を想定。
信長がもし官兵衛が裏切ったと考えたらどうするか・・・。

光は、「まさか人質となっている松寿丸の命を奪う・・・!?」と青ざめます。
宗円はさらに「黒田の家も取り潰すだろう」と付け加えました。
何しろ信長は、上月城の女子供200人をはりつけにした男。

宗円は「黒田家はどのようなことがあろうと信長に忠誠を誓わなくてはならない」と続けます。
それを聞いた四郎右衛門は、「まさかご隠居様は殿を御捨てに・・!?」と驚きます。
殿ってのは官兵衛のことですよね。ややこしい。
最初この言葉を聞いたとき小寺の殿様のことかと思ったけど、四郎右衛門にとっての殿は官兵衛なんですよね。官兵衛にとっての殿は小寺の殿様だけど。このあたり、名前で呼んでくれと思ってしまいました( ̄▽ ̄;)

宗円はキッパリと、「黒田の家は黒田に奉公をする者たちを守らねばならん!
そのためには松寿丸の命をささげ、官兵衛とて死ねばなるまい!」と言い切ります。
そして源蔵に、官兵衛の様子を探りに行ってもらうことに。
四郎右衛門と太兵衛も同行を願い出て、三人で行くことになります。官兵衛は慕われてますね。

三人が去った後、光に謝る宗円。
光は必死に平静を装い、「大丈夫です。殿はきっと・・・松寿丸もきっと・・・!」


その松寿丸は空を見上げ、お祈りをしていました。
ねね(秀吉の妻)に何を祈っているのですか?と聞かれ、両親の無事を祈っておりました、と答えます。
そんな松寿丸をやさしく見つめ、ここにいる間は自分を本当の母と思っていいのですよ、と語りかけるねね。
・・まだ一応命は無事みたいですね・・・(;´∇`)=3・・でも・・・・。


一方摂津の銀屋。
源蔵たち三人はそこにしばらく滞在することになりました。
源蔵と知り合いらしいそこのお蔦という女性が協力してくれるようです。
彼女は城の見取り図を見せてくれました。ずいぶん大きい城みたいです。
そしてこの城で、村重は籠城するつもりらしいということも。

三人はとにかく、官兵衛がどこに捕らわれているのか探るため、商人の格好をして調べまわることに。


官兵衛は岩窟みたいな地下牢に閉じ込められていました。
一応食事は出してもらっているようです。
捕らわれてから七日経っている様子。
ご飯を出してくれた老婆がいつもすぐ立ち去るのに、立ち去らないようなので、官兵衛は語りかけます。

荒木殿はいったい何をお考えなのか?
小寺様の手紙では俺を殺せと書いてあったはずなのに生かしている。
俺一人を殺せぬようでは、信長様にたてついて生きぬけると思うか。生き抜けるわけがない。
ならばどこまでも信義を尽くすしかあるまい。
疑いをかけられても己のまことを訴え、信義を貫く。わが道をまっとうする。
信長様であろうと小寺の殿であろうと俺ならばそうする。それしかあるまい。
それとも他に何かお考えがおありなのか?どう思う老婆?

すると、出てきたのは、荒木村重Σ(゜ロ゜;)
官兵衛は彼だとわかっていたようで、驚きません。
村重は牢屋の前に座り込み、口を開きました。

「信長は怖い男よ。一度裏切った者は許さない」
そして謀反を起こしていなかったが、疑いをかけられていることを明かしました。

官兵衛が「ここから俺を出してくれ。秀吉様にお頼みして許しを請えばいい」と言うも、
村重の気持ちは謀反に固まってしまったようです。

「この城なら一年は持ちこたえられる。その間に毛利の援軍が来る」
さらには官兵衛に謀反の誘いをかけてきました。
「われらにつけば黒田の家は安泰。松寿丸の命とていちるの望みはある。それでもわれらにつかぬか」

官兵衛は苦しそうに顔をゆがめましたが、
「いったん人を裏切ればいつか己が裏切られる。それがなぜわからぬか」と返しました。

村重は鼻で笑うと、「裏切りなど乱世のならいではないか」
そして、すでに官兵衛のことも、信長は裏切ったと思っていると言います。
「いやこちらから噂を流してもよいのだ。黒田官兵衛はこちらに加担した、とな。
黒田官兵衛もこれでしまいよ。信長を裏切ったという噂、すぐに広まる」
そう言い捨てて去ってしまいました・・・。

くっ・・村重めちょっと顔がいいからって許すまじo(*>д<)o


一方、京で病気療養中の半兵衛の元に、秀吉からの知らせが届きました。
官兵衛に怒り狂った信長が嫡男の松寿丸を殺せと命じてきて、秀吉が困り果てているというもの。

そしてこの頃、村重とともに信長を裏切った他の城が屈服し、残すところ村重だけとなり、有岡城へ織田軍が総攻撃を仕掛けていました。
相変わらず捕らわれの官兵衛はそれを外から見るしかできず。早く助けがきてくれ・・・。


半兵衛も秀吉の元にやってきました。病気なのに・・・(>_<。)
中国の方の戦いは時間がかかるものの、信長が村重の城は必ず落ちるというので、ひとまず安土に戻ってきていたようです。
しかし信長の、官兵衛への怒りは解けない、と困る秀吉。
半兵衛は、信長の命令に従うしかないと告げました。
そして、信長には、「半兵衛に任せた」と伝えてほしいと。

そんな半兵衛に、秀吉は、「官兵衛が裏切ったと思うか」と問いかけました。
秀吉にはわからないようです。「だからこそそなたに全て任せようと思った」
半兵衛は「それでよろしゅうございます」と微笑みました。


長浜城。
ねねは松寿丸の処刑を「父と子は別ではありませんか」と顔を曇らせます。
呼ばれてきた松寿丸に、半兵衛は「これからしばらく旅をしていただく」と告げました。
その言葉に視線を落としたものの、松寿丸はねねに向き直り、「お世話になりました。御恩は生涯忘れません」とあいさつをします。
ねねは瞳を潤ませ、「どこにいっても元気で暮らすのですよ」とせめてもの言葉を送り、切なそうに別れていきました・・・。

松寿丸を馬に乗せ、半兵衛は話をします。
官兵衛の生死がいまどうなっているかわからないこと。
信長に疑われていること。
松寿丸の立場。

黙っている松寿丸に「案ずることはない」と微笑む半兵衛。
・・殺す気がないってこと、かな?Σ(゜∀゜)


一方官兵衛。
牢屋で泣き叫ぶ。
「半兵衛殿ーーー!!秀吉様ーーー!!
わしは死んではおらぬぞ!裏切ってなどおらぬ!!ここにいる!!!」

飛び起きる半兵衛。
官兵衛の夢を見ていたようです。牢屋の声が届いたのか・・・?

そして仲良く遊んでいる息子吉助と松寿丸を見て、
ちさ(妻)に言います。

松寿丸を連れて、菩提山城に戻り、ひそかにかくまってほしい、と。
「官兵衛殿が裏切るはずはない。いつかそのことがわかる日が来る」
半兵衛ええええええ。・゜・(ノД`)・゜・。
ありがとう半兵衛!!信じてくれて!!!よかったね官兵衛!!!
他の誰でもない師匠・半兵衛に信じてもらえて・・・・!!!

半兵衛はちさに、吉助も一緒に連れ帰ってほしいと言います。二人はいい相手になるはずと。
その言葉にちさは「私はまた放っておかれるのですね」と哀しそうにしたものの、「わかりました」と微笑みます。

食事の粥を運ぶと言って席を立ったちさを、追いかけて楓(以前官兵衛に助けられ、半兵衛の元で働いている百姓の娘。半兵衛に惚れている)が言います。
「いけません、今半兵衛様のおそばを離れるのは・・」と。

しかしちさは微笑みながら、以前から自分に病がうつるのを気にしていたと言い、
「吉助を立派に育て上げるのが母である私の務め。松寿丸殿をお守りするのが半兵衛の妻である私の務め。旦那様がそれをのぞんでいらっしゃるのです」
素敵な奥さんです!こういう芯が強い女性ってカッコいい。
楓に半兵衛のことを「頼みますね」と言うと、自慢の香の物を用意しに向かいました。

半兵衛はその香の物を食べると、「・・うまい」と初めて言いましたヽ(゜∀゜)ノ
今まで一度もうまいと言ったことがなかったのに・・。(香の物に厳しい)
ちさは思わず涙ぐみます。
よかったね、ちさ・・・・。・゜・(ノ∀`)・゜・。
感動しました・・・。

そして、ちさたちは旅立っていきます。
切なそうなちさと半兵衛が・・切ない。


天正七年(1579年)
病気の半兵衛が突然秀吉軍にやってきます。なにやってんでしょう。
もちろん正勝や秀長、秀吉は大反対。
半兵衛は「武士ならば戦場が生きる場所」などと言ってますが、その気持ちはわかるけどやめてくれと言いたい・・・。

秀吉たちはその頃、まだ三木城の兵糧攻め中です。


そしてやっと官兵衛の居場所を突き止めた源蔵たちは、城内に入り込む作戦を立てました。
ちょうど城内に酒を運び込むことになっているようで、協力者のお蔦が、門番をうまく言いくるめてくれたので、なんなく酒樽に潜り込んで侵入。
どうでもいいけど、籠城して半年たってるのに、まだ毛利の援軍来ないんですね。
毛利は律儀な家柄じゃなかったのか。見捨てられたのか荒木村重は。

洞窟のような牢屋に閉じ込められていた官兵衛。
やっと、やっと源蔵と再会です。・゜・(ノ∀`)・゜・。
よれよれでしたが、源蔵の顔を見て生気を取り戻しました。

すぐに助けると言う源蔵に、音を立てないで牢屋を壊すのは難しいから、と断る官兵衛。
父への伝言「俺は生き抜く」ということづてを託します。

与えられる食事が貧しくなっていることから、そろそろこの城も終わりだとわかっているようです。

心配していた半兵衛の体も、源蔵から前線に戻ったと聞いて、「よくなったのか」とちょっと安心。
・・いや、ホントはよくなってないんですけどね・・。
半兵衛にも「無事でいることを伝えてくれ」もちろん妻の光にも。

源蔵からはおそらく食べ物を受け取ったのでしょう。
不屈の精神で、官兵衛は「俺は生きる・・」とつぶやいていました。
すごい人だ・・・!


そのあと源蔵は、半兵衛を訪れました。
またも床に伏していた半兵衛・・ですが、官兵衛のことを聞いて安心したようです。
荒木村重が降伏するまでは、もってあと三か月だと判断している半兵衛。
その城攻めの折りに、官兵衛を助け出す予定だと源蔵は話をします。

官兵衛殿によろしく伝えてくれ、と言う半兵衛に、善左衛門(配下)は、「ご自分の口からお伝えした方が」と勧めました。
それを聞いて、半兵衛は「そうだな、官兵衛殿に会うまでは死ねぬな」と微笑みます・・・。


・・・・それから、三か月後。
村重は突然一族同胞を見捨て、城を抜け出しました。
当然ながら士気も落ち、内通者も出て、あっけなく落城・・・。
村重・・・毛利に見捨てられたのね・・・。


官兵衛も無事に源蔵たちに助けられますヽ(*⌒∇⌒*)ノ
はあああ、長かったーーーーーーー!!!
いつまで捕まってるんだと思いました。

そうそう、官兵衛が捕まるきっかけを下さった、小寺の殿様は、官兵衛の無事を知ると城を捨てて逃亡しました。さようなら。


片足をダメにし、のども枯れ果てて、ずたぼろの官兵衛は、そのままの姿で秀吉軍に運ばれます。
秀吉はその姿を見て、「よく耐えたな・・」と涙を浮かべました。

そのあとで、「しかしわしはそなたの松寿丸を・・・」と息子を信長の命で殺したことを明かそうとしますが、そこで久作(半兵衛の弟)が出てきます。
「菩提山城にてかくまうよう、兄に言われていました」と。

半兵衛は官兵衛を信じて、守ってくれたのです。

一瞬その場に幸せなムードが流れましたが、顔をほころばせた官兵衛は、半兵衛の姿を捜しました。
「半兵衛殿は?」

秀吉は言葉に詰まり、「聞かされていないのか」と、
すでに半兵衛が亡くなっていることを告げたのでした・・・・(ノд<。)゜。

愕然とする官兵衛に、四郎右衛門は「どうしても言えませんでした」と謝ります・・・。

ずっと官兵衛のことが気に喰わなかった正勝は、しんみりとつぶやきました。
「いつもおぬしの話をしておった。会いたかったろうになあ」

善左衛門は半兵衛の遺品を運んできました。
歴史に疎いため、この品がどういうものかよくわかりませんが、
家紋が入っている棒・・みたいな・・飾りがついた棒みたいな・・ものですね。
よくわかりませんが、武士が家紋の入ったものを預けると言うのは、よっぽど相手を信頼しているからだろうと思います。

秀吉は瞳を潤ませながら、「半兵衛はそなたに全てを託してみまかられた。これからもわしらを助けてくれ」と官兵衛に言いました。

号泣する官兵衛・・・・。

・・・もう、半兵衛はいないのか・・・・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
兄弟みたいでよかったのに・・・。
半兵衛にたしなめられて言葉に詰まる官兵衛がかわいかったのに・・・。


菩提山城。
仏壇に香の物をお供えし、ちさと吉助と松寿丸は祈りました。
ちさは、最後に半兵衛が、自分の作った香の物をおいしいと食べてくれたことを思い返し、涙をこぼしました・・。


官兵衛もまた、自分の城で、遺品を前に杯をあけます。
俺は今一度あなたにお会いしたかった。
まだまだ教えてほしいことが山ほどあったのに。
俺に全てを託して肩の荷が下りたとでもおっしゃりたいか・・」

まるで目の前に半兵衛がいて、会話をしているかのような官兵衛。
大きく息を吸い込むと、
「・・・わかりました。わかりましたぞ半兵衛殿。
この黒田官兵衛、半兵衛殿には遠く及ばぬが、これから秀吉様のかたわらで天下のまつりごとのために力を尽くしましょう。
・・・半兵衛殿・・・半兵衛殿・・・っ」

そんな官兵衛の様子を、そっと見守る光・・・。


官兵衛は牢屋に閉じ込められている間に、片足をやられてしまい、杖をついて歩くしかできなくなっていました。
・・・それどころか、声まで枯れちゃってます・・!
あの凛としてハリがあるカッコいい声が・・・・
うなるようなドスの聞いた低い声に変わってしまってる・・・。(大ショック)
よくも・・・荒木村重・・・・・!!!ヽ(*゜Д゜)ノ
まあ・・・年を取ったという意味なのかもしれませんが・・・
それにしたって・・・牢屋にさえ捕まってなければ・・・・・。

官兵衛の傷がいえないまま、戦いは行われます。
官兵衛は、以前半兵衛と協力してやっていた、宇喜多直家の調略を成功させました。
これにより、毛利からの補給は完全に絶え、三木城はついに落ちました。
城主別所長治は城内の配下の命と引き換えに自刃。
のちにこの戦いは、“三木の干殺し(ひごろし)”と呼ばれました・・・。

そして春、播磨に松寿丸が戻ってきました・・・。
光も宗円も、もちろん官兵衛も大喜び*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・
よかったね・・・!
官兵衛は心から半兵衛に感謝するのでした・・。


一方、半兵衛の墓にお参りする楓。
ゆっくりと立ち上がると、「半兵衛様、楓はこれでおいとまいたします」と歩き出していきました。
半兵衛の墓のすぐそばには、一本の桜の木が立っています。
桜の花が、優しく墓に舞い落ちていく。
半兵衛が大好きだった桜・・・。・゜・(ノ∀`)・゜・。よかったね、半兵衛・・。


一方。
ボロボロの服装になった一人の男が、官兵衛の前に現れました。
何と小寺の殿様だったΣ( ̄□ ̄;)
ボロいくせに、門番の兵士たちに「わしを誰だと思うておる」とか偉そうな男・・・。

それを知った宗円は、「官兵衛の足がこうなったのはあの男のせい。どのツラ下げてやってこれるのか。追い返せ。出ていかぬなら首をはねると言え」と怒りまくり。
かつて仕えていた殿様相手にすごいな。

しかし官兵衛は、それを止めました。
宗円に「あの男は黒田家に災いをもたらすかもしれない」と言われても、
「そうだとしても自分は信長様と同じことはしたくない」と。

そして面会。
小寺の元殿様は、土下座をして、詫びてきました。
官兵衛はそれを受け入れます。
「過ぎたこと。今さらどうとも思うておりません」
・・死にかけたけどね、片足もきかなくなったけどね、声もしゃがれたしね。
それ全て小寺の殿様のせいだけどねヽ(*゜Д゜)ノ

小寺の元殿様はそれを喜んだあと、さらにお願いをしてきました。うん、ずうずうしい。
「どうか信長様に命乞いをしてほしい」と。
信長に命乞い・・・それは無理な願いというより、無駄な願いなのでは・・・。
「わかりもうした」・・・わかってあげたΣ(゜ロ゜;)

・・こののち小寺政職は武士を捨て百姓になって暮らしたらしい。
・・・てことは、命乞い成功?
よかったね、小寺の元殿様・・・。


天正九年(1581年)
10月、鳥取城を落とした秀吉は、翌年3月、一万七千の兵で出陣、
宇喜多の兵一万を加え、宮地山城、冠山城を落とした後、高松城を囲みました。

備中高松城は、清水宗治(むねはる)の居城で、周りを森や沼に囲まれた堅固な城。
官兵衛は正勝と共に高松城へ赴きました。

秀吉からの条件は、備中一国を宗治に分け与えると言うことでした。
宗治の人柄や知略は高い評価を受けていて、殺したくないということです。

しかし宗治はそれを断ります。
官兵衛が説得の際、「命は大事。血を流さず戦が終わるならそれに越したことはない」と言ったのですが、
それに対し、宗治は答えました。
「確かに命は大事。しかし同じ立場なら、貴殿も同じことをしただろう。
秀吉殿は兵糧攻めがお好きなようだ。
飢えても人は死ぬ。
戦は正々堂々と戦うものではござらぬか。
われらには存分に攻めかかられよ」

カッコいい・・・・(゜Д゜)
いかにも信義を貫く武士そのもの。


結局説得に失敗したため、戦うことになる秀吉軍。
しかし惨敗。
やはり堅固な城というだけはあるようです。

百姓500人が、宗治を助けるために城に入ったという話を聞いて、
秀吉は「惜しい男じゃのう・・」とつぶやきます。
本当に人望がある人なんだなあ。
百姓に愛される殿様って最高ですよね・・。

このまま攻めてもらちが明かない状況で、困っていた官兵衛は、
ふと足が痛み、雨が降ることに気がつきました。
そして城の周りにあるため池に水をためて、水攻めしたらどうか、と秀吉を導きます。
秀吉は顔を輝かせ、さっそく水攻め決行。
大金を使って水攻めのための工事をし、12日間で完成。
強固な城もあっという間に沈んでいくことになったのです。
あとは降伏を待つばかり・・。

・・・しかし、秀吉は浮かない顔。
高松城を落とせば、毛利攻めももう終わったようなもの。
しかしその手柄を独り占め状態であり、それはちょっとまずい。
「何しろわしは織田家では“出る杭”だからな」

相談された官兵衛は、進言しました。
上様をお呼びすればよろしいかと。最後は上様に花を持たせるのです」

秀吉もうなずき、そうすることにしましたが、そこで官兵衛を見つめ「変わったのう」と言います。
「前は自分の意見をひけらかすようなところがあったが、今では在りし日の半兵衛のようじゃ」
・・・そういえば、おとなしくなったね官兵衛。
牢屋での暮らしが思慮深く変えたのか・・半兵衛の跡を継ぐ決意を固めたからか。
私としてはちょっと残念ですが(;´∇`)

秀吉は石田三成を呼び、信長を迎える準備をさせることにしました。


安土城。
光秀を呼び、信長は言います。
「猿がわしの顔が見たいと書いてきた。小賢しき猿知恵だがうい奴よ」
笑ったあとで、光秀に命じました。
「おぬしはこれより備中への出撃の準備を整えよ」

そのまま立ち去りかけて、最後に付け加えます。
「毛利との戦において、出雲と石見の二か国はそなたの切り取り次第にせよ」
一瞬喜ぶ光秀。しかしすかさず
「よってまかせていた丹波と坂本の所領は召し上げる」

ケチだな・・・Σ(゜Д゜|||)
残された光秀は、怒りに震えました・・・。


一方官兵衛。
源蔵に、安土に行って信長の動向を逐一知らせてくれと命じました。
毛利との和議に関わることだからと。

二人、水攻めの様子を見つめ、
感心したような源蔵に、官兵衛は「これで本当によかったのか」とつぶやきます。

「無駄な血を流さない、それは半兵衛殿の考えであり俺の考えだ。
だが宗治殿の言うように、戦は真っ向勝負ではないか。
兵は飢えて死ぬより戦って死にたいのではないか。
時折そう思うこともある・・」

そんな官兵衛に、源蔵は静かに答えました。
戦はどんなものであれ悲惨なものでございます。
・・民百姓は皆そう思っております」

官兵衛もうなずき、源蔵は旅立っていきました。


さて、清水宗治は、配下たちを励まし、援軍を待つつもりで、降伏する気は全くありませんでした。
しかし援軍の吉川元春や小早川隆景は秀吉軍に阻まれ、たどり着けません。
困った毛利は、間に僧をたて、和議を頼みにやってきました。

毛利の出した条件は、備中、備後、美作、伯耆(ほうき)、因幡(いなば)の五か国を織田に差し出す代わり、高松城の兵全てを助けてほしいというものでした。

それに対し、官兵衛は、「因幡はほぼこちらの手中、差し出すなら出雲」だと言ったうえで、
「清水宗治殿の命も」と付け加えます。

僧は驚き、「宗治殿の命だけは、吉川小早川ともに見捨てられないはず」と返しました。
しかし官兵衛は続けます。

「もしここに信長様が来たらどうします?
このままだと宗治殿の命は犬死にとなり、毛利は火の海となる。
無用な血を流さず戦を終える。それこそが天下万民のため。
清水殿一人の命でこの戦が終われば武士の誉れ。
この際毛利のメンツを捨てていただきたい、とお伝えくだされ」

僧は「信長が来るのか・・・」と深刻な顔になりました。
信長は相当恐れられているようです。


ところが。
6月2日未明。
本能寺の変が勃発!!!
突然光秀が謀反を起こしたのです。
様子を見ていた源蔵もビックリ。

攻め込まれた信長は、何人かの兵を倒すものの、胸に矢を受け、一人部屋の奥へ。
そこで矢を抜きながら「人間(じんかん)五十年 下天のうちをくらぶれば〜」とうたいました。
矢を抜きながらうたわなくても・・。
そのあと酒を体中に浴び、ろうそくを落として、炎に包まれて信長自害。

この時、二条城に立てこもった信長の嫡男・信忠の近くにいた織田有楽斉(信長の弟)は信長の孫・三法師丸を連れ、脱出していました。
この子がのちに天下へのカギを握ることになる、らしい。




ここで後半に続きます。
いや〜官兵衛が延々捕まってて、いつまで捕まってるのかと思いました。
荒木村重はどうして官兵衛を殺さなかったんでしょうね。言うこと聞かないってわかったのに。
まあ殺されなくてよかったですけど。

そして半兵衛と官兵衛は会えなかった・・・(TロT)
会えるまで頑張って生きるって言ってたのに、会えないままだったのが悲しいです。
再会してまた官兵衛を導いてほしかったなあ・・・。

2011年03月04日

「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」第二部・後半

第二部・後半です。
主人公は竹中半兵衛と黒田官兵衛。といっても半兵衛は亡くなったので、今は官兵衛だけです・・。

いよいよ起こった本能寺の変。
それを知らされた秀吉と官兵衛は・・・?


6月3日未明。備中。
よれよれになってたどり着いた源蔵(ナレーションでもある情報屋)から、謀反の話を聞いた官兵衛は愕然としました。
その相手が明智光秀であることもしっかりと確かめ、
四郎右衛門に、明智の使者が毛利へ行かないように張り込む命令を出しました。

そのあと、すぐさま秀吉に事の次第を報告。
秀吉はあまりのことに大泣きし、明智の使者を毛利に渡すなと言いました。
さらには「この知らせを持ってきた者も殺せ」と。
・・・・・・おいヽ(*゜Д゜)ノ
いくらショックだからって、そんなむちゃくちゃな命令出すなよ。
官兵衛はすぐに「心得ました」と返しましたが、源蔵を殺すはずないよね。

泣きじゃくる秀吉に、官兵衛はキッパリと告げます。
「これぞ天の加護。天下への道がひらけましたぞ」

秀吉はピタッと止まり、衝撃を受けました。
官兵衛は続けます。
「半兵衛殿が申しておりました。天下のまつりごと、あなた様ならできると・・・」

それを聞いた秀吉は、目を見開き、ゆっくりと
「・・さすれば官兵衛、われら京に引き返せねばなるまいの・・・」


この時、織田家重臣の柴田勝家は北国・上杉と戦い、
滝川一益は関東・北条と戦い、
丹羽長秀は織田信孝(信長三男)と四国攻めのため大阪にいました。

官兵衛は作戦会議で、一刻も早く毛利と和議を結び、そのうえで仇を討ちに行くべきだと進言。
毛利に気づかれないうちに成し遂げなければならない。

秀吉はしばし沈黙したあと口を開き、
「お館様を備中にお呼びしたことで討たれたのなら、この弔い合戦われらの手で成し遂げなければならぬ。
柴田でもない滝川でもない。わがこの手で光秀を打ち取らねばならん」

毛利との和議と同時に、速やかに移動するための道を確保するべく、石田三成にそのあたりの指揮を任せます。
頭がよくテキパキと仕事をこなす三成。

三成と官兵衛はそこで会話をしました。
光秀が各地大名に援軍要請の書状を送ったこともわかりました。

三成は、その知らせを持ってきた使者の口を封じたけれど、後味が悪いと言います。
それも秀吉の命令か(=д=;)なんでその使者を殺すのか意味が分からん。
官兵衛はもちろん、源蔵を京に逃がしていました。

そして三成に諭します。
嫌なら殺さなければよい、と。
秀吉様の命令だからと言う三成に、ならば口に出さねばいい、と。
「竹中半兵衛殿ならそう言うはず」
相変わらず官兵衛にとって師匠だなあ。


で、官兵衛は正勝と共に、和議に向けて僧と会談。
やはりどうしても清水宗治の命だけは譲れないと。
焦っていることを悟られないために、逆に焦っていることを明かす官兵衛。

信長がこちらに向かっている、とうそをつき、
それまでに和議を成立させねば秀吉がしかられ、
もちろんそれだけではなく毛利もつぶされる、と脅しもかけます。

毛利存亡の危機を突きつけられた僧は、清水宗治の元へ・・・・。
・・水攻めされている城にも入れるんですね。

清水宗治は、自分の首で毛利と配下が救われるのなら喜んで首を差し出す、と穏やかに答えました。
カッコいい人だ・・・(つД`)


宗治の切腹を見届けて、やっと和議成立。

・・・でもこれ、宗治を切腹させる必要あったんでしょうか。
信長が生きてるなら、そんな甘いことしたらやばいってのはわかりますが、もういないわけだし許してもよかったんじゃないかなあ。
許すことで毛利や宗治を慕ってた国の人の信頼も得られたかもしれないし、「信長と違って秀吉は心が広い」アピールもできたんじゃ?
なにより、切腹させてそれを見守る手間も省けて、すぐにとんぼ帰りできたのに。

それとも、織田の跡目を決める際に、勝家あたりに突っ込まれて不利になるかもと危惧したから・・とかなのでしょうか・・。

さておき。
6月5日には毛利にも信長死亡のニュースが伝わりました。

だましたと怒る元春をなだめる隆景。
秀吉が光秀を討てば、天下は秀吉のもの。
今敵対してもいいことはないと。
・・秀吉を討てば天下は毛利のもの、って考えにはならないんですね。

僧も黒田官兵衛がいる限り、秀吉が負けることはないと後押ししたので、元春も我慢することに。
官兵衛高く評価されてるようです。


秀吉たちは食事をとりながら、官兵衛を見つめました。
「毛利がおとなしく引くと思うか?」

官兵衛はうなずき、「約束をたがえないのが毛利の家風。それに・・」
足をたたき、「ここが痛みます」
つまり、雨が降る。
「水が引いても雨が降れば水かさがまし、われらを追えなくなるはず」

その言葉を聞いた秀吉は、じっと真顔で、「天の加護、と申したな」と言います。
信長が死んだとき。
謝る官兵衛に、「よい、忘れてやる」と言ったうえで、
「しかし天が味方してくださっているとそう思えてきた」と秀吉。

ライバルがみんな敵と戦っているこの状況もまた、天の加護。
官兵衛のセリフにフッと笑い、秀吉は半兵衛のことを口にします。

五年前、柴田勝家の援軍をしていた時、半兵衛が長浜に戻ってもいいと言うので戻ったこと。
おしかりをうけたが、結果毛利攻めを任された。

「半兵衛は今頃空の上で笑っておるだろう。半兵衛にかなうものなどこの世に一人もおらん
しかしそういったあと、目の前の官兵衛を見つめると、
「いや、わしの目の前におったわ」と笑いました。
官兵衛は「めっそうもございません」と頭を下げます。

退室した官兵衛は「・・余計なことを・・。半兵衛殿お笑いくだされ」とつぶやきました。
相変わらず余計なことを言ってしまうようです(;´∇`)


そして・・約束通り退いていった毛利を見送った後、
超特急で駆け戻る秀吉軍。
高松城から姫路城まで、十七里(約68キロ)を二日で駆け抜けました・・・。
どーやって・・?

6月8日。姫路城。
善左衛門(半兵衛の配下)と再会する官兵衛。

半兵衛の弟・久作も亡くなったらしい・・。半兵衛の死から3年後に。
・・久作も体弱かったのかな。
残されたちさ(半兵衛の妻)は吉助(息子)が成人するまではとたくましく頑張っているようです。

官兵衛は善左衛門に、もしも明智光秀が攻めてきたら、吉助を守って城から脱出するようにちさに伝えてくれと送り出しました。

そして9日。
秀吉軍は尼崎城へ進軍。
二十里(約80キロ)を二日でたどり着きます。マラソンランナーみたいですねΣ(゜Д゜|||)

そして摂津の高山右近・中川清秀・池田恒興
大阪の織田信孝(信長三男)や丹羽長秀も加わりました。

秀吉は、合流した信孝に無念を訴え、「ともに敵を討ち破りましょう」と誓います。
一緒にいた丹羽長秀にもその超特急での舞い戻りをほめられましたが、
逆に長秀が光秀の誘いに乗らなかったことをほめ、
「この秀吉に任せてくれ」と、“自分が倒す”アピール。
まあここで丹羽長秀に出てこられたら、頑張った甲斐がなくなりますからね(;´∇`)


一方明智光秀の元には誰も集まってくれませんでした。
主殺しの汚名がつきまとっていたからです。
さらにいくつかの城に兵力を分散させていたため、山崎城には一万六千くらいしか兵がいませんでした。

6月13日。山崎で秀吉軍と激突。

官兵衛は毛利が撤退する折に借りてきた、毛利の旗印を掲げさせました。
光秀はそれを見て、「毛利まで味方に・・・」と愕然。

その後光秀は討たれます。
のちに言う三日天下でした・・。


戦いが終わって・・・。
官兵衛は、ぼそりと源蔵につぶやきます。

天下とはなんだ、と。

信長が取るかと思いきや、光秀の手に渡り、今は秀吉が触れかけている。
「天下は持ち回りか?」

すると源蔵は、静かに答えました。
「官兵衛様の言う天下は、民百姓には何の意味もありません」

二人の目の前には田畑が広がり、百姓が耕している光景がありました。

「誰が天下人になろうと、彼らには何の関係もありません」

官兵衛は彼らを見つめ、半兵衛のセリフをくり返してみました。
「天下は天下の天下。一人の天下に非ず。
・・天下をとったあとのまつりごとが大切・・・」

官兵衛は力強く微笑みました。
「ならば秀吉様に頑張っていただこう。
そのために俺は働こう」
決意を新たにしたようです。


源蔵の報告を聞いた官兵衛の父、宗円は満足げに笑い、「これからも官兵衛を頼む」と言います。
宗円が亡くなったのは、三年後のことでした。


天正十年6月27日。尾張・清州城。
この日清州会議が開かれました。
信長の跡目を決めるための会議です。

参加者の中には、秀吉と仲が悪い重臣・柴田勝家もいました。

参加前、官兵衛は秀吉にあれこれと進言し、うとましがられます。
しかし会議に向かう秀吉に、秘密兵器の三法師丸(信長の孫)を連れて行かせました。
三法師丸は本能寺の変の折に助け出されて、秀吉たちのところにいたんですね。

どうやら勝家は、三男の信孝を推しているようです。
光秀討伐に出たから。

しかし同席していた丹羽長秀と池田恒興は、
信孝は名前だけの大将で、指揮を執っていたのは秀吉だと反論します。
さらに次男もいるのに三男では、とあまり賛成していません。

そこへ秀吉が三法師丸を抱いて現れました。
丹羽と池田は、信長の嫡男・信忠の子である三法師丸こそ織田家の跡取りとしてふさわしいと言い、
さらに光秀討伐で大活躍した秀吉が後見人になればいいと推薦します。
勝家は反論したくもする理由が見つからず、結局それを受け入れざるを得ませんでした。

廊下では官兵衛が、それを聞いてほくそ笑みます。
実はこの会議は、最初から官兵衛が、丹羽や池田を巻き込み仕組んでいたものでした。

これにより柴田勝家は、織田家筆頭の家老という地位を失い、
秀吉は以前養子にもらった信長の四男秀勝を喪主にして、信長の葬儀を盛大に執り行いました。


そのあと、官兵衛は正勝や秀長(ともに秀吉の配下。秀長は秀吉の弟)と話をしました。
秀勝を養子にもらえと進言したのも半兵衛だったことを思い返し、
「まるで今日のことを想定していたかのようだ」と秀長。
官兵衛も「半兵衛殿にはかないません」と微笑みます。

しかし秀長や正勝は、官兵衛も負けず劣らずだと称しました。
最初官兵衛のことを田舎家老だとか散々気に喰わなかったこの二人ですが、
スッカリ仲良くなりましたね(;´∇`)


しかし官兵衛は、勝家がこのまま黙っているとは考えていませんでした。


天正十一年(1583年)賤ヶ岳(しずがたけ)で、秀吉と勝家激突。

秀吉は美濃に向かい、砦を守る官兵衛たちは敵の攻撃に苦戦していました。

官兵衛は四郎右衛門(配下)に長政(息子)を連れて落ち延びよと命じます。
・・長政って誰?と思ったら息子だったみたいです。こないだまで松寿丸と言われてたけど大人になったようですね。

何があっても黒田の家は残さねば、と言う官兵衛に、顔をこわばらせながらも従う四郎右衛門。

そのあと官兵衛は、敵の総攻撃の知らせに、太兵衛(配下)に、ともに散ろうぞと言って、敵を迎え撃つ宣言。
ところがそこで長政が出てきて、「敵に背を向けられません!」
武士らしく成長したようだ。さすが官兵衛の子。
「黒田家はお前が守らねばならん」としかるも、
「ここで父上を一人にしたら母上にしかられます」と長政。

仕方なく官兵衛は息子と共に戦うことにしました。
それでも四郎右衛門に、危なくなったら長政を連れて逃げるように命じはしましたが。


結局このあと、戻ってきた秀吉と合流し、形勢逆転して、戦いは勝利。
勝家は自害しました。


美濃・菩提山城。
ここは半兵衛の城です。

官兵衛はどうやらちさや半兵衛に戦の報告をしに来たようですね。
ちさや吉助も元気そうです。

息子の長政の成長を嬉しそうに報告する官兵衛に、
ちさも、半兵衛が生前身に着けていた赤い鎧(飾ってある)を見つめながら、
「旦那様も生きていれば吉助に教えることが山ほどあったでしょうに」と言いました。

吉助は13になったようなので、
官兵衛が元服を勧めました。
「折を見て殿下に烏帽子親(えぼしおや)になっていただこう」と。

ちさが「殿下?」と不思議そうに聞き返すと、官兵衛は「秀吉様」と答えました。
今や四国を治め、徳川とも和睦し、大阪に城も建てた天下の関白様。

それを聞いた竹中家侍女の信乃は大喜びし、「竹中の家のためにも願ったりかなったり」と言いますが、
ちさは「烏帽子親には官兵衛様にお願いしたいと思います」と微笑みました。
「旦那様ならきっとそうおっしゃいます」

官兵衛は驚き、あとのことを考えたら秀吉の方がいいと勧めました。
「自分はまだ一万石の身でござる」

するとちさは、「官兵衛殿の働きは百万石にも値する、と善左衛門はいつも言っています」と答えます。

一緒に来ていた四郎右衛門も、自分もそう思うのになぜいつまでも一万石なのか、と文句をもらし、
信乃もそれなら竹中の家も同じだと不満をあらわしました。

それを聞いた官兵衛は、「竹中の家のことはいずれ何とかいたします」と言いますが、
ちさは「いいえ欲をかけばきりがありません」と相変わらず穏やかに答えました。

その様子に、官兵衛は懐かしい半兵衛を思い出します。
「半兵衛殿もそうおっしゃられていた。ただいちずな信義あるのみ、と」
ちさも笑って「はい」
ちさは半兵衛が亡くなった後も、半兵衛の教えというか思いを守り続けているんですね・・。

官兵衛はやっと、「ならば烏帽子親務めさせていただきまする」と答えました。

ちさは涙を浮かべ、吉助の元服を宣言。
善左衛門も、「これで竹中家と黒田家の縁もますます深くなります」と喜びました。

頭を下げた吉助を見つめ、半兵衛の鎧を見つめながら、官兵衛は吉助に諭します。
「半兵衛殿は不思議なお方だ。
城を取ろうと思えばとってしまう。
もし天下を望み病さえなかったら、天下を手中にしていたお方だ。
しかしそのような欲のないお方でもあった。
このこと忘れずにおかれよ」

なんかいいですね。
半兵衛はもういないけど、半兵衛の鎧が飾ってあって、それを見つめながら話している。
まるで半兵衛がそこにいるみたいに感じます・・(*´▽`*)


こののち、関ヶ原の戦いで長政は、元服して重門(しげかど)となった吉助を東軍に誘い、徳川の時代まで両家の付き合いは続いたようです。


天正十五年(1587年)
九州征伐に向かった官兵衛はそれを成し遂げ、
天下のまつりごとから遠く離れた豊前中津の十二万石の領主となり、
秀吉も天下を手中にしたも同然となっていました。

そして聚楽亭での冒頭のシーンになります。
次の天下人は誰になるかとの秀吉の問いかけに、色々な人の名前が上がりますが、
秀吉自身が上げた名前は黒田官兵衛・・・。

官兵衛は、秀吉が自分を恐れていることを知るのです・・・。


天正十七年(1589年)大阪。
このとき光(官兵衛の妻)は他の家来衆同様、秀吉の命令で人質として、大阪の屋敷に住んでいました。
いちいち妻を人質にとるってのが腹立つなあ(-"- )自分は女をはべらせてるくせに・・。

光と共に夜の川を見つめながら、話をする官兵衛。

官兵衛は引退しようと考えていることを明かします。
「信長様が亡くなった時、俺は殿下に言ったのだ。
“これぞ天の加護。天下への道がひらけましたぞ”
あの時殿下も確かにそう思っていたはずだ。
だがその時以来、殿下の俺を見る目が変わった。
それはそうだ、主たる者、家臣に心を読まれるほど嫌なことはなかろう。
以来殿下は俺に心を許してはおられぬ。
このままいけば黒田の家はいつかつぶされる。
ならば長政に家督を譲り俺は隠居したほうがよい。
長政なら愚直だから安心だ」

そして自嘲的に、もう自分の時代ではないと。

そんな夫に、光はまだ終わっていないと答えました。
これからは豊前中津の民のためのまつりごとをなさいませ。
まつりごとは何もお侍のためだけのものではございません」
官兵衛はいつも、天下の中心のことで頭がいっぱいで、
半兵衛や源蔵や光に諭されてばっかりいるような気がします(;´∇`)


そのあと、秀吉に面会する官兵衛。
金の茶器で茶を出す秀吉。茶室も金だし豪華ですねえ・・。

官兵衛は二つほど願いがあると申し出ました。

まずは半兵衛の息子・重門のこと、と言うと、
秀吉は半兵衛を思い出し、目を潤ませました。
秀吉は相当半兵衛がお気に入りだったようですね・・。

しばし秀吉が泣くのを待ち、落ち着いたところで、重門がそろそろ一人前なので独り立ちさせたいと思っていることを話しました。
秀吉は、竹中の家のことをすっかり官兵衛任せにしていたことを思い、
自分の旗本として五千石という条件を出します。

喜んで受け入れた後、官兵衛は二つ目を話しました。
家督を長政に譲り、隠居したいと思っている、と。
若い世代がまつりごとの中心にいるし、自分は体にガタがきていると。

秀吉は、家督を譲るのは許すが、隠居はダメと言います。
「ずっとわしのそばにおって、わしに知恵を貸せ」そんなわがままな。

半兵衛が亡き後心にぽっかり穴があいて、その穴を埋めてくれたのが官兵衛だと言う秀吉。
そうだっけ?あまりそうは見えなかったけど・・。

自分のそばにいてくれ、とすがりつきつつも、
「それとも・・わしを欺いて天下を狙うか?」
・・・つまり、そばで目を光らせていないと不安だというわけですね( ̄▽ ̄;)

そんな秀吉に、官兵衛は言います。
半兵衛の掲げていた“信義”
「それがし、いらぬ差し出口をたたきますが、いまだ人を裏切ったことはござらぬ。
殿下への信義、最後まで貫き通しますぞ」

それでもまだ疑っている秀吉、じーーっと官兵衛の目を見つめ、推し量ろうとしてきます。
「・・天下は、いらぬか?」

すると官兵衛はキッパリ「今はまだ、天下を獲る気はありません」

今は、まだ・・・?
いつかは、とる・・・?

そんな一瞬のあと、二人はおかしそうに笑いました。

そして官兵衛は無事?隠居したのでした。


秀吉は・・・
ポツン、とひとりで座っていました。
日が落ちかけています。

そこへ妻のねねがやってきて、後ろにそっと座りました。
夕陽がきれいだと言うねねに、
「死にゆく者の最後の光によう似とる。
わしもいつか沈む時が来るのかのう」
ちょっと心細くなっている様子。

ねねは官兵衛が隠居するという話を聞いたようで、
三年前正勝殿も亡くなり、官兵衛どのまでいなくなると寂しくなりますね、と言いました。

秀吉は、自分の周りにはたくさんの人がいると返しますが、
耳の痛いことを言う人がいなくなります、とねね。

「ですが仕方ないことかもしれませんね。
今やあなたは関白様。誰もがあなたの顔色をうかがい、気配を感じて動こうとなさいます。
それでも天下を守るために、天下人として生きなければなりませんよ。
天下を獲るということは、お寂しきこと

ねねが立ち去った後も、秀吉はひとりで夕陽を見つめていました・・。


天正十六年。
北条奥羽を制圧した秀吉は、ついに天下統一を果たします。


そしてそれから八年後・・・。
慶長三年(1598年)豊前中津城。
久々に源蔵と会った官兵衛。

そこへ、秀吉が亡くなったという知らせが入りました。
官兵衛は、先に亡くなった半兵衛、正勝、秀長の名前を呼ぶと、「殿下を頼みますぞ」と祈りました。

秀吉が亡くなったことで、これから天下がどう動くかを話す官兵衛と源蔵。

秀吉の息子・秀頼がいるものの、おそらく天下は秀頼には渡らないだろう。
天下を獲るのはおそらく徳川家康。

そう言う官兵衛に、「しかし石田様がおられるのでは」と言う源蔵。
しかし官兵衛は、三成はその性格ゆえ敵が多く、あくまでも秀吉の恩に報いるために、秀頼のために動く。
天下への欲がない三成には、味方は増えないだろう、と。
さらには家康にはむかう気力のあるものもいない。

そんな官兵衛に、「黒田の家は?」と源蔵。
決めるのは俺ではない、と答えると、「官兵衛様は?」とさらに聞いてきます。
「・・どうすると思う?」


慶長五年(1600年)6月。
家康は対立していた上杉景勝討伐のため、諸大名を率いて大阪を出立。
その数約五万五千。

一方家康に疎んじられ佐和山城へ蟄居させられていた石田三成は、
これを好機として徳川打倒の兵を起こし、毛利輝元を総大将として大阪城へ入りました。
中国の宇喜多・長宗我部(ちょうそかべ)なども加わって、再び大戦がはじまろうとしていました。


官兵衛もその知らせを聞いて、「打って出るぞ」宣言。
家老の井上九郎右衛門は、黒田の兵は若殿と共に家康の元にあり、
ここに残っているのはわずか千五百。籠城するのがいい、と進言します。

しかし官兵衛は、兵がいなければ募ればいいと言います。
米や財宝を与えて兵を集めると。

官兵衛は、有力大名があらかたいなくなったこの九州地方を制圧することに決めたようです。
さらにそのあとは、三成であれ家康であれ、勝者と戦い、倒して天下を獲るつもり。

「半兵衛殿・・約束を果たすときが来ましたぞ。民百姓のためのまつりごと、成し遂げて見せまする」
・・片足もきかなくなって、年も取ったのに、いまだに心はアツイ官兵衛だったんですねえ・・(゜Д゜)


大阪、天満屋敷。
源蔵たちが官兵衛の命令で、光と栄(長政の妻)を助け出しにきました。
見張りに見つかるものの、何とか無事に豊前中津城へ。

官兵衛と光も久しぶりの再会。
しかし官兵衛はゆっくり喜ぶ暇もなく、作戦会議へ駆け出していきます。

その姿を見送った光は、栄に言います。

「よく覚えておくのです。あれが殿方の姿。
天下天下と念仏のように唱え、その度に女はあっちへ行かされこっちへ行かされ・・。
長政とて同じこと。
でもおかげで楽しいときが過ごせます」

妻が理解あってこそ、夫が自由に動けますね。まあ理解するしかないとも言えますけど;
なんだかんだ言っても、生き生きしている官兵衛を見るのが、光は好きなんでしょうね。


そして、官兵衛は集めた兵たちを鼓舞し、出陣。
九州の城を落としていたが、
9月15日、たった一日で三成が家康に大敗したことを知ります。

呆然とした後、悔し涙を流す官兵衛。
「ふふ・・お笑いくだされ半兵衛殿・・天下分け目の戦がたった一日で終わるとは・・・。
夢は潰えました・・・」

しかしすぐさま頭を切り替え、“家康のため”という大義名分を掲げ、
九州を制圧。


戦い後、家康に呼ばれ、褒められる官兵衛。
長政には筑前一国をあげたようです。
官兵衛にも欲しいものを問いますが、官兵衛はそれを断り、ゆっくり余生を過ごしたいと答えました。
まあもう欲しいものは手に入らないしね・・(つД`)


そのあと、長政と飲みました。
長政は大活躍したらしく、戦のあと家康が三回も手を取ってくれたと大喜び。
しかし官兵衛は鋭い瞳で、「どちらの手を取った?左の手は遊ばせておったのか?」などと突っ込みました。
ビックリする長政に、ふっと表情を和らげると、
「われら凡庸なものはそれでよいのよ」とつぶやきます。
そして、長政の五十三万石をほめ、「この俺にもできなかったことだ。悔しいが嬉しいぞ」と。
官兵衛の心中を思いつつ、そばにいた四郎右衛門も、「そうでございますぞ」と長政をほめました。


そして・・・。


官兵衛は一人、海を眺めていました。
一人、静かにつぶやきます。

「半兵衛殿・・それがしももうすぐまいります。
・・お笑いくだされ・・これがそれがし精一杯の人生・・・。
それにしてもわれら途方もない夢の中で生きてきたものでございますな・・。
“天下は天下の天下・・一人の天下に非ず”・・
何百年か後、民百姓のためのまつりごとが行われていれば・・それがし本望でござるよ。
そうでござろう・・半兵衛殿・・・」

・・と。
官兵衛が持っていた杖が、手から離れ、ぽてっと右に倒れました。

ん?
と思っていると、官兵衛の体がぐらぐらっと揺れ、
左に・・・ポテッ!と倒れましたΣ(゜ロ゜;)

えっっっ???

シーーーーーーーーーーーーン。

あれ?官兵衛、どうしたの?
えーと。

・・・・・・・・・・!?

もしかして、官兵衛、死んだの!!??Σ(゜Д゜|||)

え、え、え、えええええええええ!!??
こんな終り方!!??

ビックリしている私の目の前で、
慶長九年 3月20日 官兵衛死去。享年59・・・というような文字が出てきて、
そのあとはスタッフロールが。

これで終わりかーーーーーーーーーーー!!??

ビックリしてしばしボーゼンとしてしまいましたよ(;´∇`)

てっきりこのまま画面が引いていって慶長九年・・とかが出るか、
砂浜にゆっくりと座って眠るように・・・とか、
次のシーンでは床に伏していて・・・とかになるんだろうと思っていたら、(今まで見た歴史ドラマの終わり方)

ボテッ
・・・ですから。
しかもそのあとすぐにスタッフロール。
なんかの劇が終わったかのような幕切れですから。

倒れるにしても、ゆっくりと力を失って・・・とかじゃなくて、
本当に棒が倒れるようにばたっと横に倒れたのにビックリしつつ、
「倒れ方うまいな!」と感心してしまいました。
人間が倒れるっていうより、物が倒れる感じ。

あまりにもイキナリ終わった感じだったので、しばしボーゼンとして、
余韻はどこいったと思いましたが、
スタッフロールと共に流れる今までの映像が、走馬灯のようで、
それを見ていたらやっと余韻に浸れました。

懐かしいいろんな思い出・・・。っていうほど長い時間かけたわけじゃないですけど。
こういう今までの映像が最後に流れるのはいいですね。余韻があって。

でも・・・
ナレーションの源蔵がいたんだから、やっぱり最後も源蔵にみとられてほしかったなあ。
それが無理でも、源蔵のナレーションが欲しかった・・・。
その直前に、源蔵が薬売りをしてるような場面があったけど、それはいいからラストシーンに出てきてほしかった。
何で官兵衛ひとりっきりで倒れてるんだ・・。
まあ度肝を抜かれたので、これはこれで・・面白いと言えなくもないのかもしれませんが。


最後まで半兵衛が師匠みたいな官兵衛がかわいかったです。
隠居しちゃったあとは特別大きなことはなかったのか、結構時間がすっ飛ばされてましたが、
関が原の時に九州制圧とかやってたんですねえ。すごいなあ。

でも三成側につくのかと思ってたら、どっちが勝ってもそれを倒して天下を獲るつもりだったのか。
秀吉への信義は秀頼に引き継がれないんですね;
父の思惑を全く知らない長政は確かに愚直なのかもしれません・・(;´∇`)

ナレーションも聞きやすくてよかったです。
途中から半兵衛がいなくなっちゃって寂しかったけど・・・
全体的に楽しんで観れました♪
たまには歴史ドラマもいいですね(*´▽`*)
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