イーココロ!クリック募金
にほんブログ村 テレビブログへにほんブログ村に登録しています。

2008年01月16日

「篤姫」第一話

大河ドラマは私にとってはかなり敷居が高いものです。
歴史に詳しくないし、難しそうだし、人物は多くて覚え切れない。
歴史は好きなんですけどね・・・。
 
でも、今回、女の人が主人公の話ということで、何となく興味がわきました。
そんなわけで、ブログも開始です。
・・・でも、途中で観るのをやめてしまうかもしれないので、そうしたらブログも途中で終わりになってしまいますが・・・( ´△`)
とりあえず、書いてみたいと思います。
 
 
1835年、6月。九州の桜島。
今和泉島津家の幸(ゆき)は、四人目の子供を身ごもっていました。
*今和泉島津家は、本家の島津家の分家らしいです。
のどかな昼下がり・・・突然、幸はめまいを起こし、倒れます。
そして、そこで、謎の老人に「その娘を江戸に連れて行く」と告げられました。
 
目が覚めると老人の姿はどこにもありません。
幸は、生まれてくるのが女の子かもしれない、と考えます。
 
 
その頃。
幸の夫、今和泉当主の島津忠剛(ただたけ)と、薩摩藩で代々重臣を務めている肝付家当主の肝付兼善(かねよし)は、島津家本家の嫡男、島津斉彬(なりあきら)を出迎えていました。
当時藩主の嫡男は江戸に住むきまりだったため、薩摩に来たのはこれが初めてらしいです。
 
忠剛と斉彬は、昔一緒に江戸に住んでいたこともあり、親しい間柄。
まあ、親しいといっても、忠剛は常に敬語で「斉彬様」と呼んでいるけど。
 
そして斉彬は、後ろからついてきている調所広郷(ずしょ ひろさと)を、父のスパイだろう、とつっこみます。
・・・斉彬と、島津家当主の斉興(なりおき)はどうやら仲が良くないらしいですね。
 
 
調所は借金を背負って大変だった薩摩藩を、いろんな改革によって立て直した切れ者。
そして、斉彬のために舞を披露していた忠剛に、こんな無駄なことをしていないで、という意味もこめているのかもしれませんが・・・「財政が苦しいので考えて欲しい」という忠告をしてきます。
 
そしてその席で、忠剛と肝付兼善は、もうじき子供が産まれるからと、それぞれ斉彬からお守りをもらいます。
息子が三人いる忠剛には赤いお守りで、女の子が産まれるように。
兼善には青いお守りを。
 
二人とも、斉彬の心遣いに感激します。
 
 
その夜、昼間のことを話す、忠剛と家臣たち。
幸にお守りをもらったことを伝え、斉彬の器の大きさを誉めまくります。
そして、斉彬からもらったのは赤いお守りだったけど、三人いる息子はみんなひ弱だからと、わざわざ兼善の青いお守りと交換してもらってきたようです。
今度は丈夫な男の子がほしい、と。
 
そんな忠剛に、困ったように笑う幸。
そして、「この子は女の子のような気がします」とつぶやくのでした。
 
 
斉彬のことは誉めまくっていた忠剛と家臣たちでしたが、調所のことはこきおろしまくりです。
中でも、調所が言った、「考えて欲しい」というのは、もっと領民を締め上げ、税を取り立てろという意味ではないのか、と不安になったようです。
 
 
一方、江戸。
今、参勤交代制度で江戸に来ている薩摩藩当主の、島津斉興は、「斉彬なんかに継がせるか〜」といきまいていました。
そんな彼に、側室の由羅は、自分の子供である忠教(ただゆき)をプッシュします。
 
 
そして、薩摩の鶴丸城。
どうやらここが、斉彬の住居のようですね。
彼は、弟の島津忠教を呼びだします。
忠教は重富島津家当主、らしい。いくつか分家があるみたいです。
(忠教はのちの久光、と紹介されてましたが、私的には誰やら。)
 
跡継ぎ問題がささやかれているので、兄弟腹を割って話そうじゃないか、という気持ちで呼び出したわけですが、とっても和やかなムードでした。
忠教は兄を助けていきたいと言い、それをありがたく受け取る斉彬。
仲がよさそうな二人です。
 
・・・しかし、ナレーションによると、そんなことを言いつつも、この先二人は家督争いに巻き込まれることになるそうです( ´△`)
 
 
1835年、10月。
肝付家に息子が生まれます。
結局、斉彬のお守りどおりに男の子でした。交換して赤いお守りになってるけど。
のちの小松帯刀(たてわき)、だそうです。
とりあえず今は、「尚五郎」と名づけられた男の子でした。
 
そして、その年の12月。
忠剛のところに四人目の子供が生まれました。
せっかく交換したけど、女の子の赤ちゃんでした。
ちょっと残念そうな忠剛ですが、名前は「一(かつ)」。
 
かつ、とは混じりけがないという意味で、
与えられし命を何にもさまたげられることがなく全うして欲しい、という願いをこめたのです。
残念がっていたわりには、かなり素敵な命名です(^.^)
 
そんなわけで、赤ちゃんは「於一(おかつ)」と呼ばれることになりました。
ようやく主人公の誕生です! 
 
 
1837年、アメリカの船モリソン号が突然九州に上陸し、日本との貿易をしたいと申し出てきます。
しかし日本は鎖国中なので、その申し出をきっぱりと断りました。
 
於一はそんな日本の情勢などわからず、元気にすくすく育っていました。
しかし、その頃薩摩は財政改革で、領民は苦しみ続けていました。
 
1841年、夏。
調所が、忠剛のところへやってきて、上納金の追加、3000両よろしくと言ってきました。
 
父親の辛そうな姿を見つめる於一。
 
そして、あるとき、行き倒れて苦しんでいる百姓の姿を目にします。
 
於一の心に矛盾が生じ、その日から於一は食事を取らなくなりました。
 
 
忠剛に理由を問われた於一は、聞き返します。
 
「どうして百姓は働いても食べられないのに、私は何もしていないのに食べられるのですか?」
 
その言葉に、一瞬絶句しつつも、「お前は武家の娘だからだ」と答える忠剛。
それに、納得できない於一はきびすを返します。
 
 
そんな於一を外へ連れ出したのは、母親の幸です。
 
そして、於一に優しく問いかけます。
「風の役割について考えたことはありますか?」
 
「風は雲を集めます。そして雲は雨を降らせます。雨が降れば木が育ち、木は火を起こします。そして火が風を生むのです・・・。自然にはそれぞれ役割があるのですよ」と。
 
そして自然の役割と同じく、人にも役割があるのだと言います。
 
「百姓も侍も、命の重さに変わりはありません。
けれども、その役割は大きく違います。
百姓が田畑を耕し、国を支えるなら、その百姓を命を投げ打ってでも守るのが武家の役割です」・・・。
 
そして、今の忠剛の辛い立場も話します。
 
今、忠剛は、その自分の役割を果たせていないのではないかと悩んでいるのだ、と。
 
そんな話を静かに受け止める於一。
 
そして、「あなたも武家の娘なら、覚悟を決め、きちんと役割を果たさなくてはなりません。おなかをすかせていては、役割を果たせませんよ。今はしっかり食べることです」と幸に諭された於一は、役割という言葉を胸に刻みます。
そして、絶食をやめました。
 
 
まだ幼いけど、正義感が強い、於一の抵抗はひとまず終わりました。
そんな於一を、相変わらず「男の子だったらなぁ」と、苦笑して見つめる忠剛。
 
 
1846年、6月。
十二代将軍、徳川家慶(いえよし)に呼ばれた、薩摩藩当主の島津斉興と、斉彬。
鎖国をしているのに、外国船がやってきたりしているのは、薩摩が生ぬるいからではないかという、注意でした。
 
そしてそのあと、斉彬は、老中筆頭の阿部正弘から任務を頼まれます。
それは、斉興と調所が琉球に何か秘密を持っているという噂があるので、琉球を調べてきてほしいということでした。
父親を調べろと息子に言うのもスゴイ話ですが・・・。
 
斉彬がそのことを問いただすと、斉興は「好きにしろ」という態度でした。
なので、早速斉彬は琉球へ向かいました。
しかし斉彬がいなくなったあとで、斉興が耳打ちをし、
調所が大丈夫と答えていたのを見ると、何か秘密があるようです・・・。
 
 
一方、その頃於一は・・・。
男のふりをして、こっそり私塾に紛れ込んでいたのを見つかってしまいます。
 
兄の忠敬(ただゆき)もビックリし、隣にいた肝付家の尚五郎は、於一が持っていたお守りに驚きます。
 
そして、先生の小松清猷(きよみち)に、忠敬、尚五郎ともども残された於一。
於一が歴史に詳しいのを見て、清猷は感心します。
そして、忠敬や尚五郎にも、見習えと言って帰しました。
 
帰り道で、自分に恥をかかせたと怒る兄、忠敬に、「早く帰らないと父上に叱られますよ」と答える於一。
それを聞いて、慌てた忠敬は、尚五郎を無理やり連れ帰ります。
そして、一緒に忠剛の説教を聞くことに・・・。
 
 
巻き込まれた尚五郎を助けたのは於一です。
着物姿に着替えた彼女は、尚五郎に客が来ていると嘘をついて、その場から尚五郎を連れて行きました。
 
そして、助けたかわりに、囲碁をやりましょうと誘います。
囲碁をやりながら、尚五郎は気になっていたお守りのことを話し、そこで二人とも斉彬からお守りをもらっていたことがわかります。
不思議な縁に感慨深げな尚五郎。
そんな彼に、「囲碁弱いんですね」と無邪気に笑う於一。
 
 
1847年3月。
斉彬は琉球を調べたものの、調所の手回しのおかげで、何の異変も見つけられないまま江戸へ戻りました。
そしてこのとき、同行したのが小松清猷。
どんな流れでそういうことになったのかはわかりませんが・・・
ともかく、これ以後、清猷は斉彬に仕えたようです。
・・・塾はどうなったんでしょうね?(;´∇` )
 
 
そして、夏。
さらに課せられた政策に頭を抱える忠剛。
 
そこへ、郡方書役助(こおりかたかきやくなすけ)・・・役職かな?
の、西郷吉之助(のちの隆盛)が嘆願書を持ってきました。
 
そして百姓たちからの訴えに困り果てる忠剛に、
今度は調所からの呼び出しが来ます。
 
 
忠剛を生ぬるいと言い、百姓をもっと締め上げろと言い、
このままでは隠居か、それ以上・・・家名断絶もあるかもと脅します。
 
 
がく然とし、戻った忠剛は一人部屋にこもります。
そして、忠誠を示すために、家宝の刀やどこだかの屋敷、さらに長男を都に差し出すことに・・・。
家名断絶っていうのは武家にとっては一番恐ろしいこと・・・だったのかもしれませんね。
 
 
忠剛の、許しをもらえるまで一人閉じこもる、というような姿を見た於一は、たまらなくなって思わず調所のところへ向かいます。
途中、偶然会った尚五郎はそれを止めようとしましたが、結局止められないまま一緒に調所の屋敷までついてきてしまいました。
 
そして、於一は門の前で、「父上はここまでしているのにこれ以上どうしろというのですか!?」と訴えます。
 
当然のことながら捕らえられた於一と、尚五郎。
 
屋敷に通され、調所と話をすることになりました。
 
 
さっきまでの勢いはどこへやら、これからどうなるのか、また、忠剛はどうなるのか、わからない於一は何を言っていいのかわかりません。
 
と、突然調所がにこやかに笑いながら、とんでもないことを言い出したのです。
 
「実は私は今、琉球で抜け荷をやっているんです」
 
そのセリフに、お茶を吹き出す尚五郎と、目を丸くする於一。
 
抜け荷というのは密貿易、許可されていないものです。
そんなことをしているのは、薩摩を生き残らせるためだと調所は言いました。
 
そして、百姓を苦しめたり、忠剛に辛いことを強いているのも、
それをカモフラージュするためなのだと。
 
自分は命を懸けて、自分の役割を果たしていると答える調所。
 
 
役割、という言葉に反応する於一。
けれども、於一は調所に問いかけます。
 
「その役割を超えることはできないのですか?
役割を超えて、共に生きていく手立てはないのですか・・・?」
 
 
於一の言葉に、調所は静かに微笑んで答えました。
「そんな方法があったらぜひ教えていただきたいものです」
 
於一は何も言えませんでした・・・。
 
 
外へ出た於一と尚五郎。
 
今は、自分にはわかりません、とつぶやく於一。
悔しくてもどかしそうに唇をかみしめます。
でも・・・。
 
遠くを見つめながら、しっかりと口にします。 
「いつか私は知りたい。いろんなことを・・・」
そんな於一の強いまなざしを、まぶしそうに見つめる尚五郎。
 
於一の真っ直ぐな心はこれからどこへ向かうのでしょうか・・・。
 
 
と、いう感じでした、一話目。
 
於一の性格がいいですね〜(*´▽`*)
世の中の矛盾をしっかりと見つめて、しかもそれを問いただす強さがありますね。
さすが主人公ですね!!
 
あんまりかっこよくない尚五郎も、いいです♪
早くも於一に惚れているっぽく見えますが、どうなるんでしょうか。
 
とりあえず、楽しみです。
 
 
あとはもう、忠剛役の長塚京三さんと、斉彬役の高橋英樹さんが好きなんで、とにかく嬉しいです〜。
あとは、ナレーションで色々説明してくれるので、わかりやすくて結構見やすかったし、なかなかいい感でした(-^▽^-)
posted by 水沢桃子 at 16:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

「篤姫」第一話

大河ドラマは私にとってはかなり敷居が高いものです。
歴史に詳しくないし、難しそうだし、人物は多くて覚え切れない。
歴史は好きなんですけどね・・・。
 
でも、今回、女の人が主人公の話ということで、何となく興味がわきました。
そんなわけで、ブログも開始です。
・・・でも、途中で観るのをやめてしまうかもしれないので、そうしたらブログも途中で終わりになってしまいますが・・・( ´△`)
とりあえず、書いてみたいと思います。
 
 
1835年、6月。九州の桜島。
今和泉島津家の幸(ゆき)は、四人目の子供を身ごもっていました。
*今和泉島津家は、本家の島津家の分家らしいです。
のどかな昼下がり・・・突然、幸はめまいを起こし、倒れます。
そして、そこで、謎の老人に「その娘を江戸に連れて行く」と告げられました。
 
目が覚めると老人の姿はどこにもありません。
幸は、生まれてくるのが女の子かもしれない、と考えます。
 
 
その頃。
幸の夫、今和泉当主の島津忠剛(ただたけ)と、薩摩藩で代々重臣を務めている肝付家当主の肝付兼善(かねよし)は、島津家本家の嫡男、島津斉彬(なりあきら)を出迎えていました。
当時藩主の嫡男は江戸に住むきまりだったため、薩摩に来たのはこれが初めてらしいです。
 
忠剛と斉彬は、昔一緒に江戸に住んでいたこともあり、親しい間柄。
まあ、親しいといっても、忠剛は常に敬語で「斉彬様」と呼んでいるけど。
 
そして斉彬は、後ろからついてきている調所広郷(ずしょ ひろさと)を、父のスパイだろう、とつっこみます。
・・・斉彬と、島津家当主の斉興(なりおき)はどうやら仲が良くないらしいですね。
 
 
調所は借金を背負って大変だった薩摩藩を、いろんな改革によって立て直した切れ者。
そして、斉彬のために舞を披露していた忠剛に、こんな無駄なことをしていないで、という意味もこめているのかもしれませんが・・・「財政が苦しいので考えて欲しい」という忠告をしてきます。
 
そしてその席で、忠剛と肝付兼善は、もうじき子供が産まれるからと、それぞれ斉彬からお守りをもらいます。
息子が三人いる忠剛には赤いお守りで、女の子が産まれるように。
兼善には青いお守りを。
 
二人とも、斉彬の心遣いに感激します。
 
 
その夜、昼間のことを話す、忠剛と家臣たち。
幸にお守りをもらったことを伝え、斉彬の器の大きさを誉めまくります。
そして、斉彬からもらったのは赤いお守りだったけど、三人いる息子はみんなひ弱だからと、わざわざ兼善の青いお守りと交換してもらってきたようです。
今度は丈夫な男の子がほしい、と。
 
そんな忠剛に、困ったように笑う幸。
そして、「この子は女の子のような気がします」とつぶやくのでした。
 
 
斉彬のことは誉めまくっていた忠剛と家臣たちでしたが、調所のことはこきおろしまくりです。
中でも、調所が言った、「考えて欲しい」というのは、もっと領民を締め上げ、税を取り立てろという意味ではないのか、と不安になったようです。
 
 
一方、江戸。
今、参勤交代制度で江戸に来ている薩摩藩当主の、島津斉興は、「斉彬なんかに継がせるか〜」といきまいていました。
そんな彼に、側室の由羅は、自分の子供である忠教(ただゆき)をプッシュします。
 
 
そして、薩摩の鶴丸城。
どうやらここが、斉彬の住居のようですね。
彼は、弟の島津忠教を呼びだします。
忠教は重富島津家当主、らしい。いくつか分家があるみたいです。
(忠教はのちの久光、と紹介されてましたが、私的には誰やら。)
 
跡継ぎ問題がささやかれているので、兄弟腹を割って話そうじゃないか、という気持ちで呼び出したわけですが、とっても和やかなムードでした。
忠教は兄を助けていきたいと言い、それをありがたく受け取る斉彬。
仲がよさそうな二人です。
 
・・・しかし、ナレーションによると、そんなことを言いつつも、この先二人は家督争いに巻き込まれることになるそうです( ´△`)
 
 
1835年、10月。
肝付家に息子が生まれます。
結局、斉彬のお守りどおりに男の子でした。交換して赤いお守りになってるけど。
のちの小松帯刀(たてわき)、だそうです。
とりあえず今は、「尚五郎」と名づけられた男の子でした。
 
そして、その年の12月。
忠剛のところに四人目の子供が生まれました。
せっかく交換したけど、女の子の赤ちゃんでした。
ちょっと残念そうな忠剛ですが、名前は「一(かつ)」。
 
かつ、とは混じりけがないという意味で、
与えられし命を何にもさまたげられることがなく全うして欲しい、という願いをこめたのです。
残念がっていたわりには、かなり素敵な命名です(^.^)
 
そんなわけで、赤ちゃんは「於一(おかつ)」と呼ばれることになりました。
ようやく主人公の誕生です! 
 
 
1837年、アメリカの船モリソン号が突然九州に上陸し、日本との貿易をしたいと申し出てきます。
しかし日本は鎖国中なので、その申し出をきっぱりと断りました。
 
於一はそんな日本の情勢などわからず、元気にすくすく育っていました。
しかし、その頃薩摩は財政改革で、領民は苦しみ続けていました。
 
1841年、夏。
調所が、忠剛のところへやってきて、上納金の追加、3000両よろしくと言ってきました。
 
父親の辛そうな姿を見つめる於一。
 
そして、あるとき、行き倒れて苦しんでいる百姓の姿を目にします。
 
於一の心に矛盾が生じ、その日から於一は食事を取らなくなりました。
 
 
忠剛に理由を問われた於一は、聞き返します。
 
「どうして百姓は働いても食べられないのに、私は何もしていないのに食べられるのですか?」
 
その言葉に、一瞬絶句しつつも、「お前は武家の娘だからだ」と答える忠剛。
それに、納得できない於一はきびすを返します。
 
 
そんな於一を外へ連れ出したのは、母親の幸です。
 
そして、於一に優しく問いかけます。
「風の役割について考えたことはありますか?」
 
「風は雲を集めます。そして雲は雨を降らせます。雨が降れば木が育ち、木は火を起こします。そして火が風を生むのです・・・。自然にはそれぞれ役割があるのですよ」と。
 
そして自然の役割と同じく、人にも役割があるのだと言います。
 
「百姓も侍も、命の重さに変わりはありません。
けれども、その役割は大きく違います。
百姓が田畑を耕し、国を支えるなら、その百姓を命を投げ打ってでも守るのが武家の役割です」・・・。
 
そして、今の忠剛の辛い立場も話します。
 
今、忠剛は、その自分の役割を果たせていないのではないかと悩んでいるのだ、と。
 
そんな話を静かに受け止める於一。
 
そして、「あなたも武家の娘なら、覚悟を決め、きちんと役割を果たさなくてはなりません。おなかをすかせていては、役割を果たせませんよ。今はしっかり食べることです」と幸に諭された於一は、役割という言葉を胸に刻みます。
そして、絶食をやめました。
 
 
まだ幼いけど、正義感が強い、於一の抵抗はひとまず終わりました。
そんな於一を、相変わらず「男の子だったらなぁ」と、苦笑して見つめる忠剛。
 
 
1846年、6月。
十二代将軍、徳川家慶(いえよし)に呼ばれた、薩摩藩当主の島津斉興と、斉彬。
鎖国をしているのに、外国船がやってきたりしているのは、薩摩が生ぬるいからではないかという、注意でした。
 
そしてそのあと、斉彬は、老中筆頭の阿部正弘から任務を頼まれます。
それは、斉興と調所が琉球に何か秘密を持っているという噂があるので、琉球を調べてきてほしいということでした。
父親を調べろと息子に言うのもスゴイ話ですが・・・。
 
斉彬がそのことを問いただすと、斉興は「好きにしろ」という態度でした。
なので、早速斉彬は琉球へ向かいました。
しかし斉彬がいなくなったあとで、斉興が耳打ちをし、
調所が大丈夫と答えていたのを見ると、何か秘密があるようです・・・。
 
 
一方、その頃於一は・・・。
男のふりをして、こっそり私塾に紛れ込んでいたのを見つかってしまいます。
 
兄の忠敬(ただゆき)もビックリし、隣にいた肝付家の尚五郎は、於一が持っていたお守りに驚きます。
 
そして、先生の小松清猷(きよみち)に、忠敬、尚五郎ともども残された於一。
於一が歴史に詳しいのを見て、清猷は感心します。
そして、忠敬や尚五郎にも、見習えと言って帰しました。
 
帰り道で、自分に恥をかかせたと怒る兄、忠敬に、「早く帰らないと父上に叱られますよ」と答える於一。
それを聞いて、慌てた忠敬は、尚五郎を無理やり連れ帰ります。
そして、一緒に忠剛の説教を聞くことに・・・。
 
 
巻き込まれた尚五郎を助けたのは於一です。
着物姿に着替えた彼女は、尚五郎に客が来ていると嘘をついて、その場から尚五郎を連れて行きました。
 
そして、助けたかわりに、囲碁をやりましょうと誘います。
囲碁をやりながら、尚五郎は気になっていたお守りのことを話し、そこで二人とも斉彬からお守りをもらっていたことがわかります。
不思議な縁に感慨深げな尚五郎。
そんな彼に、「囲碁弱いんですね」と無邪気に笑う於一。
 
 
1847年3月。
斉彬は琉球を調べたものの、調所の手回しのおかげで、何の異変も見つけられないまま江戸へ戻りました。
そしてこのとき、同行したのが小松清猷。
どんな流れでそういうことになったのかはわかりませんが・・・
ともかく、これ以後、清猷は斉彬に仕えたようです。
・・・塾はどうなったんでしょうね?(;´∇` )
 
 
そして、夏。
さらに課せられた政策に頭を抱える忠剛。
 
そこへ、郡方書役助(こおりかたかきやくなすけ)・・・役職かな?
の、西郷吉之助(のちの隆盛)が嘆願書を持ってきました。
 
そして百姓たちからの訴えに困り果てる忠剛に、
今度は調所からの呼び出しが来ます。
 
 
忠剛を生ぬるいと言い、百姓をもっと締め上げろと言い、
このままでは隠居か、それ以上・・・家名断絶もあるかもと脅します。
 
 
がく然とし、戻った忠剛は一人部屋にこもります。
そして、忠誠を示すために、家宝の刀やどこだかの屋敷、さらに長男を都に差し出すことに・・・。
家名断絶っていうのは武家にとっては一番恐ろしいこと・・・だったのかもしれませんね。
 
 
忠剛の、許しをもらえるまで一人閉じこもる、というような姿を見た於一は、たまらなくなって思わず調所のところへ向かいます。
途中、偶然会った尚五郎はそれを止めようとしましたが、結局止められないまま一緒に調所の屋敷までついてきてしまいました。
 
そして、於一は門の前で、「父上はここまでしているのにこれ以上どうしろというのですか!?」と訴えます。
 
当然のことながら捕らえられた於一と、尚五郎。
 
屋敷に通され、調所と話をすることになりました。
 
 
さっきまでの勢いはどこへやら、これからどうなるのか、また、忠剛はどうなるのか、わからない於一は何を言っていいのかわかりません。
 
と、突然調所がにこやかに笑いながら、とんでもないことを言い出したのです。
 
「実は私は今、琉球で抜け荷をやっているんです」
 
そのセリフに、お茶を吹き出す尚五郎と、目を丸くする於一。
 
抜け荷というのは密貿易、許可されていないものです。
そんなことをしているのは、薩摩を生き残らせるためだと調所は言いました。
 
そして、百姓を苦しめたり、忠剛に辛いことを強いているのも、
それをカモフラージュするためなのだと。
 
自分は命を懸けて、自分の役割を果たしていると答える調所。
 
 
役割、という言葉に反応する於一。
けれども、於一は調所に問いかけます。
 
「その役割を超えることはできないのですか?
役割を超えて、共に生きていく手立てはないのですか・・・?」
 
 
於一の言葉に、調所は静かに微笑んで答えました。
「そんな方法があったらぜひ教えていただきたいものです」
 
於一は何も言えませんでした・・・。
 
 
外へ出た於一と尚五郎。
 
今は、自分にはわかりません、とつぶやく於一。
悔しくてもどかしそうに唇をかみしめます。
でも・・・。
 
遠くを見つめながら、しっかりと口にします。?
「いつか私は知りたい。いろんなことを・・・」
そんな於一の強いまなざしを、まぶしそうに見つめる尚五郎。
 
於一の真っ直ぐな心はこれからどこへ向かうのでしょうか・・・。
 
 
と、いう感じでした、一話目。
 
於一の性格がいいですね〜(*´▽`*)
世の中の矛盾をしっかりと見つめて、しかもそれを問いただす強さがありますね。
さすが主人公ですね!!
 
あんまりかっこよくない尚五郎も、いいです♪
早くも於一に惚れているっぽく見えますが、どうなるんでしょうか。
 
とりあえず、楽しみです。
 
 
あとはもう、忠剛役の長塚京三さんと、斉彬役の高橋英樹さんが好きなんで、とにかく嬉しいです〜。
あとは、ナレーションで色々説明してくれるので、わかりやすくて結構見やすかったし、なかなかいい感でした(-^▽^-)
posted by 水沢桃子 at 16:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年01月20日

「篤姫」第二話

二話目、ナレーションから始まりました。
それによると、薩摩藩が赤字になったのは、参勤交代制度で、遠い江戸に行くための費用が膨大だったことなど、とか。
それを聞いて、その無駄金っぷりにボーゼン。
全くどうしようもない制度ですね、参勤交代!!
 
 
1847年秋。ようやく許された島津忠剛(ただたけ)。
*於一の父。島津家の分家、今和泉島津家当主。
忠剛は前回、財政政策強行が生ぬるいと叱りを受け、謹慎していました。
ふらふらになった忠剛をみんなで支えているのを、そっと見守る於一(おかつ・のちの篤姫)。
 
そこへ、兄の忠敬(ただゆき)がやってきて、調所(ずしょ)の屋敷に行ったことを追求されます。
於一は前回、忠剛を許してもらおうと、調所の屋敷に直談判に行っていたのです。
 
調所は財政政策を推し進める切れ者で、忠剛を脅したのもこの人。
「我が家の敵のところに行ったなんて父上が知ったら何ていうか・・・」と眉をひそめ、忠剛に告げるぞと言いました。
しかし、於一は逆に、「もし父上がそのことを知ったら、死んでしまいますぞ」と返します。
ふらふらな忠剛を見て、告げ口をとどまることにした忠敬。
相変わらず妹にやりこめられっぱなしな忠敬です(;´∇` )
 
そして、忠敬が調所の屋敷のことを知っていたのは、肝付尚五郎から聞いたということで、於一は尚五郎に対して怒ります。
そこへ、やってきた尚五郎。
於一は早速彼をとっつかまえ、どういうことだと詰め寄りました。
 
尚五郎は前回、ほとんど巻き込まれるカタチで調所の屋敷まで行ってしまったのですが、どうも押しに弱いようです。
忠敬にバラしたのも、問い詰められて口を割ってしまったわけです。
・・・あんまり、秘密を打ち明けたくないタイプですね・・・。
 
しかし、そんな彼も、「抜け荷」のことはしゃべっていませんでした。
 
調所の屋敷で、本人からはっきりと、「自分は今抜け荷をしている」と打ち明けられてしまった於一と尚五郎。
 
於一は頼りにならない尚五郎に、「あのことは二人だけの秘密ですからね」と念を押します。
そのセリフに、何やら嬉しそうな尚五郎。
・・・意味、違います(>_<)
 
 
さて、そんな尚五郎は、於一にさらにビックリするニュースを教えます。
 
それは、調所が、「ニセ金作り」をしているというものでした。
 
今は使われていない、殿様の別邸で。
金作りの職人だけが出入りしているとのこと。
 
・・・しかし、尚五郎なんかにばれているんじゃ、みんな知っているのでは・・・?
 
 
そんな話を二人がしているところへ、なにやら表が騒がしくなります。
見てみると、忠剛に会いに、西郷吉之助(のちの隆盛)が来ていました。
 
そして、自分が嘆願書を持ってきたせいで、忠剛が厳しいお咎めを受けたことを謝ります。
他の領主様方に比べれば忠剛様は慈悲深い方だとわかっていたのに、あの時は百姓たちの苦しみを無視できなかった、と。
 
そんな吉之助に、「そなたはやるべきことをやったまで。わびる必要はない」と答える忠剛。
そこへ、忠敬が割り込み、「父上が許しても俺は許さんぞ〜!」と木刀を振り下ろします。
 
それを甘んじて受け止める吉之助。
その姿を見ていられなくなった於一は、思わず飛び出し、吉之助をかばいました。
 
しかし、逆に吉之助は於一をかばい、さらに、忠敬の木刀をあっさりとかわします。
そして、切り返す寸前で止めました。
その鮮やかな剣さばきに、思わずみんなして呆然としてしまいました。
 
去っていった吉之助を見送った於一は、ただ感心している尚五郎に、「あなたは剣お強いのですか?」と聞きます。
しかし、尚五郎がぎこちなく笑い返したため、あっさりと、「囲碁と同じなんですね」と無邪気に笑いました。
初めて会ったときに囲碁をした、於一と尚五郎。
そして、尚五郎は囲碁が弱かったのでした・・・。
男として、なんともむなしい尚五郎です(;´∇` )
 
 
さて、その頃、江戸。
抜け荷とニセ金のことが、どうやらバレてしまったようです。
 
話をしているのは、老中筆頭の阿部正弘と、薩摩藩島津家嫡男、島津斉彬(なりあきら)。
抜け荷やニセ金をやっているのは、調所ですが、別に彼の趣味でやっているわけではありません。
斉彬の父親であり、薩摩藩島津家当主の斉興(なりおき)が黒幕です。
 
斉興は、引退など全くするつもりはなく、島津家の当主としてのさばっていますが、この証拠があれば引退するしかないでしょうと阿部。
父親を追い落とすことにためらう斉彬に、こういうことは自分の役目ですと答えます。
しかし、そこで問題になるのが、どうやら調所の処分・・・と一言。
 
黒幕の斉興がただの隠居ですむのに、配下の調所の処分が問題というのは何となく納得できないですけど・・・( ´△`) 
 
 
一方、薩摩の鶴丸城。
抜け荷とニセ金でもってできたたくわえを、嬉しそうにながめる斉興と調所。
しかし、バレたらどうする気だとたずねた斉興に、きっぱりと調所は、「自分が責任を取ります。それが私の役割ですから」と答えます。
どう見ても、調所がそう答えるのを当然と思っている感じです・・・。
自分は何もせず、調所に全部やらせ、責任まで取らせるなんて・・・それでも上司なんでしょうか。
 
そして、調所は、そのときふと、於一を思い出します。
自分の役割だと答えたときに、前回於一と話したときのことを思い出したのです。
 
於一がしっかりと調所を見つめ、「その役割を超えることはできないのですか?役割を超えて共に生きる手立てはないのですか?」と聞いてきたときのことを。
 
そして、ふっと、微笑む調所。
於一の純粋で真っ直ぐな姿は、彼に強い印象を残したようです・・・。
 
 
また、一方、尚五郎。
彼は供を帰し、一人吉之助のところへ向かいます。
 
吉之助はどうやら、小屋の前で、子供たちに剣術を教えているようです。
そこへずんずんと進んでいく尚五郎。
 
そして、吉之助に「手合わせしたい」と申し込みます。
 
しかし、吉之助は怪我をしているからとあっさり断り、かわりに大久保正助(のちの利通)に頼みます。
 
「相手に不足だが仕方ない・・・いざ!」とかって、かっこつけたセリフとともに切り込んでいく尚五郎。
・・・が、思ったとおり、あっさりやられます(>_<)
 
 
ひっくり返ってうめいていたら、大久保正助の父、利世がやってきて、尚五郎を見て慌てます。
「肝付家のご子息様であられるぞ!」
一同、びっくり。
 
 
怪我をした(と言うほどたいしたものではないけど)尚五郎は、大久保宅で手当てを受けました。
西郷吉之助や、大久保正助らはみんな土下座してます・・・。
彼らと、肝付家はかなりの身分差があるようです。
 
そこで、平謝りする正助に、弟子入りを志願する尚五郎。
とんでもない、と最初はみんな断りますが、尚五郎の意思は固く、「とにかく強くなりたいんです。お願いします!」と頭を下げるのでした。
 
於一に少しくらいいいところを見せたいのでしょうね・・・(;´∇` )
 
その尚五郎の姿を見て、吉之助が、そこまでおっしゃるなら、と稽古をつけることを受け入れてくれました。
 
 
いったんそう決まったら、彼らはとっても気さくでした。
尚五郎を交えて、一緒に飲みながら情勢について語り合います。
 
みんな、当然のことながら調所が嫌いのようです。
彼が財政政策を遂行しているせいですね。
そしてもちろん、それをやらせているのが当主の斉興であることも明白なので、
みんな口々に「早く斉彬様に当主になってほしい」と夢をはせています。
 
しかし、そこで気になるのは、斉興の側室の由羅。
自分の息子、忠敬(ただゆき)を当主にしようと、調所と組んで斉彬&斉彬の子供を呪い殺そうとしているという噂があるらしい。
 
 
そしてそんな噂がささやかれる中、4人の子供を相次いで亡くした斉彬。
さらに呪い人形も発見。
由羅の手の者が書いた文字だと、斉彬に告げる小松清猷(きよみち)。
この人は前回、江戸に戻る斉彬にくっついていった人ですね。
 
 
1848年6月。
調伏(呪い)のことで胸を痛める島津忠剛。
忠剛は斉彬と仲がいいのでよけいに辛いのでしょう。
許すまじ調所一派め、とうめく忠剛をそっと見つめる於一。
 
そこへ、於一宛に調所からの手紙が届きます。
 
驚いた於一は、嫌がる尚五郎を無理やり同行させ、二人で調所の屋敷へ向かいました。
 
 
調所はにこやかに二人を迎え入れ、お茶を出します。
そして、江戸からの呼び出しが来たことを告げ、それで姫に会いたくなったのだと言います。
 
そんな調所に、ズバリと調伏の噂は本当かとたずねる於一。
 
しかし調所は、そういう噂があるのは知っているが、それが真実かどうかについては自分は知らない、と答えました。
 
そして、於一に、最後に残った一枚のニセ金をプレゼント。
 
於一がどうしてそんなものをくれるのですか、とたずねると、
調所は穏やかな笑みを浮かべながら、口を開きました。
 
前に於一に言われた「役割を超えてともに生きる手立て」を、色々考えたものの、答えはない、と。
そして、今はこう考えている。
もし、役割を超えた天命ならば、それもまたいたしかたないこと、だと。
 
 
ニセ金づくりが自分の天命だということなのか、
それとも自分は違うけれど、天命を授かった人なら、自分の役割以上のことができるだろうということなのか・・・。
 
よくわからないけど、調所にとって、ニセ金が、最後に残った自分の役割の証であり、それを於一に渡したかったのだろうと思います・・・。
 
 
そして、その後、江戸に呼ばれた調所。
老中筆頭の阿部に抜け荷やニセ金について追求されますが、しらを切り、一度戻って正すところは正してご報告いたします、と伝えて去っていきました。
その姿を見送る阿部と斉彬。
 
 
薩摩藩邸。
手紙を書き終えた調所は、そっと窓の外を見つめ、「雪か・・・道理で寒いはずだ」とつぶやきます。
覚悟を決めた様子で、薬を取り出し、お茶に注ぎいれ・・・。
 
そのとき、ふっと彼の頭に、於一の姿がよぎりました。
真っ直ぐで正義感の強い、りんとしたまなざし。
その姿は、彼の中に、何か暖かな光をもたらしていたのかもしれません。
 
彼はおだやかに、そっと微笑みかけます。
「姫、どうかご息災で・・・」
そして、毒を飲み、自害しました・・・。
 
 
その知らせを聞いた斉興が、慌てて残された手紙を読むと、そこには「全て自分の罪」と書かれていました。
由羅がそれを見て喜び、「全ての罪をかぶってくれましたね」と言うと、斉興は「ここまで薩摩を立て直せたのは誰のおかげだと思っている」と怒りました。
・・・ちょっとは胸が痛んでいるらしい。
でもそれなら、死ぬまで放置するのはどうかと思いますが。
バレたら自害するのはわかりきっていたんだし。
 
そしてその知らせはもちろん、斉彬にも伝わります。
「薩摩の恩人を死に至らしめたのかもしれんな・・・」と複雑そうな斉彬。
しかし、どこをどう見ても、彼の自害をみんなわかってて放置していたようにしか見えないんですけど・・・。
 
 
一方、於一の耳にもその知らせが、兄、忠敬から伝えられました。
思わず、もらったニセ金を握りしめて外へ飛び出す於一。
 
そこへ、尚五郎が通りかかり、すごい勢いで飛び出していった於一を追いかけます。
 
於一が向かったのは、調所の屋敷。
そこで泣きながら閉まった門を叩き、「調所様!」とさけびます。
もう調所がこの世にいないことを、突然知らされた於一は、行き場のない想いを門にぶつけるしかできないのです。
そんな於一を慌てて引き離す尚五郎。
そして、「このような場所にいてはいけません」と言い聞かせます。
 
調所は幕府の裏切り者。
そして多くの人から憎まれています。
そんなところに於一がいたら、於一だけでなく忠剛まで何を言われるかわかりません・・・。
 
 
於一は尚五郎を振り切って駆け出し、海が見える小高い場所にそっとニセ金を埋め始めます。
追いかけてきた尚五郎もそれを手伝いました。
 
そして、於一はポツリとつぶやきます。
「ここからなら、いつでも桜島が見えます」
於一にとって、このお金は調所の心に思えたのかもしれません。
 
そのあと、「調所様はどのようなお気持ちで毒を飲まれたのでしょう・・・」と悲しげに問いかけました。
 
そんな於一に、「覚悟のうえだったのではないでしょうか」と答える尚五郎。
そう言っていたし、天命だとも言っていた、と。
 
けれども於一はその言葉を強く否定します。
「そんなはずありません。そんなの違います。・・・誰かの罪をかぶって死ぬなど、天が望むはずがありません」
 
そして、そっと自分が挿していたかんざしを、土に差し込みました。
それはまるで、お墓のようです。
この場所が、彼が眠るところとしてはふさわしいに違いありません。
薩摩を守るために一生を捧げた調所にとっては・・・。
 
 
そのあと、遠くを見やりながら、於一は口を開きます。
 
「私は調所様が好きでした」
 
その言葉に血相を変え、尚五郎は「そんなことを口にされるものではありません」とたしなめましたが、逆に於一の反発を受けます。
 
「なぜですか。私の心は私のもの。
他の誰にも、なにものにも縛られはせぬ」
 
その強い言葉に、尚五郎は目をそらすしかできませんでした・・・。
 
まだ子供で、しかも女である自分に対し、正直に真っ直ぐに接してくれていた調所。
役割について深く考える於一にとって、自分の役割を果たし続ける彼の姿は、尊敬できる存在だったのかもしれません。
 
・・・私もなんだかんだ言って、結構好きでした(>_<。)
 
 
 
そしてこの一件後にも事件は起こります。
さらに斉彬の子供が死んだことで、怒り狂った藩士たちが、調所一派の悪行を書いた密書を作り、そしてそれが斉興の手に渡ってしまいます。
斉興は、自分の失脚を望むものたちの存在に怒り、切腹を言い渡しました。
 
・・・結局、調所が死んだ後ものうのうと当主におさまっているんですね・・・斉興。
所詮ほんのちょっと良心が痛んだだけなのか・・・。
 
その知らせを聞いた忠剛も気が気ではありません。
なぜなら自分も斉彬と仲がいいので、斉興派からは何を言われるかわからないのです。
 
そんな心労で倒れてしまった忠剛を見て、於一は心を痛めます。
そして母、幸に「どのような理由があっても、家中の者が殺し合いをするなんて間違っています・・・!」と辛そうに訴えるのでした・・・。
 
 
というところで、続きます。
 
今回は調所の自害、が切なかったです・・・。
最初は悪魔かと思っていましたが、色々話を聞いてみて、別に悪い人じゃないんだとわかって・・・。
まあ、百姓たちにとっては悪魔であることには変わりませんけども。
 
今はただ於一は、起こる出来事を受け入れていくしかできませんが・・・
これから彼女はどう変わっていくのでしょうか。
楽しみです・・・。
posted by 水沢桃子 at 17:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

「篤姫」第二話

二話目、ナレーションから始まりました。
それによると、薩摩藩が赤字になったのは、参勤交代制度で、遠い江戸に行くための費用が膨大だったことなど、とか。
それを聞いて、その無駄金っぷりにボーゼン。
全くどうしようもない制度ですね、参勤交代!!
 
 
1847年秋。ようやく許された島津忠剛(ただたけ)。
*於一の父。島津家の分家、今和泉島津家当主。
忠剛は前回、財政政策強行が生ぬるいと叱りを受け、謹慎していました。
ふらふらになった忠剛をみんなで支えているのを、そっと見守る於一(おかつ・のちの篤姫)。
 
そこへ、兄の忠敬(ただゆき)がやってきて、調所(ずしょ)の屋敷に行ったことを追求されます。
於一は前回、忠剛を許してもらおうと、調所の屋敷に直談判に行っていたのです。
 
調所は財政政策を推し進める切れ者で、忠剛を脅したのもこの人。
「我が家の敵のところに行ったなんて父上が知ったら何ていうか・・・」と眉をひそめ、忠剛に告げるぞと言いました。
しかし、於一は逆に、「もし父上がそのことを知ったら、死んでしまいますぞ」と返します。
ふらふらな忠剛を見て、告げ口をとどまることにした忠敬。
相変わらず妹にやりこめられっぱなしな忠敬です(;´∇` )
 
そして、忠敬が調所の屋敷のことを知っていたのは、肝付尚五郎から聞いたということで、於一は尚五郎に対して怒ります。
そこへ、やってきた尚五郎。
於一は早速彼をとっつかまえ、どういうことだと詰め寄りました。
 
尚五郎は前回、ほとんど巻き込まれるカタチで調所の屋敷まで行ってしまったのですが、どうも押しに弱いようです。
忠敬にバラしたのも、問い詰められて口を割ってしまったわけです。
・・・あんまり、秘密を打ち明けたくないタイプですね・・・。
 
しかし、そんな彼も、「抜け荷」のことはしゃべっていませんでした。
 
調所の屋敷で、本人からはっきりと、「自分は今抜け荷をしている」と打ち明けられてしまった於一と尚五郎。
 
於一は頼りにならない尚五郎に、「あのことは二人だけの秘密ですからね」と念を押します。
そのセリフに、何やら嬉しそうな尚五郎。
・・・意味、違います(>_<)
 
 
さて、そんな尚五郎は、於一にさらにビックリするニュースを教えます。
 
それは、調所が、「ニセ金作り」をしているというものでした。
 
今は使われていない、殿様の別邸で。
金作りの職人だけが出入りしているとのこと。
 
・・・しかし、尚五郎なんかにばれているんじゃ、みんな知っているのでは・・・?
 
 
そんな話を二人がしているところへ、なにやら表が騒がしくなります。
見てみると、忠剛に会いに、西郷吉之助(のちの隆盛)が来ていました。
 
そして、自分が嘆願書を持ってきたせいで、忠剛が厳しいお咎めを受けたことを謝ります。
他の領主様方に比べれば忠剛様は慈悲深い方だとわかっていたのに、あの時は百姓たちの苦しみを無視できなかった、と。
 
そんな吉之助に、「そなたはやるべきことをやったまで。わびる必要はない」と答える忠剛。
そこへ、忠敬が割り込み、「父上が許しても俺は許さんぞ〜!」と木刀を振り下ろします。
 
それを甘んじて受け止める吉之助。
その姿を見ていられなくなった於一は、思わず飛び出し、吉之助をかばいました。
 
しかし、逆に吉之助は於一をかばい、さらに、忠敬の木刀をあっさりとかわします。
そして、切り返す寸前で止めました。
その鮮やかな剣さばきに、思わずみんなして呆然としてしまいました。
 
去っていった吉之助を見送った於一は、ただ感心している尚五郎に、「あなたは剣お強いのですか?」と聞きます。
しかし、尚五郎がぎこちなく笑い返したため、あっさりと、「囲碁と同じなんですね」と無邪気に笑いました。
初めて会ったときに囲碁をした、於一と尚五郎。
そして、尚五郎は囲碁が弱かったのでした・・・。
男として、なんともむなしい尚五郎です(;´∇` )
 
 
さて、その頃、江戸。
抜け荷とニセ金のことが、どうやらバレてしまったようです。
 
話をしているのは、老中筆頭の阿部正弘と、薩摩藩島津家嫡男、島津斉彬(なりあきら)。
抜け荷やニセ金をやっているのは、調所ですが、別に彼の趣味でやっているわけではありません。
斉彬の父親であり、薩摩藩島津家当主の斉興(なりおき)が黒幕です。
 
斉興は、引退など全くするつもりはなく、島津家の当主としてのさばっていますが、この証拠があれば引退するしかないでしょうと阿部。
父親を追い落とすことにためらう斉彬に、こういうことは自分の役目ですと答えます。
しかし、そこで問題になるのが、どうやら調所の処分・・・と一言。
 
黒幕の斉興がただの隠居ですむのに、配下の調所の処分が問題というのは何となく納得できないですけど・・・( ´△`) 
 
 
一方、薩摩の鶴丸城。
抜け荷とニセ金でもってできたたくわえを、嬉しそうにながめる斉興と調所。
しかし、バレたらどうする気だとたずねた斉興に、きっぱりと調所は、「自分が責任を取ります。それが私の役割ですから」と答えます。
どう見ても、調所がそう答えるのを当然と思っている感じです・・・。
自分は何もせず、調所に全部やらせ、責任まで取らせるなんて・・・それでも上司なんでしょうか。
 
そして、調所は、そのときふと、於一を思い出します。
自分の役割だと答えたときに、前回於一と話したときのことを思い出したのです。
 
於一がしっかりと調所を見つめ、「その役割を超えることはできないのですか?役割を超えて共に生きる手立てはないのですか?」と聞いてきたときのことを。
 
そして、ふっと、微笑む調所。
於一の純粋で真っ直ぐな姿は、彼に強い印象を残したようです・・・。
 
 
また、一方、尚五郎。
彼は供を帰し、一人吉之助のところへ向かいます。
 
吉之助はどうやら、小屋の前で、子供たちに剣術を教えているようです。
そこへずんずんと進んでいく尚五郎。
 
そして、吉之助に「手合わせしたい」と申し込みます。
 
しかし、吉之助は怪我をしているからとあっさり断り、かわりに大久保正助(のちの利通)に頼みます。
 
「相手に不足だが仕方ない・・・いざ!」とかって、かっこつけたセリフとともに切り込んでいく尚五郎。
・・・が、思ったとおり、あっさりやられます(>_<)
 
 
ひっくり返ってうめいていたら、大久保正助の父、利世がやってきて、尚五郎を見て慌てます。
「肝付家のご子息様であられるぞ!」
一同、びっくり。
 
 
怪我をした(と言うほどたいしたものではないけど)尚五郎は、大久保宅で手当てを受けました。
西郷吉之助や、大久保正助らはみんな土下座してます・・・。
彼らと、肝付家はかなりの身分差があるようです。
 
そこで、平謝りする正助に、弟子入りを志願する尚五郎。
とんでもない、と最初はみんな断りますが、尚五郎の意思は固く、「とにかく強くなりたいんです。お願いします!」と頭を下げるのでした。
 
於一に少しくらいいいところを見せたいのでしょうね・・・(;´∇` )
 
その尚五郎の姿を見て、吉之助が、そこまでおっしゃるなら、と稽古をつけることを受け入れてくれました。
 
 
いったんそう決まったら、彼らはとっても気さくでした。
尚五郎を交えて、一緒に飲みながら情勢について語り合います。
 
みんな、当然のことながら調所が嫌いのようです。
彼が財政政策を遂行しているせいですね。
そしてもちろん、それをやらせているのが当主の斉興であることも明白なので、
みんな口々に「早く斉彬様に当主になってほしい」と夢をはせています。
 
しかし、そこで気になるのは、斉興の側室の由羅。
自分の息子、忠敬(ただゆき)を当主にしようと、調所と組んで斉彬&斉彬の子供を呪い殺そうとしているという噂があるらしい。
 
 
そしてそんな噂がささやかれる中、4人の子供を相次いで亡くした斉彬。
さらに呪い人形も発見。
由羅の手の者が書いた文字だと、斉彬に告げる小松清猷(きよみち)。
この人は前回、江戸に戻る斉彬にくっついていった人ですね。
 
 
1848年6月。
調伏(呪い)のことで胸を痛める島津忠剛。
忠剛は斉彬と仲がいいのでよけいに辛いのでしょう。
許すまじ調所一派め、とうめく忠剛をそっと見つめる於一。
 
そこへ、於一宛に調所からの手紙が届きます。
 
驚いた於一は、嫌がる尚五郎を無理やり同行させ、二人で調所の屋敷へ向かいました。
 
 
調所はにこやかに二人を迎え入れ、お茶を出します。
そして、江戸からの呼び出しが来たことを告げ、それで姫に会いたくなったのだと言います。
 
そんな調所に、ズバリと調伏の噂は本当かとたずねる於一。
 
しかし調所は、そういう噂があるのは知っているが、それが真実かどうかについては自分は知らない、と答えました。
 
そして、於一に、最後に残った一枚のニセ金をプレゼント。
 
於一がどうしてそんなものをくれるのですか、とたずねると、
調所は穏やかな笑みを浮かべながら、口を開きました。
 
前に於一に言われた「役割を超えてともに生きる手立て」を、色々考えたものの、答えはない、と。
そして、今はこう考えている。
もし、役割を超えた天命ならば、それもまたいたしかたないこと、だと。
 
 
ニセ金づくりが自分の天命だということなのか、
それとも自分は違うけれど、天命を授かった人なら、自分の役割以上のことができるだろうということなのか・・・。
 
よくわからないけど、調所にとって、ニセ金が、最後に残った自分の役割の証であり、それを於一に渡したかったのだろうと思います・・・。
 
 
そして、その後、江戸に呼ばれた調所。
老中筆頭の阿部に抜け荷やニセ金について追求されますが、しらを切り、一度戻って正すところは正してご報告いたします、と伝えて去っていきました。
その姿を見送る阿部と斉彬。
 
 
薩摩藩邸。
手紙を書き終えた調所は、そっと窓の外を見つめ、「雪か・・・道理で寒いはずだ」とつぶやきます。
覚悟を決めた様子で、薬を取り出し、お茶に注ぎいれ・・・。
 
そのとき、ふっと彼の頭に、於一の姿がよぎりました。
真っ直ぐで正義感の強い、りんとしたまなざし。
その姿は、彼の中に、何か暖かな光をもたらしていたのかもしれません。
 
彼はおだやかに、そっと微笑みかけます。
「姫、どうかご息災で・・・」
そして、毒を飲み、自害しました・・・。
 
 
その知らせを聞いた斉興が、慌てて残された手紙を読むと、そこには「全て自分の罪」と書かれていました。
由羅がそれを見て喜び、「全ての罪をかぶってくれましたね」と言うと、斉興は「ここまで薩摩を立て直せたのは誰のおかげだと思っている」と怒りました。
・・・ちょっとは胸が痛んでいるらしい。
でもそれなら、死ぬまで放置するのはどうかと思いますが。
バレたら自害するのはわかりきっていたんだし。
 
そしてその知らせはもちろん、斉彬にも伝わります。
「薩摩の恩人を死に至らしめたのかもしれんな・・・」と複雑そうな斉彬。
しかし、どこをどう見ても、彼の自害をみんなわかってて放置していたようにしか見えないんですけど・・・。
 
 
一方、於一の耳にもその知らせが、兄、忠敬から伝えられました。
思わず、もらったニセ金を握りしめて外へ飛び出す於一。
 
そこへ、尚五郎が通りかかり、すごい勢いで飛び出していった於一を追いかけます。
 
於一が向かったのは、調所の屋敷。
そこで泣きながら閉まった門を叩き、「調所様!」とさけびます。
もう調所がこの世にいないことを、突然知らされた於一は、行き場のない想いを門にぶつけるしかできないのです。
そんな於一を慌てて引き離す尚五郎。
そして、「このような場所にいてはいけません」と言い聞かせます。
 
調所は幕府の裏切り者。
そして多くの人から憎まれています。
そんなところに於一がいたら、於一だけでなく忠剛まで何を言われるかわかりません・・・。
 
 
於一は尚五郎を振り切って駆け出し、海が見える小高い場所にそっとニセ金を埋め始めます。
追いかけてきた尚五郎もそれを手伝いました。
 
そして、於一はポツリとつぶやきます。
「ここからなら、いつでも桜島が見えます」
於一にとって、このお金は調所の心に思えたのかもしれません。
 
そのあと、「調所様はどのようなお気持ちで毒を飲まれたのでしょう・・・」と悲しげに問いかけました。
 
そんな於一に、「覚悟のうえだったのではないでしょうか」と答える尚五郎。
そう言っていたし、天命だとも言っていた、と。
 
けれども於一はその言葉を強く否定します。
「そんなはずありません。そんなの違います。・・・誰かの罪をかぶって死ぬなど、天が望むはずがありません」
 
そして、そっと自分が挿していたかんざしを、土に差し込みました。
それはまるで、お墓のようです。
この場所が、彼が眠るところとしてはふさわしいに違いありません。
薩摩を守るために一生を捧げた調所にとっては・・・。
 
 
そのあと、遠くを見やりながら、於一は口を開きます。
 
「私は調所様が好きでした」
 
その言葉に血相を変え、尚五郎は「そんなことを口にされるものではありません」とたしなめましたが、逆に於一の反発を受けます。
 
「なぜですか。私の心は私のもの。
他の誰にも、なにものにも縛られはせぬ」
 
その強い言葉に、尚五郎は目をそらすしかできませんでした・・・。
 
まだ子供で、しかも女である自分に対し、正直に真っ直ぐに接してくれていた調所。
役割について深く考える於一にとって、自分の役割を果たし続ける彼の姿は、尊敬できる存在だったのかもしれません。
 
・・・私もなんだかんだ言って、結構好きでした(>_<。)
 
 
 
そしてこの一件後にも事件は起こります。
さらに斉彬の子供が死んだことで、怒り狂った藩士たちが、調所一派の悪行を書いた密書を作り、そしてそれが斉興の手に渡ってしまいます。
斉興は、自分の失脚を望むものたちの存在に怒り、切腹を言い渡しました。
 
・・・結局、調所が死んだ後ものうのうと当主におさまっているんですね・・・斉興。
所詮ほんのちょっと良心が痛んだだけなのか・・・。
 
その知らせを聞いた忠剛も気が気ではありません。
なぜなら自分も斉彬と仲がいいので、斉興派からは何を言われるかわからないのです。
 
そんな心労で倒れてしまった忠剛を見て、於一は心を痛めます。
そして母、幸に「どのような理由があっても、家中の者が殺し合いをするなんて間違っています・・・!」と辛そうに訴えるのでした・・・。
 
 
というところで、続きます。
 
今回は調所の自害、が切なかったです・・・。
最初は悪魔かと思っていましたが、色々話を聞いてみて、別に悪い人じゃないんだとわかって・・・。
まあ、百姓たちにとっては悪魔であることには変わりませんけども。
 
今はただ於一は、起こる出来事を受け入れていくしかできませんが・・・
これから彼女はどう変わっていくのでしょうか。
楽しみです・・・。
posted by 水沢桃子 at 17:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年01月27日

「篤姫」第三話

1850年、夏。今和泉島津家。
薩摩藩当主、島津斉興(なりおき)が下した、50名への厳しい処分が書かれた書状を厳しい顔で読む島津忠剛(ただたけ)。
それは斉興の失脚を望んで、嫡男の斉彬(なりあきら)を推す人々に下された処分なので、忠剛にも人事ではありません。(忠剛は斉彬と仲がいいため)
 
謹慎以来、体調をくずした忠剛は、ますます具合が悪そうです。
そんな父、忠剛を心配して、つい於一(おかつ・のちの篤姫)は「父上のご処分は?」と聞いてしまいます。
しかし、「子供の立ち入ることではない!」と、答えてはもらえません。
 
 
今、どうなっているのか、など、とても気になる於一は、そこで尚五郎を呼び出し、事情を話してもらうことにします。
肝付家の尚五郎は、於一にホレているためか、押しに弱いのか、はたまた自分もしゃべりたいのかわかりませんが・・・丁寧に説明してくれました。
 
 
今回の騒動は、斉興の側室の由羅が、自分の子である忠教(ただゆき)を跡継ぎに、と望んだのが始まり。
 
そのため、嫡男の斉彬に対し、由羅に従う一派・・・家中がこの二つに割れてしまっている状態。
 
当の忠教は、ほとんど外に出ないで学問に打ち込んでいるらしい。
 
 
と、まあ、そんな話をしているところへ、女中の菊本がやってきました。
慌てて、囲碁を始める二人。
どうやら、囲碁に誘ったというシチュエーションを利用しているようです。
 
しかし、そんなカモフラージュは、バレバレでした(;^∇^ )
 
於一の部屋から去った菊本は、さっそく母親の幸(ゆき)に、“姫様が今回のことを調べまわっているようです”と伝えます。
 
しかし、“嫁入り前で、もう16だというのに”と顔をしかめる菊本に、「何事も真実を知りたがる子だから」と答える幸。
いいお母さんですね〜〜〜(*´▽`*)
すぐに禁止するとかではなく、黙って見守っているっていうのは実に素敵です。
 
 
さて、於一は菊本が去ったあとにも尚五郎に聞き込みを続けます。
 
尚五郎は、今回のことで、大久保正助(のちの利通)にも処分が下ったと教えてくれました。
於一は知らない人なので、さらに、“西郷吉之助(のちの隆盛)さんのお仲間です”と付け加えます。
 
西郷吉之助は以前、忠剛に百姓の嘆願書を持ってきた人で、そのせいで忠剛は謹慎させられたわけですが、於一はそのことで彼を恨んではいません。
まあ、非常に男らしいというか堂々としていて、剣の腕もすごいし、立派な人だと考えているのではないでしょうか。
尚五郎もまた、剣を習うため、吉之助たちに弟子入りしている状態です。
 
そして、正助が役職をおろされて謹慎の身になり、父親は重罪で島流し。
一家が働き手を失ったことを話します。
 
 
それを聞いて、思いつめたような表情をする於一。
尚五郎が気遣うと、真面目な顔で、
「あなたはそういう方たちとお付き合いなされているのですか?」と聞きました。
 
非難されたと思った尚五郎は、開き直ったように胸を張ります。
「なんとでもおっしゃってください。家格は違えど私は私なりの信念を・・・」
しかしそこで、向けられた言葉は・・・。
「素晴らしいと思います!」でした。
 
於一は瞳を輝かせ、
「そういう考えの持てるあなたを尊敬します!」と言ったのです。
その言葉を聞いて、とっても嬉しそうな尚五郎。よかったね(;^∇^ )
 
 
しかし、尚五郎が吉之助や正助たちと親しいことは、肝付の両親や兄弟には言えません。
西郷や大久保家は、島津家や肝付家よりも、ずっと身分が低いからです・・・。
そんなわけで、このことは二人の秘密ということになりました。
 
 
於一は、さらに尚五郎に「(その人たちは)どんな方たちなのですか?」と尋ねます。
尚五郎は嬉しそうに、「それこそ素晴らしい方たちです。話を聞いていると、私の境遇では知りえないことを学べるというか・・・」と答えました。
う〜ん、偉い身分の家の割に、素直な心を持っているんですね、尚五郎。
於一の言うとおり、そこは尊敬できる特性です(^.^)
 
しかしそのあとで、“だからこそ大久保さん一家が気の毒です”と尚五郎は顔を曇らせます。
処分のために暮らしは成り立たず、母上と二人の妹さんとで内職をしている状態だと・・・。
 
その言葉を聞いた於一は、今日も大久保家に見舞いに行こうと思っている、と言う尚五郎に「私も連れて行ってください」と申し出ます。
 
なにやらウキウキしているように見える於一を見て、いぶがる尚五郎。
「まさか面白がっておいでなのではないでしょうね」と言うと、
於一から「失礼な!私は同じ薩摩の人間として、大久保殿を励まそうと思っているのではありませんか!」と怒鳴り返されました・・・。
 
 
そして、正助を見舞う尚五郎。
見舞いに来て迷惑では、と気にする尚五郎に、
むしろここへ来たことで肝付家に迷惑がかかるかも、と心配する正助。
身分が違うと、見舞い一つで非常に面倒なんですね・・・(;´∇` )
 
尚五郎は、それは大丈夫です、と答えましたが、“しかし今日は一人ではないのです・・・”とすまなそうに付け加えました。
 
 
そして、外で待っていた於一に声をかけてきたのは、西郷吉之助でした。
「なぜこんなところへ?」と不思議そうな彼に、にこやかに笑い返す於一。
そこへ尚五郎が来て、中に入ることになりました。
 
於一を、正助の母、フクが出迎えます。
そしてフクの側に同じように控える西郷吉之助。
彼も正助のお見舞いに来た所だったのかもしれません。
 
 
丁寧にお見舞いを述べ、かつお一匹をお見舞いとして持ってきた於一。
その間中、吉之助もフクも頭を下げまくりです。
 
そして、そのあとはふすまの向こうで謹慎中の正助のところまで行き、
お見舞いを述べる於一。
それに対し、黙って頭を下げる正助。
 
 
そのあとかつおはさばかれ、お刺身になりました。
みんな遠慮して箸をつけないでいたため、於一はお刺身をいくつか取って、
正助に持っていきます。
 
謹慎中ですから、と断る正助に、「私の父も謹慎中のときに、気力体力を落としてはならぬと、食べるものだけは食べておりました」と言って、お刺身を置きます。
 
謹慎中って・・・断食までするんですか?(゜Д゜|||)
それって無理があるのでは・・・。
 
 
みんなのところへ戻った於一に、尚五郎が、そうだったのですか、と言ってきました。
忠剛が食事を取っていたという話についてです。
しかし、於一はけろりと、「嘘です。ああでも言わないと召し上がらないでしょう。身体を壊したら、元も子もありませんから」と答えました。
その言葉に、一同は大笑い、和やかな雰囲気で食事が始まりました。
 
 
そのあとで、吉之助と話をする尚五郎と於一。
吉之助は、今回の沙汰を、自分はよいことだと考えている、と言います。
 
“大久保さんがこのような目にあっているのにですか?”と驚く尚五郎に対し、
江戸老中などにも斉彬に当主をと望む人々はたくさんいます、と吉之助。
「そういう方々が、今回の不始末を見過ごすはずがない」と。
 
50人もの藩士をろくに詮議もせずに腹切らせ、遠島送りにしたことは大きな過ちで、これが公になれば問題になるだろう、と。
そうすれば斉彬が当主になるに違いないというのでした。
 
 
於一は吉之助に、「斉彬様はそんなに素晴らしい方なのですか?」と尋ねます。
それに対し吉之助は、斉彬様が初めてお国入りしたとき、(於一がまだおなかの中にいた頃ですね)民たちの声をじかに聞いて回ってくださったのです、と答えました。
 
私からすれば、それだけ??って感じですが、
身分のある人が民たちと話してくれるってことは奇跡みたいなものだったのでしょうね。
それに、少なくとも今の当主、斉興よりはずっといいんじゃないかと思う気持ちもあるんでしょう・・・。
 
 
外へ出た於一は、感動したように言葉を述べます。
「薩摩にはいろいろな方がいて、いろんな暮らしがあって、
新しい考えや気概や志があって・・・」
の言葉に、尚五郎が続けます。
「西郷さんの温かさ、大久保さんの落ち着き、あの人たちがきっと薩摩を変えていってくれます」
 
すると、於一が尚五郎に問いかけました。
「尚五郎さんは?」
そして、あんまり頼りにならなそうな返答をしかけた尚五郎に、「あの方たちをたばねてみてはどうですか?あの方たちの上に立たれるお家柄ですよね」と、無邪気に笑います。
 
その言葉に驚く尚五郎。
そんなこと、考えてみたこともなかったのでしょう。(そりゃそうでしょうね)
「私があの方たちを、たばねる・・・」なんてつぶやいたりして、その気にでもなったんでしょうか。
とりあえず今のままじゃ逆立ちしても無理だと思いますが・・・。
 
そんな尚五郎に、「あの方たちと知り合えて幸せです。また連れて行ってくださいね」と大喜びの於一。
於一にとっては、新しい世界が開けたという感じなのでしょう。
 
 
1850年、12月。
お家騒動を重く見た老中の阿部正弘は、斉彬とともに、斉興に隠居をすすめます。
しかしそれを受け入れなかったため、最終手段として、将軍徳川家慶(いえよし)から隠居しろと言ってもらうことにしました。
 
ちなみに、その最終手段って、わざわざ遠まわしに茶器を贈るらしいです。
武家が茶器を贈られるってことは、隠居しろって意味らしいですが、一言隠居しろですむような気もしますが・・・。(茶器がもったいないんじゃないかと)
 
ともあれ、無理やり隠居させられた斉興は怒り狂います。
側室の由羅はそれをなだめつつ、まだ忠教が当主になる手段はあると考えているようです。
 
 
しかし・・・1851年2月。
結局当主になったのは斉彬でした。
由羅はなにもしなかったんでしょうか?(;´∇` )
 
12代将軍徳川家慶から、これから頑張れという激励の言葉をもらう斉彬。
それに応えていると、横から徳川家祥(いえさち)が口を出しました。
この家祥はのちの13代将軍らしいです。
 
薩摩が江戸から遠く離れていることを聞き、
「それなら参勤交代制で江戸に来るときには多くの場所を見ることができる。
それは大きな強みじゃのう」と笑いました。
 
この人、頭悪そうなくせに鋭いところをついてきますね(゜ロ゜)
確かに言われてみればその通りです。
・・・まあその強みをどう活かすのかは私にはよくわかりませんけども。
 
 
そのあと、斉彬は、自分に味方してくれていた老中の阿部正弘と、伊予宇和島藩主の伊達宗城(むねなり)と喜びをわかちあいます。
外国船がやってきたりして、いろいろ問題の多い今、とりあえずみんなで協力して頑張ろうというところでしょう。
しかし、次の若様(家祥)があんなご様子(バカ)じゃあ・・・と顔を曇らせる伊達に、さっきのことを思い返す斉彬。
そして、「そんなに暗愚(あんぐ)でもないかもしれませんよ」と考え深げにつぶやくのでした。
 
まあしかし、今問題なのは琉球だという話に。
斉興が配下の調所(ずしょ)に命じて、琉球を密貿易の場所に使っていたため、外国船が来放題だったわけですね。
そのため、守りを固めなくては、と考える斉彬。
斉彬は幕府に忠実なんですね。
 
 
一方、薩摩では・・・。
斉彬の当主着任を大喜びする忠剛。
具合が悪かったはずなのに、なんだかすっかりよくなったようで、
祝いの宴の準備だと張り切っています。
 
そして、大久保家でも・・・。
庭先で素振りなどをして張り切る有馬新七(しんしち)。
彼は、吉之助たちの仲間です。
“まだ大久保さんは謹慎中なんですから・・・”とたしなめる尚五郎(またお見舞いに来ているようです)に、
「大久保さんは何も悪いことはしていない。堂々としていたらいいんじゃ」と答える新七。
 
しかしその言葉に、吉之助(彼もまたお見舞いですね)は苦笑して、
「今までは全く姿を見せず、斉彬様が当主になった途端来たくせに」と返しました。
 
その言葉に、新七も、同じくお見舞いに来ていた仲間の伊地知正治(いじち まさはる)も慌てます。
まあ、とばっちりを受けかねないので、逃げてたんですね。
それは仕方がないことでしょう。
殺されるかもしれないわけですから。
 
とりあえず、正助ももう閉じこもってはいないようです。
ひげもじゃになっていたので、一瞬誰かと思いましたが・・・
明るい笑顔を見たのは久しぶりですね(*´▽`*)
 
正助の母、フクは、事情に詳しい尚五郎から、斉彬のお国入りが4月か5月の初めくらいだと聞いて喜びます。
おそらくそうなれば、正助の父親も島送りから戻ってくるのではないでしょうか。
 
そして、そんな和やかムードの中、また於一がやってきました。
お祝いです、と、今度はお酒と鯛を一匹持って。
 
 
フクは困って、“ここまでしていただいては・・・”と言いますが、
「気になさらないでください。お祝いですから」と笑う於一。
正助の二人の妹たちもかけてきて、鯛に大喜びしますが、
そんな姿を見て、複雑そうなフク・・・。
 
 
さて、ご馳走に舌鼓を打つ一同。
 
尚五郎が於一に、“何と言って出てきたのですか?”と尋ねると、
「黙って出てきたに決まってるではありませんか」とあっさり。
さらにお供の者たちは「まきました。得意なんです、私」と笑います。
 
そんな於一に、吉之助たちは笑い、好感をもったようです。
もともと気さくな人たちですからね。
身分がかなり上の尚五郎にもあっさり打ち解けたし。
 
 
そして、今度は席を立って、妹たちのところへと向かう於一。
そこで、ふとたくさんのうちわを目にします。
聞くとそれは内職で、10枚作ると一文、100枚作れば一合のお米が買えます、と笑う妹たち。
於一はその言葉にびっくりします。
 
 
一方、於一が行ったあとの男たちは・・・。
於一のことを誉め、尚五郎に、“お似合いですよ”“嫁ごにもらったらどうですか”などと言ってきました。
そういう話になると、何だか盛り上がるのか、みんなして尚五郎の近くに寄っていきます(^m^ )
みんなに囲まれた尚五郎は焦り、「こういうことはあちらの気持ちも聞いてみないと・・・」なんて答える始末。
それは、“自分は構わないんですけど”って言ってるも同然。
なんてわかりやすい人なんでしょうか。
 
 
しかし一方の於一は深刻な顔をして、そんなことを全く考えていません。
そして、フクのところへ向かいました。
 
フクはみんながご馳走を食べているのに、一人、味噌汁のようなものを作っています。
於一はそんなフクに声をかけ、自分のかんざしをはずしました。
そして、「これをお使いください」と差し出したのです。
 
「うちわを作っても、たいしたお金にならないと聞きました。
だから、これを・・・。
父上をお待ちせねばならない大切な時ですから」
 
その言葉に、それは受け取れません、と答えるフク。
 
「姫様のお優しい心遣い、そのお気持ちは胸に刻みました。
けれども、そのかんざしは姫様のためにご両親がお買い求めになったもの。
ですから受け取れません」
 
丁寧だけど、しっかりした拒絶の言葉です。
けれども於一は、その言葉に、無邪気に微笑んで返しました。
 
「よいのです。少しでもお役に立てば」
於一にとっては、好意で、
フクの答えを、ただの遠慮だと思っているのです。
 
於一にはハッキリと言わないと伝わらない、と思ったのでしょうか。
そこでフクは、まっすぐに於一を見つめ、率直な言葉を告げました。
 
「私どもは、物乞いではありません」・・・と。
 
その言葉にビックリしている於一に、非礼をわびながらも、頭を下げながらも、
それでも続けるフク。
 
自分たちの家は姫様や肝付家とは比べ物にならないほど下の身分だけれど、
「私どもは私どもの生き方に誇りを持っております」と。
 
そして、「夫は遠島(島流し)、息子は謹慎。それでも夫や息子の生き方を信じ、許される日を待っております。
それまでうちわを作り続けなければならないとしても、その誇りを失うことはございません。
そのことを姫様にわかっていただきたかったのです」・・・。
ハッキリと、自分の考えを伝えます。
 
そして、泣きそうになりながら、わかっています、と答える於一に、
さらに謝りながらも、フクは告げます。
 
もう二度とこの家には来ないでほしい、と・・・。
 
於一に受けた恩は生涯忘れることはない、その気持ちも本当に嬉しく思っている、と頭を下げながら・・・。
 
本当は初めて於一が来た時から、そのことを言おうと思っていたんでしょうね。
でも於一があまりにも無邪気で、その気持ちが本当に優しいものだったから、言い出せなかったのでしょう・・・。
 
 
フクと於一のやり取りはもちろん吉之助たちにも聞こえていて、
みんな黙って二人を見つめていました・・・。
 
 
そして、大久保家を出た尚五郎と於一。
とぼとぼと帰りかけたところで、正助が飛び出してきました。
あとに、吉之助も続いてきます。
 
“どうか母をお許しください。母は母なりの考えがあってのこと・・・”と膝をつく正助に、わかっています、と静かに答える於一。
 
正助は、自分が謹慎中のときに、自分の危険も省みずに何度も来てくれたのは
肝付殿(尚五郎)と姫様(於一)と西郷どん(吉之助)だけだったと、そのことを本当に感謝している、とお礼の言葉を述べます。
 
そうだったんですか!!
正助、来てくれて嬉しかったんですね?
よかった〜・・・てっきり迷惑に思っているのかと思ってました(;´∇` )
あまりにも無口で厳しい顔していたので、迷惑だけど立場上言えないのかと。
それが本心なら本当によかったです・・・。
 
そして、もしも三人に何かがあったときは、命を賭してお助けいたします、と誓ってくれます。
かっこいいですね・・・正助!!
 
 
去っていく(家の中に入る)二人を見送った於一と尚五郎。
「いい方ですね・・・」と於一がつぶやくと、尚五郎もしっかりとうなずきました。
 
 
そして、帰った於一を待っていた菊本。
さっそく幸のところへ連れて行かれます。
幸に、どこに行っていたのですかと尋ねられた於一は、
「申せません。でも、母上に恥じるようなことはしていません」と答えました。
 
その頑固でかたくなな態度に、目を丸くする菊本と、ため息をつく幸。
 
そして、表情を変えずに、於一は幸に尋ねます。
「母上、誇りとは何ですか?」
 
幸は少し考えながら、「その人たらんとするもの・・・その人の生き方を支えているもの・・・でしょうか」と答えました。
 
その言葉に於一は下を向いて、
震える声で、「・・・今日、私はそれを傷つけました。ある人の誇りを傷つけてしまいました」とつぶやきました。
 
幸が、「その人は弱い人ですか?」と聞いてきたので、
「いいえ、一家を支え、強く生きている人です」と答える於一。
 
「ならば、その人の誇りが傷つくことはありません」
しっかりとした、幸の答えでした。
「傷つけたと思うのは、あなたのおごりです」
 
 
それを聞いた於一は、小さな声で、「おごり・・・」とつぶやいたあと、
泣き笑いになりました。
「・・・そうですね。・・・そうですよね」
納得したように、うなずいて。
 
それから、さっぱりした笑顔を、幸と菊本に向けます。
 
私は薩摩に生まれたことを誇りに思います。
薩摩には素晴らしいおなごがたくさんいます。
その人も、母上も・・・それから、菊本も!」
 
その言葉に驚き、嬉しそうな菊本。
にっこりと微笑む於一を見て、幸は“今日はもうお休みなさい”と帰します。
於一にとって、また一人尊敬する人が生まれたようです・・・。
 
 
於一が去ったあと、何だか煙にまかれてしまったみたいですけど、と苦笑する菊本。
それに対し、「あの子はあの子なりに学んでいるのでしょうね」と幸。
そして、於一の未来を思い、ふと謎の老人のことを思い出します。
於一がおなかの中にいたとき、突然現れ、於一を江戸に連れて行くと宣言した謎の老人。
“もしかしたら於一は、江戸に行くことになるのかもしれない・・・”
そんな予感がする幸なのでした。
 
 
そして、1851年、3月。京都。
江戸を発った斉彬が立ち寄ったのは、公家の近衛忠熙(ただひろ)のところ。
いかにも公家って感じですね・・・顔が。
島津家とは婚姻関係なんかで密接な間柄らしいですが、
斉興のときはケチで何にもしてくれなかったと文句たらたら。
そんな彼に、自分はできる限りのことをしますと答える斉彬。
 
そして、近衛の側に控えている老女(って別にそんな年じゃないですが・・・失礼な呼び名ですね)の幾島(いくしま)。
ナレーションによると彼女はこれから、於一に関わってくる人物らしいです。
 
 
そのあと、5月、薩摩の鶴丸城に藩主としてやって来た斉彬。
京都から二ヶ月もかかるんですか・・・た、大変ですね。
 
早速お出迎えの忠剛と、またくっついてきた小松清猷(きよみち)。
三人で和やかに会話をします。
清猷はもともと薩摩にいたんですが、16年前、初めて斉彬が薩摩に来て、また江戸に戻るときに一緒に江戸にくっついていった人。
そしてまた、一緒に来たんですね。斉彬の忠実な配下という感じでしょうか。
 
 
16年前、薩摩に来たときに、忠剛にお守りをあげた斉彬。
そのとき産まれた姫に一度会ってみたい、と言う斉彬に、恐縮する忠剛。
清猷は、自分は一度会ったことがあります、と言い、
「たいそう面白き姫君様です」とおかしそうに笑いました。
その言葉に、困ったような顔をするしかない忠剛です・・・。
 
まあ、一般的にはあんまり誉められるような姫君ではないですよね(;´∇` )
清猷と会ったときというのが、於一が初めて尚五郎と出会ったときなんですが・・・
男装して、清猷の私塾にもぐりこんで授業を受けていた、というものですから。
 
しかし、このあとの展開として、斉彬と於一がもうすぐ会うことになるようです。
楽しみですね〜♪
 
 
と、こんな感じの第三話です。
 
今回は、幸と、フク。
二人の母親がとっても素晴らしかった回でした。
カッコイイです!
 
そして、結果的に於一のしたことは間違っていたのかもしれないけど、
その心は正しかったと思います。
 
こうして於一は少しずつ、自分にできることとできないことを学んでいくんですね。
於一は自分の立場をいかして、頑張って変えていってほしいものです。
 
 
そしてまた、正助がカッコよかったです。
吉之助もカッコイイし、さすが武士!!
・・・あれ?武士でしたっけ??
とにかく、於一じゃないけど、みんな素晴らしい人ばっかりで幸せですね(*´▽`*)
 
そしてもちろん、於一の性格が大好きです。
このまま素敵な女性になってほしいと思います。
posted by 水沢桃子 at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドラマ「篤姫」感想

「篤姫」第三話

1850年、夏。今和泉島津家。
薩摩藩当主、島津斉興(なりおき)が下した、50名への厳しい処分が書かれた書状を厳しい顔で読む島津忠剛(ただたけ)。
それは斉興の失脚を望んで、嫡男の斉彬(なりあきら)を推す人々に下された処分なので、忠剛にも人事ではありません。(忠剛は斉彬と仲がいいため)
 
謹慎以来、体調をくずした忠剛は、ますます具合が悪そうです。
そんな父、忠剛を心配して、つい於一(おかつ・のちの篤姫)は「父上のご処分は?」と聞いてしまいます。
しかし、「子供の立ち入ることではない!」と、答えてはもらえません。
 
 
今、どうなっているのか、など、とても気になる於一は、そこで尚五郎を呼び出し、事情を話してもらうことにします。
肝付家の尚五郎は、於一にホレているためか、押しに弱いのか、はたまた自分もしゃべりたいのかわかりませんが・・・丁寧に説明してくれました。
 
 
今回の騒動は、斉興の側室の由羅が、自分の子である忠教(ただゆき)を跡継ぎに、と望んだのが始まり。
 
そのため、嫡男の斉彬に対し、由羅に従う一派・・・家中がこの二つに割れてしまっている状態。
 
当の忠教は、ほとんど外に出ないで学問に打ち込んでいるらしい。
 
 
と、まあ、そんな話をしているところへ、女中の菊本がやってきました。
慌てて、囲碁を始める二人。
どうやら、囲碁に誘ったというシチュエーションを利用しているようです。
 
しかし、そんなカモフラージュは、バレバレでした(;^∇^ )
 
於一の部屋から去った菊本は、さっそく母親の幸(ゆき)に、“姫様が今回のことを調べまわっているようです”と伝えます。
 
しかし、“嫁入り前で、もう16だというのに”と顔をしかめる菊本に、「何事も真実を知りたがる子だから」と答える幸。
いいお母さんですね〜〜〜(*´▽`*)
すぐに禁止するとかではなく、黙って見守っているっていうのは実に素敵です。
 
 
さて、於一は菊本が去ったあとにも尚五郎に聞き込みを続けます。
 
尚五郎は、今回のことで、大久保正助(のちの利通)にも処分が下ったと教えてくれました。
於一は知らない人なので、さらに、“西郷吉之助(のちの隆盛)さんのお仲間です”と付け加えます。
 
西郷吉之助は以前、忠剛に百姓の嘆願書を持ってきた人で、そのせいで忠剛は謹慎させられたわけですが、於一はそのことで彼を恨んではいません。
まあ、非常に男らしいというか堂々としていて、剣の腕もすごいし、立派な人だと考えているのではないでしょうか。
尚五郎もまた、剣を習うため、吉之助たちに弟子入りしている状態です。
 
そして、正助が役職をおろされて謹慎の身になり、父親は重罪で島流し。
一家が働き手を失ったことを話します。
 
 
それを聞いて、思いつめたような表情をする於一。
尚五郎が気遣うと、真面目な顔で、
「あなたはそういう方たちとお付き合いなされているのですか?」と聞きました。
 
非難されたと思った尚五郎は、開き直ったように胸を張ります。
「なんとでもおっしゃってください。家格は違えど私は私なりの信念を・・・」
しかしそこで、向けられた言葉は・・・。
「素晴らしいと思います!」でした。
 
於一は瞳を輝かせ、
「そういう考えの持てるあなたを尊敬します!」と言ったのです。
その言葉を聞いて、とっても嬉しそうな尚五郎。よかったね(;^∇^ )
 
 
しかし、尚五郎が吉之助や正助たちと親しいことは、肝付の両親や兄弟には言えません。
西郷や大久保家は、島津家や肝付家よりも、ずっと身分が低いからです・・・。
そんなわけで、このことは二人の秘密ということになりました。
 
 
於一は、さらに尚五郎に「(その人たちは)どんな方たちなのですか?」と尋ねます。
尚五郎は嬉しそうに、「それこそ素晴らしい方たちです。話を聞いていると、私の境遇では知りえないことを学べるというか・・・」と答えました。
う〜ん、偉い身分の家の割に、素直な心を持っているんですね、尚五郎。
於一の言うとおり、そこは尊敬できる特性です(^.^)
 
しかしそのあとで、“だからこそ大久保さん一家が気の毒です”と尚五郎は顔を曇らせます。
処分のために暮らしは成り立たず、母上と二人の妹さんとで内職をしている状態だと・・・。
 
その言葉を聞いた於一は、今日も大久保家に見舞いに行こうと思っている、と言う尚五郎に「私も連れて行ってください」と申し出ます。
 
なにやらウキウキしているように見える於一を見て、いぶがる尚五郎。
「まさか面白がっておいでなのではないでしょうね」と言うと、
於一から「失礼な!私は同じ薩摩の人間として、大久保殿を励まそうと思っているのではありませんか!」と怒鳴り返されました・・・。
 
 
そして、正助を見舞う尚五郎。
見舞いに来て迷惑では、と気にする尚五郎に、
むしろここへ来たことで肝付家に迷惑がかかるかも、と心配する正助。
身分が違うと、見舞い一つで非常に面倒なんですね・・・(;´∇` )
 
尚五郎は、それは大丈夫です、と答えましたが、“しかし今日は一人ではないのです・・・”とすまなそうに付け加えました。
 
 
そして、外で待っていた於一に声をかけてきたのは、西郷吉之助でした。
「なぜこんなところへ?」と不思議そうな彼に、にこやかに笑い返す於一。
そこへ尚五郎が来て、中に入ることになりました。
 
於一を、正助の母、フクが出迎えます。
そしてフクの側に同じように控える西郷吉之助。
彼も正助のお見舞いに来た所だったのかもしれません。
 
 
丁寧にお見舞いを述べ、かつお一匹をお見舞いとして持ってきた於一。
その間中、吉之助もフクも頭を下げまくりです。
 
そして、そのあとはふすまの向こうで謹慎中の正助のところまで行き、
お見舞いを述べる於一。
それに対し、黙って頭を下げる正助。
 
 
そのあとかつおはさばかれ、お刺身になりました。
みんな遠慮して箸をつけないでいたため、於一はお刺身をいくつか取って、
正助に持っていきます。
 
謹慎中ですから、と断る正助に、「私の父も謹慎中のときに、気力体力を落としてはならぬと、食べるものだけは食べておりました」と言って、お刺身を置きます。
 
謹慎中って・・・断食までするんですか?(゜Д゜|||)
それって無理があるのでは・・・。
 
 
みんなのところへ戻った於一に、尚五郎が、そうだったのですか、と言ってきました。
忠剛が食事を取っていたという話についてです。
しかし、於一はけろりと、「嘘です。ああでも言わないと召し上がらないでしょう。身体を壊したら、元も子もありませんから」と答えました。
その言葉に、一同は大笑い、和やかな雰囲気で食事が始まりました。
 
 
そのあとで、吉之助と話をする尚五郎と於一。
吉之助は、今回の沙汰を、自分はよいことだと考えている、と言います。
 
“大久保さんがこのような目にあっているのにですか?”と驚く尚五郎に対し、
江戸老中などにも斉彬に当主をと望む人々はたくさんいます、と吉之助。
「そういう方々が、今回の不始末を見過ごすはずがない」と。
 
50人もの藩士をろくに詮議もせずに腹切らせ、遠島送りにしたことは大きな過ちで、これが公になれば問題になるだろう、と。
そうすれば斉彬が当主になるに違いないというのでした。
 
 
於一は吉之助に、「斉彬様はそんなに素晴らしい方なのですか?」と尋ねます。
それに対し吉之助は、斉彬様が初めてお国入りしたとき、(於一がまだおなかの中にいた頃ですね)民たちの声をじかに聞いて回ってくださったのです、と答えました。
 
私からすれば、それだけ??って感じですが、
身分のある人が民たちと話してくれるってことは奇跡みたいなものだったのでしょうね。
それに、少なくとも今の当主、斉興よりはずっといいんじゃないかと思う気持ちもあるんでしょう・・・。
 
 
外へ出た於一は、感動したように言葉を述べます。
「薩摩にはいろいろな方がいて、いろんな暮らしがあって、
新しい考えや気概や志があって・・・」
の言葉に、尚五郎が続けます。
「西郷さんの温かさ、大久保さんの落ち着き、あの人たちがきっと薩摩を変えていってくれます」
 
すると、於一が尚五郎に問いかけました。
「尚五郎さんは?」
そして、あんまり頼りにならなそうな返答をしかけた尚五郎に、「あの方たちをたばねてみてはどうですか?あの方たちの上に立たれるお家柄ですよね」と、無邪気に笑います。
 
その言葉に驚く尚五郎。
そんなこと、考えてみたこともなかったのでしょう。(そりゃそうでしょうね)
「私があの方たちを、たばねる・・・」なんてつぶやいたりして、その気にでもなったんでしょうか。
とりあえず今のままじゃ逆立ちしても無理だと思いますが・・・。
 
そんな尚五郎に、「あの方たちと知り合えて幸せです。また連れて行ってくださいね」と大喜びの於一。
於一にとっては、新しい世界が開けたという感じなのでしょう。
 
 
1850年、12月。
お家騒動を重く見た老中の阿部正弘は、斉彬とともに、斉興に隠居をすすめます。
しかしそれを受け入れなかったため、最終手段として、将軍徳川家慶(いえよし)から隠居しろと言ってもらうことにしました。
 
ちなみに、その最終手段って、わざわざ遠まわしに茶器を贈るらしいです。
武家が茶器を贈られるってことは、隠居しろって意味らしいですが、一言隠居しろですむような気もしますが・・・。(茶器がもったいないんじゃないかと)
 
ともあれ、無理やり隠居させられた斉興は怒り狂います。
側室の由羅はそれをなだめつつ、まだ忠教が当主になる手段はあると考えているようです。
 
 
しかし・・・1851年2月。
結局当主になったのは斉彬でした。
由羅はなにもしなかったんでしょうか?(;´∇` )
 
12代将軍徳川家慶から、これから頑張れという激励の言葉をもらう斉彬。
それに応えていると、横から徳川家祥(いえさち)が口を出しました。
この家祥はのちの13代将軍らしいです。
 
薩摩が江戸から遠く離れていることを聞き、
「それなら参勤交代制で江戸に来るときには多くの場所を見ることができる。
それは大きな強みじゃのう」と笑いました。
 
この人、頭悪そうなくせに鋭いところをついてきますね(゜ロ゜)
確かに言われてみればその通りです。
・・・まあその強みをどう活かすのかは私にはよくわかりませんけども。
 
 
そのあと、斉彬は、自分に味方してくれていた老中の阿部正弘と、伊予宇和島藩主の伊達宗城(むねなり)と喜びをわかちあいます。
外国船がやってきたりして、いろいろ問題の多い今、とりあえずみんなで協力して頑張ろうというところでしょう。
しかし、次の若様(家祥)があんなご様子(バカ)じゃあ・・・と顔を曇らせる伊達に、さっきのことを思い返す斉彬。
そして、「そんなに暗愚(あんぐ)でもないかもしれませんよ」と考え深げにつぶやくのでした。
 
まあしかし、今問題なのは琉球だという話に。
斉興が配下の調所(ずしょ)に命じて、琉球を密貿易の場所に使っていたため、外国船が来放題だったわけですね。
そのため、守りを固めなくては、と考える斉彬。
斉彬は幕府に忠実なんですね。
 
 
一方、薩摩では・・・。
斉彬の当主着任を大喜びする忠剛。
具合が悪かったはずなのに、なんだかすっかりよくなったようで、
祝いの宴の準備だと張り切っています。
 
そして、大久保家でも・・・。
庭先で素振りなどをして張り切る有馬新七(しんしち)。
彼は、吉之助たちの仲間です。
“まだ大久保さんは謹慎中なんですから・・・”とたしなめる尚五郎(またお見舞いに来ているようです)に、
「大久保さんは何も悪いことはしていない。堂々としていたらいいんじゃ」と答える新七。
 
しかしその言葉に、吉之助(彼もまたお見舞いですね)は苦笑して、
「今までは全く姿を見せず、斉彬様が当主になった途端来たくせに」と返しました。
 
その言葉に、新七も、同じくお見舞いに来ていた仲間の伊地知正治(いじち まさはる)も慌てます。
まあ、とばっちりを受けかねないので、逃げてたんですね。
それは仕方がないことでしょう。
殺されるかもしれないわけですから。
 
とりあえず、正助ももう閉じこもってはいないようです。
ひげもじゃになっていたので、一瞬誰かと思いましたが・・・
明るい笑顔を見たのは久しぶりですね(*´▽`*)
 
正助の母、フクは、事情に詳しい尚五郎から、斉彬のお国入りが4月か5月の初めくらいだと聞いて喜びます。
おそらくそうなれば、正助の父親も島送りから戻ってくるのではないでしょうか。
 
そして、そんな和やかムードの中、また於一がやってきました。
お祝いです、と、今度はお酒と鯛を一匹持って。
 
 
フクは困って、“ここまでしていただいては・・・”と言いますが、
「気になさらないでください。お祝いですから」と笑う於一。
正助の二人の妹たちもかけてきて、鯛に大喜びしますが、
そんな姿を見て、複雑そうなフク・・・。
 
 
さて、ご馳走に舌鼓を打つ一同。
 
尚五郎が於一に、“何と言って出てきたのですか?”と尋ねると、
「黙って出てきたに決まってるではありませんか」とあっさり。
さらにお供の者たちは「まきました。得意なんです、私」と笑います。
 
そんな於一に、吉之助たちは笑い、好感をもったようです。
もともと気さくな人たちですからね。
身分がかなり上の尚五郎にもあっさり打ち解けたし。
 
 
そして、今度は席を立って、妹たちのところへと向かう於一。
そこで、ふとたくさんのうちわを目にします。
聞くとそれは内職で、10枚作ると一文、100枚作れば一合のお米が買えます、と笑う妹たち。
於一はその言葉にびっくりします。
 
 
一方、於一が行ったあとの男たちは・・・。
於一のことを誉め、尚五郎に、“お似合いですよ”“嫁ごにもらったらどうですか”などと言ってきました。
そういう話になると、何だか盛り上がるのか、みんなして尚五郎の近くに寄っていきます(^m^ )
みんなに囲まれた尚五郎は焦り、「こういうことはあちらの気持ちも聞いてみないと・・・」なんて答える始末。
それは、“自分は構わないんですけど”って言ってるも同然。
なんてわかりやすい人なんでしょうか。
 
 
しかし一方の於一は深刻な顔をして、そんなことを全く考えていません。
そして、フクのところへ向かいました。
 
フクはみんながご馳走を食べているのに、一人、味噌汁のようなものを作っています。
於一はそんなフクに声をかけ、自分のかんざしをはずしました。
そして、「これをお使いください」と差し出したのです。
 
「うちわを作っても、たいしたお金にならないと聞きました。
だから、これを・・・。
父上をお待ちせねばならない大切な時ですから」
 
その言葉に、それは受け取れません、と答えるフク。
 
「姫様のお優しい心遣い、そのお気持ちは胸に刻みました。
けれども、そのかんざしは姫様のためにご両親がお買い求めになったもの。
ですから受け取れません」
 
丁寧だけど、しっかりした拒絶の言葉です。
けれども於一は、その言葉に、無邪気に微笑んで返しました。
 
「よいのです。少しでもお役に立てば」
於一にとっては、好意で、
フクの答えを、ただの遠慮だと思っているのです。
 
於一にはハッキリと言わないと伝わらない、と思ったのでしょうか。
そこでフクは、まっすぐに於一を見つめ、率直な言葉を告げました。
 
「私どもは、物乞いではありません」・・・と。
 
その言葉にビックリしている於一に、非礼をわびながらも、頭を下げながらも、
それでも続けるフク。
 
自分たちの家は姫様や肝付家とは比べ物にならないほど下の身分だけれど、
「私どもは私どもの生き方に誇りを持っております」と。
 
そして、「夫は遠島(島流し)、息子は謹慎。それでも夫や息子の生き方を信じ、許される日を待っております。
それまでうちわを作り続けなければならないとしても、その誇りを失うことはございません。
そのことを姫様にわかっていただきたかったのです」・・・。
ハッキリと、自分の考えを伝えます。
 
そして、泣きそうになりながら、わかっています、と答える於一に、
さらに謝りながらも、フクは告げます。
 
もう二度とこの家には来ないでほしい、と・・・。
 
於一に受けた恩は生涯忘れることはない、その気持ちも本当に嬉しく思っている、と頭を下げながら・・・。
 
本当は初めて於一が来た時から、そのことを言おうと思っていたんでしょうね。
でも於一があまりにも無邪気で、その気持ちが本当に優しいものだったから、言い出せなかったのでしょう・・・。
 
 
フクと於一のやり取りはもちろん吉之助たちにも聞こえていて、
みんな黙って二人を見つめていました・・・。
 
 
そして、大久保家を出た尚五郎と於一。
とぼとぼと帰りかけたところで、正助が飛び出してきました。
あとに、吉之助も続いてきます。
 
“どうか母をお許しください。母は母なりの考えがあってのこと・・・”と膝をつく正助に、わかっています、と静かに答える於一。
 
正助は、自分が謹慎中のときに、自分の危険も省みずに何度も来てくれたのは
肝付殿(尚五郎)と姫様(於一)と西郷どん(吉之助)だけだったと、そのことを本当に感謝している、とお礼の言葉を述べます。
 
そうだったんですか!!
正助、来てくれて嬉しかったんですね?
よかった〜・・・てっきり迷惑に思っているのかと思ってました(;´∇` )
あまりにも無口で厳しい顔していたので、迷惑だけど立場上言えないのかと。
それが本心なら本当によかったです・・・。
 
そして、もしも三人に何かがあったときは、命を賭してお助けいたします、と誓ってくれます。
かっこいいですね・・・正助!!
 
 
去っていく(家の中に入る)二人を見送った於一と尚五郎。
「いい方ですね・・・」と於一がつぶやくと、尚五郎もしっかりとうなずきました。
 
 
そして、帰った於一を待っていた菊本。
さっそく幸のところへ連れて行かれます。
幸に、どこに行っていたのですかと尋ねられた於一は、
「申せません。でも、母上に恥じるようなことはしていません」と答えました。
 
その頑固でかたくなな態度に、目を丸くする菊本と、ため息をつく幸。
 
そして、表情を変えずに、於一は幸に尋ねます。
「母上、誇りとは何ですか?」
 
幸は少し考えながら、「その人たらんとするもの・・・その人の生き方を支えているもの・・・でしょうか」と答えました。
 
その言葉に於一は下を向いて、
震える声で、「・・・今日、私はそれを傷つけました。ある人の誇りを傷つけてしまいました」とつぶやきました。
 
幸が、「その人は弱い人ですか?」と聞いてきたので、
「いいえ、一家を支え、強く生きている人です」と答える於一。
 
「ならば、その人の誇りが傷つくことはありません」
しっかりとした、幸の答えでした。
「傷つけたと思うのは、あなたのおごりです」
 
 
それを聞いた於一は、小さな声で、「おごり・・・」とつぶやいたあと、
泣き笑いになりました。
「・・・そうですね。・・・そうですよね」
納得したように、うなずいて。
 
それから、さっぱりした笑顔を、幸と菊本に向けます。
 
私は薩摩に生まれたことを誇りに思います。
薩摩には素晴らしいおなごがたくさんいます。
その人も、母上も・・・それから、菊本も!」
 
その言葉に驚き、嬉しそうな菊本。
にっこりと微笑む於一を見て、幸は“今日はもうお休みなさい”と帰します。
於一にとって、また一人尊敬する人が生まれたようです・・・。
 
 
於一が去ったあと、何だか煙にまかれてしまったみたいですけど、と苦笑する菊本。
それに対し、「あの子はあの子なりに学んでいるのでしょうね」と幸。
そして、於一の未来を思い、ふと謎の老人のことを思い出します。
於一がおなかの中にいたとき、突然現れ、於一を江戸に連れて行くと宣言した謎の老人。
“もしかしたら於一は、江戸に行くことになるのかもしれない・・・”
そんな予感がする幸なのでした。
 
 
そして、1851年、3月。京都。
江戸を発った斉彬が立ち寄ったのは、公家の近衛忠熙(ただひろ)のところ。
いかにも公家って感じですね・・・顔が。
島津家とは婚姻関係なんかで密接な間柄らしいですが、
斉興のときはケチで何にもしてくれなかったと文句たらたら。
そんな彼に、自分はできる限りのことをしますと答える斉彬。
 
そして、近衛の側に控えている老女(って別にそんな年じゃないですが・・・失礼な呼び名ですね)の幾島(いくしま)。
ナレーションによると彼女はこれから、於一に関わってくる人物らしいです。
 
 
そのあと、5月、薩摩の鶴丸城に藩主としてやって来た斉彬。
京都から二ヶ月もかかるんですか・・・た、大変ですね。
 
早速お出迎えの忠剛と、またくっついてきた小松清猷(きよみち)。
三人で和やかに会話をします。
清猷はもともと薩摩にいたんですが、16年前、初めて斉彬が薩摩に来て、また江戸に戻るときに一緒に江戸にくっついていった人。
そしてまた、一緒に来たんですね。斉彬の忠実な配下という感じでしょうか。
 
 
16年前、薩摩に来たときに、忠剛にお守りをあげた斉彬。
そのとき産まれた姫に一度会ってみたい、と言う斉彬に、恐縮する忠剛。
清猷は、自分は一度会ったことがあります、と言い、
「たいそう面白き姫君様です」とおかしそうに笑いました。
その言葉に、困ったような顔をするしかない忠剛です・・・。
 
まあ、一般的にはあんまり誉められるような姫君ではないですよね(;´∇` )
清猷と会ったときというのが、於一が初めて尚五郎と出会ったときなんですが・・・
男装して、清猷の私塾にもぐりこんで授業を受けていた、というものですから。
 
しかし、このあとの展開として、斉彬と於一がもうすぐ会うことになるようです。
楽しみですね〜♪
 
 
と、こんな感じの第三話です。
 
今回は、幸と、フク。
二人の母親がとっても素晴らしかった回でした。
カッコイイです!
 
そして、結果的に於一のしたことは間違っていたのかもしれないけど、
その心は正しかったと思います。
 
こうして於一は少しずつ、自分にできることとできないことを学んでいくんですね。
於一は自分の立場をいかして、頑張って変えていってほしいものです。
 
 
そしてまた、正助がカッコよかったです。
吉之助もカッコイイし、さすが武士!!
・・・あれ?武士でしたっけ??
とにかく、於一じゃないけど、みんな素晴らしい人ばっかりで幸せですね(*´▽`*)
 
そしてもちろん、於一の性格が大好きです。
このまま素敵な女性になってほしいと思います。
posted by 水沢桃子 at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドラマ「篤姫」感想

2008年02月05日

「篤姫」第四話

1851年5月8日、薩摩の鶴丸城。
いよいよ島津斉彬(なりあきら)がお国入りしました。
新しい薩摩当主として、活動することになったわけです。
 
それを受けて、薩摩藩士たち勢ぞろいでお出迎えしました。
その中には、斉彬の父、斉興(なりおき)派の連中もいるし、彼らが担ぎ上げて次の当主にしようとしていた、斉彬の弟、忠教(ただゆき)もいます。
斉興派の人たちは斉彬の当主就任を望んでいなかったため、今や当主になった斉彬からどんな仕返しをされるかと、おびえている状態です。
 
それとは逆に、最初から斉彬派の人たちもたくさんいます。
主人公の於一(おかつ・のちの篤姫)の父親、島津忠剛(ただたけ)や、肝付兼善(かねよし)など。
彼らもまた、斉興派は厳しい処分を下されるだろうと考えていました。
 
 
しかし現れた斉彬が言った言葉は・・・。
 
「まず第一に考えるべきは民のことだ」
 
「民が富めば国は富む。民が衰えれば国は衰える。やがて滅びる。
そのこと、しかと心得よ。
民のためのまつりごとをなすべく、心して余を助けよ」
 
そして、自分は江戸に住んでいたから、薩摩のことはよく知らないが、
遠くから見てわかることもある。
わからないことは、薩摩にいたそなたたちが力を貸してほしい、と。
 
ここにいる全員で協力して、これから頑張っていこうという言葉だったのです。

それ以外のことは、何も言いませんでした。
 

 
屋敷に帰ってきた忠剛は、そのことを妻の幸(ゆき)に伝え、
「信じられない」とくり返しました。
「てっきり罰すべき者たちを罰し、赦されるべき者たちを赦すことを第一にすると、皆考えていたのに・・・」
 
それをこっそり盗み聞きする於一。
しかし忠剛にバレて、きつく注意されます。
“城のことにはお前は何のかかわりもない。おとなしくしていろ!”と。
於一はおとなしく、「はい」と答えていましたが・・・
彼女がいつまでもおとなしくしているとは思えません(;´∇` )
 
 
そして、斉彬が“民のためのまつりごと”としてまず最初にやったのは、
城の蔵から米を出し、市中の米の値段を引き下げることでした。
当然、それで人々は多少楽になること、間違いありません。
 
 
そして大久保家。
大久保家は、於一の家や肝付家よりもかなり身分が低く、斉彬派だったために斉興に目をつけられ、父親が島流し、息子の正助(のちの利通)が免職・謹慎というひどい目にあっている家です。
他に仲間として、大久保家と同じくらいの家柄で西郷吉之助(のちの隆盛)などもいて、彼らみんな斉彬派ですが、大久保家以外は処分されずにすんだようです。
 
肝付家の尚五郎は、剣の稽古で彼らに弟子入りし(家には内緒)、以来彼らと親しく過ごしています。
 
というわけで、この日も大久保家に来ていました。
まだ謹慎の解けない正助のお見舞いに来ているわけです。
 
・・・しかし、前回、於一もこの家に何度か来ていて、最終的に正助の母親のフクから
“もう来ないでほしい”と言われてしまいました。
そのとき尚五郎も一緒にいたので、私はてっきり彼もこれで最後なのかと思ってましたが・・・尚五郎は変わらず来ている訳ですね?(;´∇` )
彼だって、家にバレたら問題だと思うんですけど・・・いいんでしょうか。
 
 
大久保家には仲間たちが大勢集まっていて、明るい笑顔をしています。
まだ謹慎中の正助は、一人だけひげもじゃで、ちょっとみんなより奥にいて、
どうやらみんなが来たから、こもっている部屋のふすまを開けている、という感じですね。
早く謹慎といてあげてほしいです・・・。
 
しかし、前に見たときよりも仲間の人数が大幅に増えています。
斉興が斉彬派に怒り狂って処分していた頃は、吉之助と尚五郎しかお見舞いに来てなかったのに、前回は二人ほど増え、さらに今回はもっと・・・。
 
みんな、斉彬が当主になって、斉興におびえる心配がなくなったから、堂々とお見舞いに来れるようになったんですね(^.^)
 
彼らの話題はもちろん、斉彬のことです。
 
吉之助は、「まさか米の値段に目をつけられるとは」とかなり感心した様子。
そして皆からの意見を書いた手紙を、斉彬がじきじきに読んでくれるらしいと聞いて、みんなで盛り上がります。
 
尚五郎は正助に、「じきに大久保さんの謹慎も解かれ、父上も島から戻り、また役職に戻れます」と励ましの言葉をかけます。
 
そのあとはみんなで、斉興派の連中には厳しい処分が下るはずだという話を面白そうにしました。
彼らは散々斉興に苦しめられてきているので、その鬱憤を斉彬が晴らしてくれることを信じているのです。
 
 
ところが・・・。
 
周りの予想と期待を裏切って、
斉彬は、“今までの役職は一切変更無し”と告げたのでした。
 
その言葉に、家臣一同・・・忠剛や、肝付兼善も呆然。
さらに斉彬は、斉興派の人たちに、“これからは自分を助けてほしい”と微笑みかける始末です。
 
 
その展開にどうしても納得できない忠剛は、帰宅して、またそのことを幸に告げます。
“何かお考えがあってのことでしょう”となだめる幸に、
「ご自分のお子が次々と呪い殺されたというのに・・・。
ご自身の身も危なかったと言うのに・・・!」と苛立つ忠剛。
 
忠剛だって、今回の騒動で斉彬派の自分がどうなるのかと身体を壊しながらハラハラしていましたから、なおさら憤りがあるのかもしれません・・・。
 
 
しかしそのことについて、忠剛からは何も聞けない於一は、
兄の忠敬(ただゆき)に話を聞きます。
 
「ことはそんなに単純ではないのだ」と忠敬。
「先代の斉興様は40年も薩摩を治めていて、薩摩は77万石もの大国。
古く大きな船の舵を取るようなものだ」
 
要するに、今までの斉興派連中の力も必要ということですね。
・・・忠敬、今までバカかと思ってたけど、そんな冷静に見極めるなんて・・・割とかしこいんですね。
 
そんな兄に、「でも斉彬様は素晴らしい方だと・・・」と反論する於一。
しかし、「あまり高望みはせぬことだ」とクールに返されます。
 
まあ、確かにその通りでしょう。
今までがひどいと、次に過大な期待をしてしまうものです。
しかし現実として、一人の人間にできることは限られているので、
たいていの場合、失望する羽目になるわけです・・・( ´△`)
 
 
さて、於一がおおっぴらにそういった話をできる人は、尚五郎しかいません。
まあ、普通は、姫がそういうことに首を突っ込むものではありませんからね。
 
というわけで、彼を外に呼び出し、話をします。
 
しかしせっかく於一に呼んでもらえたのに、あんまり嬉しくなさそうな尚五郎。
尚五郎は於一にホレているので、大体は嬉しそうなんですけど。
そんな態度をとっていたら、オトせるものもオトせなくなっちゃいますよ?
 
尚五郎は「疲れているのです」と言い、
その理由を話してくれました。
 
昨夜また、大久保家に行った尚五郎。
しかし、仲間たちはキレまくっていました。
 
斉興派は処罰もされず、斉彬派で処罰された人々はまだ赦されていない。
いったいどういうことだ、と。
 
そして尚五郎はみんなに土下座され、
どうか何が起こっているのか調べてください、と頼まれてしまったのでした。
彼らの身分では調べることもできないため。
 
 
そういうわけで、困っている尚五郎。
そんな彼に、於一は冗談ぽく「お城に忍び込んでみてはどうですか?」と言いました。
その言葉に、尚五郎は反応します。
もちろん、忍び込もうとしたのではありません。
「城に詳しい人物に心当たりがあります」と、顔を輝かせます。
 
 
そして、小松清猷(きよみち)に会いに行く尚五郎と於一と・・・なぜか忠敬。
彼らにとって、清猷は塾の先生で、お互い会うのは久しぶりです。
というのも、清猷は斉彬が初めて薩摩に来て、また江戸に戻る際に一緒に江戸に行ったままだったからです。
 
斉彬の側近として働く彼なら、何か知っているだろうと尚五郎は考えたわけです。
 
 
尚五郎と忠敬に、“二人とも大人っぽくなったな”
そして於一に“姫もきれいになられましたね”と声をかけてくれる清猷。
しかし喜ぶ於一の横で、「コイツは全く変わっていません」と笑い飛ばす忠敬。
清猷は笑いながら、「近くにいると気がつかないものだ。なあ、尚五郎」と突然尚五郎に同意を求めます。
於一にホレている尚五郎は動揺し、慌ててごまかします。
・・・相変わらずわかりやすすぎる態度だね(;^∇^ )
 
そして、江戸はどうでしたか?と尋ねる忠敬に、
「江戸よりも斉彬様のお側に於仕えできることが何よりだ。日々感心することばかりだ」と、斉彬を褒めちぎる清猷。
 
それを聞いた於一は、「やはり素晴らしい殿様なのですね」と顔を輝かせ、
「兄は殿様に高望みするなと言うのです。意地が悪いのです」と告げ口。
 
慌てる忠敬に、清猷は笑い、
「それはクセのようなものだ。大事なものだぞ。殿はよく、“一癖なき者は用に立たず”とおおせになる。それを長所と認めておいでなのだ」と答えました。
 
その言葉に大喜びする忠敬。
・・・でも、君はあんまり大成しないように見えるんですけど(;^∇^ )
 
 
そして尚五郎が、いよいよ本題に入りました。
「どうしてもわからないことがあるのです」と。
 
それを聞いた清猷はすぐには答えず、妹の近(ちか)のところに連れて行き、香をたかせることに。
 
この時代、香をたしなむのは武家のたしなみ・・・らしい。
香の香りを楽しむ・・・ということでしょうか。風情がありますね・・・。
 
さて、ようやく答えを言ってくれるのかと思いきや、清猷が言った言葉は
「武士は主君に忠義を尽くすのが務めではないのか?」
「私は斉彬様を信じている。それが答えだ」でした。
 
ちょっと待て。
わざわざ香でさえぎったあげく、いう言葉がそれなんですか?(゜Д゜)
 
要するに“わからない”ってことですか?
わからないけど、信じなさいってことですか??
 
 
当然その答えで納得できない於一は、「それじゃ答えになりません」と食い下がります。
ありがとう於一。
忠敬も尚五郎もアッサリ黙っちゃって、全然頼れません。
 
しかし清猷は、「姫様が口を出されることではありません」とキッパリ。
 
結局答えてはもらえませんでした・・・(>_<)
 
 
その頭ごなしな態度に、於一は「父上と同じことをおっしゃるのですね」と顔をしかめます。
すると、近が、於一に「・・・うらやましいです。自分の考えをすぐに口に出せて」と言ってきました。
 
於一が、「お近様もおっしゃればいいではありませんか」と言うと、
「とんでもありません。私は自分に自信がありませんから・・・」と近。
 
しかし於一は(腹を立てていたのをすっかり忘れたように)笑いかけ、
「お近様は香が得意ではありませんか。香をどなたかにお教えにならないのですか?」と尋ねました。
 
近の態度は消極的で、自分は体も弱いからと答えますが、
於一は明るい笑顔で、「お教えになればお元気になられますよ。私が請合います」とさわやかに笑いました。
 
そんな於一の言葉に、近は嬉しそうに微笑みます。
 
 
さて、その夜。
忠剛は於一を呼び、今度島津の四分家(この家もその一つ)が城に招かれて斉彬に挨拶することになったと伝えました。
 
幸や於一は大喜びしてますが、それの何がそんなに嬉しいのでしょうか( ・◇・)?
すでに忠剛は斉彬に会っているわけだし。
 
しかし今回は、幸も於一も会えるらしい。
家族全員、一人ずつ対面できるとか。それは確かにすごいかも・・・。
 
くれぐれもそそうのないように、と厳重に注意する忠剛に、
大丈夫ですと明るい於一。
しかしその態度がますます忠剛を不安にさせるのでした・・・。
 
 
そんなわけで、女中の菊本は、のんきな於一の横で、命がけで着物選びをします。
忠教(ただゆき)様のご息女のお哲様には負けられない、と。
そして、たくさんの殿方が来るわけだから、どなたかに見初められるかもと気合たっぷり。
しかし当の於一は、斉彬に会えることで頭がいっぱいです。
 
そんな於一を呼ぶ忠剛。
そして、斉彬と会うために、礼儀の勉強をさせられます。
 
しかしなかなか大変でした。
頭を下げた途端、もっと低くと注意され、
挨拶した途端(忠剛が斉彬役です)、元気すぎる、もっとしとやかに、とたしなめられます。
 
そして、「好きなものは?」と聞かれたとき、於一の答えが「史書を読むことです」だったため、そこでも忠剛が注意します。
「ダメじゃダメじゃ!生け花と書、くらい言えんのか!」
 
しかし於一も負けていません。
「“ダメじゃダメじゃ!嘘はいかん!”・・・と父上に育てられました」
とケロリとして答えます。
忠剛もさすがに言葉につまり、そのことに関しては譲歩することにしました。
 
そのあとも、毎日、お城に行くまで特訓だと忠剛。
そして、生まれる前にもらったお守りのお礼だけは忘れるなと注意をします。
 
 
そんなこんなで、ついに当日になりました。
 
着飾った於一は、お姫様のようです。(実際姫なんだけど)
しかしその瞳は好奇心いっぱいという感じで、おしとやかには見えません・・・。
 
 
斉彬に会う順番は、ご一門四家(重富・加治木・垂水・今和泉)の中で家柄が高い順のようです。
 
斉彬の前で頭を下げる忠教。
彼は重富島津家の当主で、斉彬の弟です。
 
おめでとうございます、とまず言い、それから今回の騒動(跡継ぎ問題)のことを詫びる忠教に、“二人きりの兄弟だし、そなたには何のとがもないことだから、これからも力を合わせてやっていこう”と言う斉彬。
・・・心の広いセリフでとても立派(*´▽`*)
 
 
そのあと、忠剛と幸が挨拶をします。
幸の堂々たる挨拶を聞いた斉彬は、幸のことを誉め、忠剛もとても嬉しそうです。
 
そして三男の忠敬。
自分を、“一癖ある身にて、お役に立てると存じます”とアピール。
殿様を前にして、なかなか度胸がありますね・・・。
 
そのセリフに苦笑する小松清猷(彼だけ斉彬の側に控えています)。
斉彬も笑って、しっかりと受け止めて、励ましてくれます。
優しい殿様ですね〜。
 
 
最後に、姫たちが残りました。
緊張しながら待っていた於一は、ついに斉彬と対面します。
 
しかし於一は、忠剛との特訓を忘れたかのように、非常に明るい声で挨拶。
あの特訓は一体・・・。
 
まあ斉彬は全く気にしなかったので、問題ありませんでしたが。
 
忠剛の予想通り、好きなことを聞かれた於一は、力強く「史書を読むことにございます」と答えます。
 
その答えに驚く斉彬。
すると横から、清猷が補足しました。
「以前私が学問所で教えていたとき、男のなりをしてまで講義を受けようとなされた姫君です」
 
それを聞いて、面白そうに笑う斉彬。
 
 
会談は和やかに終わりました。
斉彬が席を立ち、去ろうとした途端、ホッとした於一は大きく息を吐き出します。
 
すると、それを見た斉彬が、どうしたのかと、また於一のところに戻ってきてしまいました。
 
慌てる於一。
そして、今日までしとやか特訓をさせられていたことを暴露する羽目になります(;´∇` )
 
しかし斉彬はとにかく気さくで、むしろそういうことを面白いと感じてくれるようです。
その態度に安心した於一は、忘れていた(忠剛の忠告は一体・・・)お守りのお礼を慌てて述べました。
 
青いお守り袋。
これは忠剛と、肝付兼善のところに産まれる子供にと、斉彬が16年前にくれたものです。
本当は於一がもらったのは赤いお守りで、尚五郎は青いお守りだったんですが・・・
忠剛が、強い男の子がほしいと願って、兼善と交換してもらったのです。
・・・結局、その願いはかなわず、於一が生まれたんですけど(;^∇^ )
 
斉彬は、自分が何色のお守りをあげたかは当然忘れているようですが、懐かしそうにお守り袋を眺めます。
お守りのあげがいもあったというところでしょうか。
こんなに元気のいい姫に成長したわけですから。
 
 
再び、和やかに会話が終わろうとしたときです。
於一は思わず、聞きたかったことを尋ねてしまいました。
もちろん清猷は止めようとしましたが、斉彬がかまわないと言ったため。
 
於一は、「知り合いに、父が遠島、当人も謹慎の身となっている者たちがいます。おなごばかり三人で、苦しい生活を強いられています」と語りました。
 
再び席に戻って、それを聞いた斉彬は顔を曇らせ、
「米の値を引き下げたのはそういう者たちへの配慮もあったのだが、まだ足りぬか」と考え込みます。
 
そんな斉彬に、於一は、「彼らは赦されるのでしょうか?」と尋ねます。
 
それに対し、斉彬はキッパリと「もちろん赦すつもりじゃ。時期がくれば謹慎も解くし、島からも戻す」と答えてくれました。
 
その言葉に喜ぶ於一。
 
しかし、ホッとしたせいか、どうしても知りたいことを、さらに尋ねてしまいました。
 
それは・・・。
 
「なぜ斉興様に近い方々はご要職にとどまられ、斉彬様のために働いた方々はいまだ赦されないのでしょうか?」
というものでした。
 
そう、みんなが思っている疑問です。
そして、誰も尋ねられなかった質問です。
 
 
それに対し、斉彬は、「そなたはどう思う」と逆に於一に聞いてきました。
 
於一は言いにくそうに、「・・・お父上様、斉興様へのご遠慮ではないかと」と答えます。
「今、ご処分を取り消しては、斉興様へ背くことになりますゆえ」
 
それを聞いた斉彬、「なるほど・・・」とうなずくと、於一の側へやってきました。
さらに身体をこわばらせる於一。
 
 
斉彬は、しっかりと於一を見つめ、口を開きます。
 
「力とは何であると心得る」
 
「力は、力を呼ぶ。腕力には腕力、武力には武力で人は応じようとする。
だがそこに生じるのは憎しみばかりじゃ。
憎しみは互いの心に憎しみを生み、それが更なる争いを生む。
罰を与えるのは、たやすい。
だが刃を突き出せば、必ず別の刃が突き出される。
・・・そうではないか?」
 
「今はくだらぬいさかいをしておる時ではない。
誰もが心を一つにして薩摩をまとめる時じゃ。
それゆえ広く民の声も聞いておる。
・・・それでもわしのなすこと信じられぬなら・・・
即刻この国から出て行くことじゃ
・・・以上である」
 
 
そして斉彬は立ち去りました。
静かだけど、ものすごい重みのある声で・・・
すんごい怖かったです〜〜〜〜(゜Д゜|||)
於一も泣きそうになってます・・・。
 
 
しかし・・・。
そんな素晴らしい考えを持っているのなら、
とりあえずみんなにそれを打ち明けてもらいたいです・・・( ´△`)
 
はっきり言って、誰も斉彬の気持ちなんて理解してませんよ?
 
理由がわからなくても信じられるような、清猷みたいな人もいるでしょう。
しかしほとんどの人は、不信感が募るだけです。
 
それは結局新たなる争いを生むことになるのでは・・・。
 
 
さて、我が家に戻った於一。
ふと目をやると、尚五郎が、城の様子を聞きに、
兄の忠敬に会いに来ていました。
 
それを見て尚五郎を手招きする於一。
 
尚五郎は慌てて、忠敬には“先に手洗いに行きます”と断りました。
忠敬が“それじゃ部屋で待っているぞ”と去っていったので、そのあとで於一のところへ走ってきました。
 
於一は、城での話を打ち明けます。
大久保さんたちが赦されるという話をすると、尚五郎は大喜びしました。
そして、「しかしよくお殿様にそれだけのことをおっしゃいましたね。
勇気があるというか、無謀というか・・・」と感心したようにつぶやきました。
 
それに対し、於一は泣きそうな顔で、
「・・・そうなのです。言い過ぎてしまって・・・。
もしかしたらすべて台無しにしてしまったかもしれないのです」と答えます。
 
“この国から出て行くことじゃ”と言ったときの斉彬の顔を思い出し、
「・・・大丈夫でしょうか。大久保さんたちのこと・・・お約束がどうなるか」と不安そうです。
 
そんな於一を励ます尚五郎。
「大丈夫ですよ、殿様を信じましょう」
そして、「私は大久保さんに知らせてきます」と走っていきました。
 
部屋で待っているはずの忠敬のことなんか、すっかり忘れ去っているようです(;^∇^ )
 
尚五郎を不安げな顔で見送る於一。
 
でも、大丈夫でしょう。
ちょっとムカついたからと言って、たくさんの自分の味方を切り捨てるようなことをするほど愚かではないはずです!
そんなことしたら、誰も自分についてきてくれなくなりますからね。
 
 
さて、大久保家。
吉之助が来ていて、知らせを聞いて大喜びです。
しかし正助の方はすぐには信じられないようです。
まあ、ずっと謹慎してきたので・・・。
 
でも吉之助や尚五郎に、「殿様を信じましょう」と言われ、
ようやくうなずいてくれました。
 
と、思ったら突然、吉之助も正助も、尚五郎に土下座しました(゜ロ゜)
そして、感謝の言葉を述べます。
 
もちろん、於一様にもどうかお伝えください、と。
 
尚五郎もしっかりと「はい、於一殿に伝えます」と返します。
 
 
お礼を言った後は、いつもの吉之助に戻り、
「・・・しかしこともあろうに殿様に食い下がるなんて、まことにすごか姫ですな」と面白そうに笑いました。
尚五郎も、そのセリフにとても嬉しそうです。
 
 
しかし於一は、斉彬のセリフを何度も思い出しては悩み続けています。
結果がわかるまでは不安でしょうね・・・。
 
 
そして数日後。
忠剛に呼ばれる於一。
 
どうやら城でのことを誰かから聞いたらしく、怒りまくっています。
 
「そもそもご主君に何か問うなど、不埒極まりないことであるぞ!!
しかもおなごが、まつりごとについてなど!!」
 
それに対し、於一は静かに、「はい・・・今は少々悔いております」とつぶやきました。
すかさず忠剛に「少々!?」と聞き返され、「かなり・・・です」と言いなおします。
 
 
そのあと、忠剛が、「・・・今度家中の者たちにゴカシ金が遣わされることになった。
今回のことで罪に服している者たちにも等しくな」と告げます。
 
それを聞いて大喜びする於一。
「お殿様は約束を守ってくださったのですね・・・」
 
そんな於一に、城でのことを一部始終話せと言う忠剛。
どうやら何を言ったかは知らないようです。
 
しかし於一はごまかして、さっさと逃亡。
 
 
・・・しかしゴカシ金って、お金をくれるということですか?
それとも、お金を貸してくれるということでしょうか。
よくわかりませんが・・・ひとまず、お金に困っている家臣たちを救うことになるみたいですね。
 
 
その頃、お城では・・・。
斉彬がのんびり地球儀を回しながら、清猷に
「もう一度会いたいものじゃな・・・今和泉の姫に」と笑いかけていました。
全然怒っていないようですね。
やっぱり器が違いますね(*´▽`*)
 
 
そしてまた別の場所。
於一を見初めたとかいう報告を受けている男と、
打ち明けた男が向かい合っています。
 
そして、報告を受けたほうは、怒っているようです。
気にくわないみたいですね・・・。
 
・・・ん?
報告を受けているほうはもしかして、忠教でしょうか?
 
なぜか部屋が暗く、顔がはっきり見えません。
ついでに忠教の怒っている顔を見たことがないので、確信が・・・。
 
まあ・・・
次回にははっきりするでしょう!(;´∇` )
 
そう、次回は於一の縁談話のようですから・・・。
 
 
という、第四話でした。
 
今回は斉彬との対談がメインですね。
いや〜・・・迫力ありました!
さすがは高橋英樹さんです!!!
気さくで心が広いところも、迫力のあるところもカッコイイです。
いつも強気な於一も、蛇ににらまれた蛙・・・って感じになってましたね。
 
でも、斉彬の考えがわかってホッとしました。
於一の勇気に拍手を送りたいですヽ(´▽`)/
 
 

私的に笑えたシーンは、忠剛と於一の、しとやか特訓。
二人のやり取りはまるで漫才を見ているようでとても面白かったです!
“おしとやかな声”を出す忠剛にもウケました。
於一の家族はみんな感じがいいので好きです♪
 
 

そして・・・。
なかなか赦されない正助ですが、早く赦されるといいですね〜。
吉之助は、一緒に住んでるの?ってくらいいつも来てくれてますけど・・・
やっぱり謹慎は辛いですから。
みんなと一緒に、屈託のない笑顔で笑ってほしいものです。






posted by 水沢桃子 at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年02月09日

「篤姫」第五話

最初に、薩摩藩の階級社会についての説明がありました。
 
トップはもちろん、島津本家。当主になった、斉彬(なりあきら)がここ。
 
その下に『ご一門四家』の重富・加治木・垂水・今和泉島津家
重富島津家には、斉彬の弟であり、跡継ぎ問題でもめた忠教(ただゆき)がいます。
そして今和泉島津家には、忠剛(ただたけ)や、娘の於一(おかつ・のちの篤姫)がいます。
 
さらにその下に、数千石以上の領地を持つ『一所持ち』と呼ばれる人たちが続きます。
小松家や、肝付家などなど。
小松清猷(きよみち)は斉彬の側近をしてます。
 
そしてさらにその下に、十数万の家臣たちがいます。
大久保家や西郷家などなど・・・。
 
そして、この時代、上級武士にとって、結婚は政略結婚しかありませんでした。
 
 
という流れで、今回の話は始まります。
 
 
1851年、夏。
当主の島津斉彬は、於一に贈りものを届けました。
それは大量の史書!でした。
 
どうしてこのような贈りものを、と首をかしげる忠剛に、
以前斉彬と対談したときに、於一は自分の趣味を“史書を読むこと”と答えたので、そのせいですと嬉しそうに答えました。
 
そして、「これからはおっしゃらないでくださいね。“女だてらに史書など”と。
お殿様がお認めになられたのですから」と言う於一に、
忠剛は言葉を返せませんでした(;^∇^ )
 
 
そのあと、忠剛は妻の幸(ゆき)に、
「殿はどうやら於一を気に入られたご様子でな、面白い娘じゃ、と
しきりにおおせじゃった」と伝えます。
それを聞いて、喜ぶ幸。
しかし忠剛は、しとやかとは無縁の於一に、史書なんて贈られてしまって、
嬉しいやら困ったやら・・・という感じに、複雑そうです。
 
 
前回、斉彬はご一門四家の人たちと対談をしました。
まあ、当主になった顔みせというか、これからもよろしく的なものです。
しかし於一だけが、斉彬に質問を浴びせました。
そのことで、斉彬に強い印象を残し、とても気に入られたようです。
 
 
しかし、部屋で斉彬から贈られた史書を読みふける於一に、女中の菊本が注意をしました。
「本もいいですけど、17になるのですから縁談のことも考えていただかないと」
 
それに対し、「その気がない」とキッパリ答える於一。
菊本はその態度に、自分のしつけが悪かったと嘆きまくります。
 
困った於一は、ちょっと考えたあと、いいことを思いついたようにパッと顔を輝かせ、
「相手を連れてまいれ」
「菊本は、結婚しろと言うばかりで、相手がいないではないか。
相手を連れてきたら、話を聞こう」
と答えました。
 
 
それを聞いた菊本は、早速幸に
「どなたか、姫様にぴったりの殿方はいらっしゃいませんか?」と相談。
幸は笑いながら、
「今はようやく争いが終わったばかりですから・・・これから先、そういう話も出てくるでしょう」と答えます。
 
しかし菊本は
「そのうちでは姫様はお年を召すばかり。奥方様はのんびりなさりすぎです」と返しました。
幸が苦笑しながら、「考えます」と答えていると・・・。
 
 
そこへ、忠剛が帰ってきました。
開口一番、「於一に縁談だ」。
その言葉に、幸も菊本もびっくりです。
 
その相手とは、重富島津家の右近(うこん)殿だ、と。
 
しかし、喜ぶ幸と菊本に、
「忠教様のお子であるぞ!」と怒鳴る忠剛。
 
忠教は、前当主の斉興(なりおき)と側室由羅の子供で、
斉興派(由羅派)から、次の当主にと祭り上げられていた人物。
 
「我らから見れば、(忠教殿は)敵方の大将がごときお方なのじゃ!」
 
 
その少し前。
忠教と二人で話をした忠剛。
 
跡継ぎ問題の間、自分は学問づけで、外のことには全く関係がなかったと言う忠教。
しかし外のことは耳には入ってきていて、
「忠剛殿が兄上のお味方であることも存じております」と。
当然、その通りですとは答えられないため、やんわりと否定する忠剛。
 
忠教は、“今回の騒動で二つに割れた家中を一つにするために、今回の縁談が役に立つのではないでしょうか”と持ちかけてきます。
“一つのまとめることは、兄上の願いでもあるわけですから”と。
 
それを聞いて、忠剛が、このことを斉彬様もご存知なのですか、と尋ねると
今はまだ知らないとのこと。
とりあえず忠剛殿と二人で話をしたかった、と笑いかける忠教。
しかし二つ返事ができない忠剛は、ひとまず退散して来たのでした・・・。
 
・・・ということは。
やっぱり前回のラストで、於一を見初めたと言う報告を受けていたのは・・・忠教だったんですね。
報告していたのが、右京ということですか。
・・・しかし・・・
忠教は怒っていて、縁談を気に入らない感じだったんですけど・・・。
今回はやけに乗り気のような。
息子のセリフには苛立ったけど、むげにできないということでしょうか。
彼はイマイチ何を考えているのかわかりません(>_<)
 
 
で、そのことを聞いた菊本。
「そんなに悪い縁談ではないのでは?」と首をかしげると、忠剛は激怒。
 
「馬鹿を申すな!」
「表面上は和解したように見えても、お互い(斉彬派と、斉興・由羅・忠教派)今もいがみあっておる。
隠居されたとはいえ、江戸に住んでおられる斉興様の力はまだまだ大きく、
お由羅様もピンピンしておいでじゃ。
この縁談がなれば、味方内からは“寝返った”とそしられ、
相手方からは“取り入った”とさげすまれるだけじゃ!!
 
 
それを聞いて、“せっかく縁談が来たのに”となげく菊本に、泣きたいのはこっちだと忠剛。
相手が相手なだけに、すぐに断ることもできないようです。
 
そして、ふと思いついたように、「そうだ、殿の側室にしていただいたらどうじゃのう?」と言い出した忠剛に、幸が珍しく怒りました。
 
「何という心ない!
あの子には、たとえ石高は低くとも正室として嫁がせてやりとうございます」
 
その言葉に、口をつぐむ忠剛。
とりあえず、このことは於一にはいうな、と釘を刺します。
 
・・・しかし、殿の側室って(゜Д゜|||)
殿はいくつですか!?
側室がどうのと言う問題じゃなくて、そんなに年が離れまくった相手と結婚するのが不幸なんじゃ。
気に入ったら、そんな恐ろしいことがまかり通っちゃう世界なんですね・・・。
 
 
さて、両親の話をこっそり盗み聞きしていた忠敬(ただゆき)。
ただゆきが二人いてややこしいですが、於一の兄の忠敬です。
 
彼は早速尚五郎にその話をしました。
 
肝付家の尚五郎と忠敬は友達で(といっても、身分はもちろん忠敬のが上ですが)、
おまけに尚五郎と於一も友達で、さらに尚五郎は於一にホレています。
 
そのことをもちろん忠敬は知っているんですね。
実に面白そうに、於一の縁談話を打ち明けます。
まあ尚五郎の態度はあまりにもわかりやすいんで・・・気づかないほうが鈍いですが(;^∇^ )
 
 
落ち込む尚五郎に、
「しかし相手が忠教様のお子、右近殿だから、父上はやりたくないのだ」と説明する忠敬。
それを聞くと、ちょっと安心する尚五郎。・・・わかりやすい・・・。
 
しかしそこで、「だが気がかりなことがあるのだ」と続ける忠敬。
それは、二つの派の架け橋になるということ。
「もしこれが、斉彬様の願いであれば、縁談は決まりだな」との言葉に、またまた尚五郎は落ち込みます。
 
尚五郎を安心させたり落ち込ませたりして遊んでいるかのような忠敬。
そうしたくなる気持ちはわかりますが。
あまりにも素直に反応されると、楽しいですからね・・・。
 
そして落ち込んだ尚五郎に、
「だが縁談を避ける方法は二つある」と忠敬が言うと、
もちろん尚五郎は反応しました。
 
「その方法はいったいなんですか!?」と尋ねると、
あっさり、「一つは、殿様の側室に差し出すことだ。父上がおっしゃっていたのだ。母上は反対していたがな」
 
・・・尚五郎、撃沈。
結局誰の嫁になろうが、誰かの嫁になるなら同じです( ´△`)
 
 
それでも尚五郎は、最後の望みとばかり食らいつきます。
「もう一つは?もう一つはなんなのですか!?」
 
それに対し、すぐには答えず、
「どうしたのだ?やけにこだわるではないか」と笑う忠敬。
性格悪いですね〜〜〜(笑)
 
尚五郎はもごもごと、「後学のためです。我々も、そういう時期にさしかかったわけですから・・・」などと言い訳。
 
するとようやく答えてくれました。
 
「もう一つは、すこぶる簡単そうで、実に難しい。
それは、別の相手が現れることだ。
於一を嫁にもらいたい、と言い出す奴が現れ、
またその相手が、殿様の目にかなう相手なら、また話も変わろうな」
 
 
その言葉に、複雑そうな尚五郎。
忠敬は、「このことは於一も知らんことだから、そのあたりよろしく」とつげ、
さっさと去っていきました。
 
 
さて、どうやら於一と尚五郎は、囲碁相手として、時々囲碁を打っているようです。
いつの間にそんな約束をしていたのかはわかりませんが、“囲碁の日”をつくり、時々尚五郎が、於一のところに囲碁を打ちに訪れる日があるようです。
 
そして、今日がその日でした。
そんなわけで、尚五郎は於一のところへやってきました。
 
 
尚五郎は、さっき聞いたばかりのことが頭をまわって、うわの空で碁を打ちます。
その途端於一に、「・・・そこでいいのですか?」と言われ、慌てて、置いた石を取ります。(そんなズルしていいんですか??)
しかし於一はビシッと、
「それがよくないのです。そういうことを言われて心が揺らぐようでは勝てません。
相手をのんでかからねば」
と返しました。
 
相変わらず、尚五郎は囲碁弱いようですね・・・。
 
 
そして尚五郎は勇気を出し、
「於一殿はもし縁談が来たらどうしますか?」と尋ねました
 
その途端於一は動揺し、思わず碁石を取り落としました。
そしてすかさず、
「そのことと囲碁とどんな関係があるんですか」と冷静をとりつくろいます。
 
尚五郎も平静な顔を保ちつつ、
「作戦です。わざと関係ない話題をふって、相手を油断させる戦略です」とごまかしました。
 
於一は、菊本に答えたのと同じように答えました。
「今は、しません。・・・そういう話が来たら考えます」と。
 
尚五郎にはそれ以上、聞くことはできませんでした。
 
 
一方、その頃。
斉彬は、一人の若者を迎え入れていました。
 
彼の名前は、ジョン万次郎。
アメリカで西洋の造船術や測量、航海術を学んできた人物です。
(番組ラストの人物紹介によると、別に留学とかではなく、漁に出ていて難破、アメリカの船に助けられて、それからずっとアメリカにいたということらしいです)
 
彼に、七カ月もの間、琉球で取調べを受けていたことを聞くと、万次郎は、「まるで罪人の扱いでした」と不満そうに答えました。
 
すると斉彬は、「それは一つにはわしのせいじゃ」と答えました。
「わしも、海防(かいぼう)係を務める忠教も、海外の実状を知らん。しかし知りたい。
少しでも詳しく話を聞けと、命令を出したのだ」
 
斉彬相手では、不満を言えなくなった万次郎は口をつぐみます。
 
斉彬は万次郎に、「これからは海防、すなわち海の守りが何より大事になる。そう思ってこんなものをつくらせた。思うところを聞かせてもらいたいのじゃ」と、地図などを見せました。
 
それを見た万次郎は、アッサリ
「これやったら使い物になりません」と答えます。
 
その言葉に、キレそうになる忠教。
どうやら彼が作成したものみたいですね。
しかし斉彬がそれを止め、万次郎の話を聞きます。
 
「先ほど薩摩の大砲を見ましたが、全て青銅でつくられていました。
今やイギリス、アメリカの大砲は全て鉄でつくられております。
鉄の大砲は、青銅の倍以上の弾を飛ばせます。
これやったら、遠くの海よりじかに城下を狙われてしまいます。
まずは西洋の船と大砲について知るべきでございましょう
 
その言葉を聞いて、深く納得する斉彬。
しかし忠教は唇を噛み締め、非常に悔しそうです・・・。
突然出てきた若者に、自分のしたことが無意味と言われちゃいましたからね・・・。
 
 
一方、大久保家に行った尚五郎。
未だ謹慎中の、正助(のちの利通)のお見舞いですね。
 
本来は、肝付家と大久保家では家柄が違うため、親しく付き合うことなどできません。
が、縁があって、それ以来尚五郎は、家には内緒で大久保や西郷などという人たちと仲良くしています。
 
さて、正助の家に行くと、ちょうど西郷吉之助(のちの隆盛)が来ていました。
 
そしてなんと、吉之助に今度嫁が来ることになったという報告を聞きます(゜ロ゜)
結婚してなかったんですねぇ。
そういえば、正助もしてませんでしたね。
 
しかし本来なら喜ぶところですが、今の尚五郎には複雑な話題。
そんな彼を見て、何かあったんですかと尋ねる二人。
 
尚五郎は、二人に、於一の縁談話を打ち明けます。
「せめてもの救いは、お父上が望んでおられぬということです・・・」
 
それを聞いた正助、「やはり惚れておられたんですな」と突っ込みます。
尚五郎は「いえ、それはその・・・。・・・やっぱり、そうなのでしょうか」と慌てました。
 
気づいてなかったんですか??Σ(゜Д゜;)
 
・・・まあ、気づきたくなかったんでしょうけど。
あえて気づかないふりをしていた・・・ということもあるかもしれません。
 
 
尚五郎は、あきらめたように、「・・・そうですよね・・・」と自分の気持ちを認め、
しかし「でも、於一殿はご一門のお家柄。私が嫁にもらうのは難しいのです・・・」とつぶやきます。
 
すると吉之助はアッサリ、
「それならあきらめるしかありませんな」と答えました。
 
「えっ?」と驚く尚五郎に、吉之助はキッパリ告げます。
「そのように煮えきらんお気持ちでは難しかでしょう」
 
そして呆然とする尚五郎に、さらに続けて、
「あなたさまは上下の隔てなく、我々とお付き合いくださった。
そのようなお言葉、聞きとうありませんでしたな」と。
 
尚五郎は、その言葉にうなずき、
「そうでした・・・。
身分の差はあっても、決して無理というものはないと思います」
としっかり答えました。
 
 
吉之助は、そこで
「それならば気持ちを打ち明けるのです。嫁にほしいと」と、助言してくれます。
 
その率直な言葉に動揺し、困る尚五郎。
今気持ちをしっかりと自覚したばかりで、とまどっているんでしょうね。
 
しかし、そんな暇がないことを、吉之助は教えます。
「殿様まで関わっておいでのご縁談をひっくり返すには、
少々の覚悟ではどうにもなりませんぞ!」
 
横から正助も、
「言うではありませんか。人事を尽くして天命を待つ、と。
まずは人事を尽くしてごらんになったらどうでしょうか」と後押ししてくれます。
 
 
二人の励ましを受け、尚五郎は決意します。
ついに、気持ちを打ち明けようと、於一の家にやってきました!!
 
 
・・・・・・と、思ったら。
 
於一の家の前まで来た途端、「・・・やっぱりダメだっ」
 
・・・逃げちゃいました(゜Д゜|||)
 
 
な・・・尚五郎〜〜〜〜〜〜っ!!!
 
 
・・・結局、尚五郎は、そのまま小松清猷のところに行きました。
清猷は、かつて薩摩で私塾を開いており、そのとき、生徒として尚五郎、忠敬、そしてこっそり忍び込んだ於一と知り合いになりました。
今は斉彬の側近ですが、尚五郎たちにとっては頼れる先生でもあるわけです。
 
「相談があるのか?」と聞かれ、言いにくそうに口を開く尚五郎。
 
・・・と、そのとき、突然於一がひょっこり顔を出しました!
 
当然慌てふためく尚五郎。
 
しかし、於一は尚五郎の気持ちも、尚五郎が何をしようとしているのかも全く知りません。
なので無邪気に、
「尚五郎さん、来てたんですね。来てください。面白い人に会えますよ」と笑いかけます。
 
於一も清猷のところに遊びにきていたようですね。
何というタイミング・・・(;^∇^ )
 
 
さて、於一が連れて行ったのは、清猷の妹、近(ちか)のところで、
ジョン万次郎が来ていました。
 
どうやら、アメリカの話を聞いていたようです。
 
 
「プレジデント(アメリカで一番偉い人)は、4年に1回国の民の入れ札で選ばれるのですが、誰でもじかに会え、手紙を書くこともできます。
武士や町人という身分制度もなく、みんな平等です」
 
万次郎の話に、みんな感心して聞き入ります。
 
於一は尚五郎に、「国ができて、まだ70年しかたっていないそうですよ」と付け足しました。
 
万次郎は続けて、
「最初は数が少なかったせいもあって、おなごはたいそう大事にされます」と言います。
 
「たとえば、建物の出入りは、おなごが先と決まっています。
縁談も、家が決めるのではなく、おなごの気持ちが尊重されます
 
その言葉に、「好きな相手と一緒になれるということですか?」と驚く近。
万次郎は「そうです」とうなずきました。
 
それを聞く於一の表情は複雑そうで、
また、そんな於一を見つめる尚五郎も・・・。
 
 
帰り道、尚五郎と於一は一緒に帰っています。
 
しばらく沈黙で歩いたのち、尚五郎は
「びっくりですね」と於一に話しかけました。
 
於一が、「はい、何もかもです」と静かにうなずくと、
「好きな相手と一緒になれるというのにもびっくりしました」と尚五郎。
 
それに対し、於一はあきらめたように、
「・・・でも、日本とアメリカじゃ違いすぎますね」とつぶやきましたが、
すかさず尚五郎に
「どうなさったのですか。新しい考えが好きな於一殿らしくもない」と言われます。
 
それに対し、「・・・そうですね・・・」と、なんか元気のない於一。
 
そして、「・・・実は私に縁談が来たそうなのです。しかも、我が家にとっては敵に当たる人物で・・・」と打ち明けました。
 
ついに於一にも知らされたようです。
 
そのことを知っていた尚五郎は、つっけんどんに、
「知っておりました。・・・忠敬殿から聞きました。何でも、ご両親の話を立ち聞きしていたようで・・・」と答えます。
 
それを聞いて、憤慨する於一。
尚五郎が、「立ち聞きなら於一殿もお得意ではないですか」と言うと、
「あれはか弱い女性の武器なのです!
男の方がつかうのは卑怯です!」とキッパリ。
 
かよわい、という部分に首をかしげながら、
なぜ於一が縁談のことを知っているのかを尋ねる尚五郎。
 
すると、「母上が教えてくれたのです。本人が知らないのはおかしいと」と於一。
まあ、心の準備くらいしたいですよね・・・。
 
 
そこで、尚五郎は尋ねました。
「それで、どうなさるおつもりなのですか?」
 
於一はいつもの元気をすっかりなくしてしまったようです。
「そんなの・・・お殿様のお言いつけなら受けるしかないではありませんか」
 
尚五郎はむきになり、「まだそうと決まったわけではありませんよ!」と反論しますが、於一の元気は戻りません。
 
しかし、次の瞬間。
尚五郎にお願いがある、と言い出す於一。
 
それは、縁談の相手に会ってみたい、というものでした。
 
ビックリする尚五郎。
 
「わかっています。縁組が決まったら、おなごは黙って従い、前もって相手に会いたいなどと考えるものではないと。
・・・でも、でも、どうしても知りたいのです。どういう方なのか、私自身の覚悟のためにも」
 
 
於一の必死の訴えにも、尚五郎は口ごもるだけです。
おなごがどうのとかいうより、尚五郎はそんな相手になんか、会いたくないでしょう(; ̄∇ ̄ )
 
しかし、於一は彼の気持ちを知らないので、頼み込みます。
 
結局、今日右近がえんぶかん(漢字がわかりません)の道場にいるということで、(その情報は於一がどこから仕入れたのかわかりませんが)そこへ向かうことに。
尚五郎は、押され負けたようです・・・(>_<)
 
 
弓道をしている右近を、遠巻きに眺める於一と尚五郎。
見た感じは、真面目そうという感じだけど・・・弓道やってるだけじゃわからないな・・・。
と言うか、ホントに尚五郎かわいそうです。
恋敵の姿なんか見たくもないでしょうに・・・。
 
 
そして、帰り道。
本当にチラッと見ただけでしたね・・・。
 
「いかがでしたか。右近さまは」と、ぶっきらぼうに尋ねる尚五郎。
於一はそれに対し、「よさそうな方でした。・・・少し安心しました」と笑います。
 
まったくもって面白くない尚五郎は、
その答えを聞くと、さらに不機嫌な声になりました。
「於一殿らしくないなあ。そんな了見でよいのですか。
一目見て安心すれば嫁にいけるのですか」
 
於一は驚き、「誰もそのようなことを・・・」と返しますが、
「言っているではありませんか」と尚五郎。
於一にけんか腰になってどうするんですか・・・。
そりゃ、ムカつくのはわかりますが(;´∇` )
 
 
その言葉にカチンときた於一も、声をとがらせ、
「ではお聞きしますが、そんなわがままが言えるのですか。
アメリカならともかく、相手がいやだから行きたくありませんと、
おなごにそれが許されるのですか?」と尋ねます。
 
それに対し、口ごもる尚五郎。
 
於一は顔をしかめたまま、
「今日は無理を申しまして申し訳ございませんでした。ではここで」と行こうとします。
 
そんな於一を呼びとめる尚五郎。
 
 
「於一殿は、どのような男がお好きなのですか?
どのような男と、ご一緒になりたいのですか?」
 
尚五郎のセリフに、しばし止まる於一。
そして、にっこりと笑ってふりかえります。
 
「日本一の男です。
私にとってでいいのです。
私は、日本一の男の妻になりたい」
 
そんなセリフを言われてしまった尚五郎は、呆然。
それはまた、ものすんごい理想ですね?
尚五郎、日本一になれるんでしょうか・・・。
 
・・・・・・無理っぽい(>_<)
 
 
そして、その夜。
於一は、幸に
「今日、右近様を見てまいりました。物陰から」と報告。
そして、「優しそうな、よさそうな方でした」と少し微笑みます。
それを聞いて、少し安心したような幸。
 
そのあと、真顔に戻った於一は、
「この縁談ですが、お殿様の言いつけなら断ることはできないのですよね」と尋ねます。
 
幸が言葉を告げられずにいると、
「今日、私はある人に申しました。“日本一の男の妻になりたい”と」
と於一が話します。
 
幸はビックリ。
それに続けて、「私にとっての日本一です」と言う於一。
幸はうなずき、「よくわかりますよ」と言ってくれました。
 
そこで於一は幸に、
「母上にとって父上は日本一の男ですか」と尋ねます。
幸は少し考えた後、「ええ、日本一です」と満足げに答えます。
 
そして続けて、
「でも最初からそうだったわけではありませんよ。
だんだんに心が通っていき、今ではかけがえのないお方となったのです」と。
 
於一は静かに、「わかります」とうなずきました。
幸は、「あなたもそうなるやもしれませんよ、右近様と」と微笑みます。
 
それに対し、
「一緒になる以上、精一杯その努力はするつもりです。でも・・・」
顔を曇らせる於一。
 
「あなたにとっての日本一の男ではないと・・・
そなたにはわかるのですね」
幸がそう尋ねると、於一はうなずいて、答えました。
「わかります」と。
 
そして、於一は「私はわがままなのでしょうか」と幸に尋ねます。
幸はキッパリ、「いいえ、そなたは正直なのです」と言ってくれました。
その言葉に、於一は笑顔になります。
 
なんていいお母さん・・・(*´▽`*)
 
 
 
さて・・・。
そのあと、忠剛は、「明日斉彬様と二人で話すことになった」と、幸に告げます。
「ついに縁談だ」と・・・。
 
その話をしている途中、忠剛を訪ねてきた人物が一人。
なんとそれは尚五郎でした!Σ(゜Д゜;)
 
 
「ああ、何だ尚五郎か、どうした?」と、親しげな忠剛。
尚五郎の方は、真面目な顔です。
 
そして、突然がばっと頭を下げ、忠剛を驚かせる尚五郎。
しかしその後に告げられた言葉は、さらに忠剛を驚かせました。
 
「於一様を妻にいただきたいのです!」
 
つ、つ、ついに・・・・・・
ついに尚五郎がそのセリフを・・・!
 
 
忠剛は全く予想もしていなかったため、ものすごくマヌケな顔になりました。
必死の形相でなおも続ける尚五郎をひとまず止め、呆然としつつも
「父上はなんと?」と尋ねます。
 
尚五郎は、“家格が違うので、肝付家から願い出るのは無礼。なので後日改めて人を介せ”と言われたことを告げます。
一応、親には言ってから来たんですね・・・。
 
しかし矢も盾もたまらず、来てしまったと尚五郎。
理由は、於一の縁談話を知っていたからだと。
 
相変わらず、滝のように想いをぶつける尚五郎とは裏腹に、ひたすら唖然とし続ける忠剛。
時折打つあいづちが、非常にマヌケっぽいです・・・(;´∇` )
 
 
尚五郎は、さらに続けます。
「ただ、於一様はおおせになりました。
日本一の男と一緒になりたい、と」
 
忠剛ビックリして、思わず「日本一!?」
 
尚五郎は、ひたすら真面目に、そして一気に、想いを伝えます。
 
「私は自分に問いました。於一様にとって日本一の男になれるかどうかと。
何度も何度も問いましたが、でもどうしてもその自信が持てませんでした。
でもやっとある思いに至ったのです。
大切なのは、なれるかではなく、なんとしてもなってみせるという強い決意なのです!
それでやっと、ここに来る勇気がもてました」
 
そして、忠剛の前に、さらにズイッと乗り出す尚五郎。
 
「私は於一様にとって、日本一の男になりたいと思います。
いえ!必ずなります!
どうかお許しくださいませ!!」
 
その気迫に、しばし呆然としていた忠剛でしたが、
尚五郎の覚悟を知り、
「いかに殿の仰せといえ、縁談の件、きっぱり断ってまいろう!」とようやく答えました。
 
よかったね・・・尚五郎ヽ(´▽`)/
 
 
ホッとした尚五郎は、このことはまだ於一様には伝えないでほしいと忠剛に頼みます。
自分の口から伝えたいから、と。
男らしいですね!!
 
 
そして尚五郎を帰したあと、
忠剛は大喜びでお酒を飲みつつ、幸に話します。
「天の助けじゃ。決まった相手がいたとなれば、押し通せるかもしれん」
もともと全然乗り気じゃなかったですからね。
何とか断る口実ができて、ホントによかったというところでしょう。
 
幸はにこにこしながら、
「それよりも私は、尚五郎殿のお気持ちに心打たれました。
あそこまで思われている於一は幸せな娘ですね」と嬉しそうです。
 
どっちみち於一の気持ちは無視ですが(;´∇` )
でも、於一だって尚五郎ならまだ・・・多分。
好きでしょうからね。
 
しかしそこで、ふと幸は、
謎の老人に言われた“その娘を江戸に連れて行く”という言葉を思い出し、顔を曇らせます。
 
於一がお腹にいるとき、幸は謎の老人にそう言われたのでした。
夢だったようですが、以来幸の心の中には、於一の未来が江戸に向かっているのでは、という思いが残っています。
もしもそうなら、於一が尚五郎の妻になることはないわけです・・・。
 
 
そして、翌日。
斉彬のところへ向かった忠剛。
 
「於一殿のことだが」と切り出されたため、
右近との縁談話だと思っていた忠剛は、急いで断ります。
 
しかし、斉彬は不思議な顔をし、
「まだ話をしていないのに断るとは」と。
 
忠剛は頭を下げまくった状態のまま、
「いえ、そのお話は存じております」と答えますが、
斉彬はますます不思議顔。
「わしは誰にも言っておらぬぞ」
 
そこに来てようやく、話がかみ合っていないことに気づく忠剛。
 
そろりと頭を上げ、
「・・・右近殿との縁談話のことでは?」と尋ねると、
「・・・忠教のせがれと?そのような話があるのか?」と逆に驚かれてしまいました。
 
呆然とした忠剛。
今回はこればっかりですね・・・(;´∇` )
 
そして、「では、殿のお話と言うのは・・・?」と尋ねると、
斉彬が微笑みました。
 
そして告げた言葉は。
 
 
「於一殿を、わしの養女にしたいのじゃ」
 
 
全く予想もしていなかった言葉に、
忠剛はただただ、呆然とするしかありませんでした・・・・・・。
 
 
 
という、第五話でした。
 
う〜〜〜〜ん、なかなかスゴイ展開になってきましたね・・・。
 
っていうか、尚五郎って、不運すぎじゃないですか〜〜〜??(T_T)
 
一世一代の告白をして、翌日あっさりそれが流れちゃうなんて。
幻にしたってひどすぎます。
 
ただでさえ高嶺の花だったのに、斉彬の養女なんかになっちゃったら、
絶対手が届かないじゃないですか。
 
ぼけっとしてないで、速やかに断ってくれればいいのに忠剛・・・。
 
でも・・・無理・・・なんでしょうね?
 
まだ結婚してるわけじゃないから。
 
斉彬の命令は絶対だから。
 
尚五郎の告白なんて飛んじゃうわけですね?
 
哀れすぎます・・・・・・。
 
 
しかし今回の忠剛は、非常にマヌケっぽい受け答えがたくさんあって、そこはとても面白かったです。
さすがは長塚京三さん!!
尚五郎の告白はかっこよかったけど、間に入る忠剛には笑いました。
 
しかし・・・・・・
もったいないですね〜〜〜。
 
絶対尚五郎だったら幸せになれたのに。
 
斉彬ってば、いくら於一を気に入ったからって、奪うなんてひどすぎますよ〜〜。
「わしの側室に」とか言い出さないだけましではありますが・・・
それにしても、むちゃくちゃです〜〜(>_<)
 
 
そんなわけで、次に進むわけですが・・・
かなりがっかりです・・・。
まあ、予告みて、わかってたことなんですけどね・・・。






posted by 水沢桃子 at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年02月14日

「篤姫」第六話

薩摩藩当主、島津斉彬(なりあきら)から、突然「そなたの娘の於一(おかつ・のちの篤姫)殿を養女にもらいたい」と言われてしまった、島津忠剛(ただたけ)。
 
早速帰宅して、妻の幸(ゆき)・女中の菊本・於一にそのことを伝えます。
「つつしんでお受けしてきた」
 
・・・やっぱり受けちゃったんですね?(T_T)
尚五郎の告白なんか、すっ飛んでしまったんですね?バカ〜〜〜!!
 
肝付家の三男、尚五郎はずっと於一に惚れていて、でも肝付家は、於一の家、今和泉島津家よりも家柄が下だったので、打ち明けられませんでした。
しかし、於一に縁談話が持ち上がり、ついに彼は勇気を出して忠剛に言ったのでした。
「於一様を妻にいただきたいのです」と。
そしてそれを忠剛も受け入れ、尚五郎と幸せになるはず・・・でした。
於一は尚五郎の気持ちをまだ知らないけど・・・。
 
それなのに、当主の斉彬が出てきてしまったら・・・。
 
 
忠剛の報告を受けた幸、そして菊本は大喜び。
しかし当の於一は、いまいちピンと来ないようです。
 
 
そして夜、相変わらず喜びまくりの菊本に、「早くお休みくださいませ」と言われ、横になる於一。
しかし、於一の寝顔を見つめた菊本は、胸がいっぱいになったらしく、泣いてしまいます。
於一はまだ眠ってはいなかったので、「どうしたのじゃ」と尋ねますが、ごまかす菊本。
菊本は、幼い頃からずっと於一のそばについていたので、嬉しい反面とても寂しいのでしょう・・・。
 
於一も眠れないため、「そうだ。今日は床を並べて一緒に眠ろう」と提案し、二人で仲良く眠ることに。
 
 
一方、忠剛と幸も寝付けなかったのですが、
そこで突然、尚五郎の存在をすっかり忘れていたことを思い出す忠剛
かわいそうな尚五郎・・・(>_<)
 
 
そして翌日。
肝付家に慌てて謝りに行く忠剛。
 
先に約束していたのは尚五郎なのに、
謝りに行くのはこっちなんですね・・・。
斉彬に、断ることはできないんですね・・・。
 
 
忠剛から事の次第を聞いた、尚五郎の父、肝付兼善(かねよし)は、平謝りする忠剛にむしろ恐縮。
そして「殿様の申しつけではいたしかたないこと」と、穏やかに受け入れます。
そりゃ、当事者じゃないですからね・・・(>_<)
 
横に座っている尚五郎、放心状態です。
 
だって、おとといですからね。
一世一代の告白をして、うまくいきかけたのは。
それがこんなカタチでこんなにアッサリ終わってしまうなんて、想像もできないことでしょう・・・。
 
しかし、ショックを受けつつも、
父から諭され、忠剛から謝られ、
何とか気持ちを切り替える尚五郎。
 
そして忠剛に、まだ於一に尚五郎の気持ちを言っていないことを確かめると、
「ならばこのまま内々に願えませぬか」と頼みます。
 
「於一様の重荷となってはいけませぬゆえ」
 
その言葉に、複雑そうな顔をする忠剛。
 
しかし尚五郎は、明るい声で、
「私へのお気遣いは無用にございます。
それがしも薩摩の武士。
於一様のことは、今日を境にきっぱり忘れることにいたします!」と宣言しました。
 
な・・・なんて・・・かわいそうなんだ〜〜〜〜!!(TロT)
 
そんな息子を、「よく言った」なんて兼善は誉めてますけど、こんな尚五郎を見ても養女の件、断る気にはならないんですか・・・?
 
 
忠剛には「私は大丈夫です」なんて笑っていたものの、本当は大丈夫なんかじゃない尚五郎。
そのあと剣の稽古に打ち込み、苦しさを忘れようとしています・・・。
 
 
そして夜。
忠剛は家臣たちに、於一が斉彬の養女になることを伝え、祝いの宴を開きます。
断る気なんか、全然ないって感じですね。
むしろ、これで気がかりが片付いたとばかりに宴です( ´△`)
 
そして、みんな笑顔の中、於一だけが取り残されたようです。
 
一人宴の席を抜け出し、ぼんやりと月を見上げる於一。
そこへ、幸がやってきました。
 
「どうしたのですか?」と聞かれ、
「恐ろしいのです・・・自分が自分でなくなるようで」と答える於一。
 
そんな於一に幸は、「意外ですね。あなたは喜ぶかと思っていました」と言います。
於一も少し微笑んで、「確かに新しい大きい世界を見てみたいとは思います」と答えながら、顔をふっと曇らせ、「思いますが・・・」と口ごもりました。
 
と、そこへ、女中が来て、
「菊本様の様子がおかしいのです」と報告してきました。
 
菊本のところへ行くと、ぼんやりとしていて元気がないようです。
しかし幸たちの姿を見るとまた、元気に働き始めました。
大丈夫でしょうか、菊本は・・・?
 
 
一方。
この頃薩摩では、異国船の進入にそなえ、砲台の整備に力を入れていました。
アメリカから帰国した、ジョン万次郎がそれに携わっているようです。
彼は海で漁をしていて難破し、アメリカ船に助けられ、今までアメリカにいた人です。
つまり今、日本で一番海外に詳しい人なので、非常に重用されているみたいです。
 
万次郎は、ふと遠くに尚五郎を見つけ、親しげに声をかけました。
 
尚五郎と万次郎は、以前話をしたことがあって、顔見知りです。
斉彬の側近である小松清猷(きよみち)の家で、於一とともに、彼からアメリカの話を聞いたのでした。
 
そして、二人で高台へ。
そのあと、ここに砲台を10個作る予定だと説明する万次郎。
 
「そんなにいるのですか?」と驚く尚五郎に、
「前にプレジデント(アメリカの大統領)のことをお話しましたが、気がかりなことがあるのです。
アメリカは隣国のメキシコとの戦に勝って、領土を広げました。
次は必ずや日本に軍艦を差し向けるでしょう」と答えます。
 
尚五郎は驚き、「軍艦を?何故ですか」と聞くと、
「他の国に先んじて航路を押さえ、わが国と交易を始めたいのです。
それには武力で脅すのが一番や、というのが西洋人の考え方です」と万次郎。
 
それに対し、
「そこまでして貿易をする意味があるのですか?日本のような小さい国と」と不思議そうな尚五郎。
 
万次郎は笑って、
「世界でもっとも栄えている町はどこだと思いますか?」と質問します。
 
そして、わからないと答える尚五郎に、
「イギリスのロンドン、清国の北京、そして日本の江戸」と教えます。
尚五郎はそれを聞いてとても嬉しそうです。
やっぱり自分の国が栄えていると言われるのは嬉しいですよね。
 
万次郎は、
「これからは多くの国が先を争うて日本にやってくるでしょう。
西の端に位置する薩摩は、軍備を固めねばなりません」とさらに説明しました。
 
尚五郎が心配そうに、「異国との戦になるのですか?」と聞くと、
万次郎はキッパリと答えました。
 
「戦わんために武器が要るのです。
相手をひるませ、武器を使わせんためです」
 
そして、納得する尚五郎に、
「今のはお殿様のお言葉ですが」と笑う万次郎。
 
 
殿様、という言葉を聞いた途端、尚五郎の顔が曇ります。
 
それを見て、「どうしたのですか?」と尋ねる万次郎。
 
尚五郎は切なげに笑いつつ、
「好きだった人を奪われました」と答えます。
 
万次郎は驚きながら、「奪い返したらええ」とさわやか。
しかし尚五郎は悲しそうに笑いながら、「それができる相手ならよいのですが・・・」と、つぶやきました。
 
万次郎が何かを言いかけたとき、遠くから、「万次郎様〜」という声が聞こえました。
清猷の妹、近(ちか)がお弁当を持ってきたようです。
何だか親しげですね。
近と尚五郎も顔見知りなので、近は「尚五郎様もいらしたんですね」と笑顔を見せます。
 
 
そして、三人で話をしました。
どうやら、近にも打ち明けたみたいです、尚五郎。
胸にしまっておけない性格なんですね・・・(;´∇` )
 
それを聞いた近は、とても複雑そうです。
もしかして近は、尚五郎が好き・・・とか?
 
 
万次郎は尚五郎に、於一様はあなたの気持ちを知っているのですか?」と尋ねます。
「いえ、伝えていません」と尚五郎。
 
万次郎は「このまま言わんつもりですか?」とさらに聞いてきます。
そして尚五郎がもちろんですと答えると、たたみかけるように、なぜかと・・・。
 
尚五郎は辛そうに答えます。
「なぜ?伝えてどうするつもりですか。
重荷になるだけではありませんか」
 
しかし万次郎、さらに続けます。
「ほんならあなたの気持ちはどうなるのですか。
あなたの胸の痛みは?苦しみは?」
 
そんなこと言わないであげてくださいよ〜〜〜!!(>_<。)
尚五郎だってメチャクチャ辛いんですから!!!
 
 
尚五郎は顔をしかめて、答えます。
「・・・それでも、言えません。於一様を苦しめることができない」
 
その言葉を聞いて、万次郎は少し微笑みながら、キッパリと言いました。
 
「・・・なんぼアメリカに長うても、私も日本の男です。
けんど、私なら伝えます」
 
そんなの、同じ立場じゃないから言えるんだよ〜〜〜!!!
好きな人を迷わせるってわかってて、言えるわけないでしょう!!
ひっくり返せるならまだしも・・・。
 
尚五郎と近が複雑そうな顔で見守る中、
万次郎はさわやかに言い切ります。
 
私の心は自由。気持ちは自由。
それがかなわんかったら、私がいなくなってしまうような気がします」
 
そしてなおも、尚五郎に
「想いだけは伝えるべきではないのですか」
 
しつこい〜〜〜!!
そりゃ、言えたら言えたほうがいいでしょう。
言ったほうはスッキリするかもしれません。
しかし、聞いたほうは?
於一が尚五郎を全く好きでも何でもなくて、どうでもいいと思っているならまだしも・・・。
そこまでじゃないはずだし。
でも、尚五郎がかわいそうだから、於一が何も知らないのも哀しいとも思うんですけどね・・・( ´△`)
 
 
そんなことがあったあと。
尚五郎は於一の家の前をウロウロ。
 
そこを、於一の兄であり、尚五郎の友達でもある忠敬(ただゆき)が見つけ、「そうか今日は囲碁の日か」と、家に引っ張り込みます。
 
尚五郎と於一は囲碁を打つ日を決めて、時々会っているようです。
まあ、囲碁にかこつけて、大抵は秘密の話(ラブではない)をしていることが多いですが・・・。
 
しかし、囲碁なんかやってる場合じゃないよ・・・(>_<)
 
 
心ここにあらず、と言う感じの於一と囲碁を打ちつつ、
尚五郎は口を開きます。
 
「殿様のご養女となられる件うかがいました。
まことによきお話ですね。おめでとうございます」
 
ああかわいそうな尚五郎。
気持ちを押し隠して笑顔でそんなセリフを・・・。
 
それに対し、真顔で
「本当にそう思われますか?」と返す於一。
 
尚五郎は思わず表情が固まります。
 
於一は沈んだ顔で、打ち明けました。
「・・・実は迷っています。迷うなど許されぬこととわかっています。
でも養女ともなれば、お城に上がらねばなりません」
 
「・・・そうなれば、親兄弟とも会えなくなります」
 
尚五郎は控えめに、
「・・・あの、それが理由で?」と聞きます。
 
於一は寂しげに笑って、
「お笑いください。でも私にとって、生まれた家を去ることは本当に辛いことなのです」と言いました。
 
そして付け加えるように、
「あなたとも会えなくなるし・・・」と言ったのです。
 
尚五郎は思わず照れ笑い。
「いえそんな、私など・・・」
見れば見るほど哀れだ尚五郎・・・(>_<。)
 
尚五郎の気持ちなんて全く知らない於一は(鈍すぎます)、
さらに続けます。
 
「それともう一つ・・・なぜ私を養女に望まれたのかがわからないのです。
どこをお気に召したのか、何のために養女にしたいのか」
 
尚五郎にもそれはわかりません。
 
於一は不服そうに、
「皆は皆、喜ぶばかりで、誰も私の疑問に答えてくれる者はいないのです」と言いました。
 
そこへ、菊本が、お菓子を持ってやってきました。
しかし持ってきたのはお菓子ではなく・・・それに気づいて、慌てて下がります。
 
「どうされたのですか?」と尋ねる尚五郎に、
「最近菊本の様子がおかしいのです」と答える於一。
 
 
尚五郎は、そのあと於一に、
「確かめてみたらどうですか?
お殿様に、じきじきに養女の件を」と助言しました。
 
その言葉に驚く於一。
それは考えてもいないことだったようです。
 
「養女にとまでおっしゃっているのです。会ってくださらないはずはないと思いますが」との言葉に、納得した於一は、笑顔になります。
 
「そうか・・・そうかもしれませんね」
そしてそのまま、碁盤を見つめた於一は、驚いて、それから
「・・・まいりました」と言いました。
 
なんと、初めて囲碁で、尚五郎が勝ったようです(゜ロ゜)
尚五郎は囲碁がとっても弱く、今まで於一に勝ったことがないのですが・・・。
 
「腕を上げられましたね」と微笑む於一に、嬉しそうな尚五郎。
しかし、そのあと切なげな顔に戻りました。
 
於一と会えなくなったらもう、こうして囲碁を打つこともなくなります・・・。
 
 
そして於一は、そのあと、忠剛に願い出ました。
 
「お殿様にお会いしたいと?」と、驚く忠剛。
側には幸や、兄の忠敬、菊本も控えています。
 
「はい、私をお選びいただいた理由をお尋ねしたいのです」と答える於一。
 
忠剛はそれに対し、
「何を寝ぼけたことを言っておるのじゃ。そんな勝手は許されん。
そもそもご本家との縁組ぞ、何の不満があるというのじゃ」としかりつけます。
 
「文句ではありません。今のままだとスッキリしないのです」と於一。
 
横から忠敬が、「もったいないことを言うのう。俺がかわりに行きたいくらいだというのに」とつぶやきます。
 
じゃあかわりに行ってください(T_T)
 
 
忠剛は忠敬をだまらせたあと、於一にも、もうそんなことは言うなと怒り、話を終わらせようとしました。
 
しかしそこで、横から幸が
「でも於一の気持ちもわかる気がいたします」と言ってくれました。
 
さらに、「よいではありませんか。お願いするだけしてみては」と。
 
忠剛が、「殿がお許しになるわけがない」と答えると、
「そうでしょうか。いずれは父と娘になる間柄なのですよ」と幸。
 
その言葉に、絶句する忠剛。
 
今の今まで、喜んでばかりいた忠剛ですが、
斉彬の養女になることは、自分の娘ではなくなるということなのです・・・。
 
 
そして、尚五郎に報告する於一。
どうやら許しが出たようです(^.^)
幸は本当に頼りになるお母さんですよね・・・。
於一は、明日お城にいくことになったと、嬉しそうに伝えます。
 
そして尚五郎に、お礼としてお酒を贈りました。
 
尚五郎は、それを受け取り、
「ちょうどよかった。これから西郷さんの祝儀に出かけるので、みんなでいただきます」と笑いました。
 
それを聞いた於一は喜び、お祝いをお伝えください、と言いました。
 
 
そして西郷吉之助(のちの隆盛)の祝儀に出かける尚五郎。
仲間たちから、お祝いされて、幸せそうな吉之助。
 
西郷家やその仲間たちと、肝付家である尚五郎との家柄の差はかなりあり、通常は親しくすることはできません。(肝付家の方が身分が上)
しかし縁があって、尚五郎は彼らに剣を習い、またその心意気に惹かれて、仲良くしています。(家には内緒で)
 
また、於一も一時期彼らと親しくしていました。(尚五郎が紹介して)
 
 
吉之助は有馬新七(仲間の一人)から、「大久保さんから預かってきた、祝いの品じゃ」と、二本の扇子を手渡されます。
 
大久保正助(のちの利通)もまた、彼らと同格の家柄ですが、今は謹慎させられています。
なので、友人の祝儀にも来れなかったんですね・・・かわいそうに(T_T)
 
彼が内職の合間に作ったという扇子を、大事そうに見つめる吉之助。
とても温かい贈りものです・・・。
 
 
すっかり酔っ払った尚五郎もまた、吉之助にお祝いを言います。
すると、仲間の一人が「肝付さんは姫様とどうなりました?」などと聞いてきました!Σ( ̄ロ ̄lll)
 
慌てた仲間の一人が、彼の口を押さえ、小声で
「何もおっしゃらないところを見れば、ダメだったということだろう!」と注意。
みんな、あえて口にしなかったようですね・・・。
 
しかし尚五郎は陽気に笑いつつ、
「於一様は私なんかの手の届かない遠くに行ってしまうのです」と答えました。
 
そして、そのあと一人縁側に座って、泣き出しました・・・。
かわいそうすぎます!!!(>_<)
 
 
一方、その頃。鶴丸城(斉彬がいる城)。
 
“やめたい”と言う弟、忠教(ただゆき)。
重富島津家の領地に戻りたい、と訴えているようです。
彼は、本家島津家をとりまく、ご一門四家のうちの一つ、重富島津家の当主です。
どうやら、斉彬が当主になってから、斉彬の側で働いていたみたいですね。
 
その言葉に対して、斉彬は、「恨んでおるのか」と尋ねます。
 
「こたびの養女の件、そなたの娘御お哲を選ばなかったこと。
また、於一殿を次男右近の嫁にと考えていたこと、後で聞いた。
そして海辺の守りについてじゃ。
万次郎の意見を取り上げ、海防係のそちの意見を取り入れようとはしなかった」
 
・・・確かにそれだけ重なれば、嫌になっても仕方ないかもしれませんね(; ̄∇ ̄ )
 
於一に持ち上がった縁談話の相手は、忠教の息子、右近でした。
しかし、斉彬と忠教は跡継ぎ問題でモメていて、忠剛は斉彬派なので、敵である忠教の息子との縁談には全然乗り気じゃありませんでした。
だからこそ、尚五郎の告白を受け入れていたわけです。
 
 
忠教は、兄の言葉に微笑み、
「海防については私の力のなさ。万次郎の知識は驚くべきものあり。
そちらを選ばれたのは当然にございます」と答えました。
 
しかしそのあとで、辛そうな顔になり、
「・・・ただ、兄上は私をどこかで信じてくださっておらぬのではないかと・・・」
 
否定する斉彬に、
「かの騒ぎの折、ほんの一瞬、兄に代わって当主になりたいと思う気持ちがなかったとは言えません。
そのような弟を・・・いや、弟ゆえ・・・
信じて使えない、兄上のお気持ちもわかるような気がします」と哀しそうに微笑む忠教。
 
それは思い違いだと言う斉彬でしたが、
忠教の心は動かせませんでした・・・。
 
 
そして、翌日。
於一がお城に行く日です。
しかしついてくるはずだった菊本は、具合が悪いと言って、若い女中をお供につけることになりました。
 
立派な着物に身を包んだ於一は、両親に挨拶をして、出かけようとします。
すると、菊本がそっと於一の頬に触れ、泣きそうな顔で於一を見上げました。
 
そして、涙をこらえたような声で、
「ご養女の件、お迷いなのはわかりますが、女の道は一本道にございます。
定めに背き引き返すは、恥にございます」と告げました。
 
そして於一は出かけます。
その姿を見送る幸と菊本。
菊本は幸に、“自分の役目は終わった”と寂しそうにつぶやきます。
 
 
そして、斉彬の前に行った於一は、二人で話すことになります。
 
於一は早速、なぜ自分を養女に望んだのかと尋ねました。
 
すると斉彬は、
「そなたがそういう娘だからじゃ」と笑って答えます。
 
「己の生きる道を人任せにせず、何事も納得がいくまでとことん突き詰める」
 
於一が慌てて謝ると、
「詫びることはない。面白いと申しておるのじゃ」と微笑みます。
 
本当に於一の性質を気に入っているようです(^.^)
 
 
そして、斉彬は続けて、
「わしが江戸でなんと呼ばれているか知っておるか?
“腹の底を見せぬ男”じゃ」と笑いました。
 
そのあとはまた、真顔になり、
「長い間父との確執があり、先だっても実の弟がわしの元から去った。
寂しいものよのう・・・。
寂しいと言えば、これまで6人の子を亡くし、残るは3歳のとらじまる(字がわかりません)、それに生まれたばかりの姫だけじゃ。
それもこれも、自分自身の招いたことなのだろう・・・」とつぶやきます。
 
 
そして於一に、「どうじゃ?そなたにもわしの腹の底が見えぬか?」と尋ねました。
 
それに対し、於一は
「私にはなんともわかりません・・・」と答えました。
 
それを聞いて、微笑む斉彬。
「それじゃ。そなたには二心がない。
二心がないゆえ、心が安らぐ。安らぎ、休まる」
 
さらに続けて、
「それに理由はもう一つ。
そなたはわしの母に似ておるのじゃ」
 
そして、母のことを話してくれます。
 
斉彬が元服して、4年もたたないうちになくなったという母。
結婚するとき嫁入り道具に、たくさんの本を持ってきたという話や、
自分用の鎧やかぶとまであったと、微笑みます。
 
さらに、斉彬を乳母任せにせず、自分の手で育ててくれたと、懐かしそうに嬉しそうに笑う斉彬。
 
そんな話を、微笑みながら於一は聞きます。
 
そして斉彬に、
「どうじゃ、姫を選んだ理由、これで腑に落ちたかね」と言われた於一は、
「はい。私にも素晴らしい母がおります。
その母が大切なことをいろいろと教えてくれます」と答えました。
 
斉彬はその言葉に、少し困ったように、
「・・・そうか。わが養女になるということは、その母御からそなたを引き離すということでもあるのじゃな」とつぶやきます。
 
しかし於一は、りんとした表情で、
「お殿様。私をぜひとも養女にしていただきとうございます」と頭を下げたのでした。
どうやら決意が固まったようです・・・。
 
もちろん、斉彬は大喜びです。
 
 
そして、帰った於一は、決心したことを両親に告げました。
 
それを聞いた忠剛は、
「・・・これでいよいよそなたは、ご本家の姫になるのじゃな」と、
嬉しくも切なげにつぶやきます。
 
そして・・・家族三人、しんみりとした空気に包まれていたときです。
 
突然、女中が慌てて入ってきました。
 
そしてなんと・・・
 
「大変でございます!
菊本様がご自害なされました!!」
と告げたのです・・・!!!
 
それを聞いて飛び出す於一。
 
菊本は自分ののどに包丁を突き刺して倒れていました。
それを見た於一は菊本にすがりついて泣きくずれました・・・。
 
 
・・・・・・・・・。
 
って、何ですか、この展開!?(゜Д゜|||)
 
な、な、何で菊本が・・・・・・!?
 
こんなところで続きなんて、あんまりですよ〜〜〜〜!!!
 
菊本が・・・
そんなことするなんて・・・
ものすごい大ショックです!!!(>_<)
 
大好きだったのに・・・。





posted by 水沢桃子 at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年02月21日

「篤姫」第七話

さて、前回とんでもないところで続きになった「篤姫」。
 
1851年、秋。
女中の菊本が突然自害してしまい、於一(おかつ・のちの篤姫)は大ショックを受けます。
 
そしてその夜。
父、忠剛(ただたけ)に呼ばれた於一。
 
菊本のことを尋ねた途端、「菊本のことは今宵限り口にするでないぞ」と言われました。
 
於一が口を開こうとすると、忠剛の怒りが爆発。
「そなたの縁組を控えているこのときに、あのようなことをするとは罪人同様の所業だ」と。
それだけを言い放ち、於一を部屋へ下がらせます。
 
しかし、眠れない於一。
同じく、すすり泣く女中のしの。
と、そこへ母の幸(ゆき)がやってきました。
 
於一を心配して来てくれたようです。
菊本のことを尋ねる於一に、幸は、
「菊本は書置きを残していました」と告げます。
 
忠剛、幸、そして於一宛に三通。
 
幸は於一に話します。
「私宛には、このように書かれておりました。
“自分のような身分の低い者が、姫様の乳母としてお仕えしてまいったことこそおそれおおし。よって自害し、我が名が家中から削られることを望んでいる”と」
 
そして、「わかりますか?菊本は死をもっておのれを消し去ったのです。
そなたが島津本家の養女にと請われたときから覚悟を定めていたようです」と続けます。
 
於一は呆然としながら、震える声で、
「私宛の書置きは・・・?」と尋ねます。
 
幸は、「・・・父上が火の中に投じよと命じられました」と静かに告げました。
 
於一は大ショックを受けます。
そんな於一を、いたわるような瞳で見つめながら、
「・・・父上を恨んではなりませんよ。そなたがこれ以上動ぜぬようにと案じられてのことなのです」と優しく諭す幸。
 
しかし於一は、すぐにはそれを受け入れられません。
呆然としたまま、固まっている於一に、幸は、
「これはそなたがお城へ発つ日に渡そうと思っていたものですが・・・」と、
小さな仏像を渡します。
 
金色に輝く、小さな菩薩像。
 
そして幸は優しく、
「辛いときは手を合わせなさい。
・・・菊本の成仏も、この菩薩像ならかなえてくださいましょう」と微笑みます。
その言葉に、於一は泣きます・・・。
 
 
・・・しかし・・・なんで、菊本は自害してしまったんでしょうか?(>_<。)
 
於一が自分のもとから去ってしまうことで寂しかったのでしょうか?
 
それで耐え切れなくなってしまったのでしょうか?
 
だって、ずっと側で乳母として生きてきて、今さら身分が低いとかって関係ないんじゃないでしょうか・・・。
 
於一の身分が、島津藩の分家の娘から、本家の娘にレベルアップしたからって、
死ぬ必要なんて全くないと思います。
 
・・・それとも、この時代はそれが普通だったんでしょうか?
 
わかりませんが・・・
哀しすぎます・・・(T_T)
 
 

そして・・・翌日。
尚五郎と囲碁を打つ於一。
 
肝付家の尚五郎は、於一の家よりも格が低い家柄ですが、於一の兄、忠敬(ただゆき)や於一と親しくしています。
そして、彼は於一に惚れています・・・。
 
於一はそのことを全く知りませんが・・・
尚五郎は一度、於一を嫁にもらいたい、と忠剛に申し出たこともあります。
・・・薩摩藩当主の、島津斉彬(なりあきら)に於一を養女にしたいと、言われてしまったためお流れになっちゃいましたけどね(>_<。)
 
彼は於一の囲碁仲間であり、よき相談相手として過ごしてきました。
 
菊本を失って、元気のない於一に、尚五郎は気遣うように声をかけます。
「菊本殿、祝儀のために命を捨てたそうですね・・・」
 
於一は泣き声で、
「祝儀なんて・・・。生きていてくれたほうがどれほど嬉しいか・・・。
私が赤子のときからずっと仕えていてくれたのです。
我が身の一部をもぎとられたような心持ちです・・・」
 
そして苦しそうに続けます。
「皆が皆、忘れろと言うのです。
そんなことできるわけがないのに」
 
尚五郎はそれを黙って聞いた後で、キッパリと答えます。
「忘れるべきでしょうね」
 
於一はショックを受け、
「菊本は私のために命を落としたのですよ!」と叫びます。
 
しかし尚五郎も激しい口調で返します。
「だからこそではありませんか!
菊本殿の心中を思えばあなたがすべきことは!」
 
「もちろんわかっています!」と泣きそうな於一。
 
「わかるならそうすべきではありませんか!」とすかさず尚五郎。
 
・・・於一は思わず言葉を失います。
 
尚五郎は辛そうに、続けます。
「あなたは、あなたのことを思う者の気持ちがわかっていない。
覚悟をわかっていない」
 
於一はそれに反論「わかっています!」
 
しかし尚五郎は硬い表情のまま、言い切ります。
 
「菊本殿は、あなたを思い、あなたのために身を引いて死んだ。
そのことを、その思いを胸に叩き込んで・・・一日も早く忘れることです!
そして前を向いて生きていくべきだ!
・・・あなたがすべきことはそれしかありません」
 
 
尚五郎の言葉に、於一は言葉を失い、しばし瞳をさまよわせます。
尚五郎の言った言葉を心の中で整理して・・・
ふっと、於一は顔を上げ、微笑みました。
 
「・・・尚五郎さんでも怒ることがあるのですね・・・」
 
尚五郎はぎこちなく瞳をそらします。
 
於一は穏やかな声で、
「また一つ、尚五郎さんから教わりました。
・・・折々に励ましてくださったり、救ってくれたり、力づけてくださったり・・・
感謝しています」と微笑みかけました。
 
尚五郎もそのセリフに、泣きそうな顔で微笑み返します・・・。
 
 
その夜。
於一が寝付けずにいると・・・
突然、枕元に菊本が現れました。
 
「姫様、これから先姫様の行く先は、菊本がお守りいたします。
重い体を脱ぎ捨て、魂のみとなった今は、いずこへなりと飛んでまいりますゆえ」
と微笑み、消えていく菊本・・・。
 
於一は慌てて菊本の名前を呼びますが、
そこで、菩薩像に目を留めます。
 
於一はそっと微笑み、菩薩像を手に包み込んで、
「菊本・・・」とつぶやきます。
 
菊本の魂はこの仏像に宿り、これから先於一を見守り続けてくれるのかもしれません・・・。
 
 
そして、1852年、7月。
江戸城。
 
老中首座の阿部正弘ら数名が、重要会議。
 
「ペルリなる者が率いたアメリカの軍艦が、通商を願い日本に向かっている、という知らせが入った」
 
・・・ペリーの黒船来航事件ですね。
私が珍しく歴史として知っている、数少ないものです(;´∇` )
 
「通商を願うにしては、おだやかではありませんな。軍艦を差し向けるなど、こちらを脅すつもりにしか思えませぬ」と、皆顔をしかめています。
 
以前ジョン万次郎が言っていた通りの展開ですね・・・。
 
彼はアメリカから帰ってきた青年で、薩摩の海防役として活躍しているのですが・・・アメリカが日本と交易をしたがっていることや、その際軍艦を連れてくるだろうということを言っていました。
 
 
会議では、一応この件は極秘ということになりましたが、
軍艦が来たらパニックになると思います・・・。
 
 
その頃、薩摩では・・・。
 
斉彬に呼ばれる忠剛。
砲台を作る場所を相談され、砲台建設の指揮を頼まれます。
 
「今頃江戸では大騒ぎであろうな」と顔を曇らせる斉彬。
それに不思議そうな顔をする忠剛。
ペリー来航のことを、斉彬は知っているけど、忠剛は知らないみたいですね。
だからこそ斉彬は、軍備を強化しようとしているわけですね。
 
 
そして、8月末。薩摩から江戸に向かった斉彬。
江戸藩前当主の徳川斉照(なりあき)と、阿部と、三人で話をします。
 
なりあきらとなりあき・・・。
何でそう名前が似てるんでしょう。
ややこしいです・・・( ´△`)
 
ともかく斉照は、政治には関わっていないけれど、発言力がある人らしいです。
 
そこで、話し合った結果、外国船に対抗してこっちも軍艦を造らなくては、ということになりました。
それに対しては、斉彬の力が必要なようです。
 
 
そして城へ戻った斉彬は、早速側近の小松清猷(きよみち)にそのことを伝えます。
 
・・・なんで軍艦を造りたいのかはよくわかりませんが、
その報告に喜ぶ清猷。
斉彬も「これからの時代は海じゃ」とやる気マンマン。
 
薩摩藩の力を発揮できるチャンス・・・ということなんでしょうか。
 
そして、於一の城入りを早めることに決める斉彬。
偉い人はやりたいようにできて、幸せですよね・・・。
 
於一を養女になどと言ったせいで、尚五郎が泣き、菊本が自害したことを思うと、
斉彬に腹が立ってくるんですけどね・・・?( `▽´;)
 
 
そして、於一の元に使者がやってきます。
 
於一が城に入る際、供の者はこちらで用意するので一人で来てくださいと言われ、戸惑う於一。
 
すると幸が進み出て、「ご本家に入るのです。おなごにとってどれほど心細いことか。侍女は伴わせます。一人だけでもお許しいただきたい」と言ってくれました。
実に堂々たる態度です。
相変わらず素敵なお母さんです(*´▽`*)
 
 
そのあとで、於一は幸に、「母上はお強いのですね」と言いました。
すると幸は、「何を言っているのです。これしきのことで」と笑います。
 
そして、「城に上がれば、これ以上のことをしなければならないのですよ。
・・・しっかりしなされ!」と、於一をぽんと叩きます。
於一は励まされ、笑顔になり、元気よく「はい!」と答えました。
 
そこへ、帰ってくる忠剛。
 
迎えに出ながら、幸は、
「菊本のことで、父上をまだ恨んでいますか?」と尋ねます。
於一は、「いいえ、そのようなことはありません」とキッパリ答えました。
 
幸は、「ならば父上とできるだけ話をなさい。共に過ごせるときは、わずかなのですから」と優しく勧めます。
その言葉に、神妙にうなずく於一。
 
 
そして、幸と話をする忠剛。
どうやら砲台は、少しずつ形になってきたようです。
そして、於一を気にする忠剛に、於一が後ろから声をかけました。
 
「父上に見ていただきたいものがあるのですが」と笑い、
城に上がる日に着るうちかけを見せました。
 
それを見た忠剛、胸がいっぱいになってしまったらしく
砲台の話をしてほしいと言う於一に、「今日は疲れた」と逃げてしまいます。
 
 
そして、一人ボンヤリとため息をつく忠剛。
それを見た幸は、「いよいよとなると、お寂しいのでしょう」と声をかけます。
 
しかし忠剛は、
「よいか。斉彬様の養女なのだぞ・・・。ありがたいと思いこそすれ、寂しい?・・・寂しい?寂しくなどないわ!嫁に出すと思えば同じことじゃ」と強がります。
 
それに対し、幸は「お殿様の養女ともなれば、立場が変わります」と優しく答えます。
そして、「わかっておる」と言う忠剛に、「なれば於一と話をしてやってくださいませ」と言う幸。
 
忠剛は、また今度・・・と逃げ腰ですが、幸に見つめられ、仕方なく於一のところへ向かいます。
 
 
於一は、部屋で読書をしていました。
そこへ入っていき、「支度は進んでおるのか」と声をかける忠剛。
 
於一は顔を輝かせ、手元に置いてある、数冊の本を差し出しました。
 
そして、「なんじゃ、これは?」と言う忠剛に、
「私の一番好きな書物にございます」と微笑む於一。
 
そして切なげに続けて、
「その・・・形見の品にと思いまして。
これを私と思って、お側に置いていただければ、嬉しく思います
 
その言葉を聞いた忠剛、突然砲台がどうのと言い出し、
「とりあえずこれは受け取っておく」と本をつかんで逃げ出してしまいました。
 
どうしても素直になれない忠剛。
その姿を、呆れ顔で見送る幸・・・。
 
 
そして、ついに、於一が城に行く前夜。
家族で食事をします。
 
仲が良かった(ような、いつもケンカしていたような)兄の忠敬(ただゆき)も、口では憎まれ口だけど、内心は寂しいのでしょう。
一応、於一は上に三人の兄がいますが、長男は忠剛が謹慎させられた折、都に差し出したということになっているので、いません。
ついでに言うと、次男も初めて見ました。
於一と接していたのは三男の忠敬だけだったので。
 
と、そこへ、尚五郎が、肝付家からの祝いの品を持ってきました。
 
家族水入らずで過ごしているので、尚五郎は早々に帰ろうとします。
が、忠剛に引き止められました。
 
「おそらくこれが最後となろう。・・・打っていかれてはいかがかな」
と、囲碁を勧められます。
 
・・・忠剛は、尚五郎が於一を好きだということを知っていますからね。
気を遣ってくれたのでしょう。
そんなんで気を遣うより、結婚させてあげてほしかったですけどね・・・。
 
そして、静かに碁を打つ二人。
 
結果は・・・尚五郎の負け。
やっぱり尚五郎は、囲碁弱いようですね。
 
片付けながら、二人とも寂しそうな顔をします。
 
於一が、「これまで相手をつとめてくださって本当にありがとうございました」と微笑むと、尚五郎も笑って、「いえ、こちらこそ」と答えました。
 
 
そして、尚五郎が帰るのを見送るとき、自分のかんざしを外し、
「これ・・・お近(ちか)様に・・・渡していただきたいのです」と言う於一。
 
近は、小松清猷の妹です。
清猷は尚五郎や、忠敬、於一にとっては塾の先生であり、何度か家に遊びに行ったことがあります。(今は清猷は、斉彬の側近ですが)
その折、近とも仲良くなっていました。
 
そして於一は、「尚五郎さんには書物がいいですね」と笑って、部屋に取りに行こうとします。
 
すると尚五郎は、「いただけるなら、いただきたいものがあります」と申し出ます。
そして、「お守りをいただきたいのです」と。
 
於一は、自分のお守りを取り出し、「・・・これですか?」と驚いたようです。
 
尚五郎は「ええ。・・・かわりにこれを差し上げます」と、
自分のお守りを差し出したものの、すぐに苦笑して、
「・・・などと、無理なお願いですね」と手を引っ込めました。
 
しかし於一は、顔を輝かせ、
「それ・・・いいです、とても」と答えました。
 
そして、「異国では、かけがえのない友と別れるとき、その証として、
大事な品を取り替えるのだとか」と微笑みます。
 
尚五郎は、「友の、証・・・」とつぶやきます。
 
ホントは友なんかじゃなくて、夫婦になるはずだったんですけどね(>_<。)
 
 
於一は、自分のお守りを大切そうに見つめ、
「尚五郎さんを、守りますように」と祈りを込めます。
 
尚五郎も、自分のお守りに、
「・・・於一殿をお守りしますように」と願いを込めました。
 
そして、二人はお守りを交換します。
 
このお守りは、二人が生まれる前に、斉彬から、それぞれの父親に渡されたものです。
初めは、忠剛には赤いお守り、肝付兼善(かねよし。尚五郎の父)には青いお守りをくれたのですが、忠剛は「強い男の子がほしい」と、兼善と交換してもらったのです。
 
そのため、於一は青いお守り、尚五郎は赤いお守りを、今までずっと大事に持っていました。
 
それが今ここで、本来の形に交換されたことになります・・・。
於一は赤いお守り、尚五郎は青いお守りに。
 
 
それにしても・・・二人に大切なお守りをくれたのも、斉彬なら、
二人を引き裂くのも斉彬ということなんですね。
 
なんていうか・・・むなしいです(>_<)
 
 
於一は、笑顔でそっと、
「元気で・・・いらしてくださいね」と言い、尚五郎も、
「・・・あなたも」と笑い返しました。
 
そして、別れる二人・・・。
 
於一の家を出た尚五郎は、お守りを握りしめ、泣きます。
・・・かわいそうです〜〜〜!!
 
 
そのあと、於一は忠剛に声をかけますが、すっかり酔いつぶれてしまった忠剛は起きません。
しかたがないので於一は、そっと着物をかけてあげたあと、幸のところへ行きました。
その途端、目を覚ます忠剛。
どうやら狸寝入りだったみたいです・・・(; ̄∇ ̄ )
 
 
「父上は寝てしまったみたいです」と於一が言うと、幸は「狸寝入りでしょう」と呆れ顔で笑います。
見抜かれています・・・。
 
そして於一に、「それで、どうなのですか?もう迷いはないのですか?」と尋ねます。
 
於一は、いったんは「・・・はい」と答えたものの、すぐに「・・・いえ」とつぶやき、まだ迷っているようです。
 
そんな於一に微笑む幸。
そして、「そなたに、まだ夢のことを話していませんでしたね」と話し始めます。
「そなたがまだお腹にいた自分、不思議なことがあったのです」
 
幸のお腹を指差し、“その娘を江戸に連れていく”と言った、謎の老人。
 
「それは・・・私が江戸へ行くということですか?」と於一。
幸は、「それはわかりませぬ。ただ、そなたにはただならぬ何かを感じておりました。この家に、いえ、薩摩にも収まりきれぬ何かです」と答えます。
 
於一が、「・・・私にはよくわかりませんが」と困ったように言うと、
幸は笑います。
 
「・・・そういえば、昔父上がおっしゃっていました。
“於一は、くろがねもちのようなおなごだ”と。
根を強く張り、その根で、岩でも石垣でも突き破ってしまうような強い木です」
 
それを聞いた於一は、「くろがねもちの木。私が・・・」と、嬉しそうです。
 
 
幸は、真顔になり、話します。
「前にも話しましたが・・・そなたはこれから、多くの家来たちの上に立たねばなりません」
於一もしっかりとうなずきます。
 
「昔から、“一方聞いて沙汰するな”という言葉があります。
どんな人の声にもまんべんなく耳を傾け、その人その人の身になってよくよく考えるのです。
それでも思い迷うなら・・・考えるのをやめなされ」
 
於一は驚いて、「考えるのをやめる?」と聞き返します。
 
考えるのではなく、感じるのです。
・・・自分を信じて、感じるがままに任せるのです」と、幸。
 
於一はその言葉を、しっかりと胸に刻み込みます。
 
幸はふっと切なげに笑うと、「そなたの母でいられるのも、今宵が最後ですね・・・」とつぶやくのでした。
 
 
そして、1853年2月20日。
ついに於一が城に行く日です。
 
忠剛は、於一に、
わしがそなたの上席につくのもこれが最後じゃ。
77万石の姫になれば、わしとは格が違う。
そのこと心しておくように」と最後の注意を与えます。
於一は静かに、「・・・心得ました」と答えます。
 
そして於一は、はっきりとした声で、
「父上、一(かつ)はこの家に生まれて、まことに幸せでございました」と言います。
 
忠剛もようやく、
「・・・わしもそなたの父で、・・・なんというか・・・愉快であった」と答えます。
 
於一はさらに、
「父上、私はどこに行っても、父上、母上の娘であったことを誇りに思い、生きてまいります。今日までのご恩、まことにありがとうございました」と最後の言葉を述べました。
 
忠剛、涙を必死にこらえ、出発を宣言します。
 
 
迎えの者たちのもとへ進む於一。
それを、家族一同で見送ります。
 
そして静かに輿が運ばれていき・・・
於一の姿が見えなくなると、すぐに忠剛は立ち上がります。
「いつまで見送っていても仕方がないことじゃ」
 
そして、さっさと立ち去りました。
 
・・・そのあと、庭先で涙を流します。
男である以上、人前では泣けないんですね・・・。
 
そして幸も・・・
うちかけがかかっていた部屋で、泣き崩れます。
 
今まで気丈に振舞っている姿しか見たことがなかったけれど・・・
於一は本当に両親に愛されているんですね・・・。
 
 
そして・・・於一は。
 
外で、輿の中から、尚五郎が見送っているのを目にします。
 
尚五郎は於一のお守りを、輿に向けて突き出していました。
思わず於一も、尚五郎のお守りを、見えないけど尚五郎に向かって突き出します。
 
 
そしてまた、於一は懐かしい人たちの姿も見つけます。
 
尚五郎の側に、同じように正座して、自分を見送ってくれているのは・・・
西郷さんたちでした。
 
西郷吉之助(のちの隆盛)や有馬新七・・・その他いろいろ。
彼らは、身分的には肝付家よりも下ですが、尚五郎と縁があって親しくなり、さらに於一とも一時期親しくしていた人たちです。
 
於一にとって彼らは、新しい時代に向かって、信念を持ち、進んでいる立派な人たちで、いろいろなことを学んだ、尊敬する人たちでした。
 
 
彼らの姿を見た於一は、お守りを握りしめ、そして前を向きます。
於一は、幸せな少女時代の思い出を胸に、ゆっくりと旅立っていくのでした・・・。
 
 
そして、遠ざかる於一の輿を見送った尚五郎。
彼はお守りを握りしめ、泣き崩れます。
 
何回泣いたんでしょうか、尚五郎。
かわいそうすぎますよ・・・!!(>_<。)
 
 
というところで続きでした。
 
いよいよ於一が斉彬の養女になりますね・・・。
 
尚五郎が超かわいそうでした・・・ほんとに・・・。
 
結局告白もしなかったし。
 
ジョン万次郎からは、告白したほうがいいと勧められてましたが、
於一を苦しめられないからと答えてて、本当に最後まで於一のことを考え続けてましたね・・・。
 
もったいない・・・こんないい男を・・・(>_<)
 
そう、ちょっと情けないところもありますけど、尚五郎はいい男ですよね〜。
優しいし誠実だし真面目だし、何より於一を大事にしてくれるし。
 
尚五郎がかわいそうであるのと同時に、そんな彼と結婚できなかった於一もかわいそうです・・・。
 
さて、いよいよ次回からは、於一の新しい人生が始まります。
どうなっていくんでしょうか・・・。





posted by 水沢桃子 at 20:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年02月29日

「篤姫」第八話

今和泉島津家の姫だった於一(おかつ・のちの篤姫)ですが、いよいよ島津本家の養女として、鶴丸城に入ることになりました。
(今和泉島津家は、島津本家の分家の一つですから、かなり身分が上がることになります)
 
そこで、ナレーションが説明してくれました。
 
鶴丸城には、江戸城と同じように「大奥」が存在していました。
 
そこに務める女性の役職は、江戸城の大奥にならって作られており、
御仲居・御末などの下級侍女たち。
そして総取締役の老女を頂点に、身分と役割が細分化された上級侍女たち。
 
鶴丸城の大奥では、このように厳しい序列の中で働く奥女中たちが於一を待ち構えていたのです・・・。
 
って、なんか、敵視っぽい雰囲気ですけど(゜Д゜|||)
 
 
1853年、春。
島津本家の養女となった於一は、侍女のしのを一人だけともなって鶴丸城に入り、江戸の斉彬(なりあきら)を待つことになりました。
 
島津斉彬。彼は薩摩藩の当主であり、於一を養女にした人です。
今はどうやら江戸にお仕事に出かけているようですね。
 
 
部屋に通された於一は、ずらりと居並ぶ女中たちに驚かされます。
その中で、中心に座っていた女性が顔を上げ、「老女の広川にございます」と挨拶しました。
この大奥で、一番偉い人のようです。
 
そして自分たちを、「姫君様のお側の用をつかまつります」と紹介したので、於一は笑って、「ありがとうございます」と答えました。
しかし直後、広川が怪訝な顔をしたので、慌てて「あい、わかった」と言いなおします。
わざわざ偉そうに言い直さないといけないってのも、すごいですね・・・(;´∇` )
 
さらに広川は、調度品もそろえ、着物も用意し、この部屋は一番眺めのいい場所ですと紹介します。
障子を開け、本当に美しい光景が目の前に広がったため、於一は顔を輝かせ、思わず外に出ようとしました。
するとすかさず、広川に止められます。
 
「なぜですか?」とまた、聞いてしまい、慌てて「なぜじゃ」と聞きなおす於一に、広川はあっさり、「転んでお怪我でもされたら・・・。そんなことになりましたら、お殿様に申し訳が立ちませぬゆえ」と答えます。
 
於一は思わずしのの姿を探し、奥に控えていたしのに、瞳でなだめられたため、中に戻りました。
 
そして、出されたお菓子を食べる於一。
 
それを黙って見つめる広川。
彼女は斉彬から、“城でのしきたりを教え、本家の娘としての自覚を持たせよ”との命を受けているようです。
 
みんなが見つめている中でお菓子を食べる羽目になった於一は、緊張して落としてしまい、早速女中たちに笑われてしまいます。
 
前途多難な幕開けです・・・(;´д` )
 
 
一方、今和泉家。
於一の父親の島津忠剛(ただたけ)と、妻の幸(ゆき)は、
「静かになったのう」「まことに」
「屋敷が広うなった気がするわ」と、非常に寂しげです。
 
忠剛はポツリと、「於一が出て行ったのは今朝のことなのに、もう何日もたったような気がする」とつぶやきます。
 
そして庭先に腰かけ、
「・・・わしは愚かであったのかも。ああも言いたかった、こうもしてやりたかったと、今になって悔やむばかりじゃ」と切なげに打ち明けます。
 
それに対し、幸は穏やかな声で、
「言葉になさらずとも、きっと伝わっておりますよ」と微笑みかけます。
 
忠剛はその言葉を聞いて、少し安心したように笑ったものの、
「・・・しかし、まとめて年を取ったような気がするの。・・・少し横になるか」と、部屋に戻ってしまいました。
 
気が抜けてしまったと言う感じです・・・。
 
 
一方、於一の兄の忠敬(ただゆき)は、肝付家の尚五郎と囲碁を打っていました。
 
今和泉家と肝付家は身分が違い、今和泉家の方が断然上なのですが、供に私塾に通った者同士、友人として仲良くしています。
そしてまた、塾にこっそりもぐりこんでいた於一ともそこで知り合い、尚五郎は於一とも仲良くしていました。
そして、於一に惚れていました・・・。
 
碁を打ちつつ、ため息をつく忠敬。
「於一が出ていって、まだ半日か。
・・・からかう相手がいないというのもつまらんものじゃのう」
 
いつも言い合いをしていた忠敬と於一でしたが、仲が良かったので寂しそうです。
尚五郎はその言葉を聞いて、ちょっと笑います。
 
すると忠敬、いきなり、「・・・一度聞いてみたかったのだが、おぬし、於一に惚れておったのではないか?」と言い出します。
 
今さら言わないでほしいセリフです!!(>_<)
言わなくてもわかるだろ〜〜〜!!
 
言われた尚五郎は血相を変え、慌てて否定します。
 
すると忠敬は笑って、「冗談じゃ。あやつに惚れる者などおるか。なあ」と流しました。
 
・・・もしかして、忠敬、気づいてなかったんですか??(゜ロ゜)
どう見ても気づいていると思ってたんですけど・・・。
 
於一に縁談が持ち上がったとき、尚五郎が焦って、聞き出そうとしてくるのをからかうようなそぶりもありましたし・・・。
気づきもせずにからかうなんて無理があるんじゃ・・・??
 
しかしまあ、この際彼が気づいていようがいまいがどうでもいいです。
所詮忠敬は、なんかの協力をしてくれたわけでもないですし。
むしろ尚五郎にとっては、気づかれていないほうが救いになるかもしれません・・・。
 
忠敬は、笑うしかない尚五郎に、さらに
「しかし殿様には見込まれたわけだから、わからんものだ」と、尚五郎の傷をえぐるような発言をします。
 
殿様に見込まれたせいで、尚五郎の恋が破れたんですよ〜〜〜(>_<。)
 
何しろ、忠剛に“於一を妻にしたい”って、尚五郎申し出たんですから!!
なのに斉彬が“於一を養女にしたい”なんて言い出したから、その話が流れちゃったわけで・・・。
 
 
・・・そんな話をしていると、いつの間にか囲碁の勝敗もついていました。
結果は尚五郎の勝ち。
要するに忠敬も囲碁が弱いんですね。
尚五郎はほとんど於一に勝てなかったので。(於一と尚五郎は囲碁仲間でした)
 
尚五郎はふと遠くを見やり、寂しそうに
「今頃どうしておいででしょうね、於一殿」とつぶやきます。
忠敬は「あいつのことだ。城でもにぎやかにやっていることだろう」と気楽に笑いました。
 
 
一方於一。
にぎやかもへったくれもない状態です(; ̄∇ ̄ )
 
長い間ただ座っていて、女中たちが並ぶ部屋にいる於一は、
もぞもぞしたかと思うと、「手水場(ちょうずば)はどこじゃ!」とさけびます。
・・・どうやら、トイレに行きたかったようです。
 
「しの以外はついてくるな」と言い放つ於一に、広川がビックリ。
 
結局、トイレまでは二人の女中が案内し、そのあとはしのと二人になれた於一。
 
 
早速いらだちをしのにもらします。
「もう、あの部屋には戻りとうない。皆私を侮っておる。分家の出じゃとあざけっておるのじゃ。
何が誉じゃ、めでたいじゃ。
恥をかきに来たようなものではないか!」
 
そんな於一を、しのは
「気持ちはわかります。されど辛抱するしかなりませぬ」となだめます。
 
しかしなおも、
「いっそお城を抜け出して今和泉に帰りたいわ」と泣きそうにつぶやく於一。
 
於一が泣き言を言うのはかなり珍しいので、相当きついみたいです・・・。
 
するとしのはあっさり泣き出し、
「今和泉はもとより、他に行くところもございません」と答えました。
 
しのはまだ若い女中なので、於一を慰めたり励ましたりする余裕がないみたいです・・・。
 
むしろ、泣き出したしのを於一が
「泣くな。私まで泣きたくなるではないか」といさめる始末です。
 
 
そして、部屋に戻った於一に、早速広川が説教を始めました。
 
「ようございますか。城中ではお手水場といえど、お一人にてのお渡りはならぬしきたりにございます」
 
・・・しかし、一人じゃなかったと思うんですが。
しのがついてったんですが。
・・・しのは数に入ってないってことですか?(゜ロ゜)
 
何だかわかりませんが、とにかく、女中の中から「高山」という女性を一人、於一の側に張り付かせることにしたようです。
 
 
さて、その頃。
琉球にアメリカ船が入ってきたという知らせが、江戸に届きました。
ということで、重要会議です。
 
集まったのは、薩摩藩藩主の島津斉彬、
水戸藩前藩主(今の藩主は何してるんでしょうか?)の徳川斉照(なりあき)、
越前藩藩主の松平慶永(よしなが)、
そして老中首座の阿部正弘の四名です。
 
斉彬が、「10日もせずにアメリカの軍艦は江戸に現れましょう」と言うと、
斉照は「どうすればいいのじゃ」と慌てます。
 
それに対し、斉彬は答えます。
「まずは三年待てと交渉し、アメリカ船をいったん退けることです。
その間に武力を整え、軍艦を建造し、海軍を作るのです。
しかるのち万国と相対するべきかと」
 
それを聞いた慶永は眉をひそめ、
「斉彬殿は国を開けとおおせか」
 
するとすかさず斉照、
「馬鹿な。鎖国は徳川の諸法である。異国船など打ち払えばいいではないか」
 
しかし斉彬は、あっさり
「今戦をすれば、力において劣るこちらが破れるは必定。
さすれば御公儀(幕府)の御威光は地に落ちます」
 
それを聞くと、阿部はきっぱり
「それだけはあってはならぬことにござる」
 
場の流れから開国しかない雰囲気を読み、なげく慶永に、斉彬は
「国を閉ざしておる間にこれほどの差をつけられたのです。
今はそれを認めねば」と諭します。
 
会議を終始リードし続ける斉彬。
それに対し、特に案もない割にふんぞり返る斉照。
 
「ならば早く軍備を整えよ。次なる将軍様があの有様。
わしが采配をとるにしても、今のままでは戦にならん」
 
斉照の言葉に、一同頭を下げます。
非常に偉そうですね(; ̄∇ ̄ )
 
 
会議が終わって、二人で歩く阿部と斉彬。
阿部は「水戸殿の君主気取りにも困ったものだ」とキツイ一言。
 
身分だけ高くて、政治のこと何にもわかってない人っていうのは、はっきり言ってジャマでしかありませんからね(;^∇^ )
 
そんな内心をあっさり話すぐらい、この二人は親しいようです。
斉彬が父親の斉興(なりおき)から疎まれて、当主の座を譲ってもらえなかったときも、阿部は協力してくれていました。
 
 
そして今の状況から、阿部は斉彬に、「薩摩にお帰りになるのを伸ばしてはいただけないか」と頼んできます。
斉彬を頼りにしているようですね。
 
しかし、斉彬はそれを断り、
「国元での戦支度を整えねばなりません。それに例の一件がござりますれば」と答えます。
 
それを聞いた阿部は、
「・・・その後、姫はどうしておられる?」と尋ねます。
 
斉彬は「城中にて輿入れの準備をさせております」と答えました。
 
・・・ちょっと待ってください。
例の計画とやらは、於一に関係していることなんでしょうか。
 
そして、「輿入れ」って・・・。
 
勝手に於一を嫁にやる気ですか!?(゜Д゜|||)
 
 
阿部が「あのことを姫には・・・」と聞くと
斉彬は「今はまだ荷が重すぎまする。押しつぶされでもしたら元も子もありませぬゆえ」と。
 
な、何なんでしょうか、このろくでもない人たちは!!
 
於一、一難去って、また一難です・・・!!
 
 
一方、於一は・・・。
相変わらず、ズラッと並ぶ女中たちに囲まれている生活に、ほとほと参っているようです。
外へ出ることもかなわず、それでも無理やり外へ出ようとしたら何かを倒してしまい、女中たちにくすくす笑われる於一。
 
思わず「下がれ、下がれ、下がれ!!」とさけんで、女中たちを部屋から追い出してしまいます。
 
 
そんな於一に、広川は「なんというはしたなきお振る舞い」と眉をしかめ、
本家の娘としての自覚をうながします。
 
どうやら本家の娘というのは、いつでもまわりにたくさんの女中がいる状態らしいです。
・・・ストレスたまりそうです(>_<)
 
言い返せない於一は、しのの姿を探し、瞳で苛立ちをぶつけますが、
しのにはどうすることもできません。
 
於一がひたすら耐えるしかないという状態です・・・。
かわいそうな於一・・・。
 
 
そして、薩摩への帰路で、京に立ち寄った斉彬。
近衛家という、公家の名門のところへ行きます。
島津家とは婚姻関係などで、縁が深いらしいです。
 
そして、近衛忠熙(ただひろ)という当主と話をした斉彬は、
彼に仕える老女の幾島(いくしま)を、島津にいただきたいと交渉しました。
 
どうやら、於一の『本家の姫修行』のコーチにするつもりのようです・・・。
 
 
一方、大久保家。
ようやく役目復帰できた正助(のちの利通)!!
つまり謹慎も解けたということですヽ(´▽`)/
 
この大久保家は、島津斉興が当主だった時代に、斉彬派であったために処分を受け、父親が島流し、息子の正助は役職を解かれ謹慎、というヒドイ扱いを受けていました。
 
父親の斉興は、嫡男の斉彬を疎んで、なかなか当主を譲ろうとしませんでした。
そして跡継ぎ問題で大荒れになったのです・・・。
 
そのあと、やっと斉彬が当主になりましたが、
斉彬が当主になってもすぐには赦してもらえなかったため、今までずっと謹慎中だったのです。
 
そのせいで、友人の西郷吉之助(のちの隆盛)の結婚式にも出席できなかったというかわいそうな人・・・(T_T)
 
しかし、ようやく自由になれたのです!!!ヽ(´▽`)/
 
 
謹慎中はヒゲも伸び放題でしたが、サッパリとそっており、それを仲間たちにからかわれていました。
・・・ヒゲもなかなか似合っていましたが、やっぱりヒゲがないほうがかっこいいです!!
何より、自由の証ですからね♪
 
 
仲間内で処分になった不運な人は大久保家だけだったので、他の同じくらいの身分で、斉彬派の仲間たちは、斉興時代は正助の見舞いも避けていました。
 
自分にまでとばっちりが来ることを恐れていたからです。
 
しかし斉彬時代になって、その恐れもなくなってからは、ちょくちょくみんなで正助のお見舞いに来てくれるようになりました。
 
そしてもちろん、謹慎が解けたお祝いに、みんな駆けつけてくれました(^.^)
 
 
そこへ、お土産を持ってやってきた尚五郎。
 
本当は、肝付家と彼らとは身分が違うため、仲良くできない間柄でした。
肝付家は彼らよりも身分が高いのです。
 
しかし尚五郎は彼らの剣術と、心意気に心酔し、弟子入りみたいなカタチで仲良くなりました。
彼らも根が開けっぴろげで人懐っこいため、すぐに尚五郎を受け入れてくれました。
 
そして、斉興時代にも、とばっちりを気にすることなく正助のお見舞いに来続けた尚五郎と、西郷吉之助。
彼らは正助の親友と言ってもいいかもしれません。
 
 
しかし、尚五郎、お酒をお土産に持ってきたのはいいのですが、
うっかり鯛まで持ってきてしまいました・・・。
 
鯛は、以前於一が正助にお見舞いとして、持ってきたことがあるのです。
 
於一もまた、尚五郎を通じて、自分の家よりもかなり身分が低い彼らと親しくしていた時期がありました。
 
うかつすぎます、尚五郎・・・(>_<。)
 
おかげで、みんなして於一を思い出し、尚五郎を切なくさせました。
・・・自分の首を絞めてどうするんですか君は・・・。
 
 
於一は人懐っこく、明るく、正直で、しっかりと自分の考えを持ちつつも、相手の考えも受け入れる素直さもあり、身分にこだわりません。
そして行動力もあります。
 
そんな於一ですから、当然彼らにも好感を持たれていました。
 
 
そして、彼らは尚五郎が於一に惚れていて、玉砕したことを知っています・・・。
気を遣う彼らに、尚五郎は「気遣わないでください、すっかり忘れましたから」と笑うしかありません(>_<)
 
 
・・・そして、夜もふけて。
 
正助と吉之助、そして尚五郎は三人で静かに会話をします。
他の人たちは酔いつぶれて眠ってしまっています。
 
正助に「肝付様、姫様(於一)のことは本当に忘れたのですか」と聞かれた尚五郎は、「忘れました。蒸し返さないでください・・・」と寂しげに笑います。
 
吉之助は「なんと言うか・・・。我々がたきつけた分、胸が痛みまして・・・」と申し訳なさそうです。
 
於一に縁談話が持ち上がったとき、ショックを受けた尚五郎からそのことを聞いた正助と吉之助は、「告白」を勧めました。
そしてよく考えた尚五郎は、忠剛に気持ちを伝えたのです。
その縁談話は忠剛にとって、いい相手でなかったため、尚五郎のが断然マシでした。
そんなわけで、尚五郎の思いはかなうはず・・・だったのです。
 
斉彬が養女にしようとさえしなければ(T_T)
 
 
尚五郎は切なそうに、
「気にしないでください・・・。私のような者と一緒になれば薩摩を出ることもかなわぬでしょう。あの方は、ああいう場所が似合う方なのです」と答え、
「あの方のことです。今頃は本家の姫君らしく、楽しくのびのびやっておいでに違いありません」と笑いました。
 
 
 
しかし、於一は全く楽しい状態ではありません(>_<。)
 
鶴丸城に入る前に、母親の幸からもらった金色の小さな菩薩像。
それをボンヤリ見つめているだけです。
 
その様子を見た高山は、広川にそのことを伝えます。
 
一日中菩薩像を眺めるばかりで、食事もほとんど取らず、夜も寝付けないようだと。
 
それを聞いた広川は困り、「このようなところを殿がごらんになったら・・・。お帰りになるまでに何とかせねばな」と言うのでした。
 
 
そして1853年6月3日、浦賀沖。
日本が開国に、そして明治維新に向けて疾走を始めた瞬間でした・・・。
と、ナレーションが入ります。
つまり・・・アメリカ船がついに来ちゃったみたいですね。
 
 
その頃、江戸城。
また、会議です。(斉彬は薩摩への帰途についているので、いません)
 
阿部は「とにかく戦だけは避けたい。それにはアメリカのプレジデント(大統領)の国書を受け取るしかありませぬ」と言います。
 
斉照「そのようなもの、受け取れるか」
 
阿部「しかし我らに戦う術はなく、やむを得ぬ策かと」
 
慶永「受け取ったとして、返事はどうされる」
 
阿部「熟慮する上、今しばらく待てと伝えます」
 
今度は、阿部が会議をリードしています。
斉照とか、慶永とか、いる意味あるんでしょうかね?(;´∇` )
 
とりあえず、こっちは受け身の態勢しか取れない、という状態です。
一時しのぎにアメリカを追い返すことになったわけですね。
 
 
そんなわけで1853年、6月9日。
アメリカの国書を受け取りました。
 
その知らせは、薩摩への帰途についている斉彬にも届きます。
アメリカは、再び来年に来るとのこと。
こっちが強気に出ないとわかって、かなり強気ですね・・・。
斉彬は「時がない・・・。すべてのことを急がねば」と渋い顔をします。
 
 
その頃、鶴丸城。
於一はただ菩薩像を眺めている状態のままです。
 
そんな於一に、高山は「史書などいかがですか?」と尋ねますが、「いらぬ」と一言。
大好きな史書すら読む気になれないようです(>_<)
 
しかし、いろいろなもので於一の気を引こうと、あれこれと物を出す高山。
 
その中で、「お香」と言われたときに、於一の瞳が動きました。
 
そして、久しぶりに顔を輝かせた於一は、
「小松家に使いを出すのじゃ。そこでお近(ちか)様という方が香を教えておる。
その方を城に呼ぶのじゃ」と言い出します。
 
広川も高山も驚いたものの、今は於一の元気が出たことを最重要と考え、早速近を城に招くことにしました。
 
小松清猷(きよみち)の妹、近。
清猷は、於一の兄忠敬や尚五郎の塾の先生でした。
於一もこっそり男のなりをしてもぐりこんでいたのを見つかり、以来三人にとって、頼れる先生です。
今は斉彬の側近をしていますが、於一も何度か清猷の家に遊びに行ったことがあり、そこで近とも親しくなりました。
 
たった一人で心細い思いをしている於一にとって、かつての友人と会えるというのはすごく嬉しいことだったのでしょう(^.^)
 
 
そんなわけで、城にいくことになった近。
 
今和泉家に立ち寄り、幸に「何かお渡しするものなどあればと思いまして」と尋ねます。
 
なんて優しい心配りでしょう♪
 
幸は少し考え、「文をしたためたい」と答えました。
 
 
そのあと、再び城へと向かう途中で、今度は近、尚五郎を訪ねました。
 
そして、自分が城に行くことになったので、於一になにか届け物がないかを聞きます。
尚五郎と近も、清猷の家で何度か会っていて、顔見知りです。
 
尚五郎はとまどったように一瞬考え、
「ならばお伝えください。大久保殿が赦され、お役目に戻られました、と。
そう言っていただければわかります。
・・・それから・・・お元気でいてください、と・・・
と切なそうな笑顔で答えました。
 
その言葉に、尚五郎の気持ちが全て詰まっていることを、近もわかっているのでしょう。
近もまた、尚五郎の気持ちを知っている一人です。
そして、彼女は尚五郎を好きみたいですから、それを聞く近も、複雑そうです。
 
 
そして、しばらくぶりに近と会った於一、大はしゃぎ。
早速二人きりになります。
 
「いかがですか。城での暮らしは」と尋ねられた於一は、
「・・・地獄です」と顔をしかめます。
 
そんな於一に、近はまず、尚五郎からのことづてを伝えます。
 
大久保正助の謹慎が解けたことを知った於一は、大喜び。
苦しい中での、せめてもの喜びですね!!
 
そして、「・・・それから・・・、お元気でいてください、とのことでした」と伝える近。
 
於一はそれを聞いて、すかさず、
「尚五郎さんも元気ですか?」と尋ねます。
 
そして近が「はい」とうなずくと、於一は静かに「・・・よかった」と微笑みました。
 
そんな於一を見て、
「・・・それにしても、お二人はたいそうご縁が深いのですね」と言う近。
 
於一は笑って、
「ええ。・・・心の許せる友です」と答えます。
 
すると近は、「・・・それだけですか?」とさらに聞き、
於一はきょとんと、「それだけ・・・とは?」と聞き返しました。
 
近は慌ててごまかし、幸からの手紙を渡しました。
 
心の許せる友・・・なだけです(T_T)
本当はそれ以上になれるかもしれなかったのに・・・。
 
於一は尚五郎の気持ちを全く知らないので、最後まで友人だと思っています。
於一ってなんと言うか・・・恋愛に鈍そうなので、尚五郎の気持ちを知ったら意識する可能性だってあると思います。
だからこそ、こうなった以上、知らないでいるのが於一にとっては幸せなんじゃないかと思います・・・。
於一が苦しむのはあんまり見たくないので・・・。
 
 
さて、幸からの手紙を於一に渡しながら、近は
「これをお渡しになるとき、おおせになりました」と幸からのことづけを話します。
 
幸は、「於一が元気なら渡さずにいてくださいませ。
気落ちしている様子であれば、お渡しねがいたいのです」と言っていたのでした。
 
近は、「全てお見通しなのかもしれませんね」と微笑みます。
 
於一はもちろん手紙を受け取り、嬉しそうに笑います。
そして近に、「・・・ありがとうございます。また、来てくださいますか?」と聞くと、
近は「もちろんでございます。いつでもお呼びください」と答えました。
 
その答えを聞いた於一、輝くような笑顔を見せます。
本当に於一の笑顔は久しぶりです・・・ヽ(´▽`)/
 
 
そのあと、一人になった於一は、文を開きます。
 
“こちらは一同、変わりなく過ごしています。
於一にはさぞや大変な毎日を過ごしていることと察しております。
お城で学ぶことは山ほどありましょう。
何事もしきたりを守り、かまえて、今和泉風を出さぬように
当家のことは、一切忘れるつもりでつとめるのです。
・・・それでも辛くなったときは、添えてある文を読みなさい”
 
於一は慌てて、添えてある文を取り上げます。
すると、“姫様”と書かれた文でした。
 
於一は驚いて、再び幸の文を読みます。
 
“そなたにあてた、菊本の書き置きです。
父上は「火に投じよ」と命じられましたが、どうしても焼くことができず、
今まで手元に置いておりました。
それではくれぐれも身体だけは大切に     幸”
 
菊本は、於一の乳母でした。
ずっと側で支えてくれた、大切な存在です。
しかし於一が斉彬の養女になると決まってから、様子がおかしくなり、
ついに自害してしまったのでした。
その行為に激怒した忠剛は、菊本の存在を抹消すると言い放ち、菊本のものを全て処分してしまいました。
そして、於一にあてた書き置きも、焼き捨てたことになっていました・・・。
 
 
於一は、そっと菊本の書き置きを開きます。
側に女中のしのも静かに控え、その様子を見守ります。
 
“姫様がこれをお読みになるとき、私はこの世におりません。
勝手な振る舞いを、まずはお許しくださりませ”
 
その部分を読んだだけで、於一は涙を浮かべます。
菊本の自害は、於一にとって大ショックでした・・・。
 
“これまで私は、姫様があまりにご活発でのびやかゆえに、眉をひそめたこともありました。
行く末を案じたことも、二度や三度ではありませぬ”
 
於一は思わず泣き笑いします。
於一は本当に、昔からおてんばでしたから。
 
“されどご本家からの養女の話がまいりました時に、私の間違いに気づきました。
姫様、あなた様は初めから高いところへ行かれる定めのお方だったのでしょう。
私はひとときお預かりしただけのこと。
 
今後どのようなところへ行かれようと、どのような方たちとまみえましょうと、
あとへ引くことなく、前へ前へとお進みくださいませ。
 
それこそが姫様らしさであると信じます。
そしてそれこそがあなた様をお育てもうした菊本の、最後の願いでございます”
 
 
読み終えた於一は、菊本と会った最後のときに、
“女の道は一本道にございます。
定めに背き引き返すは、恥にございますよ”と言った菊本を思い出します。
 
そして、むせび泣きます。
 
 
するとすかさず控えていた広川、
「どうされたのです」と出てきました。
 
そして「ただ泣くだけではわかりません。その文に何が書かれているのです」と近づく広川を、しのは必死に止めます。
今はそっとしておいてあげたいですよね(>_<)
 
しかし広川はしのを払いのけ、於一の側に座ります。
 
そして、「これまで多くの方に仕えてまいりましたが、これほど困った姫君様は見たことがございません。どこまで手を焼かせれば気が済むのやら」と言い、文を取り上げようとしました。
 
しかし於一は無言で立ち上がります。
 
そして部屋の奥へと戻ると、背中を向けたまま広川に向かって、
「広川、そのほう誰に向かってそのような口をきいておる」
と静かに言いました。
 
広川が「は?」と聞き返すと、於一はくるりと振り向きます。
その瞳はまだ涙に濡れていたけれど、まっすぐ広川を見据えています。
 
「私を誰と心得る。
当主薩摩守(さつまのかみ)島津斉彬様の娘なるぞ!」
 
はっきりとした、堂々たる言葉で宣言しましたΣ(゜Д゜;)
 
その言葉に、控えていた女中たち(広川も含めて)は慌ててひれ伏します。
 
それを見下ろすと、
「今日は疲れた。休む」とさがってしまう於一。
 
その姿を見て、誇らしそうに微笑むしの。
 
そして広川は、あまりの変貌ぶりに呆然・・・。
 
 
翌日。元気欲ご飯を食べ、書物を読む於一。
「史書だけでは知識に偏りが生じるからな」と、源氏物語を読むことにする於一。
 
どうやら、於一の覚悟は再び定まったようですヽ(´▽`)/
 
さすがは幸。
菊本の書き置きを渡すなんて、素晴らしい考えです!!
於一の元気も大回復です!!!
 
さて。
そんな於一に、「京から老女、幾島局(いくしまのつぼね)がいらしました」と言う広川。
 
どうやら交渉は上手くいき、斉彬は幾島を手に入れることができたようです。
・・・しかし、なぜ斉彬よりも早くに着いたんでしょうか。
 
ともかく、幾島に会い、挨拶をする於一。
すると、その交わした言葉だけで、「なまりがあるようですね」と言う幾島。
 
彼女が挨拶した途端に雷鳴が鳴り響き、すさまじい登場シーンだったのですが・・・そのセリフで完全に於一を飲んでしまいましたΣ(゜Д゜;)
 
これから於一を指導することを、生き生きと伝える幾島に、
せっかく立ち直った於一はちょっと不安そうです・・・。
 
頑張れ、於一!!!
 
 
 
という感じでした、第八話。
今回の於一はずっと辛そうで、見ている私も辛かったです(;´д` )
 
でも、菊本の書き置きが於一の心を救ってくれて本当にホッとしました!
 
キッパリと広川に言い放った於一は実にかっこよかったです♪
やっぱり於一はああでないとね!!
 
しかしまだまだ続きそうな、姫修行・・・。
大変そうです・・・。
 



posted by 水沢桃子 at 15:23 | Comment(0) | TrackBack(1) | ドラマ「篤姫」感想

2008年03月11日

「篤姫」第九話

主人公の於一(おかつ・のちの篤姫)は、もとは今和泉島津家の長女でしたが、薩摩藩島津本家の、島津斉彬(なりあきら)の養女になりました。
 
そして、本家の姫らしくなるための修行を受けることになります。
於一を鍛えるために斉彬が、京の近衛家から譲り受けた老女、幾島(いくしま)の指導のもとで・・・。
 
 
於一の前に、ずらりと居並ぶ女中たち。
その中心に座っている幾島。
 
彼女はまず、大きな声でビシッと於一にさけびます。
「居住まいをただして!」
 
一応眉をひそめつつも何となく幾島を見ていた於一は、そのセリフに慌てて背筋を伸ばします。
 
すると幾島は微笑を浮かべつつ、
早速“言葉の大切さ”を説きます。
 
「上に立つ者は、低い声でのつぶやきや、独り言は固くいさめられております」
 
その言葉に、於一は小さく「なぜじゃ」とつぶやきました。
するとすかさず、「ハッキリと!」と幾島。
 
於一は慌てて声を張り上げます。
「なぜじゃ!?」
 
幾島はにっこりと答えます。
家来衆は“え?”と聞き返すことが許されませぬ。
ゆえにあいまいな発声をすれば、意味がわからず困り果てるばかりなのでございます」
 
幾島の声の大きさに、顔をしかめる於一。
そして思わず「・・・声が大きいのじゃ」とつぶやきました。
 
するとすぐさま、
それにございます!つぶやきはなりませんと、申している先からなんということにございましょう」と返されます。
 
そして、さらに続きます。
 
姫様のお言いつけは決して取り消せません。
いったん口になさいましたことは必ずなされなければ、家来どもの信頼をたちまちに失いまする」
 
それを聞いた於一は、相変わらず眉をしかめながら、思わず身体をもぞもぞと動かします。
すると再び、
「居住まい!」との声。
 
慌てて於一は背筋を伸ばして話を聞くことに(;´∇` )
 
幾島は笑顔を絶やさず、
「また、いついかなる時でもお供の者が側につきそいまする。
私も影が形に添うごとく、姫様のお側にあってお世話をいたす所存にございます
とキッパリ。
 
於一はその言葉にアゼンとするしかありませんでした・・・。
 
 
そして、女中のしのと二人。
どうやらトイレに行っていたようです。
しのは、於一が今和泉家から斉彬のもとに来るときに、ただ一人付き添ってきた侍女です。
この鶴丸城(斉彬の城)で、於一が唯一気を許せる相手です。
 
於一は早速、「たまらぬ・・・」としのにグチをこぼしました。
 
「あれほどよくしゃべる、口うるさい者は見たことがない。
また声が大きい!頭の中がじんじんしておる」
 
確かに、於一のまわりにいる人で、小うるさいといえば父親の忠剛(ただたけ)や、乳母の菊本もそうでしたが・・・家族に説教されるのと、突然出てきた人にポンポン言われるのとでは全然違いますからね・・・。
 
於一はいつも、割と強気な態度に出る方ですが・・・幾島には完全に呑まれているって感じです(;´∇` )
 
 
しのはやんわりと於一をなだめます。
「けれど何事も姫様のためなのでしょうから・・・」
 
於一はすかさず、「耐えよ、と言うのか?」と苛立ちます。
 
「お辛いのはわかりますが・・・」
そんな於一を、なだめる以外に術のないしの。
 
しかし於一は怒りながら、
「それだけではない!私はあの者が好かぬ!!
人には合う、合わないというものがある。
それを初めて思い知らされた。
私は幾島とは合わぬのじゃ!!」
 
 
於一が怒っているのを、ただ聞いていたしのは、ハッとして慌てて於一を止めました。
於一が、その様子から“まさか・・・”と思ってふり返ると・・・。
 
そこには幾島が!!(゜Д゜|||)
 
 
さーっと青ざめる於一に、にっこりと微笑む幾島。(怖い・・・)
 
「お帰りが遅いので、心配して参上つかまつりました」
 
於一が動揺しつつも「な、何もこのようなところまで・・・!」と返すと、
相変わらず笑顔を浮かべながら答える幾島。
 
「申し上げたではありませぬか。
影が形に添うごとく姫様のお側にあってお世話させていただく。
・・・この幾島、口にしたことは守り抜いてみせまする」
 
笑顔なのに、怖いです・・・!!(>_<)
於一は思いっきり眉をしかめて、ものすご〜く嫌そうです・・・。
 
 
さて、再び部屋に戻った於一。
 
幾島は於一に尋ねます。
「はばかりながら、姫様をお育てになった老女はなんという方にございましょうか」
 
そのセリフに、於一は、自分を育ててくれた菊本を思い出します。
於一が斉彬の養女となることが決まってしばらくして、自害してしまった菊本・・・。
 
彼女は、自分の身分が低いことで於一の未来に傷がついてはいけないと、命を絶ったのです。(そのことは私にはイマイチ意味がわかりませんが・・・)
 
於一にとって菊本のことは、簡単に話せるものではありません。
菊本は“死をもって己を消し去った”・・・と母親の幸(ゆき)も言っていましたし・・・。
その気持ちを考えたら、なかなか話せないでしょう。
いえ、それ以前に、そんなことを打ち明けられるほど、心を許せる相手なわけでもありませんし。
 
なので於一は、顔をこわばらせながら、「・・・仔細あって答えられぬ」と返しました。
 
すると幾島は、
「ならばその方はどちらのご出身でしょう」とさらに聞いてきます。
 
於一は苛立ち、
「何ゆえさようにしつこう聞く?」と聞き返します。
 
幾島は答えます。
「おそれながら・・・姫様のお言葉には、地下(じげ)の薩摩なまりがございます。
それは姫様のお守役から伝わったものに相違ないと」
 
 
菊本の存在は、於一にとっては大切なもの。
その思い出を踏みにじられたように感じたのでしょうか。
於一は声を荒げて、「薩摩なまりのどこが悪い!」と返します。
 
しかし幾島は穏やかに諭します。
「いずれ他国にお輿入れ、ましてや江戸においでともなれば、なまりがあってはご家来衆に押しがききません。
他の大名とのお付き合いにもさわりとなりまする」
 
それを聞いた於一は、顔をしかめると立ち上がり、
「ならば嫁には行かぬ!江戸にも出ぬ!!
それでよいであろう!!」
と言い捨て、立ち去ろうとしました。
 
 
しかし、「姫様!!」とすかさず幾島の声が止めます。
 
「さいわい、姫様のなまりはわずかなものにございます。
おそれながら、これからはこの幾島の言葉を真似て、
薩摩言葉は一日も早くお忘れになられますように」
 
幾島はさらりと於一にそう告げます。
 
その言葉に、目を見開いたものの、
結局何も言い返せない於一。
 
悔しそうにそっぽを向いて立ちつくす於一に、
「早速始めましょう」とマイペースな幾島。
 
そして、「お殿様のご意思にござりますよ」との言葉に、
仕方なく於一は部屋に戻りました。
 
於一はこの人には全然歯が立たないようです(;´∇` )
言われている言葉がごもっともなだけに、言い返すこともできません・・・。
 
 
さて。
部屋に戻って、再び修行開始。
 
幾島をまねるという言葉の修行です。
 
幾島「西国は」
 
於一「西国は!」
 
幾島「薩摩より」
 
於一「薩摩より!」
 
於一は幾島をにらみつけ声を張り上げます。
なんか、けんか腰みたいです・・・。
 
幾島「まかりこしましてござりまする」
 
於一「まかりこしましてござ・・・」
 
・・・舌、かんでます(;´д` )
 
幾島はそんな於一に、「ではもう一度」。
 
大変です〜〜〜〜・・・(>_<)
 
 
そして修行しまくった於一は、ようやくそのセリフを言えるようになりました。
 
しかしそのセリフ、一体いつ使うもんなんですか??
 
 
さて・・・修行はそれで終わりではありません。
なおも、「では次は江戸の習わしについて話をします」と続けようとする幾島に、ギブアップする於一。
 
「朝からずっとやっているのじゃ。少し休まぬか?」
 
その言葉に、幾島は笑顔になり・・・
「では少し身体でも動かしますか」
 
 
そしてなぎなたを振り回す幾島(゜Д゜|||)
 
そのなぎなたを受け、フラフラな於一。
 
な、なんてタフでパワフルな人なんでしょう、幾島・・・(゜Д゜)
 
 
於一が、「なぜになぎなたなのじゃ」となげくと、
「武家のおなごの嫁入り道具にござりますれば!」とドスのきいた声で答える幾島。
 
そして今度はなぎなた修行。
さっきの言葉修行よりも大変そうですけど・・・。
 
っていうか、いくら武家だからって、女性がなぎなた振り回すことなんてあるんでしょうか・・・。
 
 
そして、翌日。
 
広川から、幾島がいないということを聞いた於一は大喜びします。
広川は、鶴丸城の大奥の老女、つまり一番偉い人です。
今は幾島がトップになっているようですが。
 
幾島は、お国入りした斉彬のところへ出向いているとのこと。
いよいよ斉彬も帰ってくるみたいですね。
 
於一は広川に、
「幾島のことじゃが、もとはお殿様(斉彬)の亡き姉上、いく姫様付きの老女であったと申したな」と尋ねます。
 
広川はうなずき、
「はい。いく姫様が、右大臣、近衛忠熙(ただひろ)様に嫁がれる際、お供をしてそのまま京におのぼりになった、と聞いております。
いく姫様亡き後も、忠熙様たっての願いで、京にとどまられたとか」と答えます。
 
京の近衛家と島津本家は縁が深い、とナレーションで紹介されていましたが・・・
斉彬の姉が、今の近衛家当主、忠熙の妻だったんですね。
 
それを聞いた於一はゆううつそうに、
「京へ追い返すわけにはまいらぬのかの・・・」とつぶやきます。
 
そして眉をひそめ、「姫様!」ととがめる広川の前に座ると、
笑顔で頼みだしました。
 
「他の誰かと変えてはもらえぬか?
広川!そなたでもよいぞ!」
 
よっぽど嫌なんですね〜(;^∇^ )
 
しかし広川は慌てて、答えます。
「それはなりませぬ。お殿様、御自らがお選びになったのですから」
 
それを聞いた於一はがっかり。
 
広川は、於一の気分を変えるべく、提案します。
「いかがですか。久しぶりに史書など紐解かれては?」
 
しかし於一は苦笑いし、「それはよい」と答えます。
 
毎日修行でくたくただから、史書なんて読む気分じゃないみたいです。
 
 
そして、幾島を追い払うことは無理だとわかった於一ですが、
それでも今日は幾島がいない、ということを改めて噛み締めます。
 
庭に向かって大きく伸びをし、
「今日は久しぶりにのんびりできそうじゃ♪」とくつろぐ於一。
 
すると・・・。
 
「まあまあ。あまり見栄えするお姿ではありませんねえ」
・・・と、幾島の声!Σ( ̄ロ ̄lll)
  
於一が青ざめ、ゆっくりと横を見ると・・・
 
いつの間に帰ってきたのやら、そこにはしっかりと幾島が座っていました・・・。
 
幾島はにっこりと微笑むと、
「見ればごゆるりとされたご様子。
書のお稽古でもいたしましょうか」
 
帰って早々、やる気マンマンです。
 
・・・於一はトホホ状態です・・・。
 
 
それから数日後。
いよいよ薩摩に帰ってきた斉彬。
 
そして早速幾島を呼びます。
 
於一の様子を尋ねられた幾島は、
 
「正直に申し上げますれば・・・
あれほどのじゃじゃ馬は初めてにござります」
 
とキッパリ。
 
それを聞いた、側近の小松清猷(きよみち)は、斉彬と目を合わせ、苦笑します。
 
そして斉彬が、「苦労をかけておるようじゃな」と言ったとき、
廊下をバタバタ走る音と、「姫様!」とさけぶ声が聞こえてきました。
 
顔をしかめる幾島。
 
そしてすぐに、笑顔で於一が現れました。
「お殿様、お帰りなさいませ!」
 
幾島がすかさず、「廊下を走ってはなりませぬ!」と注意しますが、
斉彬は、「よいよい。・・・近うよれ」と笑います。
 
於一は「はい!」と元気よく返事をして、斉彬の前に進みました。
 
そして、「江戸でのお勤めご苦労様に存じまする」と深く頭を下げる於一を、笑顔で見つめる斉彬。
 
「息災であったか」と聞かれた於一は、また元気よく「はい!」と答え、
横に控えている斉彬の側近の、小松清猷(きよみち)にも、
「先生もお帰りなさいませ!」と頭を下げます。
 
小松清猷は、於一の兄、忠敬(ただゆき)や、肝付家の尚五郎、そして於一にとって、先生です。
清猷が薩摩にいた頃、私塾を開いており、そこで三人とも学んだからです。
 
すると清猷は、
「先生はお止めくださいませ。
今はお家に仕える者の一人にすぎません」と答えました。
 
於一に対して敬語になっています(゜ロ゜)
 
そして斉彬も、
「わしも“お殿様”と呼ぶのはよせ。今後は父と呼ぶがいい」と笑います。
 
それを聞いた於一はぎこちなく、「恥ずかしゅうございます・・・」と答えましたが、
「何を言う。わしとそなたは、父と娘ではないか」と答える斉彬。
 
そこで於一は意を決して、「では・・・父上様」と呼びます。
 
満足したらしい斉彬は、
「そなたの名前を決めたぞ」と笑いました。
 
そして清猷をうながします。
 
清猷は、うやうやしい手つきで、真っ白い紙をゆっくりと広げ、それを於一に見せました。
 
そこには大きく、“篤子”と書かれています。
 
斉彬は微笑みながら、「篤子(あつこ)じゃ」と言いました。
 
「第11代将軍家斉(いえなり)様の御台所(みだいどころ・妻)であられた我が大叔母、しげ姫様。
しげ姫様はお輿入れをなさる前に“篤”の字を用いられ、“篤(とく)姫”と称された。
それにあやかった名前じゃ」
 
つまり、大叔母様の名前からいただいた名前、ということらしい。
 
「そなたはこれより皆から“篤姫”と呼ばれることになる」
 
そしてイキナリの言葉にびっくりしている於一に、
早くも「篤。於篤(おあつ)」と呼びかける斉彬。
 
篤姫が慌てて、「はいっ!」と答えると、
「城には慣れたか?」と尋ねられます。
 
篤姫はすぐに元気よく「はい!」と答えたものの、幾島を見やり、
「あ・・・え・・・と・・・、いえ・・・」と口ごもりました(;´∇` )
やっぱり正直な篤姫。
 
 
そして夜。斉彬と話をする幾島。
 
幾島は斉彬に、
「大変失礼ながら、お殿様が私を京よりお呼びになった真意がわからぬのでございます」と言いました。
 
斉彬「真意?」
 
幾島「姫様です。どこぞに嫁ぎ先でも決まっておいでなのでしょうか」
 
それを聞いた斉彬、顔をこわばらせたものの目をそらし、
「そのようなものはない。
・・・ただ、今のままではどこへも出せぬでな。
それでそちに来てもらったまでのこと」
 
どこへも出せないって・・・(゜Д゜|||)
それはまたずいぶんな言い草ですよね。
自分で勝手に気に入って連れてきたくせに!!
於一が姫らしくないとわかってて連れて来たのに、矯正しようなんて自分勝手もいいところです!!
 
斉彬のセリフを聞いた幾島は、
「これまた失礼ながら・・・なぜ姫様を養女になさったのかわかりかねます」と言います。
 
眉をひそめる斉彬に、
「島津本家の姫君としての気構えもなく、ただ歴史など学問に興味を示されるのみ」と幾島。
 
するとすかさず斉彬は、
「それよ。実に面白き姫よのう」と嬉しそうに答えました。
 
ただそれだけで養女にされ、修行させられちゃたまったもんじゃありませんが(T_T)
 
斉彬がそれだけのことで、於一を養女にしたとわかった幾島は、目を丸くします。
そりゃそうでしょう。
女を何だと思ってるんでしょうかこの男は。
 
そこで幾島は、
今ならまだ間に合います。
のびのびと過ごせる場所にお戻しになるのも一考かと」と提案します。
 
それを聞いた斉彬は、再び硬い表情に戻ります。
 
篤姫がよっぽど大変だということをわかったんでしょう。
しかしだからといって、今さら引けない事情があるんでしょうね。
於一のことなんて、考えてくれる気はないようです(*`Д´)ノ
ついでに幾島の苦労も無視です。
 
そこで、幾島をなだめにかかりました。
「そなたの気持ちはようわかった。
しかしのう、幾島。そなたは25年の長きに渡り、我が姉いく姫に仕え、近衛家の正室としての務めを支えてくれたではないか」
 
幾島はゆっくりと答えます。
「いく姫様とは違います。いく姫様は、それは立派な姫様であらせられました・・・」
 
於一だって立派な姫だと私は思いますけどね・・・。
ただ、そういう世界に合わないんですよ。
 
幾島のセリフに、困る斉彬。
そろそろあきらめてほしいものです。
気に入って連れてきた於一の資質を忘れないでほしいです。
しかも、自分はなんの教育も施さず、すべて幾島任せにしているというのも自分勝手ではないでしょうか。
 
しかし・・・斉彬はあきらめません(; ̄∇ ̄ )
 
遠い目をして、いく姫様の思い出に浸っているかのような幾島を現実へ引き戻し、
「今しばらく於篤の修行に力を貸してはもらえぬか。後悔はさせぬ。それだけは約束する」と頼み込みます。
 
斉彬がそこまで言うので、幾島は
「やはり嫁ぎ先が決まっておいでなのでは・・・」と再び尋ねます。
 
斉彬は渋い顔で、「・・・今はなんとも言えぬ」と答えました。
 
幾島は、どうあっても斉彬が篤姫を帰すつもりがないことがわかったのでしょう。
「わかりました。この幾島、一身に務めます」
 
斉彬、一安心。
 
かわいそうな篤姫・・・(>_<。)
 
 
さて、一方、江戸。
上の時よりも少し前、らしいです。
 
1853年6月22日。
12代将軍、徳川家慶(いえよし)が死去。
 
父親が死んでるのを目の前にした、家祥(いえさち)は、
「ネジを巻いたらどうじゃ。ネジを巻けば、からくり人形のように動き出すやもしれん。さすればわしも将軍職につかずにすむしのう」
などとのたまっております(゜Д゜)
 
この人は、わざとバカを装っているのでなければ、知能が低いのでしょう。
かわいそうだとは思いますが、将軍にはなってほしくないです。
 
老中筆頭の阿部正弘も、ものすごく顔をしかめています・・・。
補佐は大変そうですね・・・。
 
 
そしてこのニュースは、内々に、
水戸前藩主の徳川斉照(なりあき)に、阿部から伝えられました。
斉照は、政治には直接関わっていないけど、結構な発言力がある人らしいです。
 
しばらく将軍の死はふせることにしたものの、ペルリ(ペリー)が来航してきているこの時期に・・・と、二人して暗い気分でいっぱいです。
 
そう、今の日本は重要な時期に差し掛かっているのです。
ずっと続いていた鎖国制度。
それを開き、貿易をしようと持ちかけてくるアメリカ。
わざわざ軍艦でやってきた彼らに、どう対応するか・・・。
 
 
しかし暗くなっていても仕方がありません。 
ひとまず阿部は、海防役を、斉照に頼むことにしたようです。
 
以前、阿部は斉彬にコッソリ“水戸殿(斉照)の君主気取りにも困ったものだ”といっていたことがありました。
政治のことをわからない奴はおとなしくしていてほしい、という感じでした。
 
・・・しかし、そんなことを言っている場合ではなくなったということなんでしょうね。
 
 
そして、この頃になると、黒船の情報は薩摩にも届いていました。
 
そこで、ペルリ率いる黒船の絵を、斉彬(と清猷)は篤姫に見せます。
 
斉彬が「江戸の近海に現れ、我が国を引っ掻き回して出て行きおった」と言うと、
篤姫は、詳しい話を聞きたがります。
 
斉彬は「わしはじかに見たわけではないのでな」と答え、
清猷から、“江戸からの知らせ”を篤姫に渡しました。
 
『亜墨利加使節来航一件写』とかいうものです。
ペリー黒船の情報がいろいろ書いてある冊子でした。
 
篤姫はそれを受け取り、開きます。
 
・・・って、ずいぶん暗い部屋ですよね(;´д` )
せめて明るい庭の方に向けて読めばいいのでは・・・。
昔の人はあんな暗い部屋で本、読んでたんですね。
 
それはともかく。
 
篤姫は、冊子を見てびっくりします。
「長さ250尺!?」
 
清猷が「世界でも比類なき大きさの軍艦です」と答えます。
 
「蒸気の力で動き、外洋に出れば石炭を節約するため、帆を用いた航行に切り替えるそうです」
 
それを聞いた篤姫は、瞳をきらきら輝かせます。
「世界にはすごいものがあるのでございますね」
 
のんきですねΣ(゜Д゜;)
大名たちが暗い気分でいっぱいだと言うのに、脅威よりも、
未知のものへの興味の方が先にたつなんて。
・・・でも、篤姫らしいですね(^o^ )
 
 
そして斉彬が、「面白いか?」と聞くと、
「はい!乗ってみとうございます!」と答える篤姫。
 
斉彬は「乗ってみたいか」と笑ったあと、真顔になりました。
  
「於篤、わしはの、日本でもこうした船を持つべきだと思うておる。
異国から買うのではなく、日本で造りし船をな」
 
そして驚いている篤姫に、斉彬は尋ねます。
「なぜ船を造るか、わかるか?」
 
篤姫は少し考え、
「異国に負けないためにございますか?」と答えます。
 
斉彬は目を丸くし、「戦をしかけよ、と申すか?」と尋ねます。
 
すると篤姫は、
「そうではなく、戦をせぬために。
脅しに屈せぬためにございます」とキッパリ答えました。
 
斉彬はその答えに驚きます。
そして思わず清猷と顔を見合わせたあと、再び篤姫に向きました。
 
「なぜ、そのように考える?」
 
篤姫は困ったように
「なぜ、とおおせになられましても・・・ただ、そう思いましたゆえ」と答えます。
 
それを聞いた斉彬、興奮したように口を開きます。
「それこそわしが常日頃から考えておったこと」
そして笑いながら、
「・・・そなたは男に生まれた方がよかったのかもしれぬな」と言いました。
 
しかし篤姫が、「私もそう思うことがあります」と笑ったのを見て、
斉彬は真面目な顔に戻ります。
 
「・・・されどのう、於篤。この世にはおなごにしかできぬこともある。
そなたにそれをこそ望んでおるのじゃ
 
それに対し、篤姫は不思議そうに「・・・どういうことでしょう?」と聞き返しましたが、
斉彬は「あ、いや・・・何でもない」と慌ててごまかします。
 
 
一方。尚五郎。
肝付家は今和泉家よりも身分が低いのですが、尚五郎(肝付家の三男)は、於一の兄、忠敬や於一と仲が良く、ともに塾に通ったりもしていました。
 
そして於一に惚れてました・・・。
於一は彼の気持ちを知りませんが。
 
まあ、もともとちょっと高嶺の花だったんですが、それが全く手の届かないところにいってしまった・・・という状況です(T_T)
 
しかし彼と於一が供に過ごした時間は長く、様々な思い出を共有しています。
 
 
そしてその尚五郎が、道場を訪れ、「父から借りてきました」と“黒船情報”を持ってきました。
 
話を聞いているのは、西郷吉之助(のちの隆盛)と大久保正助(のちの利通)です。
 
西郷・大久保は、肝付家よりも身分が低いのですが、尚五郎は彼らと親しくしています。
於一の家に囲碁を打ちにいったとき(於一と尚五郎は囲碁友達でもある)、吉之助と出会った尚五郎。
その後彼と、正助の剣術に憧れ弟子入り。
以来、家には内緒で彼らと親しくしているわけです。
 
 
そして、尚五郎と、彼が持ってきた情報を見て、
江戸に黒船が現れたこと、幕府が国書を受け取ったこと、来年の春にまた黒船がやってくること・・・などがわかりました。
 
これからどうなるのかを心配する三人。
 
吉之助は尚五郎に、
「肝付さん、今お殿様(斉彬)は薩摩に戻っておられますね。
今後のこと、いかがお考えなのでありましょうか」と尋ねられます。
 
しかしそんなこと、尚五郎にわかるわけありません(;´∇` )
 
しかしそこで、清猷のことを思い出しました。
 
小松清猷は、今は斉彬の側近ですが・・・かつては私塾を開いており、忠敬も尚五郎も於一もそこの生徒でした。
というわけで尚五郎にとっては、殿様に詳しく、話をしやすい唯一の人物なのです。
 
 
そして早速清猷に会いに行きました。
側近・・・だから、鶴丸城(斉彬の城)にいるのかと思いきや、実家に戻っているみたいですね。
お休みをもらっているんでしょうか。
 
清猷宅に着くと、すでに忠敬が来ていたようです。
清猷や忠敬から「上がれ」と声をかけられた尚五郎は、しかし歯切れが悪く、すぐに上がろうとしません。
 
そして言いにくそうに口を開く尚五郎。
「・・・実は、友人と一緒なのです」
 
すると、影から吉之助と正助が姿を現しました。
この二人も連れてきたんですかΣ(゜Д゜;)
 
吉之助と正助はすぐに土下座して挨拶します。
・・・小松家は、肝付家と同レベルなので、彼らよりも身分が高いわけです。
 
しかし、彼らの姿を見た忠敬はいきり立ちます。
「貴様・・・!・・・尚五郎!おぬしはこのような者たちと付き合おうておるのか!!
このような身分の低き者たちと!!」
 
忠敬が怒るのには、理由があります。
薩摩の民が、重税で苦しんでいた頃(斉彬の父、斉興(なりおき)が当主だった時代)吉之助は、嘆願書を忠剛(ただたけ・於一の父)に持ってきました。
 
それがバレて、百姓たちがつけあがる(嘆願書なんか持って来る)のは、忠剛の締め付けが甘いせいだと、本家の家老から言われた忠剛は、謹慎処分を受けます。
 
吉之助はその処分を聞き、忠剛のところに謝りにきたのでした。
ちなみにそのとき、尚五郎も吉之助を初めて見たのですが。
 
忠剛は、吉之助の事情も理解しているためとがめませんでしたが、忠敬は許しませんでした。
 
 
その憎き相手が、自分の目の前に現れ、おまけに尚五郎が仲良くしているという事実。
彼はいつも適当な雰囲気なので、なかなか珍しい怒りです。
 
しかし清猷がそれを止めます。
そして、「・・・何ゆえ、この者どもを連れてまいった?」と尚五郎に尋ねました。
 
清猷も警戒しているような感じです。
直訴だとでも思っているのでしょうか。
それとも、清猷も、“身分の低い者ども”とは話したくないのでしょうか。
 
尚五郎が説明しようとしたところ、吉之助が「よろしいでしょうか」と話に割り込みます。
 
「我々は、心底お殿様をお慕いしております。
家中を改革するための意見書もたてまつりもうした。
しかしながら、お殿様のご真意を図りかねるところもございます」
 
尚五郎が続けます。
「そのあたりのご意見を、先生にお聞きしたく参上した次第にございます」
 
それを聞いた清猷は、三人を上げることにしました。
 
 
そして、話す清猷。
しかし清猷の話し方も、なんか偉そう(; ̄∇ ̄ )
妙につっけんどんというか、ふんぞり返るというか・・・。
“身分”で、いつも穏やかな清猷もこんなに変わるのか・・・。
 
「殿がお考えなのは、異国と互角なる付き合いをすることじゃ」
 
それを聞いた吉之助は驚き、
「国を開く、ということですか」
 
清猷は答えます。
「そうじゃ。・・・ただし、その前に国の守りを固める。
異国による、力ずくの恫喝(どうかつ)を防ぐためじゃ」
 
尚五郎は感心します。
「お殿様は常に、先の先を見越しておいでなのですね」
 
清猷はうなずき、「この日本で、もっとも進んだ考え方をされておる」と答えました。
 
・・・どうでもいいけど、正助はいるだけですね。
吉之助は清猷にも質問したり、行動的ですが・・・正助はいつもながら物静かです(;´∇` )
 
そこへ、挨拶をしに、清猷の妹、近(ちか)がやってきました。
 
尚五郎は早速、この間於一へのことづけをしてくれた御礼を述べます。
そして、於一が元気だったと聞いて、嬉しそうに笑う尚五郎。
 
於一が城で憂鬱になっていたとき、近は城に呼ばれました。
その際、近は尚五郎のところへ行き、於一になにか伝言があるかと尋ねたのでした。
 
そしてそのとき、正助のことを伝言にしたのですが、 
近は誰のことだか知りません。
知らないまま、一応於一に伝えました。
 
 
しかしちょうど今、正助も来ているため、尚五郎は「この方が大久保さんです」と近に紹介しました。
 
「あなたが・・・」と言う近に、ワケもわからず頭を下げる正助。
 
 
於一と、西郷・大久保さんたちもまた、一時期親しかったのです。
於一も尚五郎と同じく、忠剛のことで、西郷さんを恨んでいなかったので。
 
そしてその時期、正助は、謹慎させられていました。
 
しかしようやく正助が赦された頃、於一はもう彼らと親しくできない状態だったので、尚五郎が伝言を頼んだのでした。
“大久保さんが赦され、お役目に復帰された”と。
 
 
それらの会話を黙って聞いていた忠敬(・・・いたんですね。気づきませんでした)は、尚五郎に、「なぜこの者たちと於一が関係があるのだ?」と尋ねました。
 
尚五郎は、「この前お近様がお城に呼ばれた折、大久保さんがご赦免となったことを於一様に伝えていただいたのです」と答えます。
 
それを聞いた忠敬はぎょっとします。
「ちょっと待てよ。於一はこの者らと親しくしておったのか?」
 
尚五郎はアッサリ「はい」
 
忠敬は頭を抱え、「・・・なんたることじゃ」とあきれ果てます。
 
 
そこで尚五郎は清猷に向き直り、
「先生は、於一様とはお城でお会いになられたのですか?」と尋ねました。
 
清猷は笑って答えます。
「ああ。すっかり島津ご宗家の姫君らしゅうなっておいでだったぞ」
 
・・・え??そうだっけ???
むしろさじ投げられそうになってましたけど(; ̄∇ ̄ )
 
まあ・・・正直に話すわけにもいかないでしょうけどね。
 
 
それを聞いた忠敬は、意外そうに「・・・於一が、ですか?」と尋ねました。
 
すると清猷は、「今は“篤姫様”と名を変えられた」と答えます。
 
尚五郎は驚いて、思わずつぶやきます。
「篤姫、様・・・」
 
さらに遠い存在になってしまったことを痛感した瞬間でした・・・。
 
 
 
そして、今和泉家(於一の実家)
 
尚五郎から、於一が“篤姫様”となったことを聞く忠剛。
 
於一の母、幸(ゆき)は、「元気でいるなら何よりです」と笑うけれど、
忠剛の顔はこわばっています。
 
そして、報告が終わったのでそそくさと帰ろうとする尚五郎を止める幸。
「せっかく於一のことをお知らせくださったのですから・・・」
 
すると横から忠敬が口を出しました。
「私がこやつを連れてきたのです。説教の一つでもせねばと思いまして」
 
そして、尚五郎が西郷さんたちという、身分の低い者たちと親しくしていることをバラし、「どう思われますか?」と忠剛に尋ねます。
 
よっぽど気にくわないんですね(; ̄∇ ̄ )
 
しかし忠剛は、西郷さんのことを思い出し、
「いやいや、あの者はなかなか立派な男であった」と答えます。
 
幸も横から、「ほんに。顔立ちなどりりしゅうて」と追加します。
 
全然怒る気配がありません。
しかし、さすが忠剛&幸。
心が広いというか、立派です(*´▽`*)
身分を越えて、人の素晴らしさを受け入れられるのは、器が大きいって言うんでしょうか。
 
 
しかし、当然ながら、忠敬の怒りは収まりません。
「父上!母上!あやつのせいで、うちが追い詰められたこと、よもやお忘れでは!?」
 
すると忠剛は厳しい声で言い放ちます。
「忠敬。尚五郎がそこまでして付き合っているということは、その者たちに見所があるからであろう」
 
・・・逆に説教されちゃいました(;^∇^ )
 
 
面白くない忠敬は、
「・・・では、これはどうですか。於一もあやつらと付き合っておったのです」とバラします。
 
今さら告げ口しても、何の意味もありませんが。
 
忠剛は「於一も?」と聞き返し、忠敬が「はい」と答えると、
遠くを見るようにつぶやきます。
 
「於一か・・・。・・・於一の話なら・・・どんな話でも、胸が熱うなるのう・・・」
 
あの、りりしかった忠剛も、於一がいなくなってしまった今は、そんな風に強くはなれないようです・・・。
 
幸もその言葉に「そうですねえ・・・」と寂しそうに微笑み、
尚五郎もまた、切なそうです。
 
みんなみんな、悲しそうです・・・(>_<。)
 
 
そのあと。
酔いつぶれてしまった忠敬は、うわごとでも「なにが西郷だ〜」などと言っていました。
とことん嫌いみたいです。
 
まあ、彼はそんなに器が大きくないってことかもしれませんね。
 
 
そして、結局尚五郎も、一緒に夕食をとったようです。
忠剛が、さっき庭に出て行ったことを幸から聞いて、庭に出る尚五郎。
 
 
忠剛は、ボンヤリと暗闇の中、木を見つめていました。
声をかけにくかったので、そのまま部屋へ戻ろうとすると、尚五郎に気づいたらしく、忠剛から声をかけられます。
 
そして、庭で二人で話をすることに。
 
空を見上げ、「よき月ですね」と言う尚五郎に、
「・・・於一のことでは、いろいろと辛い想いをさせたな」と言う忠剛。
 
尚五郎の気持ちを、忠剛は知っています。
なぜなら、尚五郎は勇気を出して、於一の縁談話が出た際に、忠剛に伝えたからです。
その縁談話は忠剛にとって、受けたくない話だったため、尚五郎の告白を受け入れ、於一と尚五郎を認めた忠剛。
於一には後日伝えることになっていました。
 
しかし運命の皮肉が起こります。
斉彬が於一を養女にしたいと言い出したため、忠剛は尚五郎のことをすっかり忘れ、受けてしまいます・・・。
 
そのため、於一は尚五郎の気持ちを知ることもなく、斉彬のもとへ行ってしまったのでした・・・。
 
 
尚五郎は忠剛の気遣いに、哀しそうに笑い、「・・・そのような」と答えます。
忠剛は、「そなたによき嫁ごが来ることを願っておる」と言いました。
それしか、忠剛には言う言葉もないのでしょう・・・。
尚五郎は「まだ早うございます」と笑い、忠剛も笑って、「そうか」と答えます。
 
そのあと、忠剛は木をまた見上げます。
 
「・・・この、くろがねもちの木は、於一が生まれた時に植えたものでのう」
 
この木がくろがねもちの木だったんですか・・・。
忠剛は、於一をこの木のようだと言っていました。
石垣でもどこでも突き破ってしまうような、強い木・・・くろがねもちのようなおなごだ、と。
 
・・・そして、於一が斉彬のもとに旅立っていった時も、忠剛はこの木のところで一人、泣いていました。
 
 
忠剛は寂しそうに話します。
 
「・・・於一はこの木が好きでのう。
よーくこの木陰で書物を読んでいたものじゃ。
 
・・・一度など、急におらぬようになってのう、皆であちこち探し回ったら、この木に登ってそのまま眠っておったわ。ははは・・・」
 
尚五郎も笑って、その話を聞きます。
 
・・・しかし話し終わると、二人ともすうっと、笑顔が引いていきました・・・。
 
 
忠剛はポツリ、とつぶやきます。
「・・・“篤姫様”か・・・。どんどん遠くなってしまうのう・・・」
 
尚五郎も、切ない気持ちで黙っています。
 
忠剛は、静かに微笑みました。
「・・・しかし、どんなに遠くに行こうと、名が変わろうと・・・。
あの時の於一はわしらのものじゃ。
・・・そう思わぬか」
 
その言葉に、尚五郎も微笑み、答えます。
「思います!・・・そう思います」
 
しかしこれ以上於一の話を続けられなくなった忠剛は、
「・・・なにやら冷えてきたの。中に入るか」と、部屋に入っていきます。
 
尚五郎はその姿を見送り、一人黙って、木に触れました・・・。
 
 
一方、篤姫。
幾島の修行は続きます。
 
しかし、さすがに疲れて嫌気がさしたのか、
「今日は疲れた。休む」と言う篤姫。
 
幾島は「さようにございますか。しかしながら私は疲れておりませぬゆえ。
このまま続けたいと思います」と、なおも続ける気マンマン。
 
しかし篤姫は「休むと言うたら、休む。・・・しの、部屋へ戻る」
と、女中のしのと共に部屋へ戻ろうと、立ち上がります。
 
しのは、今和泉家から、唯一一緒に来た侍女です。
篤姫にとっては、この城で唯一心を許せる相手です。
 
するとすかさず、幾島が
「申し遅れましたが、この先お口をお聞きあそばすのは、私か広川だけとなります」と言い出したのです(゜Д゜|||)
 
篤姫はビックリして、「どういうことじゃ?」と聞き返します。
 
すると幾島は、「いくらお話がなさりたくとも、しのにはじかにお声をかけてはならぬということです」とキッパリ。
 
篤姫は「待て!それはあまりではないか!」と声を荒げます。
 
当然ですよね。
篤姫にとっては、今のところ、たった一つの支えみたいなものなのですから。
 
しかし幾島は平然と答えます。
「家来にも身分の上下というものがございます。
そのような勝手なことをなさいますと、諸事、乱れのもととなります」
 
それを聞いた篤姫は、しのと目を合わせましたが、
しのは悲しそうにうつむきました。
 
しのには、我を通すことはできません。
格の違いを言われたら、従うしかできないのです。
それはもちろん・・・篤姫も。
 
 
そして篤姫にショックを与えたことに、まったくかまわず話を続ける幾島。
篤姫が「・・・もうよい」と言ったのも無視します。
 
「姫様はお気づきではないかもしれませぬが、薩摩なまりはようやく抜けてまいり・・・」
 
「もうよい!!!」
 
声を荒げて、篤姫は幾島を制止します。
 
そして、幾島を泣きながらにらみつけ、
「私はいく姫様ではないのじゃ」と答えました。
 
幾島は「・・・それはどういう意味にございましょうか?」と聞き返します。
 
篤姫は怒鳴ります。
「そなたの思い通りにはならぬということじゃ!!」
 
幾島はすぐに否定しました。
「いく姫様を思い通りにしたことなど・・・」
 
 
篤姫は、ゆっくりと菊本のことを思い出します。
いつも側にいてくれた、大切な乳母。
 
・・・そして、口を開きます。
 
「・・・私にも老女がおった。・・・菊本と言う。
私の薩摩なまりはその老女より移りしもの。
 
・・・しかし菊本はそなたのようではなかった。
共にいて、心安らぐおなごであった。
 
そなたはどうだったのじゃ?
いく姫様はそなたといて、心が安らいだのか!?
私と菊本のように、心から泣いたり、笑うたりすることがあったのか!?」
 
泣きながら、言葉をぶつける篤姫。
 
幾島は表情を変えずに黙って聞きます。
 
しかし、幾島の心に、昔がよみがえります。
いく姫様との思い出。
楽しく笑っていた記憶・・・。
 
しかし幾島は、よぎった思い出から、再び篤姫に向き直りました。
 
「・・・失礼ながら、いく姫様のことは、二度と耳にはしとうございませぬ」
 
篤姫「なぜじゃ!?」
 
幾島はそれに答えて、
「姫様が、その菊本という老女のことでとやかく言われたくないのと同じことにございます」
 
篤姫は黙って、涙をためた瞳で幾島をにらみつけました・・・。
 
 
なんかものすごい展開です・・・。
菊本のことをけなされたばかりか(幾島にはそのつもりはありませんが)、しのとまで引き離されて・・・我慢の限界が来てしまったようです。
 
 
そして・・・。
12代将軍家慶死去の知らせが、薩摩に届いたのは7月の初めでした。
 
斉彬と清猷は重い表情です。
 
清猷「・・・ということは、家祥様が家督をお継ぎになられるということにございますか」
 
斉彬は渋い表情で、つぶやきます。
「・・・もはや流れは止められん。せかされてきたようじゃな・・・」
 
 
と、そこへ幾島がやってきます。
清猷は下がりました。
 
 
斉彬は幾島に聞きます。
「その後、姫の様子はどうじゃ?」
 
どうもこうもありません(>_<。)
 
幾島も言葉を濁し、「なんともはや・・・申し上げようもございませぬ」
 
 
しかし斉彬は、ひとまずそのことは置いておいて、重大な話を打ち明けます。
 
それは、家慶死去と、もう一つ。
 
篤姫を、次の将軍家祥の、御台所にするということでした・・・(゜Д゜|||)
 
 
 
一方。
篤姫は憂鬱そうに書物を読んでいます。
 
片隅にいるしのとは、話もできません。
 
あれだけ爆発したのに、逃げ出すこともできずに我慢しなければならない篤姫。
 
・・・かわいそうです(TロT)
 
そしてもっとこの先かわいそうなことに・・・。
 
篤姫このとき19才。
これから先は、もっと地獄になってしまうんでしょうか・・・。
 
 
 
・・・と言う感じでした・・・。
今回は・・・辛かったです(>_<。)
 
篤姫が辛そうで、ホントにかわいそうだった・・・。
 
自分で望んできたわけでもないのに、勝手に養女にされておまけに輿入れ。
 
女であるばかりの悲劇としか言いようがありません・・・。
 
 
そして忠剛や、尚五郎もかわいそうでした・・・。
 
なんかだんだん観てるのが辛くなってきましたが・・・。
頑張れ篤姫・・・!!!
posted by 水沢桃子 at 14:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年03月18日

「篤姫」第十話

まずナレーションから始まりました。
 
“3代将軍家光以降、将軍家の正室は、代々名門家の公家から迎えていました。
例外は、11代将軍家斉(いえなり)の正室茂姫(しげひめ)で、薩摩の島津家から嫁いだそうです。
(茂姫は、今の薩摩当主、島津斉彬(なりあきら)の大叔母・・・らしい。)
 
さて、そんなしきたりの中で、篤姫の縁組は黒船来航という国家の危機が招いた政略結婚という意味もあったそうです・・・。”
 
かわいそうな篤姫(T_T)
 
 
今和泉家の姫として生まれた篤姫(もとは於一(おかつ)と呼ばれていた)は、薩摩島津家の本家の養女となりました。
現在は、当主、島津斉彬の娘として、ふさわしくなるための修行を行っています。
 
わざわざ京から、幾島(いくしま)という老女を招き、厳しい特訓。
しかしそれは、「本家の姫として」ということではなく、さらに上の「将軍の嫁として」ふさわしい女性になるためのものだったのです。
 
最初は幾島すらも、そのことを知らずに城に呼ばれました。
しかし、ようやく斉彬からそのことを知らされた幾島。
そのためさらに、特訓もスパルタになります(;´д` )
 
ちなみに篤姫はまだ、自分が輿入れさせられようとしていることを知りません。
 
 
基本的な箸の使い方の修行や、お辞儀のしかた、
また琴や鼓の稽古まで。
 
篤姫は幾島から、次々に特訓されることに・・・。
 
 
一方、その頃。
西郷さんたちの道場では・・・。
 
子供たちに剣道を教えている道場なので、
ペルリ(ペリー・アメリカの黒船(軍艦)でやってきた人物)の似顔絵を棒に貼り付け、それを叩き割る修行を行っていました。
 
西郷吉之助(のちの隆盛)や、大久保正助(のちの利通)、有馬新七などが指導しています。
 
と、そこへやってきた尚五郎、
「ペルリですか・・・」と驚いたようです。
 
肝付尚五郎は、「一所持ち」と呼ばれる肝付家の三男です。
身分は吉之助たちよりも高い家柄なので、通常は仲良くできない間柄です。
 
しかし縁があって、尚五郎は身分を超え、彼らと親しくしています。
道場へもちょくちょく訪れ、彼らに弟子入りしています。
 
尚五郎は、篤姫(その頃は於一と呼ばれていた)とも親しく、吉之助たちと於一もまた、一時期親しくしていました。
尚五郎は今和泉家よりも身分が低かったのですが、於一が好きでした。
尚五郎の気持ちは吉之助たちも知っています。
 
今となっては、高嶺の花となってしまいましたが・・・。
 
 
さて、驚いている尚五郎に、満足げな正助。
「あれでますますやる気が出たようです。
これでいつ戦になっても負けはしません」
 
しかしそんな正助に、複雑そうな顔をする尚五郎。
 
 
そのあと、尚五郎は、吉之助、正助と会話をしました。
尚五郎は、「ジョン万次郎」の話をし、 
そして、突き破られたペルリの似顔絵をチラリと見ました。
 
ジョン万次郎という人物は、アメリカ帰りの若者です。(といっても留学ではなく、事故で漂流したところを助けられたというだけ)
 
鎖国中の日本にとっては、外国の情勢を知る唯一の人物で、
斉彬から重用され、海防にあたっています。
 
斉彬の側近の、小松清猷(きよみち)は、かつて私塾を開いていて、そこで尚五郎や於一、於一の兄忠敬(ただゆき)などと親しくなっていました。
そんな縁で、清猷の家に遊びに行ったとき、来ていたジョン万次郎から、尚五郎や於一は、話を聞くことができたのです。
 
ジョン万次郎は、アメリカは戦うつもりがないことを言っていました。
ただ、日本と交易がしたいのだと。
 
そしてさらに万次郎から聞いた、アメリカの自由な世界を知った尚五郎は、
アメリカに対して、敵対心がないのでしょう。
 
しかし目の前には、ペルリを敵視する稽古。
尚五郎はあまりよいと思っていないようです。
 
そんな尚五郎の態度に、正助は不機嫌そうです。
間に入った吉之助は、ぎこちなくとりなそうとします。
「・・・小松先生がおおせでしたな。
お殿様(斉彬)は異国と互角に付き合うことを考えておいでだと」とつぶやきました。
 
 
小松先生とは、清猷のことです。
尚五郎と吉之助、正助の三人は、斉彬がペリー来航についてどう考えているのかを知りたくて、しかし殿様に直接聞くことは不可能なので、清猷に尋ねたのでした。
(小松家は肝付家と同格の家柄なため、本当は吉之助たちの身分ではそれもできないはずなのですが、尚五郎の口利きで)
 
その際、斉彬が「国を開き、異国と互角に付き合う」ことを考えていると、清猷から聞いていたのでした。
 
 
しかし正助は相変わらず不機嫌です。
「しかしまあ、アメリカにおどされていることは確かではないですか」
 
・・・なんか、正助がこんなに不機嫌なのは珍しいですΣ(゜Д゜;)
いつもほとんどしゃべらないせいか、何を考えているのかわからないところがある正助。
ほとんどいつも吉之助と一緒にいますが、考えをしゃべるのは主に吉之助で、黙って横にいるのが正助・・・というのがパターンでした。
 
それなのに、いくら親しくなったからとはいえ、身分が上である尚五郎に対してこんなにもつっかかる態度を取るなんて・・・ビックリしました・・・(゜ロ゜)
 
正助はさらに、「お殿様もそんな腰の座らんことでどうする」とまで言います。
 

そして、そんな態度を止めた吉之助にも、どう思っているのかを聞きます。 いつもの彼からは想像もできないほどの積極的行動・・・。
 
吉之助の答えは、「自分も異人は好かん」でした。
さすが九州男児。
尚五郎に気を遣っていても、正直です。
 
まあ、ずっと鎖国をしていて、外国と全く接していないこの時代・・・
突然軍艦なんかで「国を開け」とやってきた異人のことを好きな人なんて、滅多にいないでしょうね(;´∇` )
 
言葉もわからない、顔つきも全然違う、文化もまったく違う、そんな相手のことを受け入れるのは、大変なことでしょう・・・。
 
 
しかしそれでも、場が気まずくなったのを、仲裁しようとする吉之助。
尚五郎に、「・・・その、万次郎というのはどんな話をしていたのですか」と尋ねます。
 
尚五郎は笑って、以前万次郎から聞いた話を嬉しそうに話します。
 
それを聞き、興味を抱いたように相槌を打つ吉之助。
 
しかし尚五郎がなおも話し続けようとすると、正助が顔をしかめました。
 
「なんちゅうことじゃ。聞いちゃおれん」
 
・・・そしてスタスタと去っていってしまいました。
 
アメリカのことなんて聞きたくないという感じです。
仲裁は、失敗に終わりました・・・。
 
 
正助の態度を謝る吉之助。
しかし尚五郎はそんなことで怒らないタイプなので、大丈夫です。
 
すると吉之助は身を乗り出し、
「姫様(於一)もお会いになられたのですか、その万次郎という人物に」と尋ねました。
 
尚五郎は笑って、「ええ、大層面白がっておいででした」と答えます。
 
於一は好奇心旺盛で、女性でありながら歴史に興味を示し、新しい世界を知るのが大好きというタイプ。
万次郎の話も、瞳をきらきらさせて聞き入っていました。
 
そんな於一を知っている吉之助は、「そりゃあそうでしょうなあ」とうなずきます。
 
あの頃はまだ、於一と尚五郎は一緒にいられました。
尚五郎の顔が、寂しそうに変わったのに気づいたのか、吉之助は再び尋ねてきます。
 
「・・・ふっきれられたのですか」
 
・・・しつこいよ!!!(TロT)
 
何回尚五郎に確かめりゃ気が済むんでしょうか。
確かに、尚五郎が勇気を出して告白する気になったのは、吉之助と正助が励ましてくれたからです。
 
そして勇気を出して、忠剛に「於一様を妻にいただきたい」と申し出て、オーケーまでもらったにもかかわらず、斉彬の養女話が出たことで立ち消えになったという状況。
 
吉之助も正助も、尚五郎の玉砕に責任を感じているのはわかっています。
 
しかし・・・。
 
何度も聞くなよ!!!(TロT)
 
そんなに簡単にあきらめられるわけないことくらい、常識でわかるでしょうが!!
 
 
尚五郎はぎこちない笑顔で答えます。
「はい・・・。・・・と言いたいところなのですが、まだ・・・時々思い出しては、辛くなる時があります」
 
吉之助「・・・そうですか」
当たり前です。
大体、尚五郎は於一に気持ちを伝えていないので、なおさらくすぶっていると思います・・・。
 
尚五郎は哀しそうに笑います。
「・・・情けない話です」
 
すると吉之助はキッパリ答えました。
 
「そんなことはない!それがまことの心です!
人はまことの心を忘れがちです。
私は肝付さんの、そういうところが大好きです」
 
・・・そして次の瞬間、
「好き勝手なことを、失礼いたしました」と頭を下げました。
 
男が男に対して、まっすぐに“大好きです!”とか言えるのもすごいですね(゜ロ゜)
思っててもなかなか言えない言葉だと思うので、非常に感心しました・・・。
 
でも、私も尚五郎は大好きです(*´▽`*)
吉之助も正助も大好きですけどね♪
 
 
尚五郎は、それを聞いて嬉しそうに笑いました。
「いえ、救われます・・・」
 
よかったですね、尚五郎・・・。
やっぱり一途なのは、素敵ですよ。
・・・かわいそうだけど。
 
 
さて、一方、篤姫。
今度は書道やっています。
 
その途中、ふと昔やったイタズラを思い出し、トライする篤姫。
自分の顔に落書きをするというものです。
 
・・・しかし。
幾島はそれを見ても、無反応でした。
篤姫はがっかりします・・・。
 
 
 
そして・・・。
そのあと、幾島は斉彬に申し出ました。
 
輿入れのことを、篤姫に話してほしい、と。
今のままでは、篤姫自身に覚悟がないので、修行にならないと・・・。
  
しかし斉彬はため息をつき、今以上の重荷を背負わせられないと答えます。
  
すると幾島は家祥(いえさち)についても、何も話さないのかと尋ねました。
 
斉彬はそれを聞いて考え込み、
「・・・わしには、あのお方が世間で言われるような“暗愚”とはどうも思えぬのだ」
とつぶやきます。
 
家祥は、もう大人でありながら、子供のような振る舞いをしています。
そのため、周りからは“暗愚”と呼ばれ、跡継ぎなので行く末を心配されています。
・・・おそらく、知能が低いと思われます。
 
しかし斉彬は、以前家祥と話をしたとき、
斉彬が薩摩から江戸にやってきていることを聞いた家祥から、
「江戸に来るまでにいろいろな場所を通るから、様々なことを知ることができる。
それは強みじゃのう」などと言われたことがありました。
 
その突っ込みはかなり鋭かったので、以来斉彬は、家祥のことを“もしかしたら暗愚ではないのでは”と考えているのです。
 
 
しかし幾島は、
篤姫にすまないと思う気持ちがあるから、暗愚ではないと考えてしまうのではないかと、これまた鋭いところをつきます。
 
斉彬はその言葉に、顔をしかめました。
それもまた、一理あるかもしれません・・・。
 
 
一方、江戸。
老中筆頭の阿部正弘は、その、家祥と向き合っていました。
アメリカの国書に対する意見を、諸大名、旗本、さらに町民からつのり、たくさんの意見書が来たことを話します。
 
家祥はつまらなそうに、阿部が読み上げる意見書をすぐに「つまらぬ!次!」などと言って、あまり聞いているようには見えません。
 
それでも阿部は次の意見書を読み上げます。
 
すると家祥は、“アメリカの軍艦に忍び込み、酒と肴でもてなし、酔っ払ったところで火薬庫に火をつける”などというとんでもない意見に興味を示し、「その者に褒美をやれ!」と大喜び。
 
聞いていないほうがマシです(>_<)
 
阿部はその意見を取り入れることなどできないので、困り果てます・・・。
 
 
そして、阿部はほかにも困った問題を抱えていました。
 
それは、阿部が海防役になってほしいと頼んだ、水戸前藩主の徳川斉照(なりあき)です。
 
彼は政治には関わっていないけど発言力がある人で、アメリカの軍艦が来ているという大変な時期なので、その力(影響力)を借りようとしたのでしょう。
 
しかし問題は、彼が政治をわかっていないということでした( ̄∇ ̄||| )
 
斉照は、アメリカと戦う気マンマンなのです。
今すぐおふれを出し、士気を上げるのじゃ!って感じです。
 
日本にアメリカと戦えるだけの力があると、勘違いしているようなのです。
それができたら、国書受け取ってないでしょう・・・。
井の中のかわず、って怖いですね・・・(;´д` )
 
しかし無下ににはねつけることもできない存在。
こういう、無駄に身分だけ高い人は、おとなしくさせておいたほうがいいんじゃないでしょうか・・・。
まあ、それができないから、仕方なく海防役になってもらったんでしょうけど。
 
 
会見が終わり、「水戸のご老公にも困りましたな・・・」と、海防掛の深谷盛房がつぶやきました。(この人と、阿部と、斉照の三人で会談していたのです)
阿部は、斉照の力が強いので、利用させてもらうしかなかった、と困った様子。
「アメリカと戦になって、勝てるわけがなかろう・・・」
現状を把握している人は、大変です・・・。
 
 
そして、再び篤姫の修行。
江戸の公儀の成り立ちなどを話す幾島に、
「今日はもう疲れた。休ませてくれ」と立ち上がる篤姫。
 
しかし幾島「それはなりませぬ」
篤姫「休むと言うたら休む!」
そんな問答のあと、幾島は篤姫の前に再び座り、キッパリと言い放ちます。
 
「姫様は子供ではなく、赤子におわしますな!」
 
篤姫その言葉に「あ、赤子じゃと!?」と眉を吊り上げます。
 
そんな篤姫に、さらに続ける幾島。
「気にそわぬことがあるとすね、ふざけ、あげくは放り出す。
いっそ赤子らしく泣き喚いてごらんあそばせ。
さすればこちらも楽と言うもの」
 
篤姫は、そのセリフに悔しそうに身体を震わせます。
そして、静かに「・・・やはり今日はここまでじゃな」と答えました。
 
そしてなんと、
「・・・赤子ゆえ、眠うなった。下がりおれ、幾島」
と返したのですΣ( ̄ロ ̄;)
 
篤姫、捨て身の逆襲!!
これはスゴイ・・・!!
 
そして篤姫と幾島は、互いににらみあいます。
 
しかしそこで天の助け(見ているほうが怖かった)。
幾島は斉彬に呼ばれ、下がることになりました。
 
 
そして斉彬から、再び篤姫の様子を尋ねられた幾島。
まったくもってどうにもならないことを話すしかありません。
 
斉彬は困ったようにそれを聞き、 
ついに決心をしたように、「・・・伝えるか。姫にこの件を」と言います。
もたもたしている時間がもうないようです。
そして、あれだけ渋っていたのに、 
言うが早いか、行動も超早く、早速篤姫のところへ向かいました。
 
 
篤姫の部屋に突然入る斉彬。
驚き、いぶかしげな篤姫に、
「そなたに大事な話がある」と言います。
 
そして、幾島だけを残し、残りの女中たちは下がらせます。
 
緊張している篤姫に、斉彬はまず、
篤姫を近々、「養女」ではなく「娘」として届け出ることを伝えました。
 
そして、そのあとで篤姫を、13代将軍徳川家祥の御台所として嫁がせることを明かします。
 
呆然とその言葉を受け止める篤姫・・・。
 
 
翌日。
食事ものどを通らない篤姫。
 
幾島は、広川(この鶴丸城の大奥での老女。リーダー。今は幾島にポジションを譲った形になっている)から、「ゆうべはほとんどお休みになっていないご様子で」と伝えられます。
 
放心状態の篤姫。
この城に来るときに持ってきた、幸(ゆき・母親)からもらった小さな金色の菩薩像を眺めてぼんやりしています。
 
この状態は、養女として鶴丸城に来た頃の篤姫と全く同じです(>_<)
 
篤姫逆戻り!!
 
そんな篤姫に、幾島は優しく諭します。
何とか篤姫が、この状況を受け入れるように。
 
するとその言葉をさえぎって、
幾島は知っていたのかと尋ねる篤姫。
 
幾島は「すでにお殿様より」と短く答え、さらに話を続けようとします。
 
しかし篤姫はぼんやりと、
「・・・会いたいのう。母上様に会いたい・・・」とつぶやきます
 
幾島が、今の篤姫の母上は斉彬の正室、ひさ姫だと諭しても、篤姫はただぼんやりとくり返すのみ。
 
「・・・会いたいのう・・・」
 
 
一方、今和泉家。
篤姫(於一)の母、幸は花を活けていました。
しかしうっかりトゲをさしてしまい、心配そうに瞳をさまよわせます。
まるで篤姫の想いが届いたかのような仕草・・・。
その瞳は、篤姫に何かがあったのでは、と思っているようです・・・。
 
 
その夜。
篤姫は眠れず、こっそりと部屋を抜け出します。
 
なんと、篤姫逃亡しようとしています(゜Д゜|||)
 
・・・しかし、アッサリと幾島に見つかってしまい、
そのあとたくさんの女中に挟み撃ち。
脱出は失敗に終わりました・・・。
 
びっくりしました・・・。
この城に来たばかりの頃も、憂鬱になっていましたが、逃亡しようとまではしませんでした。
よっぽど追い詰められたんですね・・・。
 
 
翌日。
篤姫が逃亡しようとしたことを、幾島から聞かされた斉彬。
 
さすがにそんな状態ではどうにもなりません。
なので、もう一度篤姫ときちんと話すことにしました。
 
そりゃそうですね・・・。
「嫁にやる。覚悟しておけ」で、そのあと無視ではひどすぎます(;´д` )
いくら女性が軽視されてるからって、むごすぎます。
 
 
斉彬が、「城から逃げ出そうとしたとな」と言うと、
篤姫は静かに「申し訳ございません」と頭を下げました。
 
困った斉彬は、
篤姫に、聞きたいことがないかと尋ねます。
 
篤姫はゆっくりと頭を上げ、しっかりと斉彬を見つめました。
そして、意外なセリフを口にします。
 
「囲碁を・・・私と碁を打っていただけませぬか?」
 
その言葉に驚く斉彬。
しかし篤姫の真剣な眼差しを受けて、碁を打つことに。
 
 
碁を打ちながら、斉彬はさらに尋ねます。
「わしに何が聞きたいのじゃ?何か聞きたいことがあるのであろう」
 
篤姫は再び、斉彬をしっかりと見つめます。
「父上様は、私を徳川宗家に輿入れさせるために養女に迎えた、とおっしゃいました」
 
斉彬「その通りじゃ」
 
篤姫「私は父上様に利用されるのでございましょうか」
 
篤姫の真っ直ぐな問いかけに、しばし斉彬は考えあぐねたあと、答えます。
「・・・その通りじゃ」
 
そして顔をこわばらせる篤姫に、続けます。
 
「・・・そう言うしかないであろうな。・・・そなたが御台所になってくれれば、様々なことやりやすくなるのは、事実じゃ」
 
篤姫は「何がでございますか」とさらに尋ねます。
 
すると斉彬はキッパリと、
「ご公儀を内から動かすことじゃ」と答えました。
 
そしてさらに、驚いている篤姫に、
「わしは、薩摩から日本を変えようと思うておる」と言ったのです。
 
その言葉に、目を丸くする篤姫。
 
斉彬はなおも続けます。
「我が国が今、どれほどの危機にさらされておるか・・・思い至らぬ人々が、ご公儀にいかに多いか。であれば、内から変え、動かすしかないのだ」
 
 
篤姫は斉彬の言葉を受け止め、静かに言います。
「・・・もう、碁は結構です。
父上様のお話には、嘘がないとわかりました。
嘘をつけば、打ち筋が乱れます。
でも父上様は、揺らぐことなく攻めてこられました」
 
斉彬が驚き、「わしを試したというのか?」と聞くと、
篤姫は慌てて、「申し訳ございません」と頭を下げました。
しかし斉彬は、笑って篤姫を見つめます。
 
こんな状況でも、自分らしく真実を見極めようとする篤姫は、本当にすごいです。
しかも、とても逃げ出そうとしたとは思えないほど、冷静な方法です・・・。
 
 
そして篤姫は再び頭を上げ、斉彬に尋ねることにしました。
気になることは全て聞く。
それもまた、篤姫らしいところです(^o^ )
 
「でも・・・何ゆえにございますか?
何ゆえ私を御台所になどと・・・」
 
斉彬はその問いかけに驚いたように息を呑み、そのあと表情を和らげ、
「なぜじゃろうのう・・・」と立ち上がります。
 
「それらしきことはいろいろ言える。
そなたはとてつもなき知恵を秘めておる。
物事を前に進める力がある。
男勝りに肝が据わっておる。
 
・・・しかし、突き詰めれば、わしのカンじゃ」
 
その言葉に、篤姫はビックリ。
そりゃそうですね・・・。
カンとか言われても。
 
斉彬は、目をパチクリさせている篤姫の前に戻り、再び真顔で話します。
 
「・・・於篤よ。そなたの胸のうちはわかる。
ふってわいたような養女縁組。
親兄弟からは引き離され、さらには御台所の件じゃ。
とまどうばかりであろう。動揺もしよう。
 
されどこの斉彬、たっての願いじゃ。
江戸へ行ってくれぬか」
 
 
篤姫は、その言葉に、真っ直ぐ斉彬を見つめ返します。
そして、静かに答えました。
 
「・・・まいります」
 
その答えを聞いて、喜ぶ斉彬。
 
すると篤姫は、さらにしっかりした瞳でこう言いました。
 
「ただ、私は己の意思でまいりとうございます。
 
私は自らの意思で江戸へ赴き、
自らの意思で父上様をお助けし、国の力となりたいと存じます。
 
それでもよろしいでしょうか」
 
 
 
篤姫、カッコイイ〜〜〜!V(≧∇≦)v
 
そんな篤姫に、満足そうに微笑む斉彬。
その様子を黙って見つめる幾島。
 
斉彬は篤姫に、
「そなたなら日本の行く末を大きく動かしてくれるかもしれぬな」と感心したように笑いました。
 
 
そのあと、篤姫は、自分が嫁ぐことになる相手を尋ねます。
斉彬は少し言いにくそうにしながらも、「家祥様じゃ」と答えました。
 
しかし、どのような人物かについては答えず、
「自らの目で見極めることじゃ」と上手く逃げました。
 
まあ、説明しにくい気もしますが・・・。
 
 
そして。
会談も終わり、斉彬と幾島。
 
篤姫の器量に感服状態の斉彬。
江戸にやるのは惜しいなどと上機嫌です。
 
幾島も、今回のことで、篤姫に対する考えを改めたことを告げます。
ただのおてんばわがまま娘ではないとわかってもらえたようです(-^▽^-)
 
しかし・・・できるだけ早く、家祥について知る機会があればいいんですけどね・・・。
やっぱり何事も覚悟が必要ですから・・・。
 
 
一方、篤姫。 
瞳に再び力が戻り、やる気マンマンです。
やっぱり篤姫は、そういう姿が一番似合ってます♪
頑張れ、篤姫!!
 
 
ってわけで、10話も終わりました。
篤姫が頑張っているのを見るのは好きです。
応援したくなりますね(*´▽`*)
 
・・・でも、好きな人のところへ行くわけじゃないことを思うとかわいそうです・・・。

posted by 水沢桃子 at 20:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年03月22日

「篤姫」第十一話

ナレーションでの説明です。
この時代、政治に携わる人は限られていたようです。
 
親藩=徳川の縁戚(水戸前藩主、徳川斉照(なりあき)など)
譜代(ふだい)=代々の家臣(老中の阿部正弘など)
外様(とざま)=それ以外の大名(薩摩藩主、島津斉彬(なりあきら)など)
 
この中で、幕政に携わるのは譜代大名のみ。
 
しかしこの前例を覆し、老中阿部は、徳川斉照に海防役を任せました。
(彼の立場・影響力を利用する目的で)
 
“篤姫と将軍の縁組は、国家の危機を前に、
幕府を改革したい斉彬にとって、切り札のひとつでもあったのです・・・”
 
 
さて・・・。
薩摩の鶴丸城。
 
島津斉彬の養女となった篤姫(もとは於一(おかつ)と呼ばれていた)は、次期将軍徳川家祥(いえさち)の御台所(みだいどころ・妻)となるため、修行中です。
 
京から呼び寄せた老女、幾島(いくしま)の指導は厳しく、一時期は篤姫との相性が悪くて修行も最悪でした。
 
しかし斉彬から利用されていることを理解し、なおかつ斉彬の考えを聞きだした篤姫。
今は自分の意思で、御台所となることを受け入れています。
 
そのため、篤姫の修行も順調です。
 
しかし、公儀(将軍家)の話ばかりする幾島(いくしま)に、広川(鶴丸城の老女。今は幾島にリーダーポジションを譲っている)や高山(鶴丸城女中。篤姫付き)は、「まるで将軍家に嫁ぐようだ」と噂話。
 
幾島はそんな彼女たちを一喝。
篤姫はその様子を複雑そうに見守ります。
 
 
そのあと、幾島と二人、茶道の稽古をする篤姫。
幾島に、「御台所の件は、誰にも言わぬのか」と尋ねます。
どうやら、この鶴丸城で、篤姫の輿入れを知っているのは幾島だけのようです。
 
幾島はキッパリと、「伏せておかねばなりませぬ。姫様も口外なさいませぬように」と言いました。
 
まあ、どこからどう漏れるかわかりませんからね。
確実に嫁入りするまでは安心できないということ・・・でしょうか。
 
そして幾島は、篤姫の前向きに修行に取り組む姿勢に感心します。
今までとはまるで別人のようですからね(;´∇` )
 
篤姫は笑って答えました。
「私は橋を渡ったのじゃ。・・・のみならず、その橋に火をかけたのじゃと心得ておる」
す、素晴らしい覚悟ですΣ(゜Д゜;)
さすが篤姫・・・!!
 
そのあと幾島に、自分が嫁ぐ相手・・・家祥について尋ねる篤姫。
しかし幾島は何も知らないと答えます。
まさか“暗愚と名高い”とは言えませんね・・・( ̄∇ ̄||| )
 
 
一方、斉彬と、忠剛(ただたけ)。
今和泉家の島津忠剛は、篤姫の実の父親です。
 
斉彬は忠剛に、篤姫の御台所の件を打ち明けました。
 
ビックリ仰天する忠剛に、前からあった話だと言う斉彬。
於一(篤姫)を養女にと望んだのも、そのことを考えてのことだったと知り、忠剛はパニックしてしどろもどろです。
 
そんな忠剛に、「江戸へ行く前に会える機会があるよう取り計らう」と微笑む斉彬。
 
 
そして帰宅した忠剛は、そのことを早速妻の幸(ゆき)に伝えました。
未だ信じられない様子の忠剛に対し、幸は、「そうですか・・・」と落ち着いています。
 
そして、忠剛に不思議な夢の話を打ち明けます。
 
まだ於一が生まれていない頃、不思議な老人が目の前に現れ、
「その娘を江戸へ連れて行く」と言ったのです。
 
以来幸は、於一がいつか江戸へ行くことになるのではという予感があったのでした。
 
そのことを聞いた忠剛は驚きます。
幸は静かに、「あの子は私たちが一時天から預かった子なのかもしれませぬなあ・・・」と遠くを見つめます。
 
二人して、しんみりと於一のことを想いながら、
「江戸か・・・遠いのう・・・」
「遠ございますねえ・・・」
寂しそうにつぶやくのでした・・・。
 
 
そして。
一方尚五郎。
茶店で、於一の兄の忠敬(ただゆき)から、於一の御台所話を打ち明けられていました。
 
肝付尚五郎は、今和泉家(於一の生家)よりも身分が低い家柄ですが、忠敬とは同じ塾に通っていた友人であり、また、於一とも親しくしていました。
 
そして於一のことをずっと好きでした(;´д` )
 
言えないまま、結局於一は遠い存在になってしまいましたが、
当然今もまだ、於一のことを想っています。
 
 
御台所の話を聞いた尚五郎は大ショック。
そんな彼に忠敬は、「この話は身内しか知らぬ。しかしお前は口が堅いから話すことにしたのだ」と話します。
 
忠敬にとって、於一はケンカばかりしていた妹。
「俺は辛抱強い男だが、この件に関しては胸にためておくことができなかった」とのこと。
 
彼が辛抱強いとは到底思えないんですが(;^∇^ )
・・・誰かに言わないではいられなかったということですね。
 
ついでに言うなら、尚五郎の口は堅くありません。
 
昔から何度も、於一に追及されたらペラペラしゃべってましたし、
全部顔に出るタイプですから、於一を好きな気持ちもいろんな人にバレまくっています。
・・・ドニブの忠敬にはバレてないみたいですけど。
 
 
忠敬は「あの於一が御台所などと・・・信じられん」と首をかしげます。
おてんばで頭の回転が速く、いつもやり込められていた妹ですから、当然でしょうね。
今も本質は全く変わっていませんけども・・・。
 
 
しかし、のんきな忠敬とは逆に、茫然自失の尚五郎。
そりゃそうです・・・。
好きな人が、誰かのお嫁さんになってしまうんですから(>_<。)
 
尚五郎はポツリと、「日本一の男・・・」とつぶやきます。
 
そして忠敬に、
「・・・将軍様は、日本一の男でございますよね」と確かめます。
 
忠敬は「当然だろう」とアッサリ。
 
尚五郎はそれを聞いて、ボンヤリと昔のことをリピートします。
 
 
於一に縁談話が持ち上がったときのこと。
今と同じようにショックを受けた尚五郎は、於一に尋ねました。
 
“どんな男と結婚したいか”と。
 
そのときの於一の答えは、
“日本一の男の妻になりたい”・・・でした。
 
 
しかし、尚五郎は忘れているのでしょうか。
立場が日本一の男だと言ったのではありませんが。
 
於一は、「自分にとっての日本一の男」と言ったのです。
 
要するに、惚れた相手が日本一ってことじゃないでしょうか。
 
 
ショックを受け、放心状態の尚五郎に、「どうしたのだ?」と鈍い忠敬。
どうしたもこうしたも、その話を聞いてこうなってるんだから、わかると思いますが。
鈍いのは家系なんでしょうか。
於一もゲキニブでしたから(>_<)
 
 
 
一方、町では、“将軍家慶(いえよし)死去?”の疑惑ニュースが飛び交っていました。
内密にしているはずなのに、漏れてしまっています。
 
 
そういうニュースがチラシとしてばらまかれているのを知った、
老中首座の阿部正弘、水戸前藩主の徳川斉照、越前藩主の松平慶永(よしなが)の三人は会談。
 
松永が言うには、よりにもよってそのチラシを持ってきたのが次期将軍の家祥であるとのこと。
 
自分の父親(家慶)が死んだというニュースを、「これは父上のことじゃ」などと喜んでいたようです。
・・・彼は知能が低いみたいですね。
 
家祥が大奥出入りの商人などに、そういうチラシを時々持ち込ませているようだと渋い顔の松永。
 
 
問題なのは、家慶が死んだニュースが広まることよりも、これから先のこと。
後を継ぐのがあの家祥である以上、
もしペルリ(ペリー)が来年再びやってきたとき、戦にでもなったら、采配を取ってもらわなくてはならないが、とても無理だろう。
 
ここで阿部は、さりげに自らの計画である、
“家祥に御台所を”という話を持ちかけます。
 
密かに斉彬と組んで、篤姫を輿入れさせようとしている阿部。
 
家祥をしっかりさせるには妻がいたほうがいいかもしれない、という意見には、斉照や慶永も賛成です。
しかしその相手に心当たりがあるのかと尋ねられた阿部は、「頭をひねっております」と言葉を濁します。
 
裏で政治を動かそうとしている阿部と斉彬のことは知らないため、
斉照は「嫁が来たくらいではどうにもなるまい」と眉をしかめていますが・・・。
 
みんな、家祥には全く何の期待もしていないようです。
 
 
一方、大ショックの尚五郎。
一人高台に行き、ボンヤリと海を見つめます。
 
頭によみがえるのは、於一のこと。
 
於一と尚五郎は同じ年の生まれで、父親である忠剛、肝付兼善(かねよし)は、斉彬じきじきに、生まれてくる子供のために、お守りをもらいました。
 
色違いのお守り。
於一が青、尚五郎が赤です。
 
本当は斉彬がくれたのは、於一に赤、尚五郎に青だったのですが・・・
男の子がほしい斉彬は、兼善に交換してもらったのです。(結局於一が生まれましたが)
 
於一も尚五郎も、お守りをずっと大切にしてきました。
 
 
しかし於一が斉彬の養女として、鶴丸城へと行く前に、
尚五郎と於一はお守りを交換しました。
 
お互いを守ってくれますように、と願いを込めて・・・。
 
 
於一と尚五郎は、よい友人でした。
尚五郎にとっては、それ以上に大切な人ですが、
於一にとっても、誰よりも信頼できる人であることは間違いありません。
 
もしかして、告白していたら何かが変わった可能性だってあると思います・・・。
 
 
於一のことを想い、辛そうに、交換した青いお守りを握りしめる尚五郎。
そして何か決意した表情で、その場を後にします。
 
 
向かった先は、小松清猷(きよみち)の家でした。
 
清猷は斉彬の側近をしています。
しかしもとは私塾の先生で、尚五郎や忠敬、もぐりこんだ於一から慕われています。
 
そのため、気さくに尚五郎を家に上げる清猷。
尚五郎は非常にかしこまって、真剣な眼差しです。
 
しかし、いざ用件を言おうとした途端、来訪者が来てしまいます。
 
それは、西郷吉之助(のちの隆盛)と、大久保正助(のちの利通)でした。
 
 
二人は、釣りで獲れた水イカを持ってきたのです。
「この間のお礼に」とのこと。
 
そして尚五郎がいたのでビックリします。
 
吉之助&正助は、肝付家よりも身分が低い家柄。
小松家は肝付家と同格であり、さらに清猷は斉彬の側近ですから、当然身分が上。
 
しかし吉之助と正助は、尚五郎の友人です。
尚五郎が彼らの剣術に心酔し、弟子入りしたのをきっかけに付き合っています。
・・・とはいっても、彼らはすぐ尚五郎に土下座とかしているので、身分の差を忘れたことはないようですが。
 
そして尚五郎の紹介で、清猷に会いにきたことがありました。
斉彬がペルリ来航についてどう考えているのかを聞くのに、斉彬本人には聞けないため、清猷に尋ねたのです。
 
水イカは、このときのお礼です。
 
 
前回、尚五郎にイキナリ吉之助と正助を連れてこられ、困惑し、警戒している感じだった清猷。
しかし今日は、非常に気さくです。
 
快く、吉之助や正助に「上がれ」と言ってます。
 
相手に敵意がないことを理解したから、心を許したのでしょうか。
そういえば、於一が男のなりをして塾にもぐりこんだときも面白がっていたし、結構心が広いタイプなのかもしれません。
 
しかし清猷に相談がある尚五郎は、複雑そうです・・・。
 
 
清猷の前に座る三人。
吉之助や正助は釣りについて、清猷と話した後、尚五郎を気にします。
「なにか用事があったのでは?」と。
 
そこで尚五郎の用事を聞く雰囲気になったため、尚五郎は再び口を開きます。
 
ところが間が悪いことに、また誰かがやってきました(;´д` )
清猷の妹の、近(ちか)です。
 
イカのお礼を言いに来た彼女は、尚五郎が来ていることを知って笑いかけます。
 
すると清猷は、「皆に香をきかせてはくれぬか」と言い出します。
近は香がとても上手いのです。
 
尚五郎の言いたいことは、またも立ち消えです・・・。
 
 
そして、もうすぐ七夕ということで、それにちなんだ香遊びをすることに。
“星合香(ほしあいこう)”と呼ばれるもので、
1つはけん牛(彦星)、1つは織女(織姫)、あと5つの香を用意し、
彦星と織姫の香を当てる遊びです。
 
なんか風流で素敵です〜〜(*´▽`*)
 
両方当てれば七夕は晴れ、
彦星だけなら明け方は雨、
織姫だけなら夕方は雨、
どちらも外れたら、一日大雨。
占いみたいですけど、ロマンティックです♪
 
 
みんなで香をきいて、そのあと紙にどれが彦星か、織姫かを書くみたいです。
吉之助と正助は大当たりで喜びます。
しかし・・・おそらく気もそぞろで、香なんか感じてる余裕もなかったのでしょう。
尚五郎は大ハズレ。
 
清猷が笑って、「尚五郎の七夕はどしゃ降りだな」と言うと、
尚五郎は突然怒鳴ります。
「それでは困ります!!」
 
場がシーン。
尚五郎はそこで真剣な顔をし、清猷に向き直ります。
 
そして、「先生、先ほどのお話ですが!」と言い出しました。
 
吉之助や正助が慌てて、去ろうとすると、それも「構いません!」と制止。
もう誰がいようと構わない、というか、また誰かが去って挨拶して・・・なんて待っていられないってところでしょうか。
 
 
尚五郎はズバッと本題に入ります。
 
「先生、私は、江戸へまいりとうございます!!
お殿様(斉彬)のお許しをいただきたいのです!!」
 
尚五郎のセリフに、近は顔を曇らせ、
吉之助と正助は顔を見合わせます。
 
「何故じゃ?」と驚く清猷に、
横から、吉之助や正助が「江戸なら誰でも行きたいかと・・・」と答えますが、
清猷が納得しかけると、
「そういうことではないのです!!」と尚五郎。
 
しかし理由を尋ねる清猷に、
「とにかくお願いします!!」と頭を下げるのみ。
 
それを見て、吉之助や正助も一緒に頭を下げます。
 
詳しい理由はわからないけど、尚五郎の願いだから自分も頼む・・・ということでしょうか。
友人っていいですね・・・。
 
一方近は、そんな尚五郎を複雑そうに見つめます。
 
彼女はどうやら尚五郎を好きらしく、しかし尚五郎の気持ちは知っていて、於一とも仲がいいので、いろいろと辛いでしょうね・・・。
 
 
帰りがけ、雨に降られたため、近からかさを借りた尚五郎。
近に、「姫様(於一)がおいでの江戸にいらっしゃりたいのですね・・・」と言われ、
「いえ、それは・・・」と口ごもります。
 
しかしそれ以外にどういう理由が??
もしかして、日本一の男を目指して江戸へ行きたいということなんでしょうか。
彼の心の中の変化については、よくわかりません・・・。
 
 
 
一方、いよいよ家慶死去のニュースを公にし、
家祥が家督を継ぐことになりました。
 
全くやる気が感じられない家祥を前に、お祝いだの、行事だのの説明をする阿部。
内心、早く篤姫をもらって、斉彬と政治を動かしたくて仕方ないでしょう。
 
 
そして尚五郎は、鶴丸城に呼ばれます。
父親の兼善は慌てふためき、尚五郎が何をやらかしたんだと心配しまくりです。
どうやら父親に、吉之助たちと親しくしているのがバレているようですが・・・秘密じゃなかったのでしょうか( ・◇・)?
 
兼善は、身分の低い者たちと親しくしていることでとがを受けるかもしれない、と尚五郎を責めますが、尚五郎はとっとと城に向かいます。
 
 
城で斉彬と対面した尚五郎。(清猷も控えています)
早速、「江戸にまいりたいそうじゃな」といわれます。
清猷が斉彬に話をしてくれたようです。
 
そして尚五郎の瞳を見た斉彬は、「なかなかよい面構えじゃ」と笑い、江戸の件は考えておくと言ってくれました。
 
そのあと、「西郷吉之助という者と親しいそうだな」と聞く斉彬。
答えられずにいる尚五郎に、「責めるつもりではない」と言い、
身分を考えずに幅広い人材登用を考えていることを告げます。
 
吉之助は素晴らしい意見書を提出しており、斉彬にとって興味深い人物のようです。
しかし直接会うことはできないので、尚五郎を通じて話を聞かせてほしいとのこと。
 
もちろん尚五郎は承諾します。
 
 
すると、早速今の若い者たちの考えを尋ねる斉彬。
 
「今は尊皇攘夷(そんのうじょうい)が合言葉になっております」と答える尚五郎。
 
尊皇攘夷っていうのは、「天皇絶対。開国反対」ということらしいです。
外国に屈して開国なんてもってのほかだ!って考えです。
つまり斉彬のような開国主義とは反対ですね。
 
斉彬は尚五郎に、「そちも攘夷派か?」と聞きます。
 
すると尚五郎は、
「いえ、私は・・・。異国にもよき面はあると思います。
嫌い、追い払うばかりではそこが見えません」と答えます。
 
斉彬は驚き、「異国から学ぶべきことがあると考えているのか」と尋ねます。
 
尚五郎はキッパリと、
「はい。逆に我が国のよき面を異国に学ばせることもできると思っております」と答えました。
 
斉彬はその考えを面白がり、なぜそう思うかを聞きます。
 
尚五郎は、ジョン万次郎という人物に会って、そう思ったと答えます。
 
ジョン万次郎は、漂流してアメリカ船に助けられ、長くアメリカで暮らした若者です。
なので今の日本では、外国の情勢を知る数少ない人物として重用され、斉彬から海防を任されています。
 
尚五郎は、清猷の家に来ていた万次郎から、アメリカの話を聞くことができました。
 
 
斉彬は尚五郎の話をうなずいて聞き、
改めて尚五郎に諭します。
 
「しかし、そちにはそちにしかできぬことがある。
そのこと、忘れるでないぞ。
下々の者と親しむのはよい。学ぶこともあろう。
しかしそれらの者たちと、そちとは違うのじゃ。
生来の立場、役割をわきまえ、全うする。
そのこと肝に銘じ、ゆめゆめ忘れるでないぞ」
 
尚五郎はその言葉をしっかりと受け止めます。
 
そのあと、勇気を出し、もう一つ尋ねる尚五郎。
 
大久保さんの父親が、未だ島流しになっているが、
それはいずれ戻ってくるのか、ということです。
 
大久保家は、前の薩摩当主、斉興(なりおき)時代、家督争いに巻き込まれ処分を受けたのです。
正助も長い間謹慎させられていました。
 
しかしいまだにお父さんが戻ってきてなかったんですね・・・(゜Д゜|||)
島流しなんて、キツイ労働でしょうに・・・身体壊したり、死んだりしてしまったら、斉彬責任取れるんですか??
今、島流しになっているのは、家督争いで斉彬についた人たちなんですよ〜!
(家督争いは、斉彬と、弟忠教(ただゆき)の争いだった)
 
 
ともかく、それを聞かれた斉彬は、もちろんいずれ戻す、と答えました。
いずれっていつだよ・・・(; ̄∇ ̄ )
 
そして、「前にも同じ事を聞かれたことがあるな」とつぶやく斉彬。
尚五郎は思わず、「篤姫様にございますか?」と尋ねます。
 
篤姫も吉之助や正助と、一時期親しくしており、正助の赦免について斉彬に尋ねたことがありました。
まあ、そういう聞きにくいことをズバズバと尋ねまくる篤姫の度胸や鋭さに感服し、養女にという話になったわけですね。
 
 
そして、尚五郎と篤姫が、親しい間柄であることを知る斉彬。
清猷も横から、簡単に説明します。
尚五郎と忠敬(篤姫の兄)は同じ学問所(清猷の私塾)で習っていて仲が良く、篤姫とも仲が良かったこと。
 
そんな話の後、尚五郎は自分のお守りを見せます。
自分が生まれた時に、斉彬からもらったものだと。
 
「お殿様のご恩を忘れた日は一日たりとてありません。
篤姫様も同じだと思います」
 
斉彬は多分、覚えてはいないでしょう。
篤姫(その頃は於一)からもお守りのお礼を言われたのですが、
そのときのお守りの色が青かったことは。
 
そして今尚五郎が見せているお守りも、青。
二人がお守りを交換したことは、気がついてはいないでしょう。
 
けれども、尚五郎の様子から、気づいたのかもしれません。
 
「・・・姫とは、想い想われる仲だったのか?」
そう、尋ねます。
 
すると尚五郎は慌てて、
「いえ、全くの私の片思いでございまして」
・・・相変わらずなんでそう、正直なんでしょうか(;^∇^ )
 
尚五郎の気持ちを知り、「辛い想いをさせたということじゃな」と気遣う斉彬に、
尚五郎は急いで答えます。
 
篤姫様は自分などとは器が違う、と。
そして、「今はただただお幸せをお祈り申すばかりにございます」と・・・。
 
斉彬はその言葉を聞きながらも、辛そうにお守りを握りしめる尚五郎を見て、
篤姫と面会させてくれます。
 
 
久しぶりに尚五郎と再会できた篤姫は大喜び。
幾島がいさめるのも聞かず、親しげに話しかけます。
 
尚五郎は、久しぶりに会えた篤姫が余計にまぶしく見えたのでしょうか。
ぎこちない言葉で篤姫と挨拶します。
 
今和泉家の皆や、他の人たちが元気であることを知って、篤姫は喜びます。
二人の再会は、斉彬や清猷、幾島たち数人の女中に見守られたもので、
少々の挨拶をしただけで、斉彬は「気が済んだか?」と尚五郎に聞きます。
 
尚五郎はもちろん、「はい」と答えましたが、
えっ?もう終わり!?(゜Д゜|||)
斉彬ケチすぎ!!
 
と思っていたら、篤姫が斉彬に頼みます。
碁を打ちたい、と。
 
篤姫はホントに碁が好きですよね。
尚五郎とも散々碁を打った、囲碁友達でもありましたし。
 
でも、よかった〜〜〜ヽ(´▽`)/
もう少し一緒にいてほしかったので。
篤姫(ていうか於一)と尚五郎のコンビが、私はホントに大好きなので・・・。
 
 
そしてみんなが見守る中、碁が始まりました。
斉彬は、尚五郎にとって、篤姫が碁の師匠かと笑います。
しかし尚五郎が、今までに二回しか篤姫に勝ったことがないと知り、
「今日は勝たねばな」と微笑みます。
 
そして、斉彬はその場を去ることにします。
調べものがあると、清猷と幾島に手伝わせようとします。
幾島は驚き、篤姫と尚五郎を二人にすることをためらいますが、斉彬の命令では従うしかありません。
しかし一応、去る前に、「わかっておいでですね」と篤姫に釘を刺しました。
 
斉彬は尚五郎を気遣って、せめてものお詫びに
少しの間だけ二人きりにさせてくれたようです・・・。
 
 
退室した幾島は、斉彬に、「もし姫様が御台所の話をしたら」と心配しますが、
斉彬は「あの者はおそらく知っておる」と答えました。
 
篤姫と対面させてくれることになり、篤姫を待っている間に、尚五郎は思わず斉彬に尋ねていたのです。
“いつ、ご出立ですか?”と。
それは篤姫が江戸へ行くことを知っている証でした。
斉彬が聞き返すと尚五郎は言葉を引っ込め、すぐに篤姫も来たので、その話は消えましたが・・・。
 
 
一方、尚五郎と二人になった篤姫は、密かに小声で
「・・・怖そうでしょう?幾島といいます。・・・本当に恐ろしいのです」と顔をしかめます。
 
そして尚五郎があいまいに「はあ・・・」と答えると、
そんなやり取りはまるで昔に戻ったみたいで懐かしくなったのか、
篤姫は笑い出します。
 
於一は昔からおてんばで、好奇心旺盛で、何にでも首を突っ込むため、いろんな人に怒られていました。
そして首を突っ込む場合に、巻き込まれるのはいつも尚五郎。
 
二人は囲碁を打つかたわら、いろんな秘密の話で盛り上がり、
辛いときも、楽しいときも、一緒に過ごしてきたのです・・・。
 
 
囲碁を打ちながら、「半年振りですね」と会話する篤姫。
篤姫がこの城に来てから、もう半年がすぎたのですね・・・。
 
そのあと、ふっと会話が途切れると、篤姫は、自分が江戸へ行くことを伝えます。
やっぱりバラしましたね。
幾島からは口外するなと言われてたけど。
 
すると尚五郎は、「知っています」と答えました。
「御台所の件も、忠敬殿から聞きました」と。
 
篤姫は顔をしかめ、「あのおしゃべり男・・・」とつぶやきますが、
そこから、両親も知っているのだと気づきます。
 
尚五郎はぎこちなく、笑います。
「・・・“日本一の男”。・・・おっしゃっていた通り、日本一の男の妻となられるのですね」
 
篤姫はそれを聞いて複雑そうに、
「どのような方かはわかりませんが」と言った後、心配そうに尚五郎に尋ねました。
「・・・なれると思いますか?御台所にですよ、この私が」
 
尚五郎は切なそうに、でもキッパリとした口調で答えます。
 
「思います。あなたなら・・・」
ここで一瞬言葉をためらいながら、
「いえ、あなた様なら必ずや」
 
そのセリフを聞いた篤姫は驚きます。
そして、ゆっくりと微笑みました。
 
「・・・不思議ですね。あなたにそう言われると・・・そんな気がしてきます」
 
篤姫にとって、尚五郎は本当に大切な人なんですね。
尚五郎は辛そうな笑顔を篤姫に向けます。
 
すると篤姫は、静かに尚五郎を見つめ、
「尚五郎さん・・・父と、母を頼みます」と言い始めました。
 
尚五郎はそれに答えて、「はい」
 
篤姫「兄を、頼みます」
尚五郎「はい」
 
そして最後に、目に涙を浮かべながら篤姫は言います。
「薩摩を・・・頼みます」
 
 
そんな篤姫を、まぶしそうに、苦しそうに見つめたあと、微笑む尚五郎。
そして、ゆっくりと言葉を伝えました・・・。
 
「・・・あなた様は・・・本当に・・・大きく、大きく・・・なられたのですね・・・」
 
そして頭を下げる尚五郎。
彼の想いは、声にならないまま、閉じられました・・・。
目の前にいるのに遠いっていうのは、本当に辛いことです・・・。
 
 
そのあと、尚五郎は西郷&大久保さんたちに会いに行きます。
斉彬が自分の存在を知っていることに感動する吉之助。
しかし、尚五郎から、父親はいずれ戻すといわれた正助の方は手放しで喜ぶことはできないようです。
 
結局それがいつなのかわからない以上、喜ぶのは早いですね、とあいまいに微笑む正助。
彼は、斉彬が当主になったときにすぐ赦されると期待したのに裏切られ、しばらく待たされてから赦され、でも父親は戻ってこない、というような状況なので、容易に信じられなくなっているようです。
 
吉之助の方は斉彬を心の底から信頼・尊敬してるようですが、
正助の方は微妙かもしれません。
 
ともかく、尚五郎はそれらのニュースを伝えたものの、自分自身は放心したような感じです・・・。
かわいそうすぎる・・・(>_<。)
 
 
一方、斉彬と篤姫。
 
結局囲碁の勝負は篤姫が勝ったようです。
相変わらず尚五郎は囲碁が弱い。
 
斉彬はしみじみと、
「・・・肝付尚五郎。よい若者だ。少年のごとく瞳が澄み切っておった」とつぶやきます。
 
それが最大のとりえです・・・。
素直で正直で優しいところが。
 
斉彬の言葉に嬉しそうに「はい!」という篤姫。
 
斉彬は心配になったのか、尋ねます。
「ただの友としてだけではなく、男として思うことはなかったのか?」と。
 
すると篤姫は笑って、
「あるわけがないではありませぬか。
向こうだって同じです。
私をおなごなどと思ったことは、一度たりともないはずです」
 
あるわけがないって・・・(゜Д゜|||)
そ、そこまではっきり・・・・・・・。
 
しかし私が考えるに、篤姫は恋愛ごとに鈍い。
だから考えたことがないだけで、もし尚五郎の気持ちを知ったら、意識しないとは言い切れないはず。
今となっては、尚五郎を気にされても篤姫がかわいそうなだけなので、篤姫の鈍さがありがたいくらいですが・・・。
 
でも・・・私は尚五郎と幸せになってほしかった・・・(T_T)
 
 
篤姫のゲキニブさに、苦笑する斉彬。
そしてそのあと、出立の日が決定したことと、
お祝いの宴の際、今和泉の両親と再会させることを篤姫に告げたのでした・・・。
 
 
さて。
という感じの第11話。
尚五郎がかわいそ〜〜〜〜な回でした・・・。
もうずっとかわいそうですが・・・。
尚五郎の気持ちはもう、出会う人で会う人にバレまくりですね・・・。
なぜ気づかない忠敬・・・。
 
そしてついに、篤姫が江戸に行って、お嫁さんになってしまう(>_<。)
 
この先の展開があまり私的には期待できないので、心配です・・・。






posted by 水沢桃子 at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年03月28日

「篤姫」第十二話

薩摩藩の島津分家、今和泉家の娘だった於一(おかつ)は、島津本家の島津斉彬(なりあきら)の養女になりました。
名前も篤姫(あつひめ)となり、江戸の将軍、徳川家祥(いえさち)の御台所(みだいどころ・妻)となることが決まっています。
 
そして、篤姫が江戸へ出立する前に、宴が開かれることになりました。
篤姫は、久しぶりに今和泉の両親と面会できる喜びでいっぱいです。
しかし、そんな篤姫に、老女の幾島(いくしま)は、「人前で今和泉の方々を“父上”“母上”と呼んではいけません」と厳しく注意します。
 
現在の篤姫は、斉彬の娘。
今和泉の両親たちは、自分よりも身分の低い存在になったのです。
しかし篤姫は会える喜びで、その注意も受け流します。
 
 
一方、今和泉家。
於一の父、忠剛(ただたけ)、母の幸(ゆき)は支度をしています。
そしてどうやら三男の忠敬(ただゆき)も、会いにいけるようです。
しかし彼は、「あやつ(於一)を“姫”と呼ぶなんて屈辱だ」と、あんまり乗り気ではなさそうです。
忠敬は於一と年が近いため、ケンカばかりしてましたからね(;^∇^ )
まあ、ケンカするほど仲がいい、とも言いますが。
 
 
そして、肝付尚五郎。
彼もまた、宴に出席するようです。
 
肝付家は今和泉家よりも身分は下ですが、そこそこ高い身分なので、参加できるのでしょう。
尚五郎は、忠敬や於一とも親しく、於一に片思いをしています。
遠い存在になったため、あきらめようとしてはいますが、いまだにあきらめきれていません。
あきらめようにも、於一との思い出がたくさんありすぎて難しいでしょう・・・(>_<)
 
そんな尚五郎の前にいるのは、西郷吉之助(のちの隆盛)と大久保正助(のちの利通)です。
 
彼らの身分は肝付家よりも落ちるため、宴に出席はできません。
しかし、尚五郎に、ことづけを頼みに来たようです。
 
尚五郎の前に、手編みのまりのようなものを差し出す正助。
「母から、姫様(篤姫)にと・・・。無病息災のお守りに」
 
尚五郎は、本来なら親しくできないはずの(身分が違うから)、吉之助たちと仲良くしています。
そして篤姫も、一時期尚五郎を通して、彼らと親しくしていました。
そのとき、正助宅にもお邪魔して、母、フクとも面識があります。
それどころか、彼女は篤姫にとって、尊敬できる人の一人です。
 
あれから大分経っているけど、人と人のつながりは消えることはないんですね。
 
 
尚五郎はそのお守りを微笑んで受け取り、支度があるから、と席を立ちました。
その後ろ姿を見送る吉之助と正助。
「宴は宴でも、別れの宴じゃ。・・・辛かろうのう・・・」
二人とも尚五郎の、篤姫への気持ちを知っています・・・。
 
 
そして、いよいよ宴です。
勢ぞろいした人たちの前に、姿を現す篤姫。
 
久しぶりに篤姫(於一)を見た忠剛や幸は胸がいっぱい。
何だかんだ言っていた忠敬も嬉しそうです。
尚五郎はとても切なそうですが。
 
そのあと能を見物。
しかし忠剛は能よりも、篤姫ばかり見ています。
また、篤姫も両親の方を見ては幾島に注意されています。
 
そして、皆から順番に挨拶されることになりました。
 
島津家分家の、重富島津家がまず挨拶します。
当主は忠教(ただゆき)。
斉彬の弟であり、一時期斉彬と跡継ぎ問題でもめた張本人です。
今は斉彬の側近からも遠ざかり、おそらく久しぶりの兄との対面でもあるでしょう。
 
そしてその横で同じく頭を下げるのは、息子の右近。
かつて篤姫にヒトメボレして、縁談話になった彼です。
つまり彼もまた、斉彬に篤姫を奪われた人物の一人。
・・・まあ、彼は忠剛にとって好ましくない立場(忠教の息子)なので、どのみち破談になっていたんですけどね(;^∇^ )
 
そんなこんなで、複雑そうな顔をしている右近。
そしてまた、忠教も、いろいろと思うところはあるのでしょうが、表向きは篤姫への祝いの言葉を述べます。
 
その弟を、これまた複雑そうな瞳で見る斉彬。
 
 
さて、挨拶が終わったあと、忠教は篤姫に話しかけました。
篤姫が囲碁を好きだと聞いていたらしく、“おなごにしては珍しいですね”と。
 
すると篤姫は微笑んで、“むしろおなごゆえ、ではないかと”と答えました。
 
そして不思議そうな忠教に、
「将棋の駒と違い、碁石には軽い重いがありませぬ。
されど重い役割をになう石もあれば、意味もなく死んでいく石もある」と言う篤姫。
 
忠教は考え込みながら相槌を打ちます。
 
「打ち手の思惑一つで、石の生き方も局面もがらりと変わる」と続ける篤姫。
 
忠教は、「・・・つまり、おなごながら天下を操っているかのような気持ちになれると」と尋ねます。
 
篤姫は笑って、「そのような大それたことは・・・」と言った後、
ふっと優しい顔で
「ただ・・・石の一つ一つが、愛おしく思えてならぬのです」と答えました。
 
その意外な言葉に、忠教は驚きます。
 
篤姫はまっすぐに忠教を見つめ、言いました。
 
「武家に生まれしおのこ(男)ならば、己の意のままに世を渡っていくこともできましょう。
されどおなご(女)の道は一本道。
自ら生き方を変えることはかないませぬ」
 
横に座る斉彬は、そう答える篤姫を複雑そうに見やります。
篤姫の人生を勝手に動かしている者としては、ぐさっと来る言葉かもしれませんね。
 
忠教はうなずき、
「・・・それゆえ、幾通りの生き方ができる石が愛おしいと・・・」
 
篤姫は笑って、
「はい。・・・うらやましくもありますが」と答えます。
 
まさに、女性ならではの考え方ですね。
碁石を愛おしいと感じる気持ちや、男と違って人生に翻弄される女であることを受け入れ、その上でまっすぐ前を向く芯の強さ。
女性が強い、というのは、その立場がいつも男よりも“弱い”から余計なのかもしれません。
 
しかし全ての女性が同じように強くあることができるわけではありません。
この場面で、真っ直ぐに正直に自分の考えを言える篤姫は、やっぱりすごくて、とても素敵です(*´▽`*)
 
 
その言葉を聞いて、忠教は微笑んでうなずきました。
そして、斉彬に、「兄上が姫様を選んだわけがわかった気がいたします」と告げます。
 
斉彬も、ちょっとホッとしたようでした。
 
 
そして・・・。
ついに今和泉家ですヽ(´▽`)/
 
篤姫の顔がほころびます。
 
しかし・・・。
 
両親が目の前に現れると、篤姫の笑顔は消え去りました。
なぜなら、かつての両親、忠剛、幸は、篤姫に深々と頭を下げ、他人行儀で仰々しい挨拶をしてきたからです・・・。
 
そこには、親子としての言葉はまったくありませんでした。
それどころか、立場の違いをまざまざと感じされられた瞬間でした。
 
そうなることは、わかっていたはず、理解していたはずのこと。
でも、現実に目の前に突きつけられるのとは違います。
 
大ショックで顔がこわばる篤姫でしたが、挨拶を促され、
涙を浮かべながらも“篤姫”として挨拶を返しました。
 
両親と、次男、三男の兄たち。
元家族との対面は、たったそれだけで終わりです。
 
ショックを受けている篤姫を、気遣うように見つめる斉彬。
・・・篤姫や、忠剛たちがこんな想いをしているのは、みんな君のせいですよ?
そのこと、わかってますよね?
すまないと思うくらいじゃ足りませんが、すまないと思ってほしいものです。
 
 
篤姫は相当ショックを受けたらしく、そのあとも様々な人たちからの挨拶が延々と続きましたが、顔が沈みっぱなしです(>_<)
 
 
そして、肝付家の順番がめぐってきました。
篤姫は肝付家と聞いて、顔を上げます。
 
しかし、兼善(かねよし・尚五郎の父)の挨拶に、同じく頭を下げるだけの尚五郎の姿に、再び顔が曇ります。
 
そんな篤姫を気遣って、斉彬は尚五郎に声をかけました。
尚五郎と篤姫が親しい友人であったことを、斉彬は知っています。
 
尚五郎は三男だけど、兄の名代として来たようです。
そして、篤姫へのことづけを渡しました。
正助の母、フクからのお手製のまりです。
 
そして、“今和泉家の方々とは、これからも親しくさせていただきます”と伝える尚五郎。
 
そんな尚五郎に、泣きながら、“今和泉家のこと、どうかよろしく頼みます”と頭を下げる篤姫。
 
そのあと泣き出してしまった篤姫を、辛そうに見つめ、尚五郎は去っていきます。
もちろん斉彬も、困ったように篤姫を見つめていました。
 
 
そのあと、幾島から注意を受ける篤姫。
泣いてしまったため、いったん中断されていた挨拶を再び始めます。
皆同じ挨拶を言っているだけなのですが、人数がたくさんいるため、延々と挨拶が続きます・・・。
 
 
そしてその夜。
篤姫は、幾島と共に斉彬に謝りました。
立派に“篤姫”としての仕事をできなかったので。
 
そんな篤姫を、斉彬は「父母の絆は何があっても切れぬものとわかっている」といたわってくれました。
 
そして、「父母とゆっくり話をしたかっただろう」と気遣う斉彬に、
「いいえ・・・名残惜しくなるばかりですから・・・」と静かに答える篤姫。
 
その様子を見た斉彬は、これ以上その話を続けても仕方がないと考えたのか、話を変えました。
篤姫のこれからの話です。
 
斉彬は、“まず京に行ってほしい”と告げました。
幾島が横から、右大臣、近衛忠熙(ただひろ)の養女となるためだと説明します。
 
驚いている篤姫に、斉彬は、
外様(とざま)である薩摩からの輿入れに、反対する者たちがいるからだと答えました。
そのため、公家からの輿入れにするということらしい。
 
・・・しかし、自分(斉彬)の娘として輿入れしなくても、斉彬は政治を動かせるんでしょうか( ・◇・)?
近衛家とは親戚だからということで、デカい顔ができるのでしょうか。
篤姫の縁談は、斉彬(と、老中阿部正弘)が裏で政治を動かすための政略結婚だったわけですから。
 
そのことを聞いた篤姫は、ボンヤリと、
「私はまた父上様が変わるのでございますね・・・」とつぶやきます。
 
ようやく斉彬の娘であることを受け入れたばかりだというのに。
自分の気持ちなどおかまいなしに、周りに流されていく篤姫。
 
まさに道具の扱いです(>_<。)
かわいそうな篤姫・・・。
 
斉彬は、複雑そうにうなずきます。
この人はいいですよ・・・。
なんだかんだ言っても、自分の計画通りに進んでいくのですから。
 
 
そして・・・。
出立準備に追われる鶴丸城。
 
篤姫もボンヤリ荷造りをします。
城に来るときに母の幸からもらった金色の菩薩像を、そっと見つめていると、老女の広川が“お客人です”と呼びに来ました。
 
言ってみると、なんとそこには・・・。
 
今和泉家の両親、忠敬が頭を下げていました!!Σ(・ロ・ )
 
びっくりしていると、幾島が、「お殿様(斉彬)のお言いつけです」と説明。
 
斉彬、やっぱり篤姫がかわいそうだと思って、きちんと対面させてくれることにしたんですねヽ(´▽`)/
 
そして、女中たちを全員下げ、自らも下がる幾島。
 
まさに家族水入らず状態!!!
 
篤姫喜び、顔を輝かせて両親の元にかけよります。
 
そして、「父上様」「母上様」と、嬉しそうに呼びかけました。
 
忠剛と幸も、泣きながら、「於一」と呼びかけます。
 
まるで昔のように。
 
於一ははしゃいで、「母上様」と言いながら、幸に抱きつきます。
於一のこんなに幸せそうな笑顔を見たのは、久しぶりです(*´▽`*)
 
そして、そのあと。
於一はしっかりと二人を見つめ、
「父上様、母上様。私はどこにいようとも、父上様、母上様のお子にござります」と伝えました。
 
忠剛も幸も、泣きます。
 
於一は、「のう、しの。おしの」と、女中のしのにも話しかけます。
 
しのは、今和泉家から唯一、鶴丸城についてきた侍女です。
しかし最近は、身分の違いから、篤姫と個人的に会話することもできない状態でした。
 
幾島は、女中全て下がらせたけれど、しのだけは今和泉家の一員として、残してくれたようです・・・。
素敵な計らいありがとう♪
 
しのもまた、嬉しそうに泣きながら、「はい・・・はい!」とうなずきました。
 
感動的な再会シーンに、私も涙があふれてきました・・・。
いつもの当たり前な光景が特別だと気づくのは、それがなくなってからだというのを本当に感じます・・・。
 
 
そんな感動シーンに、口を挟む忠敬。
「まさか俺がいることを忘れているのではないだろうな」
 
いつもケンカしていた兄、忠敬。
けれども、それがゆえに、一番仲が良かった兄妹です。
於一は忠敬の姿を見て、嬉しそうに笑いかけます。
 
そして、からかうように、
「兄上はちっとも変わりませんね」と言いました。
 
ホントに全然変わらない気がします。
尚五郎みたいに、いろいろあって、成長してかっこよくなったな、とかもないし(;^∇^ )
 
そんな言葉に、忠敬は以前のように「なにを、この・・・」と立ち上りかけ、ケンカを始めようとしましたが、そこで、急に冷静になります。
ぎこちなく笑って、「・・・などと言ってはいけないのだったな」と、座りなおしました。
 
そんな兄の態度に、「そのような・・・」とショックを受ける於一。
 
しかし、幸が言います。
「いいえ、あなたは雲の上のお方。
あなたがなんと言おうとも、あなたは磨かれ、変わりました」
 
そう、於一は於一であって、“篤姫”になったのです。
昔のままの於一ではありません・・・。
 
そして幸は、そっと於一の頬に触れ、
「さぞや苦労したのでしょう・・・。
江戸に行っても、あなたらしさを忘れずに。
・・・元気でいてくれれば、他に申すことはありませぬ」と涙を浮かべました。
 
忠剛も横から、「そうじゃ。その通りじゃ。われらが望むのは、そなたの元気な姿だけじゃ!」とうなずきます。
 
於一は、そんな両親の言葉に、泣きながらも力強く「はい!」と答え、
幸は於一をしっかりと抱きしめました。
 
久しぶりに心ゆくまで甘え、泣き、笑ったひとときでした・・・。
そして多分、これが最後になるのでしょう・・・。
 
 
そのあと。
篤姫は、幾島にお礼を言います。
すがすがしい笑顔を向ける篤姫に、「全てお殿様のお言いつけです」と答える幾島。
篤姫はそんな彼女に、「・・・かわいげのない」と悪態をつぶやきます。
しかし、去っていく幾島の顔も、ほころんでいました。
 
 
しかし・・・。
今和泉へ戻った忠剛は、急に倒れます(゜Д゜|||)
何この展開。
ど、ど、どうなってしまうんでしょうか・・・!?
 
 
そして出立の朝。
斉彬に、今和泉家との別れができたことのお礼を言う篤姫。
 
そんな篤姫に笑顔で応え、婚儀の支度は全て江戸で行われると告げる斉彬。
そして一言「江戸で会おうぞ」
 
・・・その頃には、斉彬の娘じゃなくなっているわけですね。
短い養女時代でした・・・。
 
そして篤姫は、しっかり前を見つめて、輿に乗ります。
 
 
一方今和泉家。
はあ〜〜とりあえずまだ、生きてた忠剛・・・(;´∇` )
すっごい具合悪そうなのに、篤姫が通ると聞いて、手を借りて起き上がります。
 
そして門前で、みんな土下座して輿を迎えます。
 
篤姫の輿は、今和泉家の前で止まり、入り口も開きました。
 
家族と最後のお別れをさせてくれるようです。
 
とはいっても、家族として、ではないので、仰々しい挨拶だけですけど(>_<)
 
忠剛はものすごく具合が悪くて、ひどい顔色ですが、
それでも篤姫の姿を見ると、笑顔になりました。
 
篤姫は、少し離れた場所から、家族が自分に深々と頭を下げるのを見つめます。
 
幾島からは、“礼を返してはいけない”と言われていましたが、結局かすかに頭を下げてしまいました。
 
 
そして、輿は再び出発することになりました。
 
忠剛の具合が悪いことも、伝えられないままです。
 
もう二度と会えないだろう、家族との別れ。
それがこんな形式だけの挨拶で締めくくられるなんて、悲しいことです・・・。
 
 
そして・・・・・。
篤姫の輿が遠ざかっていくのを、忠剛たちは見送ります。
 
その直後、再び忠剛は倒れてしまいました・・・。
 
篤姫がいなくなったことで、一気に力をなくしてしまったような忠剛。
こんなにもたくさんの人に愛されていた彼女を取り上げてしまうなんて、斉彬は本当に鬼に見えます(>_<。)
何しろ、彼女自身も利用されているわけだし。
 
 
篤姫の乗った輿は、今度は尚五郎たちの前を通り過ぎます。
 
かつて、鶴丸城へ行く篤姫を、泣きながら見送った尚五郎。
あのときよりも、もっとずっと遠くに行ってしまう篤姫。
 
輿が遠ざかっていくと、尚五郎は気が抜けたようになりました。
そんな尚五郎に、一緒に頭を下げていた吉之助と正助が、
「姫様が薩摩を出られるまで、船に乗るまで、ついていきましょう」と言います。
 
しかし、尚五郎は「もういいのです・・・」とつぶやき、去っていこうとします。
それを、吉之助と正助は無理やり引きずって連れて行きました(゜ロ゜)
結構この二人すごいですね。
 
 
そしてなんだかんだ言いつつも、篤姫が好きな尚五郎は、篤姫の乗った輿を追いかけます。
すると、輿は船着場ではないところへ向かう様子。
 
それを見た尚五郎は、「まさか・・・」と、思い当たる場所へ走っていきます。
 
 
篤姫が向かったのは、桜島と海が一望できる高台でした。
篤姫のお気に入りの場所・・・でしょうか。
 
何話目かで、このそばの木の根元に、前当主、島津斉興(なりおき)の家老だった調所(ずしょ)からもらったニセ金を埋めたことがありました。
多分その場所だと思います。
 
そこへつくと、篤姫は輿から降り、海の方に歩いていきました。
 
そして桜島に向かって、さけびます。
 
「今日までありがとうございました!
これからも薩摩の皆を見守りくださいませ!!」
 
そして静かに手を合わせます・・・。
 
様々なものから遠ざかり、最後には、大好きだった薩摩からも遠くなる篤姫。
最後にきちんと挨拶したかったんでしょうね・・・。
 
 
そこへ、尚五郎、吉之助、正助がかけつけてきました。
そして土下座します。
 
篤姫は、彼らの姿を遠くから見つけます。
 
胸がいっぱいになったのでしょう。
涙を浮かべながら、「・・・お元気で・・・」とつぶやき、輿に乗りました。
 
 
そこで篤姫を見送る尚五郎。
 
泣きながらも、精一杯の笑顔で、
「・・・私も必ず江戸へまいります。
それまで、どうか、お達者で・・・!」
 
そんな尚五郎を、吉之助と正助は見守ります・・・。
 
 
そして、船に乗った篤姫。
今和泉の領地を見つめながら、
「母上、私は己の役割を果たしに参ります!」と告げました。
 
かつて、幼い於一に、“自らの役割”について諭した幸。
以来、ずっと於一は、自分の役割について深く考えてきました。
それが江戸へ行くということなのかは、於一にはわかりません。
それでも、自分を待つ運命に真っ直ぐ向かっていくことを決めたのです。
 
 
そして、どうやら幾島は篤姫について、京へ行くらしく、
篤姫は幾島に向かってキッパリと宣言しました。
 
「私はそなたが嫌いじゃ」
 
・・・うわあ、ハッキリ(゜Д゜|||)
 
なんて正直なんだ篤姫。
しかし幾島も、特に動じもせずに「存じております」
 
強い二人だ。
 
しかし篤姫が言おうとしていたことは、別に「嫌いだ」ということではありません。
 
「・・・だからそなたに誓う。
嫌いな者に、誓いを破ったなどと言われたくはないからな」
 
そして篤姫は涙を浮かべながら、言い切りました。
 
「・・・薩摩を想って泣くのは、これが最後じゃ」と・・・。
 
 
篤姫の覚悟を乗せて、船は薩摩から遠ざかります。
二度と戻れない、薩摩の国。
もうこの先は、どれだけ寂しくても苦しくても、懐かしい友人たちに会うこともできません。
家族の姿を見ることもできません。
 
篤姫はたった一人、進んでいかなくてはならないのです・・・。
 
 
 
はあ〜〜〜〜(>_<)
 
今回はまた、辛かったですね〜〜〜。
 
本当にお別れですよ・・・今和泉家と。
もう、篤姫は家族と会うことはできないんですね・・・。
 
かわいそうです・・・・・・。
 
そして尚五郎。
彼は何回篤姫と別れて辛い想いをしているのか。
 
ホントに彼のお嫁さんにしてあげたかった(TロT)
 
 
しかしついに旅立ってしまった篤姫。
これからがまた大変そうですね・・・。

posted by 水沢桃子 at 16:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年04月05日

「篤姫」第十三話

まずはナレーションから。
“もともと島津氏は近衛家の荘園、島津荘の管理を任されていた家柄で、
島津家と近衛家は600年以上もの深いつながりがあった”
 
なるほど。
今の島津本家の当主、島津斉彬(なりあきら)の亡くなった姉が近衛家に嫁いでいた・・・というだけのつながりではなかったんですね。
それなら、近衛家の力を利用することも問題ないのかもしれません。
 
斉彬は、自分の養女にした篤姫(あつひめ。もとは島津分家の今和泉家の姫、於一(おかつ))をわざわざ近衛家の養女にしてから、将軍の正室にしようとたくらんでいるようです。
政治を裏で操るために。
 
といっても、別に私益のために操ろうとしてるわけじゃないみたいですが・・・
私としては、篤姫を利用しないでと言いたいです(`ロ´)
 
 
それはともかく。
 
篤姫が江戸へ向けて(というか、ひとまずは京に向けて)旅立ったあと、
倒れてしまった忠剛(ただたけ)。
彼は今和泉家の当主、篤姫の実の父親です。
 
すっかり弱々しくなった彼のお見舞いに、尚五郎がやってきました。
肝付尚五郎。
今和泉家よりも身分は低い家柄の三男ですが、篤姫の兄、忠敬(ただゆき)や篤姫(その頃は於一と呼ばれていましたが)と親しく、家ぐるみで仲がいい感じでした。
尚五郎は於一が好きでしたが、結局その気持ちを伝えないまま封じ込めることになってしまっています。
 
それでも尚五郎は今でも、今和泉家とは親しくしている様子。
 
尚五郎のお見舞いを受けた忠剛は、「わしの病は家中に知れ渡っておるようじゃな」とつぶやきます。
妻の幸が「病などではありませぬ。疲れがたまっているのです」と言っても信じていません。
 
そして尚五郎を見て、「横になっていると昔のことばかり思い出す」と言い、あらためて尚五郎にすまなそうな顔をしました。
 
忠剛が気にしているのは、尚五郎の於一への気持ちです。
尚五郎は、於一本人には打ち明けていませんが、忠剛に申し出ていたのでした。
「於一様を妻にいただきたいのです」と。
・・・しかし斉彬の養女話が持ち上がったため、お流れになってしまったこと。
いったんは尚五郎の申し出を受け入れた忠剛なので、余計にすまないと思っているのでしょう。
 
しかし尚五郎は優しく首を振ります。
そんな父と友人を、きょとんとした顔で見つめる忠敬。
彼もまた、於一に負けず劣らずのドニブで(ドニブ兄妹です)、非常にわかりやすい尚五郎の気持ちを知りません。
 
話を変えるため、尚五郎は、「姫様からの便りは来ていないのですか?」と尋ねました。
すると忠剛と幸は微笑み、奥から女中のしのを呼び寄せます。
 
しのは、今和泉家から、於一について鶴丸城(斉彬の居城)に移ったのですが、
江戸へ旅立つ篤姫(鶴丸城で斉彬から、篤姫という名前をもらった)にはついていくことができなかったらしく、今和泉へ戻ってきたみたいです。
 
しのは篤姫が旅立ったあとに書いたらしい手紙を取り出し、尚五郎に見せました。
元気そうな文面に、皆安心したようです。
 
そして尚五郎は、
「実はお殿様(斉彬)のお供をして、江戸へ行きたいと申し出ているのです。
もしそれがかなえば、姫様の様子を見守ることができます。
そうすれば様子をお伝えすることも」と忠剛たちに伝えました。
 
その言葉を聞いて、喜ぶ忠剛たち。
今となっては遠くなってしまった篤姫と、直接会えるすべはありません。
なので様子だけでも知りたいと願っているのです。
 
それにしても・・・尚五郎はなんてけなげなんでしょうか(TロT)
今も想っている篤姫を、遠くから見守ろうと考えているんですね。
将軍のお嫁さんになってしまう彼女のことを・・・。
 
 
一方。
篤姫は、ひどい船ゆれによって、船酔いでぶっ倒れていました(;´∇` )
そんな篤姫を手厚く看病してくれた、老女の幾島(いくしま)。
 
もとは斉彬の姉に仕えていた彼女は、輿入れする姉と共に京の近衛家についていき、斉彬の姉がなくなってからも、近衛家に仕えていました。
しかし斉彬が彼女を呼び戻し、篤姫を鍛え一流の姫にしてほしいと頼んだため、
今は篤姫に仕えています。
 
篤姫は幾島を嫌っていましたが、看病してくれたため、気まずそうにお礼を言いました。
幾島は船酔いもせず、しゃんとしています。
そんなに頻繁に船旅なんかしていないと思うのに・・・すごいですね(゜ロ゜)
 
 
そしてようやく京に着きました。
京にやってきたのは、近衛家の当主、近衛忠熙(ただひろ)に挨拶するためです。
篤姫は彼の養女になるみたいですから。
 
京の薩摩藩邸に篤姫が到着すると、江戸からの贈りものが届いていると報告されます。
江戸からの贈りもの、というのは、斉彬の正室かららしいです。
篤姫は顔を輝かせ、「母君から?」と言いました。
 
斉彬の娘になった篤姫は、同時に、斉彬の妻の娘にもなったわけです。
しかし、近衛家の養女になったら、斉彬は父ではなくなり、一度も会っていない斉彬の正室も、母ではなくなるのではと思っていましたが・・・( ・◇・)?
よくわかりません。
 
西陣織の素晴らしい反物を贈られた篤姫は、「心優しいお方なのだな」と顔をほころばせます。
 
しかし・・・一度も会っていないのに突然娘にするとか勝手に決められるのもすごすぎます。
正室なのに、ヒドイ扱いだ。
つくづく女軽視社会だなあ・・・。
 
 
そのあと、近衛忠熙と面会。
薩摩からのお菓子に、大喜びの忠熙。
すると、側に控えていた老女の村岡が、「いく姫さまもお好きでしたなあ」と言いました。
そして幾島の方を見やると、幾島も微笑み、会釈します。
 
いく姫様とは、斉彬の亡くなった姉で、忠熙の妻です。
 
忠熙も、いく姫を思い出し、しみじみと「気のきくええおなごやった」とつぶやきます。
 
とにかくいく姫が素晴らしい人物であるのを知った篤姫は、顔を曇らせます。
そして、「そんなに素晴らしい方だったのなら、幾島はかわいそうですね」と言いました。
なぜかというと、「そんなに素晴らしい方のあとに私などに仕えることになって」。
 
しかし忠熙は笑って、「そんなことはない。これから姫さんは大変なお仕事をになうと聞いている。幾島も張り合いがあるはずや」と答えます。
幾島もはっきりと「それはもう」との答え。
 
大変な仕事・・・。
周りから“暗愚”と呼ばれる将軍の正室になることですね(T_T)
 
 
そのあと、お茶をたてようといって、皆で退室していくとき、村岡が幾島を呼びました。
 
何だか難しい言い回しすぎてよくわからなかったんですが・・・
なんか、幾島が江戸の大奥でも、力を発揮できるように取り計らってくれたみたいです。
 
大奥って、階級社会みたいですからね(;´∇` )
篤姫のサポートをするためには欠かせない根回しってやつでしょうか。
 
幾島は、これで心置きなくバリバリできると喜び、お礼を言います。
 
しかしそんな幾島に、村岡は不吉なセリフを言ったのです。
 
それは・・・
まだ御台所(みだいどころ・妻)の件が、本決まりでないということでした。
 
驚く幾島に、確かに将軍に御台所を、という意見はあるが、
京の公家からの輿入れだという噂だと・・・。
 
どういうことですか??(゜Д゜)
 
 
その頃、江戸。
水戸前藩主の徳川斉照(なりあき)と話をする、老中首座の阿部正弘。
 
斉照は、斉彬の娘を御台所に、という話を聞いてビックリ。
(篤姫を御台所にと画策しているのは、斉彬と阿部です)
 
阿部が、家祥(いえさち・将軍)の母からの強い希望だと言うと、
「大奥なんかどうでもいい」と斉照。
「大体、大奥に費やす金で、どれほどの大砲ができると思っているんだ」とわめきます。
 
財政難・・・なんでしょうか。
 
そして、斉照はさらに言います。
家祥が正室を迎えて跡継ぎができても、その跡継ぎが治める国はなくなっていると・・・。
 
ここまで来て反対ですか!?(゜Д゜|||)
 
普通、いろいろやる前に、やっとくもんじゃないんですか、そういうのは!
根回しとか!!
 
 
その知らせは斉彬にも届きます。
「やはり反対があったか・・・」じゃないだろ。
わかってたんなら、篤姫を送り出す前に万全にしてほしい。
 
篤姫を旅立たせておいて、何この手際の悪さ(゜Д゜)
  
人を馬鹿にするのもたいがいにしてほしいものです。
篤姫を散々苦しめておいて、「準備が整ってない」って・・・
 
ふざけんな斉彬〜〜〜〜〜!!!(*`Д´)ノ
 
 
・・・、と、斉彬と小松清猷(きよみち・斉彬の側近)が悩んでいるところへ、
尚五郎がやってきます。
 
尚五郎と一度会った斉彬は、彼を通じて、町の人々の思想を知ろうとしています。
そんなわけで、思想についてのことをチラッと聞いた後、
参勤(諸国大名が江戸にわざわざ出向く制度)が早まったため、年明けには江戸に行くと伝える斉彬。
 
尚五郎はドキドキして、次の言葉を待ちます。
参勤のとき、斉彬のお供をして江戸へ行きたいと、申し出ているからです。
 
・・・しかし。
今回尚五郎は連れて行けないと、キッパリ答える斉彬。
 
そしてその代わりに、西郷吉之助を連れて行くと。
 
尚五郎が呆然としていると、清猷が横から、上役からの推薦があったのだと教えます。
 
固まっている尚五郎に、吉之助に話をしておいてくれと言い残し、去っていく斉彬。
 
・・・それなら、吉之助と尚五郎、二人連れて行けばいいんじゃ。
尚五郎が篤姫を好きだったのを、自分が横から奪ったようなものだとわかっていて、申し訳なさそうにしていたくせに・・・。
所詮その程度なんですね・・・。
 
 
さて、西郷宅に行く尚五郎。
西郷吉之助(のちの隆盛)や、大久保正助(のちの利通)と、尚五郎は友人です。
彼らの方が身分が低いけどそんなものは考えず、彼らの考え方や剣術に憧れ、親しく付き合ってきた尚五郎。
 
しかし、自分が本当に行きたかった場所へ、選ばれたのは自分ではなく吉之助。
しかもそれを自分の口から伝えなくてはならない。
・・・かわいそうすぎます(>_<。)
 
吉之助の家だけど、正助も来ていました。
そして、江戸へ行けることになったと聞いて、初めは大喜びする二人。
しかし、尚五郎が行けなくなったことを知って、笑顔も消えました。
 
この二人は、尚五郎の篤姫への気持ちを知っていて、
尚五郎が本当に江戸に行きたいと思っていることも知っています。
 
そんな二人に、笑顔を向ける尚五郎。
お酒のお祝いを持参してきていて、
「気にしないでください。次は私が祝ってもらいます。あきらめたわけではありませんから」と言いました。
 
そして、笑顔のまま立ち去りました。
 
 
尚五郎の姿が見えなくなるや否や、すぐに正助は吉之助に飛びついて、
「これはすごいことだぞ。肝付さんには申し訳ないけど、ここは喜んで行くべきだ」と言いました。
正助珍しく大興奮。
 
吉之助も、尚五郎の手前、ぎこちなくしていましたが、やっぱり嬉しくないわけがありません。
本当はめちゃめちゃ嬉しいようで、興奮する正助と同じように興奮しながら、
「江戸へ行くぞ〜!」とさけびます。
 
そして二人で大はしゃぎしながら、「祝いだ〜!」
 
彼らは身分があまり高くないため、いろんなひどい目にあってきました。
そんな自分たちでも、殿様に認められることがあるんだという喜び。
江戸というあこがれの土地へ行き、自分の力を役立てることができるんだという喜び。
それはものすごいことなんでしょうね・・・。
 
それでも尚五郎の手前、喜ぶのを我慢してくれてありがとう(>_<。)
 
 
一方、二人と別れた尚五郎は、一人高台へ行き、やりきれない想いを海に向かってさけびます。
一体何回、尚五郎のこういう辛そうな顔を見たかわかりません・・・。
かわいそうすぎます・・・。
 
 
 
一方、篤姫。
富士山に到着。
ちょっとの間京にいて、すぐにまた江戸に向けて旅をしているようです。
 
初めて見る富士山のすごさに、嬉しそうに笑う篤姫。
そんな篤姫に、幾島は、
「これからは桜島に変わって、富士の山が姫様をお守りいたします」と告げます。
 
薩摩から出るとき、桜島にお別れを言ってきた篤姫。
その言葉を聞いて、笑顔になり、今度は富士山に向けて挨拶をします。
「西国からまかりこしました、篤子(あつこ)にございます。
これからどうかよろしくお願いいたします」
そして手を合わせました。
 
 
1853年、10月23日。
いよいよ江戸に到着。
薩摩藩邸に入る篤姫。
 
薩摩藩邸に入ってるし、近衛家の養女といっても、斉彬の娘であることは変わらないみたい・・・ですね。
 
鶴丸城に入ったときと同じように、居並ぶ女中たちの前に座る篤姫。
そこで、島津家老女の小の島(おのしま)が挨拶します。
つかれきっている篤姫に、ここに暮らしている姫だのなんだのや、これから篤姫につくことになる人たちの紹介などを延々。
 
心底くたくたの篤姫でしたが、部屋に入ると、顔が輝きます。
そこには、懐かしい薩摩の調度品がたくさんあったからです。
幾島は笑って、「ここはいわば薩摩の出城。薩摩のものは一通りそろっています」と答えました。
 
と、そこへまたしても誰かがやってきます。
奥方づきの老女、藤野だそうだ。
奥方様からだと言って、お菓子を運んできました。
 
奥方様というのは、斉彬の正室で、篤姫の母親になった人。
篤姫は、じかにお礼を言いたいと申し出ますが、藤野に、翌日以降と断られてしまいます。
 
 
しかし。
3日たっても、何の音沙汰もない。
篤姫は苛立ちますが、事情のわからない幾島も、なだめるしかできません。
 
 
一方その頃の尚五郎。
清猷に会いに、小松家を訪れていました。
 
清猷は昔私塾を開いていて、尚五郎、忠敬(於一の兄)はそこで学んでいました。
於一もコッソリもぐりこんだことがあり、三人とも清猷とは親しくしています。
今は斉彬の側近ですが、彼らにとってはいろいろ話せて頼れる大人の人です。
また、今では、斉彬とつないでくれる人でもあります。
 
暗い表情で清猷と面会した尚五郎は、気持ちをぶつけます。
どうして自分が江戸に行くことができないのかがわからず、
考え出すとどうにもやりきれなくなる・・・と。
 
それを廊下で、お茶を運んできた清猷の妹の近(ちか)は聞き、そのまま立ち尽くします。
彼女は尚五郎を好きで、尚五郎の気持ちも知っています。
入るに入れず、立ち去ることもできないという感じでしょう。
 
それを聞いた清猷は、「恥じることはない。誰でも望みが砕かれれば、気持ちのやり場がなくなる」と答えます。
 
そして、尚五郎に、吉之助には伝えたのかと尋ね、伝えたことを聞くと、うなずきます。
 
 
そして・・・。
辛そうな尚五郎に、清猷は伝えました。
「殿の命令で、私は今度琉球へ行くことになった」と。
 
驚いている尚五郎に、今の日本の情勢を語る清猷。
アメリカが琉球に本拠地を置いて、支配をもくろんでいる。
いつ戦になってもおかしくないと・・・。
 
それから清猷は、辛そうに続けます。
 
「かの地が大変なのはわかる。
人が求められていることもわかる。
・・・だが、なぜ私なのだ。
なぜ・・・殿のお側で殿のために働けぬのか。
・・・これまで私がやってきたことは何だったのか。
・・・殿に向かってそう聞いてみたい気持ちに何度もなった。
やり切れぬ思いを抱きもした」
 
辛そうに、瞳の奥に涙が浮かんでいます・・・。
そんな清猷を呆然と見つめる尚五郎。
清猷もまた、同じ苦しみを抱いていたようです。
 
そのあと、清猷は尚五郎をしっかりと見つめました。
「・・・しかし・・・私はそれを受け入れることにしたのだ。
殿を信じる道を選んだのだ」
 
尚五郎は清猷の真っ直ぐな瞳を黙って見つめ返します。
 
清猷は、打ち明けたあと、尚五郎に優しい瞳で続けます。
「殿の目は節穴ではない。
今の薩摩に必要だと思ったからこそ、そなたを薩摩に残したのだ」と・・・。
 
そしてさらに尚五郎への励ましを続ける清猷の言葉を、「もう結構です」と硬い表情で止める尚五郎。
 
尚五郎は肩を震わせ、うつむいて涙を流しながら、
「私は・・・私は・・・、自分が恥ずかしゅうございます・・・」とつぶやきました。
 
清猷も同じ苦悩を味わい、それでも斉彬を信じて、一言も辛いと言わないでいた。
それに引き換え自分は・・・。
 
尚五郎は自分のことだけでいっぱいになっていた自分を恥じて、泣きました。
 
 
・・・しかし、斉彬ヒドいですね( ̄∇ ̄||| )
これだけ慕ってくれる清猷を遠ざけるなんて、何ソレ。
確かに、頼りにしているから琉球よろしく、って思ってることは確かでしょうけど、
別に他に人がいないわけでもないのに。
しかも清猷を配置したくらいで何が変わるわけでもないと思うし。
そういう態度を取ってたら、信用できる人物が周りに誰もいなくなっちゃいますよ?(`ロ´)
 
尚五郎のことだって、今の尚五郎のどこが薩摩に必要なんだ。(って言うのもひどいけど)
清猷も、斉彬のことよくとりすぎ。
私には自分勝手すぎる!って感じしますけど。
 
だって忠剛だって、斉彬のことホントに信じてるのに、娘を奪うわ、江戸へ送るわ、オマケに尚五郎から様子を聞くこともできなくなるわ・・・。
あまりにもひどい仕打ちだ(T_T)
 
 
・・・ついムカついて、斉彬をけなしまくってしまいましたが・・・
ともかく。
 
泣いている尚五郎に、清猷は涙を浮かべた瞳で、
「尚五郎・・・薩摩を頼んだぞ」と託しました。
 
それに、泣きながらもしっかりと「はい!」と答える尚五郎。
廊下でその話を聞いていた近も、泣いていました。
 
これで、尚五郎は、篤姫と清猷の二人から、薩摩を頼まれたことに・・・。
篤姫と最後に会ったとき、彼女からも薩摩を頼みますと言われていたので。
 
もう薩摩からは出られそうにない感じです(T∇T)
 
 
 
一方。江戸の薩摩藩邸。
ようやく英姫(ひさひめ)と面会できることになった篤姫。
嬉しそうに向かいます。
 
しかし・・・。
現れた英姫は、御簾の向こう側に座り、オマケに顔を隠した状態。
さらに、挨拶する篤姫に冷たい声で返します。
 
幾島が輿入れの話を出すと、
“その話は殿(斉彬)の一人合点に過ぎない”と答え、
さらに・・・
「島津の分家の娘が恐れ多くも公方様に嫁ぐなど、誰一人として認めてはおらぬ」
とのつめたい言葉!(>_<)
 
唖然とする篤姫と幾島を残し、さっさと立ち上がります。
 
慌てて今の話は本当ですかと篤姫が尋ねると、本当だと答え、
「私は嫁ぐために生家を離れ、薩摩を離れ、これまでの日々を過ごしてまいったのです」と言った篤姫のセリフを冷たい目で見返して、彼女は立ち去ってしまいました・・・。
 
あとに残された篤姫は、呆然です・・・。
 
 
そして部屋に戻った篤姫は、苛立ちを幾島にぶつけます。
何のために我慢して頑張ってきたのか・・・。
一体これはどういうことなのか。
 
そんな彼女を、必死でなだめる幾島。
彼女にも状況がわかっていません。
 
お殿様を疑ってはいけない、という幾島のセリフを、悔しそうに受け入れながらも、
今の英姫の態度にショックを隠せない篤姫。
 
すると幾島は、篤姫に話し始めます。
 
自分がいく姫様に仕えていたとき、いく姫様を看取ることになってしまった無念。
そのため、篤姫に仕えてほしいと頼まれたときも迷ったけれど、
「いく姫様の御霊のためにも、今一度老女としての勤めを果たす決心をしたのでございます」
 
幾島の瞳には、涙が光っています。
篤姫は幾島を見つめました。
 
そんな篤姫に向かって、キッパリと言う幾島。
「老女とは、我が身に代えても己が主をお守りするもの。
此度こそ我が主を守り抜いてみせようと・・・」
幾島の覚悟を聞いて、驚く篤姫。
 
そして幾島は、今回の裏事情については必ず自分が突き止めるので、姫様は心安らかにしてほしいと結びました。
 
とりあえずそれを受け入れる篤姫・・・。
 
 
一方の家祥は、御台所の話を阿部に聞かされていました。
御台所が亡くなって三年がたったから、そろそろ新しい御台所を、とか。
 
しかし家祥は全く興味がないらしく、
ちょうど豆を炒っていたため、「わしがほしいのは御台所ではなく、よい火力の火鉢じゃ」などと言っています。
 
しかし三年前に御台所が亡くなったとか言ってましたが、三年前に御台所がいたってことにビックリしました(゜Д゜)
 
・・・妻がいてもこれなら、やっぱりこの人に期待するのは無理なのかもしれませんね・・・。
 
 
 
 
さて。
今回は、ホントに斉彬への信頼が思いっきりダウンした回でした。
主に篤姫御台所の根回しがしてない件で( ̄∇ ̄||| )
 
あげくに尚五郎や清猷です。
 
まあ、家臣の一人ひとりの希望まで聞いていられないってのも事実でしょうけど・・・
それでも見てるこっちとしては、彼らがかわいそうでかわいそうで(T_T)
 
とにかく、篤姫はこれからどうなっちゃうんでしょうか。
斉彬が着くまで放置なんでしょうか。
 
・・・そして次回予告を見たら、ホントに次回が見たくなくなったので、悲しいです。
篤姫の笑顔は見られるんでしょうか・・・。
posted by 水沢桃子 at 22:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年04月11日

「篤姫」第十四話

いつものようにナレーションの説明。
 
薩摩藩当主、島津斉彬(なりあきら)の正室、英姫(ひさひめ)。
彼女は一橋家(ひとつばしけ)の出身。
 
一橋家、田安家、清水家は『御三卿』と呼ばれる。
尾張、紀伊、水戸の徳川家が『御三家』と呼ばれてそれぞれ独立した藩の藩主であるのに対し、御三卿は将軍の身内として扱われ、屋敷も江戸城内にあった。
 
一橋家は11代将軍家斉の出身家で、名門中の名門だった・・・。
 
 
そんなすごいところの姫様が、薩摩藩の斉彬の正室になったんですねえ・・・。
 
 
しかし、その英姫は、斉彬が勝手に養女にした篤姫(あつひめ)のことを、初対面で「分家の出でありながら、将軍家に輿入れするなんておそれおおい」などと言い放ちました。
 
一応自分の娘になった相手に対して、ものすごい言いようです。
 
 
そんなわけで、せっかく辛い想いをして生まれ育った薩摩を去り、江戸まで来た篤姫は、薩摩藩邸でもんもんとした日々を過ごす羽目になっていました。
 
篤姫は、薩摩藩の今和泉家の娘、於一(おかつ)として生まれましたが、斉彬に気に入られ、養女になって江戸まで来ました。(その際、篤姫と言う名前をもらった)
しかし真の目的は、養女ではなく、将軍家祥(いえさち)の正室となること。
 
それをようやく受け入れ、頑張ろうとして江戸に来たのに、準備が整っていないのです。
どういうことなのか、全くわかりません。
 
 
しかし、ついてきた老女の幾島(いくしま)が、「なんとしても事情をつきとめます」と言っていたので、ひとまず幾島に任せていました。
 
篤姫は幾島から、立派な姫になるようにと厳しい指導を受け、散々歯向かい、面と向かって「嫌いだ」とも言いました。
しかし、たった一人で江戸に来ている篤姫、他の何もかもを薩摩に置いてきた篤姫にとっては、今、ただ一人頼れる人物であることは間違いありません。
 
しかしそんな幾島も、ここでは何の力もないようです。
必死の頼みも、英姫付き老女の藤野に拒絶されるだけ。
 
 
幾島の努力をしばし眺めていた篤姫は、ついに動きます。
イタズラっぽく笑うと、「あとは実行あるのみじゃ」と突然歩き出します。
 
そして向かったのは、多分、最初に英姫と面会した場所・・・なんでしょうね。
その部屋に座り込む篤姫。
幾島も驚きながらも、同じく座ります。
 
老女の小の島(おのしま)がやってきて、問いただすと、
篤姫はケロリと「お会いできるまでここで待とうと思うてな」と答えました。
 
そして幾島も、小の島にそのことで責められると、「姫様には逆らえないもので」と答えました。
 
篤姫、なかなかスゴイ(゜Д゜)
 
 
さて。
1853年、11月。
ついに正式に将軍になった家祥は、名前を家定(いえさだ)に改名
 
 
しかし本人はいたってのんき・・・と言うか無邪気と言うか・・・。
彼は少し知能が低いようなので、言動が意味不明なことが多いです。
 
生母の本寿院(ほんじゅいん)にモデルをさせ、絵をのんきに描く家定。
そこへ老中首座の阿部正弘がやってきました。
 
本寿院と共に、御台所の話をする阿部。
しかし家定は全く関心がないようで、出来上がった絵を得意げに母に見せています。
 
しかし、そこに描かれていたのは、人間ではありませんでした。
あひるだかがちょうだかよくわかりませんが、鳥の絵です。
・・・上手いけど。
しかも写生でもないのにすごいけど。
でも、人間をモデルにしてなぜこうなるのかは不明です・・・。
 
しかし、阿部は何度も本人に御台所の話を持ちかけているんですが、
勝手に正室にするとかっていうのは無理なんでしょうか。
本人が御台所よし、って言わないと、結婚できないんでしょうか??
 
 
一方、その頃、今和泉家。
篤姫の実家です。
篤姫の実父、忠剛(ただたけ)は病にふせっています。
しかし、斉彬から任されている砲台作りが順調だと、息子の忠敬(ただゆき)に報告され安心したように微笑みます。
 
忠剛が砲台を作っているのは、アメリカが日本に開国をせまってきているためです。
国の守りを固め、武力に屈しないですむように、斉彬から依頼されていました。
 
 
そんな忠剛のお見舞いに、尚五郎が来ていました。
肝付尚五郎は、今和泉家よりも低い身分ですが、忠敬や篤姫(その頃は於一と呼ばれていた)と親しくしていて、家ぐるみのお付き合いです。
 
於一のことがずっと好きで、その気持ちは本人には言えないままでしたが、
今も於一のために、今和泉のために、何かできないかと考えている、優しい青年です。
 
江戸へ遠く離れた篤姫のことを知るために、尚五郎は斉彬について江戸へ行きたいと申し出ていましたが、却下されてしまいました。
そのことを知った忠剛に、すまなそうに「私の力不足で・・・」と答える尚五郎。
 
忠剛の妻、幸(ゆき)は尚五郎を気遣いましたが、
内心では、忠剛も幸もがっかりしているでしょう・・・。
 
今では、身分も自分たちより高くなってしまった娘の様子を、
唯一知ることができるチャンスがなくなってしまったのですから(>_<)
 
 
忠剛は目をつぶり、
「於一はどうしているかのう・・・。こうして目を閉じると於一の顔ばかり浮かぶ。
わしももう長くないのかもしれん」とつぶやきます。
 
そしてまた、
「・・・於一に重すぎる定めを背負わせてしまったのではないかと気がかりでならぬのじゃ」とも。
 
そんな忠剛に、幸は
「何をおっしゃるのです。於一のことを“くろがねもちの木のようなおなごだ”とおっしゃったのはあなた様ではないですか」と言い、
「あの子なら大丈夫です、己の道を切り開いていけますよ」と微笑みました。
 
忠敬も相槌を打ち、それを聞いた忠剛も、安心したように目を閉じました・・・。
 
 
於一に背負わされた定めは、将軍の正室になることです。
もっとも、忠剛はそのことは知らなかったのですが。
ただ、斉彬に、於一を養女にしたいと言われたので、それを受けただけです。
 
しかし分家の娘が、藩主の娘になるのでも大変なのに、
さらに将軍家に嫁ぐとなると、本当に大変です。
 
於一は嫌になるほどの修行を受けさせられ、逃げることもできませんでした。
忠剛は、のびのびと健やかで、ちょっとわんぱくに育った於一のことを思い、心配しているのでしょう。
 
・・・そして、後悔もしているのかもしれません。
 
そして、くろがねもちの木。
忠剛の家に立っている、大きな木です。
於一が生まれた時に立てたという木で、どっしりとしていて、どんな場所にも根を張り、たくましく生きていく強い木だそうです。
 
忠剛が、於一をこの木にたとえたときは、きっと誇らしい気持ちで言ったことでしょう。
でも今は、その言葉を支えに、元気でいて欲しいと願うしかできないのです・・・。
 
 
 
一方、江戸の篤姫は・・・。
もう四日も座り込みを続けていました。
 
さすが、くろがねもちのおなご(;^∇^ )
 
いつでも毅然としている幾島ですが、さすがに疲れてきている様子。
しかし篤姫が喝を入れました。
いつもと立場が逆ですねえ。
 
すると、ようやく英姫が登場してくれましたヽ(´▽`)/
 
小の島に泣きつかれたから仕方なくの登場らしいです・・・。
相変わらず、御簾の向こう側、顔を半分布で隠しているのは変わりませんが。
 
篤姫は、早速御台所の件を尋ねます。
誰も認めないというほど、無理なことを父上様(斉彬)がしているのかと。
 
しかし英姫は、相変わらずつれない態度。
「殿に聞けばよい」と言い、さっさと立ち上がります。
 
ここまで待たせてそれはないだろう・・・(; ̄∇ ̄ )
と考えたであろう篤姫は、慌てて、立ち去ろうとする英姫のところへ駆け寄りました。
 
御簾をなぎ倒し、英姫にすがりつく篤姫。
・・・と、驚いて篤姫を見下ろした英姫の顔を見た篤姫もまた、驚きで止まりました。
 
・・・私には一瞬のことで、よくわかりませんでしたが。
 
 
しかしそのあとの会話で、英姫の顔にはあとがあることが判明。
幼少の頃にした病気で、顔にあとが残ってしまっているとか。
そのため、人前にもほとんど姿を現さないらしいです。
 
だから顔を隠し、御簾の向こう側で話をしたのだと理解した篤姫は、ひとまず胸をなでおろします。
嫌われていたわけではなかったのだな、と。
 
そして改めて、英姫のことをかわいそうに思う篤姫。
「母上様(英姫)はおさみしい方なのかもしれぬな・・・」とつぶやきました。
 
ちなみに、御台所の件については、斉彬に聞くことに決めた篤姫。
私もぜひ聞きたいです(-“- )どういうことなのか。
 
 
さて、1854年、1月11日。
再びペリー来航。(この頃はペルリと呼ばれていたようですが)
それにより、江戸は大混乱に陥りました。
 
そこで、江戸で会議が開かれ、
彦根藩主、井伊直弼(なおすけ)が登場。
彼は譜代大名の中でも別格・・・らしい。
よく意味がわかりませんが、力があるってことでしょうかね?
 
そして、水戸前藩主の徳川斉昭(なりあき)と対立。
 
斉照は、“天皇攘夷”の考え方をしており、
アメリカ船なんか沈めてしまえ、こっちにはやおろずの神がついてるんだ、負けるはずもないとわめきます。
 
対する直弼は、それはムチャクチャだという考え。
二人とも、一歩も譲りません。
 
会議のあと、越前藩主の松平慶永(よしなが)は、阿部と歩きながら、ぐったりです。
そして、「あの二人では話しあいにならない。早く斉彬殿に来てもらわなければ」と言っています。
 
・・・そんなに斉彬って頼りになるんですか?Σ( ̄ロ ̄;)
 
 
 
そして、今和泉家。
その斉彬が、突然忠剛のお見舞いにやってきました。
側近の小松清猷(きよみち)も一緒に。
 
横たわっていた忠剛は、慌てて起き上がります。
斉彬は、急いで江戸に戻らなくてはならなくなったので、その前に見舞いに来たと告げます。
 
そして斉彬から、再び江戸にペルリが現れたことを聞いた忠剛は、
「砲台作りを半ばにして病に倒れ、申し訳ありません」と頭を下げました。
 
しかし、斉彬はいたわるように、
「逆じゃ。病をおしてまで砲台作りを務めてくれたこと、感謝しておる」と答えます。
その言葉に、恐縮する忠剛。
 
本当に心優しい言葉ですね。
二人の仲のよさがわかるような光景です。
 
そして斉彬は、篤姫にみやげとしたいから、ことづてはないかと忠剛に尋ねました。
 
忠剛はしばし考え、ことづてはありません、と答えたあと、
斉彬に一つだけお願いしたいことがあると告げます。
 
 
一方、肝付家。
西郷さんのところへ向かおうとする尚五郎に、父の兼善(かねよし)が立ちはだかります。
身分の低い西郷さんたちとの付き合いを、兼善は反対しています。
(・・・最初は秘密にしてたんですけど、なぜかバレちゃったみたいです。)
なので、てっきり止められるのだろうと思った尚五郎は、
慌てて、「父上がなんと言おうと私は・・・」と、強硬手段の意思を見せました。
 
が、兼善の態度は、尚五郎の予想と違うものでした。
渋い顔をしながらも、尚五郎に包みを押し付け、「西郷に渡せ」と言ったのです。
 
中を見た尚五郎はビックリ。
小判が二枚入っています。
「江戸へ行く路銀の足しにせよと伝えよ」と、仏頂面で兼善。
 
尚五郎は大喜びで頭を下げます。
偉いじゃん、兼善〜!ヽ(´▽`)/
殿(斉彬)が認めた存在だと、態度も変わるのね♪
 
・・・西郷さんは、尚五郎が行けない江戸に、斉彬の供としていくことになった人。
尚五郎にとっては複雑な展開ですが、そのおかげ?で、父も認めてくれたわけですね・・・。
 
 
そのあと、西郷宅へ向かった尚五郎。
いつものことながら、正助もいます。
西郷吉之助(のちの隆盛)と、大久保正助(のちの利通)、そして尚五郎は親しい友人同士。
尚五郎の家柄では、本来親しくできない間柄(彼らの身分が低いため)でしたが、あるキッカケで知り合い、それ以後親しくしてきました。
 
肝付家からのせんべつを、信じられないという表情で受け取る吉之助。
・・・それにしても、供をしていく人たちって、みんな自腹で行くんですか?
吉之助・・・大丈夫なのか・・・?
 
尚五郎からのせんべつは、・・・なんか木の板に見えますが、中央に文字が書かれていて・・・お守り・・・?でしょうか。多分。
 
それを受け取った吉之助は、
「肝付さんのためにも、お父上様(兼善)のためにも、命を賭して働きます!」と頭を下げました。
 
そのあと正助も、出しにくそうにしながらも、(小判のあとですからね・・・)
懐から多少のお金をせんべつに渡しました。
 
しかし、吉之助にとっては、その気持ちこそ何よりも嬉しい贈りものです。
思わず正助に抱きつき、
「後を頼む、家を、弟たちを・・・」と泣きました。
 
正助も泣きながら肩を叩き、「わかっている、まかせろ」と答えます。
 
・・・この二人は、思えばずっと一緒でした。
家柄も同じくらいみたいですし、道場で一緒に子供たちに剣術を教え、
共に、苦難を支えあって乗り越えてきた親友。
 
けれども、そんな二人も離れるときがやってきたんですね・・・。
 
 
そして・・・。
1854年、1月21日。
斉彬は江戸へ出発。
 
そしてさらに、3月3日。
アメリカとの交渉により、ついに日米和親条約が締結。
下田と函館の港が開かれることになりました。
 
それを、途上で知る斉彬。
・・・さらにもう一つの知らせも受け取ります。
 
そして、いよいよ江戸に到着。
 
 
斉彬が到着したことを知った篤姫は、早速出迎えようとしますが、
それを小の島に止められます。
会えるのは明後日以降、それも二人きりで会えるのはいつかはわからないとのこと。
不在の間にたまった仕事をしなければならない、忙しい斉彬。
仕方なく篤姫も我慢することに。
 
 
そして斉彬は英姫と対面。
篤姫が書院(という場所だったんですね)に座り込んだことを聞き、おかしそうに笑います。
しかし英姫は、どこが気に入ったのかわからないとキッパリ。
ただの田舎娘で、将軍家の御台所になどありえぬ話だと。
 
さらに、徳川斉昭が反対し、家定自身も受け入れていない現状を突きつけ、
「そのような者をこの屋敷に置いておく必要などないのでは」と言います。
 
それを聞いた斉彬は渋い顔をして立ち上がり、
「そなたの言葉は正しい。・・・正しいが、人を無用に傷つける」と言い捨てて去っていきました。
 
久しぶりに会った夫婦なのに、なんと言う冷たい会話・・・(゜Д゜)
 
 
そのあと。
斉彬は子供たちと面会します。
もちろん篤姫も含めて。
 
しかし笑顔で挨拶する篤姫に、どこかぎこちない態度の斉彬。
篤姫はいぶかしく思います。
 
 
そしてその夜。
斉彬は篤姫を呼びました。
 
結構早くに斉彬に尋ねることができそうですヽ(´▽`)/
 
 
そして、斉彬と面会した篤姫は、早速御台所の件について尋ねました。
 
・・・しかし、斉彬は「将軍家への輿入れ、困難があるのはわかりきっておったことではないか」と微笑みます。
 
そして、「わしを信じよ。すべてわしにゆだねておけばよいのだ」と。
 
・・・おい。
それだけかい。
 
篤姫は、家定の御台所になりたくて江戸まで来たわけじゃないんですよ?
本当は嫌だけど、斉彬のため、自分の定めだと受け入れて、やっとここまで来たんですよ?
 
それを、準備が整ってないところへぶち込む神経がわかりません(*`Д´)ノ
 
おまけに覚悟していたことだろうって、
そんな覚悟してるわけがないじゃないですか。
サギみたいなやり口、めちゃめちゃ気に入りません。
それなのに、謝りの言葉ひとつナシです。
任せろって言われたって、頼りになるのかお前は、と言いたい心境です。
 
・・・しかし、篤姫は、その言葉を受け入れました。
ええ、受け入れるしかありませんからね(>_<。)
相変わらずかわいそうな篤姫。
 
 
そして篤姫の後ろに控えていた幾島が、
斉照が反対していると言ううわさについて尋ねると、
斉彬は、近々内々に輿入れ承諾があるはず、と答えました。
 
ホントかい・・・?適当な嘘じゃないんでしょうね?
しかしその言葉で、顔を見合わせて笑う篤姫と幾島。
 
斉彬は、家祥の名前が家定に変わったことを教え、
さらにペルリが江戸に来て、二つの港が開かれたことも伝えました。
 
「ふすまを少し開いた程度だがな」と。
「しかしいずれ、ふすまごと吹き飛ばされよう」と不安を表します。
 
アメリカが日本になだれ込んでくる前に国力を高めたい斉彬。
 
そんな彼の考えを黙って聞いていた篤姫は、
ためらいがちに、今泉家の様子を尋ねました。
 
 
すると・・・斉彬は驚き、言いあぐね、やがて、女中たちを下がらせます。
斉彬と篤姫、二人きりになりました。
 
そして、ため息をついたあと、
忠剛が亡くなったことを告げたのでした・・・。
 
斉彬が江戸へ向かう途中、聞いた知らせの一つがこれでした。
 
 
篤姫は呆然と固まります。
そんな篤姫に、斉彬は、「2月27日に亡くなった」と続けました。
 
篤姫はなおも呆然としながらも、言葉をゆっくり飲み込み、
そして・・・
「なにゆえ、私は知らされなかったのですか!?」とさけびました。
 
突然、すでに亡くなって何日も経過していることを伝えられたのです。
気持ちのもっていきようがどこにもない状態です・・・。
 
そんな篤姫に、斉彬は静かに答えました。
「・・・忠剛殿の遺言ゆえじゃ」
 
 
斉彬が忠剛の見舞いに訪れたとき。
篤姫になにもことづてはない、と答えた忠剛。
しかし斉彬に、一つだけ願いがあると。
 
その願いとは・・・。
 
「於一には・・・いえ、篤姫様には」忠剛が話し始めると、斉彬は、
「於一でよい」と答えます。
 
改めて、忠剛は・・・。
 
・・・於一には・・・私に何があったとしても知らせずにおいていただたきたいのです。
於一は今頃江戸にいて、見知らぬ方々に囲まれ、大きなお役目を果たすための修行の日々を送っていることでございましょう。
その大切なお役目を果たすまで、於一の心を乱しとうございません。
私の事などかまわずに、己の道を一途に歩んで欲しいのです」
 
その気持ちを理解した斉彬は、深くうなずき、了解したのでした・・・。
 
 
そして、篤姫に向かって斉彬は、
「わしは忠剛殿との最後の約束を破ってしまったことになる」と渋い顔をしました。
 
それから、ショックを受けている篤姫に、
「・・・辛かろう。しかし伝えるなと言うたは娘を思う父の気持ち。
・・・そしてそれを知りながら伝えたのも、また、父の気持ちじゃ」と告げ、
立ち上がり、去っていきました。
 
あとに一人残された篤姫。
涙があふれ、こぼれ落ち、そして彼女は泣き崩れます・・・。
 
篤姫にとっては、何の覚悟もしていなかった、突然の出来事でした。
本当なら、家族と抱き合って泣くこともできたのに、今の篤姫には誰も周りにいません。
そして今和泉に飛んで帰ることも、できません・・・。
 
 
そして、その頃、薩摩では・・・。
小松宅では、縁側に座る清猷の姿がありました。
 
彼は斉彬の側近を務めていたけど、琉球を任されたため、今回は江戸についていっていないようです。
 
空を見やり、妹の近(ちか)に香をたいてくれと頼みます。
切なそうな顔で、
「・・・薩摩を思い、娘を思い、みまかられた忠剛様にたむけたいのじゃ」と・・・。
 
 
そして、今和泉家を訪れた尚五郎。
位牌に手を合わせ、ふとその前に置かれた三冊の本に目を留めました。
 
幸は、「於一が形見にと夫に残していった本です」と悲しそうに微笑みました。
 
於一が斉彬の養女になることが決まった後、旅立つ前、
於一が忠剛に渡したものです。
あの時忠剛は、旅立つ娘と語ろうと思って部屋に訪れたのに、
泣き出しそうになってしまい、結局何も話ができませんでした。
何だか、ものすごく遠い昔のことのような気がします・・・。
 
 
そして幸は、亡くなる前日のことを回想します。
 
両肩を幸と忠敬に支えられ、庭に出た忠剛。
そしてくろがねもちの木を見上げます。
 
忠剛にとって、このくろがねもちの木は於一そのもの。
見ていると、少しだけ心が安らぐのでしょう。
 
しかし忠剛は突然、幻を見ているかのように、木の上に於一がいるとつぶやき、
落ちるでないぞと手を差し伸べます。
 
そんな忠剛の姿を見た幸と忠敬は顔を見合わせ、涙を浮かべながらも、
相槌を打って、於一がそこにいるかのように振舞いました。
 
すると忠剛は、うわごとのように
「於一はわしの子じゃ。どこへ行こうと、なんと名乗ろうと、わしの子じゃ」とくり返します。
 
空に大きく“一(かつ)”と書き、
満足そうに、「一と書いて於一・・・わしの子じゃ・・・」と微笑み、目を閉じました・・・。
 
 
最後まで、於一のことを思っていた忠剛。
本当は於一に会いたかったでしょう。
それでも、それが無理なこともわかっていたから、最後までわがままも言わず、立派でした・・・。
切ないくらいに、立派でした。
 
 
そして江戸の篤姫・・・。
今和泉を出るとき、幸にもらった金色の小さな菩薩像に手を合わせます。
父の思い出を思い返しながら、泣き続けます。
 
 
そして尚五郎も、いつか忠剛と見上げたくろがねもちの木を見上げ、
切なそうにたたずむのでした・・・・・・。
 
 
 
 
ついに、この日が来ました・・・。
忠剛が、死んでしまいました・・・・・・。
 
本当に大好きだったので、ものすごく悲しいです。
 
多分もうすぐ死んでしまうんだろう、ということはわかっていましたが、
(菊本のときと違って。菊本は突然自害したので・・・)
それでもやっぱり辛かったです・・・。
 
本当に、厳しくて優しくて心も広くて、すごくいい人でした。
 
もう会えなくなるのかと思うと、ものすごく寂しいです・・・。
posted by 水沢桃子 at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年04月18日

「篤姫」第十五話

薩摩藩の前藩主だった島津斉興(なりおき)と、側室のお由羅は、隠居後、江戸の高輪(たかなわ)にある屋敷で暮らしていました。
 
一方篤姫(あつひめ)は、将軍の正室に決まるまでの間、芝の屋敷で、斉彬(なりあきら・現薩摩藩主。斉興の息子)とその正室、英姫(ひさひめ)と一緒に暮らしていました。
篤姫はもとは分家の娘でしたが、斉彬に気に入られ、養女になり、今は将軍家に嫁ぐため準備中です。
 
高輪と芝の屋敷は結構近い場所にあります。
 
かつて、跡継ぎ問題で対立した、斉興と斉彬。
家中を二分した大騒動に発展し、そのしこりはいまだに消えてはいません。
そしてそのことが、篤姫にも降りかかってくることに・・・。
 
 
という感じに始まりました。
 
忠剛(ただたけ)の死から一ヶ月。
篤姫はその悲しみを乗り越え、江戸での暮らしに慣れようとしていました。
特に、斉彬の嫡男、虎寿丸(とらじゅまる)とは、本当の姉弟のように仲良くなっていました。
 
今和泉家の当主、島津忠剛は、篤姫(その頃は於一(おかつ)と呼ばれていた)の実の父親です。
篤姫が斉彬の養女となったショックからか、病を患い、亡くなってしまいました。
(いや、別にそのせいじゃないのかも知れませんが・・・時期的に何となくそんな気がしてしまいます・・・)
 
 
一方、西郷さんは、藩の庭方役(にわかたやく)に抜擢されます。
殿じきじきの命令を受け、様々な仕事をこなす役割とか。
 
西郷吉之助(のちの隆盛)は、今回の参勤(各地の大名が江戸に出張する制度)で、斉彬のお供をしてきた人です。
 
身分はあまり高くなく、大久保正助(のちの利通)たちと、剣術道場を開き、子供たちに剣道を教えたりしていました。
また、自分たちより身分が高い、篤姫(その頃は於一)とも親しくしていた時期がありました。
 
 
斉彬は早速吉之助を呼び、庭先で命令を出します。
そこで、篤姫が来年、将軍家定(いえさだ)に輿入れすることを聞かされ、驚く吉之助。
斉彬は、篤姫の輿入れ道具一切の調達を、吉之助に命じます。
 
そして、自分のような無骨者には無理です、と答える吉之助に、
厳しい顔で、「今後わしの前で無理という言葉を使うな」と命令しました。
 
・・・しかし、なんでまた吉之助にそんな命令出したんでしょうかね(; ̄∇ ̄ )
婚礼道具なら、身分が高めの人に頼めばよいのでは・・・。
もっと、彼ならではの役割はないんでしょうか。
 
 
ともかく、そんな話をしていると、虎寿丸が駆け込んできました。
それを追いかけて、篤姫も。
 
そして、久しぶりに吉之助の顔を見た篤姫は、顔を輝かせます。
早速、「みなさんは息災ですか?・・・尚五郎さんは?」と尋ねると、吉之助は、元気です、と言うように深くうなずき返しました。
 
尚五郎・・・肝付尚五郎は、篤姫の幼馴染で、とても仲が良かったのです。
そして、尚五郎と吉之助たちもまた、親しくしていました。
身分は尚五郎の方が高かったのですが、尚五郎は偉ぶらない人だったので、仲良くなれたのです。
 
篤姫と吉之助が知りあいだと知って、驚く斉彬。
篤姫は結構おてんばだったので、勝手に外に出まくり、いろいろ顔が広いのです(;^∇^ )
 
と、そこで虎寿丸が、吉之助を見上げ、「大きいな。乗ってみたい。肩を貸せ」と命令します。
斉彬も息子には甘いらしく、微笑んでOK出したため、吉之助は虎寿丸を肩に乗せ、歩き回ってあげました。
それを笑って見つめる篤姫。
のどかなひとときです・・・。
 
 
一方、薩摩、大久保家。
吉之助が庭方役になったことを、正助から知らされ、驚く尚五郎。
正助は吉之助から手紙かなんかもらったんでしょうね。
吉之助と正助は、仲間たちの中でも親友同士で、尚五郎と一番仲がいいのもこの二人です。
 
尚五郎は、斉彬に江戸にお供したいと申し出たのを断られ、代わりに吉之助を連れて行かれてしまいました。
もちろんそんなことで友情が終わることはありませんが、複雑なことに変わりはありません。
 
そんな尚五郎を、「うらやましく思うておいででしょうね」と気遣う正助。
尚五郎は正直に、「うらやましいです」と答えました。
 
「私も殿のお側で、広い世界を見、いずれはお家をになうような働きをしたいものです」と。
 
そのあと正助に、吉田松陰(しょういん)という人物について、話す尚五郎。
  
吉田松陰は、ペルリの艦隊に近づき密航しようとした人、らしい。
結局乗船できなかったらしいけど。
 
尚五郎は「その話を聞いて、ものすごく感動しました」と言います。
ああしたやり方があったのか、と。
 
・・・尚五郎もアメリカに行きたいのでしょうか。
 
 
それを聞いて、笑う正助。
「肝付様には、分け隔てなく人と接し、それゆえに人と人をつなぐ力がおありです
よって、必ずやそれが認められ、江戸へ呼ばれる日が来ると信じております」
 
正助のセリフに、とまどいながらも嬉しそうな尚五郎。
うん、謙虚で素直なのが、尚五郎の最大の長所ですね。
 
そして尚五郎は、正助はこの先のことを、どう考えているのかと尋ねました。
 
それに対し、あいまいに微笑む正助。
 
そして、自分の役職が、今はお蔵役となり、年貢米を蔵に運ぶ役目になったことを説明。
米を蔵に入れるとき、どうしてもこぼれ落ちる米があり、それを手に入れられるのが、お蔵役の役得であると。
 
・・・そして、それは殿じきじきのことでないにしても、貧しい我が家への配慮だと思い、感謝していると言います。
 
しかし、父が帰ってこない限り、自分には未来が見えないのです、と・・・。
 
 
正助は、斉興時代、斉彬の味方をしていたため、父親が島流し、正助も謹慎させられていました。
斉彬が当主になってしばらくして、ようやく謹慎が解かれたものの、すぐに解かれたわけでもなく、また、正助が赦された後も、父親は戻ってきていません。
 
斉彬のことを信じたいと思ってはいるけれど、いまだに宙ぶらりんであやふやな状態です。
めまぐるしく変化していく時代の雰囲気の中、一人だけ取り残されたようです。
それでも彼は、よく耐えていると思います・・・。
 
 
一方、今和泉家には、近(ちか)が訪れ、香をたいていました。
近は、斉彬の側近だった小松清猷の妹で、清猷はもともと尚五郎や於一、於一の兄忠敬(ただゆき)の先生でした。
そんな縁から、近と於一も親しくしていたので、お見舞いに訪れたようです。
 
香で、少し心が安らいだとお礼を言う幸(ゆき・於一の母)。
そして、於一から文が届き、自分を気遣ってくれたと切なそうに微笑みます。
 
幸には早く元気になってほしいです・・・。
 
 
一方、京では、日米和親条約のことが朝廷に知らされ、
異国嫌いの孝明天皇はものすごく不機嫌そうです。
 
さらに、江戸。
水戸前藩主の徳川斉昭(なりあき)も超不機嫌でした、
 
その理由は、斉彬が自分の娘(篤姫)を家定の正室にしようとしているからです。
 
老中首座の阿部正弘に、文句を並べ立てる斉照。
 
斉彬は、自分の息子虎寿丸と、近衛の姫(京の公家)の縁組を整え(え?虎寿丸ってまだ子供じゃ・・・??)、
さらに自分の娘篤姫を将軍家に輿入れさせようとしている。
 
これは、朝廷と幕府、両方を手中に収めようとしていることではないのかと。
 
やんわりと否定する阿部に、「薩摩に気を許すな」と言い放って、去る斉照。
 
・・・阿部と斉彬が手を組んでいることは全く知らないようです(; ̄∇ ̄ )
 
篤姫を家定(知能が低いため、誰からも期待されていない)に嫁がせ、
裏で政治を操ろうとしている斉彬。
そしてその斉彬と仲がいい阿部。
 
二人の共謀によるものである、今回の輿入れ。
当の篤姫も、そのことを知り、受け入れ、自分なりに斉彬のために頑張ろうとけなげです。
 
が、いまだに反対している人物がいるこの現状。
なのに、とっとと輿入れ道具を準備させる斉彬。
もうワケがわかりません(>_<)
斉照は力があるらしく、無視ができなさそうです。
となると、一体どうやって輿入れするんでしょうか・・・??
 
 
しかし。
そんな状況の中、突然虎寿丸が亡くなりました。
腹痛と高熱で、あっという間に・・・。
 
さらに、斉彬本人も病に倒れます。
 
何この展開!?(゜Д゜|||)
 
 
城は大騒ぎになり、祠を清め、全員で祈ることに。
・・・医者も治療がうまくいかない状態なんですね。
何だか、輿入れがどうのと言っている場合じゃなくなってしまいました。
 
 
そしてその知らせは、薩摩にも届きます。
キレまくる有馬新七たち。
彼らも、吉之助たちの仲間です。みんな斉彬派でした。
 
「調伏じゃ、お由羅の仕業じゃ。江戸へ行ってあの女を斬らん限りどうにもならん」
今にも江戸に向かいそうな勢いです。
 
斉興時代、跡継ぎでモメた薩摩。
斉興は斉彬と仲が悪く、また側室のお由羅も、自分の息子忠教(ただゆき)を跡継ぎにしたかったので、家中は真っ二つに割れました。
結局人望が高かった斉彬が跡を継ぎましたが、その騒動の中、斉彬の子供たちが相次いで亡くなりました。
 
皆は、由羅の呪詛のせいだと噂し、証拠もあったのですが、斉彬は深く追求をしませんでした。
 
 
そして今、また、同じように虎寿丸が亡くなり、斉彬も病に倒れた。
皆が由羅を疑うのは当然でした。
 
しかし新七たちがキレるのを、尚五郎は必死に止めます。
ちょうど剣術道場に新七たちが怒りながらやってきたとき、尚五郎も道場に来ていたのでした。(そして正助と並んで座っていた)
 
尚五郎の説得は、全然効果がない感じでしたが、そこで正助が口を開きます。
 
「今騒ぎを起こせば、薩摩はつぶされる」と。
 
もともと薩摩は77万石の大国であり、幕府にとっても脅威。
そんな騒動を起こしたら、そこにつけ込まれ、薩摩藩そのものをつぶされるに違いないと・・・。
 
正助はかつて、斉興時代に謹慎させられ、ひどい目にあっています。
が、今ここで仕返しをしても意味がない。
薩摩藩そのものがなくなってしまっては、元も子もないからです。
 
正助の冷静かつ鋭い指摘に、言い返せなくなった新七たちは、ぶつぶつ言いながらも去っていきました。
 
尚五郎は正助にお礼をいいましたが、
正助は、江戸にいる吉之助のことを考えます。
「自分たちはまだいい。そばで見ていなければならない西郷さんたちは辛いじゃろう」と。
 
 
そんな騒ぎの中、半年たっても斉彬の病は回復しませんでした。
 
「もう待てん。お由羅を倒さねば」と、再びいきり立つ彼ら。
・・・その様子を、黙って見つめる吉之助。
 
・・・ん??ここは・・・江戸でしょうか。
しかし、それならなぜ、吉之助たちの仲間がいるんでしょうか。
それとも吉之助は薩摩に里帰りでもしたんでしょうか。
 
・・・・・・・・・。
 
と、しばし頭が混乱しましたが、思い出しました。(観終ってから)
 
ここは間違いなく、江戸です。
(よく考えれば、勝手に薩摩に帰るわけないし・・・)
 
吉之助たちの仲間が、何人も江戸にいるはずがないと思っていたため混乱したのですが、思い出しました。
 
尚五郎が江戸に行きたいと、斉彬に申し出たあと、吉之助を連れて行くと言われてしまったとき・・・。
 
その時、吉之助を連れていくことになった理由として、
“自分のために動くのではなく、周りの者を江戸に送る手助けをした”
その行為が素晴らしいと、上役たちに認められ、彼は江戸いきが決定したのです。
 
しかし私は、そのときは何のことを言っているかわからなかったので、素通りしました。
吉之助が、周りの人間を江戸に送ったシーンが出てきていなかったので、意味がわからなかったためです。
 
 
しかし。
江戸で由羅の仕業だ、とキレている彼ら。
彼らこそ、吉之助が手助けして江戸に行くことができた人たちなのではないでしょうか?
 
ようやく意味が通じましたヽ(゜∀゜)ノ
 
細かい部分ですが、できればきちんと解説してほしかったです・・・。
たとえ本編にはたいして意味のないことだとしても・・・。
私と同じように、混乱した人も結構いたんじゃないでしょうか。
 
 
まあ、なんにせよ、
仲間たちがキレているのを、しばし黙って見つめていた吉之助。
 
しかしそこで、「高輪の屋敷の地図じゃ」と、バーンと広げました。
 
由羅を殺す企てに、参加してます、吉之助・・・。
正助の心配、見事的中(T_T)
 
 
しかし・・・そのあと。
目を覚ました斉彬は、まだ病が治っていませんでしたが、よろめきつつも吉之助を呼びつけました。
 
そしてキッパリと告げます。
「今そちがたくらんでいること全て断念せよ」と。
 
由羅暗殺計画がバレてますΣ(゜Д゜;)
 
屋敷に配置した人たちから、いろんな情報が入ってくるらしいです。
さすがというか・・・。
 
そして、計画実行の後、吉之助が一人で罪をかぶろうとしていることも見抜き、
「それでは江戸へつれてきたわしの思いはどうなる」と・・・。
 
斉彬は吉之助に諭します。
 
「わしや薩摩のためにしようとしているのだろうが、それは違うぞ。
そちの怒りは私憤である。いかにも小さい」
 
涙を浮かべる吉之助に、しっかりと言い聞かせます。
 
「目先のことは点にすぎぬぞ。西郷、その大きなまなこで世界を広がりとして見よ。
そなたならできると思うたからこそ、わしは側に呼んだのだ」
 
その言葉に大泣きし、深く頭を下げる吉之助・・・。
 
病でふらふらになっていても、常に先を見つめている斉彬。
そのあと、吉之助は頭から水をかぶり、気合いを入れなおします。
目を覚ました、という感じなのでしょうか・・・。
さすがは九州男児・・・豪快です。
 
 
さて、一方、篤姫もまた、調伏の噂を幾島(いくしま)から聞きます。
 
幾島は、薩摩の鶴丸城(斉彬の城)にいたときから、側に仕えている老女です。
お互いハッキリキッパリしているため、何度も衝突しましたが、現在は割と仲良くやっているように見えます・・・。
 
篤姫は、母親の幸から言われた、“一方聞いて沙汰するな”という教訓を胸に、
斉興たちを見てみたいと言い出します。
何事も自分の目で確かめたい篤姫は、幾島に、面会を取り計らってくれるよう頼みます。
 
 
そしてそのあと。
斉彬の側近、川上に、斉興のところへ行くと告げる篤姫。
ちゃんと斉興からの招待状もあります。(幾島が話をつけたようです・・・早い)
そして、会いに行くことを、心配をかけたくないので斉彬や英姫には内緒にしてくれとも。
川上はしぶしぶ承知しました。
 
 
そして出発しようとすると、そこに吉之助が現れ、お供させて欲しいと願い出ました。
篤姫が意を問うと、「姫様をお守りするために」と答える吉之助。
篤姫はそれを承諾し、幾島、吉之助と共に斉興のところへ向かいました。
 
 
そして、謁見。
会う前は、田舎娘を見てあざけり、江戸の作法の一つも教えてやろうと意地悪く考えていた斉興。
しかし、篤姫は堂々としており、挨拶もしっかりしていて、立派な姫だったので、面食らったようでした(;^∇^ )
 
斉興もお由羅も、斉彬の病を知っており、
斉興は「子供を亡くしたくらいで、気が弱い」と言い捨てます。
 
それを、悔しそうに聞く吉之助。(彼は一人、庭に土下座してます)
 
しかし篤姫は、「子を亡くすというのは一番辛いことです。・・・お由羅様ならおわかりかと」と突っ込みました。
 
慌てて由羅は切なそうな表情で、「ええ、考えるだけで胸が苦しく・・・」などと言い出します。
なんかわざとらしい・・・(; ̄∇ ̄ )
 
 
その後篤姫は、二人を真っ直ぐ見据えながら、ついにここへ来た目的を口にしました。
ズバリ、調伏の噂があることを告げたのです。
 
それを聞いた斉興は怒り、由羅は泣き崩れました。
 
以前も、斉彬の子供たちを呪い殺したと言われ、非常に苦しんだとなげく由羅。
それをかばう斉興。
 
しばらく黙ってその様子を見ていた篤姫は、ふっと微笑み、
「よかった」と言いました。
 
意味をつかみかね、篤姫を見る斉興&お由羅に、篤姫はにっこりと笑みを返します。
 
「これで安心して、屋敷に戻れます。・・・帰ったら皆に伝えます。
噂は根も葉もないでたらめだと」
 
そして、控えている吉之助にも、
「下々の者たちには、そちから伝えよ」と。
 
その反応は予想外だったのでしょう。
泣いていた由羅は、ビックリした様子で、涙も止まっていました。
・・・え〜と・・・演技だったって感じですね(; ̄∇ ̄ )
 
 
その様子を黙って見つめていた幾島、口を開きます。
「これで安心して篤姫様も嫁ぐことができます」
 
それを聞いた斉興たちは、「誰に嫁ぐのだ」と尋ねました。
 
幾島は、「ここだけの話にしていただけますか」と念を押したあと、
将軍家定に嫁ぐことを明かしたのでした。
 
 
斉興たちはビックリ。
篤姫が再び今度は別れの挨拶をしたとき、
斉興も由羅も、深く頭を下げました。
・・・えらい態度の変わりようだ(゜Д゜)
 
 
そして、屋敷に戻った篤姫。
 
吉之助に、「そなたもようこらえた。・・・あれで気が済んだとは思えぬが」と声をかけます。
 
しかし吉之助は晴れ晴れとした顔で、
「いえ、姫様は太い釘を打ってくださいました」と答えました。
 
・・・会話の流れからすると、篤姫は、会ってみて“この二人は調伏している”と判断し、釘をさしたということみたいです。
 
なるほど・・・。
篤姫はだまされたのかと思って心配しちゃいました(;^∇^ )
 
そして篤姫は幾島を見やり、
「そなたの機転にも驚かされた」と笑います。
 
幾島があの場面で輿入れを打ち明けたことを言っているようです。
まあ、アレで態度が変わりましたからね・・・。
呪詛なんかしてる場合じゃない、できる相手じゃない、とわかったことでしょう。
 
 
篤姫の訪問は無事に終わりました。
が、英姫はそのことをどこから聞いたのか、知ってしまいます。
 
どういうつもりだと、老女小の島(おのしま)に怒っていると、
斉興から、斉彬へのお見舞いの品が届いた知らせが入りましたΣ( ̄ロ ̄;)
 
中には、当代随一の高層の祈祷による品物もありました。
 
決裂していた斉興からの、突然のお見舞い品に、驚く英姫。
どう考えても、篤姫の訪問がきっかけだというタイミングです。
 
・・・斉興たち、慌てて呪詛をやめて、回復を祈ることに変えたようです(;^∇^ )
その行動が、すでに自分たちがやってました、って言ってるようなもんですけど・・・
まあ、やめてくれるならよかったですね・・・。
 
 
そして、そのおかげか、斉彬の病はようやく快方に向かい始めました。
 
 
一方、薩摩。
尚五郎は、清猷(斉彬の側近・・・だった。今は離れているけど)から、何かの役職を任ぜられていました。
斉彬の側に仕える役職のようです。(今は江戸に行っていていないけど)
 
大喜びする尚五郎に、微笑みかける清猷。
江戸行きはダメだったけど、尚五郎も少しずつ認められている感じですね(*´▽`*)
 
すると、なにやら城内がバタバタしているようです。
不思議に思った尚五郎が尋ねると、清猷は意味ありげに「船が着いたのだ」と答えました。
 
その船、とは・・・・・・。
 
斉興時代、斉彬に味方をして、島流しになっていた人たちがようやく戻ってきた船でした!!ヽ(゜∀゜)ノ
 
 
大急ぎで、正助の家へ駆け出していく尚五郎。
そう、ようやく、正助の父も戻ってきたのです。
なんと、五年ぶりに!(長すぎる・・・)
 
大久保家へ着くと、正助の父が家族に囲まれ、再会を喜び合っている場面でした。
 
さすがに感動のシーンには割り込むことができず、それを見つめる尚五郎。
 
すると、尚五郎に気づいた正助が、顔中に喜びをいっぱいに浮かべました。
尚五郎もまた、「よかったですね・・・!!」と伝えます。
 
そして正助は、尚五郎に、
「・・・これでやっと、自分の未来が見えてきました」と微笑みました・・・。
 
ようやく、彼も自分の幸せを考えられるようになったのでしょう・・・。
 
 
 
と、いう感じでした。
 
斉彬が病に倒れたときはどうなるかと思いましたが(;^∇^ )
よかったです・・・なんとか大丈夫そうですね。
しかし、病になってても、威圧感は健在でした。(吉之助に諭しているとき)
さすがは・・・高橋英樹さん(斉彬役)。
 
そして今回は、長きに渡って苦しんできた正助が、やっと、自由になれた感じです。
五年の島流しは長すぎるだろう・・・。
斉彬・・・・・・忘れてたんじゃないだろうな・・・。
 
もっと早く解放しろよといいたいところですが、でも、無事でよかったですヽ(´▽`)/
 
さて・・・病気が一段楽したところで、またまた輿入れ問題ですね。
どうなるんでしょうか・・・。
posted by 水沢桃子 at 12:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年04月25日

「篤姫」第十六話

冒頭のナレーション。
かつてない危機にさらされた江戸幕府。
老中首座、阿部正弘は、先例にとらわれず、実力のある大名と共にこの難局を乗り切ろうとしました。
 
実力のある大名・・・越前藩の松平慶永(よしなが)、薩摩藩の島津斉彬(なりあきら)、宇和島藩の伊達宗城(むねなり)など。
 
そんな中、発言力を強めたのが、水戸前藩主の徳川斉昭(なりあき)。
 
アメリカとの貿易を嫌い、異国船など打ち払え、必ず勝てると、『天皇攘夷派』
 
さらに、「薩摩に気を許すな」と、斉彬の娘、篤姫(あつひめ)を将軍に輿入れさせることにも大反対。
 
そんなわけで、篤姫の前に立ちはだかってくるようです・・・・・・。
 
 
 
春、ようやく病から復活した斉彬。
ちょっと前まで、原因不明の病で苦しんでいました。
 
そのため、篤姫の輿入れ準備も滞っていましたが、
元気になった斉彬は、「輿入れもそろそろじゃ」と言います。
 
・・・しかし、肝心の将軍、徳川家定(篤姫はこの人に嫁ぐ予定)は、
全く御台所(みだいどころ・妻)を受け入れるつもりがないようです。
 
阿部が何度その話を持ちかけても、ほとんど無視だし、
今回にいたっては、新しい火鉢でせんべいを焼き、「このせんべいが上手く焼けたら考える」などと言っています(>_<)
 
彼は少し知能が低いようで・・・
開国に向けてのいろいろな問題が勃発しているこの時期に変わる将軍としては、ものすごく頼れません。
 
だからこそ、阿部は斉彬と手を組み、彼と政治を動かそうと考えているようなのですが・・・。
 
ちなみに・・・せんべいは失敗し、家定は怒り狂って終わりました。
 
 
また、斉照も相変わらず反対しっぱなしです。
 
一体どうやって篤姫を輿入れさせるつもりなんでしょうか(; ̄∇ ̄ )
 
ちなみに斉照は、アメリカだけじゃなく、他のたくさんの国が貿易を持ちかけてきているのにも立腹。
強気な態度で接しなかったからこうなったと、阿部に文句たらたらです。
 
しかし・・・
目をつけられた時点で終わりだったんではないかと思います(;´∇` )
仮に、百歩譲って、今回アメリカ船を退けられても、大国に喧嘩を売って無事ですむわけないし・・・。
 
 
そんなこんなで、困り果てた阿部は、4人で会談。
多分冒頭の4人だと思います。
阿部、斉彬、松平慶永、あと一人がよくわかりませんが・・・。
大分前に出てきたかもしれませんが、顔を覚えてません。
最近、初登場じゃないと名前を紹介してくれないので、結構大変です・・・。
(私は人の顔と名前を覚えるのが苦手なので・・・)
 
ともかく、篤姫の輿入れに、あれほど反対するのは腹に一物でもあるんじゃないかと噂します。
 
すると阿部は、その一物をこっちで用意したらどうかと提案。
 
斉照の七男、慶喜(よしのぶ)は、一橋家に入っている。
御三卿の家柄なので、家定に跡継ぎができなかった場合、将軍になることができる。
・・・御三卿とは「田安」「一橋」「清水」家で、将軍の身内とかなんとか。
要するに選ばれた家柄ってことですね。
 
慶喜を次の将軍に推薦し、ここにいるメンバーが斉照側であることをアピールする作戦のようです。
 
 
良い案かも、という残り二人に対し、難色を示す斉彬。
むしろ姑息で見え透いた手を、と怒るのではないか、と考えます。
 
そして、篤姫を斉照に会わせようと考えている、と言い出します。
 
これにはみんなビックリ。
かなりの賭けになること承知で、責任は自分が取ると斉彬。
 
篤姫に期待しているようです・・・。
 
 
そして城で、斉彬は篤姫に、“花見をやるぞ”と持ち出しました。
自分の全快祝いに宴をやることにして、
そこに水戸の徳川斉昭などを呼ぶことにしたと。
 
それを聞いていた、老女の幾島(いくしま)は複雑そうな顔になりましたが、
篤姫は逆に顔を輝かせます。
 
その理由を、「今『大日本史』を読んでいるので、そのお話を聞けるだけでも嬉しいです」と言う篤姫。
 
しかし幾島は、斉照が輿入れ反対しているという噂を知っているので、不安げです。
 
ちなみに『大日本史』は、水戸藩で作られた書物のようです。
 
幾島が篤姫に、斉照のことを注意すると、斉彬は
篤姫らしくすればいいと答えました。
ええ、まあ、篤姫に勝手に賭けちゃってますからね(;´д` )
 
 
そのあと、斉彬は、正室英姫(ひさひめ)にも、宴のことを話しました。
英姫は「いいんじゃありませんか」と一言。
てっきり反対すると考えていた斉彬は意外そうでしたが、
英姫は冷たく、「輿入れの話が破談になるとしても、会わせたほうが早いかもしれません」と答えます。
 
それを聞いた斉彬は、「それを望んでいるのか」と顔をしかめ、
「そちとはどうしても話がかみ合わぬ。
わしが桜じゃと言っても、そちは梅じゃというのだろう」と言って去っていきました。
 
・・・病で倒れていた間中、一生懸命祈ってくれていた妻に対してひどいセリフです(>_<)
 
 
 
一方、薩摩。
肝付尚五郎は、ぼ〜〜っと縁側に座って退屈そうにしていました。
 
と、そこへ父がやってきて何をふぬけている、と言います。
尚五郎は、今城づとめをしているのですが、斉彬は江戸にいるため、何もすることがない状態のようです。
 
そんな尚五郎に説教をする父、兼善(かねよし)。
殿が戻ってくる前に仕事に慣れておかなくてはならない、うんぬん・・・。
 
しかし尚五郎は、「出かけてきます」と、逃げました。
 
 
尚五郎は、篤姫の幼馴染です。
篤姫(その頃は於一と呼ばれていた)のことをずっと好きだったけど、身分が篤姫の方が高く、結局言い出せませんでした。
 
その後、於一は斉彬に気に入られ、養女となり、さらに身分が高くなってしまいました。(名前も篤姫になった)
さらに今は江戸に行ってしまって、全く会えない状態になっています。
あきらめられたかはわかりません・・・。
 
そして尚五郎は今は、江戸へ行き、何か大きなことをしたい、という夢を抱いていますが、
今のところ薩摩でくすぶっているような気分になっているのでしょう・・・。
 
 
そして、小松清猷(きよみち)宅。
 
清猷の妹、近(ちか)に、かごいっぱいの果物を届ける大久保正助(のちの利通)&付き添いの尚五郎。
 
正助の父が島流しから帰ってきた祝いだということです。
尚五郎に頼もうかと思ったけど、めでたいことなのでじかに届けることにしたようです。
 
正助や、今江戸にいる西郷吉之助(のちの隆盛)らは、尚五郎よりも身分が低い家柄ですが、尚五郎と親しくしています。
  
清猷は、もともと尚五郎が学んでいた塾の先生であり、斉彬の側近もしていて、尚五郎にとって、困った時にはいつも頼っていた人です。
 
そして、一度清猷と正助たちを会わせたつながりから、今回の届け物になったんでしょう。
そのとき妹の近とも会いましたし。
 
 
尚五郎は近に、「琉球に行った先生から手紙はきましたか」と尋ねました。
 
・・・清猷、もう琉球に行っちゃったんですか?
好きだったのに・・・もう出て来ないんでしょうか・・・?(つД`)
  
・・・近は、最近は来ないと答えました。
それを聞いて、お忙しいのでしょうね、とガッカリする尚五郎。
 
すると正助が、吉之助から手紙が来たと、懐から文を取り出します。
そして、その場で読み上げました。
 
 
吉之助の手紙によると・・・。
 
吉之助は、斉彬に申し出たようです。
勇気を振り絞って、という雰囲気です。
 
他の家中、中でも水戸の人々が、斉彬のことを“オランダかぶれの『蘭癖(らんぺき)』にすぎる”と噂している。
なのでそれをやめた方がいいと思う、と・・・。
 
それを聞いた斉彬は、厳しい顔をして、吉之助に言いました。
 
「死にかけている病人がいて、効く薬と効かないかも知れない薬があったら、どっちを使うか」、と。
 
もちろん効く薬だと答える吉之助に、
それが西洋のものだとしてもか、と尋ねる斉彬。
 
口ごもる吉之助に、斉彬は
「死にかけている病人とは日本じゃ。世界に己より優れた国があることを知ろうともせず、太平の夢をむさぼっていれば生きながらえると信じておるのだ」と続けました。
 
そして、さらに、「西郷、そちは病人をどうする」と重ねて尋ね、
吉之助は「・・・生かす道を選びとうございます」と答えたのでした・・・。
 
 
・・・手紙を読み終える正助。
 
近はそれを聞いて、「いいお話ですね」と微笑みます。
 
しかし尚五郎は、「ええ・・・」と言いつつも、複雑そうです。
 
そして、「西郷さんがうらやましいです・・・」とつぶやきました。
 
殿様(斉彬)がいないので何もすることがないんですと、
相変わらずここでもぼやく尚五郎。
 
いつまで君はふぬけちゃってるんでしょう・・・。
気持ちはわかるけど、尚五郎らしくない感じ( ´△`)
 
だって正助はずっと辛い思いをしてきたわけで。
宙ぶらりんな状態で、未来も見えないで。
でもようやく少し、明るくなったばかり、まだ吉之助と比べたら立ち止まっているようなものです。
 
そんな彼の前でぐちるなんて・・・。
城づとめをさせてもらっている、恵まれている立場なのに・・・。
 
 
 
一方、篤姫。
 
老女小の島から、斉照があらたに編纂した『大日本史』だと、大量の本を届けられました。
ざっとでいいから読んでおくようにと、斉彬からだそうです。
 
篤姫が読んでいたのはそれ以前のものだったらしく、
慌てて読書づけの日々が始まりました。
 
 
そして。
お花見の日。
 
桜を見て、上機嫌の斉照。
他に呼んだのは二人。
多分、松平慶永と伊達宗城。(伊達があやふやですけど)
 
そこで篤姫に挨拶させたいという斉彬。
 
当然、松平&伊達はオッケー。
斉照も、しぶしぶながら、一応了解。
 
そこで待機させていた篤姫を呼び、挨拶させました。
 
りんとした眼差しと、堂々とした挨拶。
どっから見ても、本家の姫!カッコイイ♪
 
という感じで、第一印象はクリアしたようです。
斉照は篤姫にお酒を注ぎ、
篤姫はそれを飲み干しました。
 
で、ここからが篤姫。
 
「一つ質問がございます」と言い出します。
 
篤姫は、今大日本史を読んでいることを伝え、
その書物に対して誉めたので、斉照も機嫌がよくなります。
 
しかし篤姫はそれを踏まえた上で、
「日本がそのように素晴らしい国であるからこそ、異国も来たがるのではないでしょうか」と言います。
 
「それなのに、異国船を打ち払えとはどういうことなのでしょうか」と。
 
それを聞いた斉照は不機嫌になり、「なぜそれをわしに聞くのだ」と聞きます。
 
篤姫は、「攘夷派と開国派に分かれていて、
攘夷派筆頭が水戸様だからです」とキッパリ。
 
そして、「中途半端な人に尋ねれば、その答えも中途半端になります」と。
 
 
面と向かって言われた斉照は激怒。
無礼だと言い放ち、立ち上がります。
慌てて謝る篤姫。
凍りつくその場の空気・・・。
 
失敗したみたい?( ̄∇ ̄||| )
 
・・・と、思われたそのとき。
 
斉照は、不機嫌そうに顔をしかめていましたが、
「まったくもって無礼じゃ。・・・だが面白い
と、答えましたΣ(゜Д゜;)
 
そして驚く篤姫に笑いかけ、
自分に対しこびたり、合わせようとしない人は今までいなかったと言ったのでした・・・。
 
 
何だか、篤姫気に入られたようです!ヽ(´▽`)/
結構、斉彬と同じタイプだったんでしょうか。
斉彬も、篤姫を気に入ったのは、ずけずけと鋭い質問をされたからだし。
(それがキッカケで養女に迎え入れた)
 
ともかく、篤姫の質問に対し、そなたには答えてやろうと言う斉照。
幾島の計らいで、桜餅を用意し、二人で場所を移して話をすることになりました。
 
 
その話の後。
再び大名たちで話。
 
そこで、斉彬たちから、自分の息子慶喜を次期将軍に、と持ちかけられた斉照。
・・・あ、結局こっちの作戦もやるんですね。
 
まんざらでもなさそうでしたが、斉照は篤姫を非常に気に入ったらしく、
「あの娘なら大奥を束ねていけるかもしれん」と、
反対はどこへやら、大賛成になっていました(゜ロ゜)
 
何だか、作戦大成功!!
 
 
その夜。
大満足の斉彬は、篤姫を誉めました。
 
篤姫は、父上様のおかげですと答え、
「二人になってからは、新しい版(斉照編纂)の『大日本史』の話ばかりでした」と笑いました。
 
それを聞いて、驚く斉彬。
どうやら身に覚えがないようです。
 
すると小の島が、
新しい版の『大日本史』を届けさせたのは、奥方様(英姫)の指示だったと答えました。
 
“無知だと思われては、当家の恥だから”と。
 
 
それを聞いた斉彬は、「あの者らしいな」と苦笑。
 
小の島が下がった後、
「篤姫のためだと言えば可愛げがあるものを」と言う斉彬に、
篤姫は、「当家の恥とは、斉彬様の恥にございます」と答えます。
 
そして、英姫の言葉が素直でないのは、素直な心を隠してしまったからだと。
 
そして、英姫が、若い頃に病によって顔にあとが残っていることで、
どれほどの苦しみがあったか、とつぶやきました。
 
英姫は、顔を布で覆い隠しています。
そしていつも態度はクールで、篤姫に対しても冷ややかな接し方です。
 
けれども、篤姫は顔にあとが残ったと聞いてから、
英姫の悲しみを理解しており、冷たい人だとは思っていません。
 
 
斉彬が、(あとが残って彼女が苦しんでいることについて)「わかっている」と顔をしかめると、「そうでしょうか」と反論する篤姫。
 
「誇り高ければ高いほど、その悲しみは深かったはず。
それに、父上様への想いが強いだけにそれは・・・」
いたわるように続ける篤姫。
 
斉彬が、「そんな馬鹿な」とつぶやくと、
篤姫は教えました。
 
この間斉彬が病に倒れていたとき、
夜寝る間も惜しんで、英姫が看病していたことを・・・。
 
「想いが深いからこそ、あえて離れてしまわれる。
それがおなごの心にございます」
 
その言葉に呆然とする斉彬。
 
篤姫、偉いヽ(´▽`)/
 
・・・・・・でも、いつの間に、そんな乙女心を理解するようになったんでしょう?
 
篤姫、恋もしてないのに(笑)
 
自分に向けられた好意(尚五郎)にも全く気づかなかったのに、
なぜ他人の心にはそんなにも敏感なのか・・・。
不思議です・・・(;´∇` )
 
 
ともかく、篤姫に言われたことで、英姫と話すことを決めた斉彬。
部屋へ訪れ、夜桜見物をしようと持ちかけます。
 
二人、桜を見上げながら・・・。
 
ひとまず、斉照のことでお礼を言う斉彬。
英姫はクールに、「それならお礼はいりません。当家の恥を避けるためですから」と答えます。
 
いつもなら、そこでムッとするところですが、
斉彬は、「それでもありがたい」と続けます。
 
突然の斉彬の訪問や、いつもと違う言葉に、おそらく動揺しているであろう英姫。
そんな彼女に、9つの頃いいなずけとして城に来た英姫にヒトメボレしたなどと、
調子のいいセリフを言う斉彬。
 
真実かどうかはわかりませんが・・・。
ともかく、そのセリフを聞き、「・・・こんな姿になるまでは、ですか」と自嘲的につぶやく英姫。
 
斉彬は「それはそなたの思い過ごしだ」と言い、
これまでやってこれたのはそなたのおかげ、感謝していると答えました。
 
しかし英姫は、声を荒げます。
「おなごとして聞いているのです!」
 
その言葉に、英姫の辛い気持ちが全て込められているようでした。
 
 
斉彬は、静かに今までのことを謝ります。
そして、「しかしまだ償う時間はある」と言いました。
 
英姫が、「償いなど・・・」と言うと、
「これから共に過ごす時間じゃ」と言い換えました。
 
信じられないように目を見開き、
つがれたお酒をじっと見つめる英姫。
 
しかしやがて、その瞳に優しい笑顔が浮かびました。
 
初めて笑顔を見ました(*´▽`*)
 
・・・そして、そっと顔につけていた布を取り外しました・・・。
 
 
よかったですね・・・。
斉彬は妻に対してそっけなさすぎでしたからね。
しっかり償ってあげて欲しいです。
 
 
 
一方、その頃、尚五郎。
夜に近のところに押しかけて、やっぱりグチっていました(>_<)
 
夜に女性の家に行くなんて(清猷が在宅ならいいけど)、非常識ですよ。
おまけにまたグチかい。
 
さすがに近もキレたようで、
お酒を飲んでグチっていた尚五郎をきっとにらみました。
(別に近がお酒を出したわけではなく、飲んでから来た)
 
尚五郎は、再び近に、清猷から知らせはないかと聞いていたのですが、
近は尚五郎に険しい表情で告げます。
 
「兄から便りがないのは安心しているからだと思います。
あなたがいらっしゃるから。
これで薩摩を任せられると、安心して琉球で働いているからだと。
・・・それなのにあなたは・・・
お酒を飲んでグチを言っていれば気が済むのですか。
それならいっそ泣き喚いたほうがずっと男らしいと私は思います」
 
おとなしい近のそのセリフは、尚五郎の心を直撃します。
 
 
帰り道で、尚五郎は清猷を思い出しました。
 
自分に向けて、「薩摩を頼むぞ」と言ったときのことを・・・。
 
 
そして翌朝。
再び近を訪れた尚五郎は、昨日のことを謝り、
「あなたのおかげで目が覚めました!」と報告。
 
そして「また伺います」と走っていく尚五郎を、見送る近。
 
・・・素直なのが、尚五郎の長所ですよね(*´▽`*)
 
そして近も、嬉しそうでした。
彼女は尚五郎に惚れてるので、ふぬけた彼を見ているのがいたたまれなかったんでしょう。
結構勇気がいったと思いますが、
彼女も昔と違ってだんだん強くなっていますね。
 
 
 
そして、一方、将軍家定。
またまた火鉢でせんべいを焼いています・・・( ´△`)
 
側には母親の本寿院(ほんじゅいん)が座り、その様子を見守っています。
 
そして、前には阿部と松平が座っていました。
 
阿部がまたまた御台所の話をするも、
「せんべいがこげたらその話はなしじゃ」とにべもない家定。
 
松平が「水戸のご老公(斉照)も乗り気で・・・」と言うと、
今度は本寿院が顔をしかめました。
 
斉照は大奥の人たちにはとことん嫌われているらしく、
「倹約」「倹約」とうるさいからだとのこと。
 
それに対し、「どうせそのうち死にまする。“倹約、倹約”言いながら」などととんでもないセリフを言う家定。
 
そうこうしているうちに、ふと気づけばせんべいがこげていました(>_<)
 
「・・・破談じゃな」と愉快そうに笑う家定に、
この話はまたも失敗・・・という雰囲気に。
 
ところが、本寿院がそのせんべいを口に入れ、「このこげ具合がなんとも・・・」と言い出しました。
 
それを聞くと、あっさりと家定、「母上にはかないません」と、
御台所の件を好きに進めていい、と答えたのでした・・・Σ(゜Д゜;)
 
なんじゃ、そりゃ!?
 
そこまで適当でいいんですか??
 
・・・・・・・・・。
 
呆然としてしまうような展開ですが、ともかく家定が了解したので、
ようやく御台所の件が進展しそうです。
 
 
早速知らされた斉彬も、輿入れ準備を吉之助に任せ、
「ようやくここまで来た・・・。しかしこれからじゃ」と気合いを入れなおしました。
 
 
そして尚五郎。
兼善から、手紙を渡されます。
 
なんとそれは、斉彬からの、江戸行き決定の書状でした。
 
心を入れ替えた途端、江戸に行くことができるようです。
 
大喜びする尚五郎。
 
・・・しかし、以前、尚五郎が江戸に行きたいと申し出たとき、斉彬は断り、代わりに吉之助を連れて行ったのですが・・・。
 
尚五郎はどうして自分が行けないのかと清猷に憤りをぶつけ、
それに対し、清猷は
「尚五郎が今の薩摩に必要だから残したのじゃ」などと斉彬の采配をたたえるようなセリフをいっていましたが・・・。
 
やっぱりアレは、清猷が勝手に思っていただけみたいですね(;´∇` )
というか、かわいそうな尚五郎をフォローしてあげた清猷の優しさかもしれません。
 
結局あっさり江戸に呼んでるし。
とりあえず尚五郎、薩摩で何もやっていないみたいですし。
 
 
・・・しかし尚五郎が元気になってよかったです。
やっぱり彼にはそういうほうが似合っているし、
グチってる姿を見ているのは辛かったので。
 
 
次は、また篤姫と尚五郎の再会が待っているようです・・・。
 
 
 
さて。
今回は、斉彬と英姫の和解がよかったです♪
 
何しろ斉彬は彼女と話すたび、キツイ言葉を投げ捨てて去っていくパターンだったので・・・見ていて「なんか冷え切った夫婦・・・」と思って嫌だったので。
 
篤姫の生家、今和泉家の忠剛(亡き篤姫の父)と幸(ゆき・篤姫の母)は愛情にあふれた関係だったので、見ているとあったかい感じでした。
 
あそこまでとは言わないけど、ちょっとは優しい雰囲気になってくれると嬉しいです。
 
篤姫も最近は元気なので嬉しいですね〜。
やっぱり、どんどん突き進んでいく彼女を見ているのが一番好きです。
頑張れ、篤姫!!
posted by 水沢桃子 at 15:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想

2008年04月30日

「篤姫」第十七話

薩摩藩、今和泉島津家の姫として生まれた篤姫(あつひめ・昔は於一(おかつ)と呼ばれていた)は、薩摩藩当主の島津斉彬(なりあきら)に気に入られ、養女になりました。
斉彬が彼女を養女にした目的は、将軍家へ輿入れさせること。
 
いろいろありましたが、いよいよその輿入れ準備も大詰めです。
 
しかし輿入れ道具の調達を任された、西郷吉之助(のちの隆盛)は、もともとそれほど身分の高い家柄でないため、非常に苦労しているようです。
頑張って用意した品を、篤姫付きの老女、幾島(いくしま)に「コレではダメです」とダメだしをくらってしまいました。
 
斉彬はどうしてわざわざ彼に準備を任せたんでしょうね・・・。
どう考えても、そういうのが得意そうには見えませんが。
これで、品というものを養えってことなんでしょうか?
 
 
さて、一方、篤姫が嫁ぐ相手である、将軍、徳川家定(いえさだ)。
老中首座の阿部正弘と、斉彬が前に座り、
篤姫を輿入れさせる手順について話します。
 
外様大名である薩摩からの輿入れでは、反発もあるため、
篤姫を一度京の公家、近衛家の養女にしてから輿入れさせる、と。
 
しかし家定はその話を受け流し、斉彬にカステラを差し出します。
どうやら自分で焼いてみたらしい。
 
そして斉彬が「おいしいです」と答えると、
自分自身もカステラをほおばりました。
 
この人は料理が趣味なんでしょうかね(; ̄∇ ̄ )
なんかいつも作って食べてるような気がする・・・。
 
 
家定がほぼ無視しているものの、話し続ける阿部。
篤姫のことを「聡明な姫で・・・」と説明すると、
家定は「哀れなことよのう」と返しました。
 
そして、「賢さなど役には立たぬ。特に大奥ではのう」と。
 
そんな彼を、厳しい目で見つめる斉彬。
 
・・・家定は少し知能が低いようなんですが、
時々鋭いセリフを言うので、正直本当に知能が低いのかわからなくなることがあります・・・。
 
 
一方、薩摩、今和泉家(篤姫の生家)。
 
肝付尚五郎が来ていました。
肝付家は、今和泉よりも身分が低い家柄ですが、
尚五郎と篤姫、それから篤姫の兄、忠敬(ただゆき)は、仲良しでした。
 
そして尚五郎は篤姫のことをずっと好きでした。
告白はできませんでしたが・・・。
 
尚五郎は、前々から江戸へ行きたい願望があり、斉彬に頼んだこともありましたが、断られ、かわりに吉之助を連れて行かれたので、がっかりしていました。
 
しかし、斉彬は尚五郎を見捨てたわけではなかったようです。
 
斉彬から江戸へ迎える書状が届き、尚五郎も江戸へいけることが決まったのです。
 
そんなわけで、江戸いきを告げると、篤姫の母、幸(ゆき)はとても喜びました。
尚五郎は篤姫が養女になって、生家へ戻れなくなった後も今和泉家によく立ち寄っているため、ほとんど家族同然です。
 
篤姫へのことづけを聞かれた幸は、初めは特にないですと答えましたが、
そのあとで“こちらは皆元気です、と伝えて欲しい”と微笑みました。
 
しかし篤姫の輿入れ準備が滞っていることを、幸や忠敬は気にかけているようです。
 
今、江戸では急いで準備真っ最中ですが、遠い薩摩まではなかなか情報が流れてこないのかもしれませんね。
 
 
そのあと尚五郎は、小松家へ立ち寄りました。
小松家の当主、小松清猷(きよみち)は、尚五郎や忠敬、篤姫にとって、学問塾の先生であり、頼れる存在でした。
斉彬の側近もしていたため、斉彬のことを聞くのにもちょうどいい人でしたが、
その斉彬から、琉球へ行けと命じられ、旅立ってしまいました。
 
今、アメリカが琉球に滞在しているので、乗っ取られないようにいろいろ準備しなくてはならないらしいです。
 
というわけで、この家には清猷の妹、近(ちか)しかいません。
 
近も、尚五郎や篤姫と親しくしています。
(まあ、篤姫とはもう会えませんが)
 
 
尚五郎が江戸へ旅立つと聞いて、非常に辛そうな近。
口では「おめでとうございます」と言っていますが、
近は尚五郎に惚れているので、遠くに行ってしまうのが悲しそうです。
 
しかし、彼女の気持ちを知らない尚五郎は喜びでいっぱいです。
 
清猷からの便りが来ているかどうか尋ね、最近はまだ来ないと近が答えると、
ふっと回想する尚五郎。
 
 
琉球へ旅立つ前、尚五郎に、「近のことを気にかけてやってくれ」と頼んだ清猷。
 
篤姫も遠くに行ってしまい、自分も遠くに行くと、近は一人になってしまう。
だから時々様子を見に来てほしい、と。
 
別に妹の恋心に気づいているわけではないと思いますが、
近としては嬉しかったでしょうね。
 
当然尚五郎も了解し、それ以来よく顔を見せていたようです。
 
 
清猷からの頼みを、結局江戸に行ってしまって果たせなくなる尚五郎。
でも、「私が江戸に行っている間は、忠敬殿が様子を見に来てくださるそうです」と一応ほったらかしにはしないようです。
 
しかし別に誰でもいいってわけじゃないと思いますが(;´∇` )
 
近は尚五郎に来て欲しいと思ってるわけで、
忠敬じゃ違うんじゃないかと。
 
 
近はお礼を言い、尚五郎に香木を渡します。
清猷に渡したのと同じものらしい。
そして、「ご無事で・・・」と頭を下げました。
 
 
そして、あわただしく出立の日。
 
両親に見送られて旅立とうとしたところで、
急いで正助たちがかけつけてきました。
 
大久保正助(のちの利通)たち。
彼らは江戸に行っている西郷吉之助たちとも親しい、同じくらいの身分の仲間たち。
 
肝付家よりも身分は下ですが、尚五郎のよい友人です。
  
 
尚五郎が江戸へ行くことをどこかで聞いて、せんべつとお別れを言いに来てくれたようです。
尚五郎も、あわただしくて江戸行きを伝えることができなかったことを謝りました。
 
正助からは木の板のお守り。
残りの二人からは野菜や、豆。
 
なんかスゴイ荷物になりそうなものですが・・・
彼らにしてみたら、精一杯のせんべつです。
 
尚五郎は胸がいっぱいになりながらもそれを受け取り、
江戸へと旅立っていきました・・・。
 
未来に希望を抱いて・・・。
 
 
それを見送る正助が辛そうに見えたのは、
一人だけ(仲間たちもいるけど)薩摩に取り残されるからでしょうか。
 
吉之助を見送り、何人かの仲間を見送り、尚五郎を見送り・・・。
友の旅立ちを心から祝っている彼ですが、
やっぱり男ですから、野望がないわけはありませんしね。
 
 
一方、江戸。
吉之助が会いに来ているということで、会う篤姫。
昔、尚五郎経由で、篤姫も吉之助や正助と親しくしていた時期がありましたが、それも遠い昔のことになりました。
 
吉之助は、篤姫の輿入れ道具を調達するにあたり、篤姫の好みを知りたかったようです。
 
そんな話をしていると、荒々しく幾島がやってきました。
 
彼女が怒っているのは、その婚礼道具についてでした。
別に吉之助に怒っているわけではありません。
 
斉彬の正室、英姫(ひさひめ)。
彼女は一応、篤姫の母親ということになります。
 
その英姫から、自分が使った婚礼道具を譲るという話が出たのです。
それを聞いた幾島は、その場はありがたく頂戴してきましたが、
内心はらわたが煮えくり返っていたのでした。
 
「姫様にはお下がりで十分ということなのでしょうか!」と。
 
しかし篤姫はのんきに笑い、「母上様が使った品を使えるならよいではないか」と答えます。
 
幾島は憤り、吉之助に、何が何でも最高級の品をそろえよと命令。
 
・・・別に本人がいいって言ってるんだから、それ使わせてもらえばいいんじゃ(; ̄∇ ̄ )
 
大体、英姫の道具が未だに使えるなら、それはおそらくほとんど使っていないってことでしょう。
激しい無駄遣いです。
 
 
さて、一方。
尚五郎もようやく江戸に到着。
早速斉彬に会いに行きます。
 
すると斉彬は、尚五郎に勉強の機会を与え、その知識を持って薩摩に帰り、役立てよと命じました。
とりあえず勉強させるために呼んだんでしょうか。
 
 
そのあとで吉之助とも会えました。
篤姫がいる場所を教えてくれる吉之助。
もちろん、会いに行くことはできませんが。
 
尚五郎は懐かしそうに、目を細めます。
そんな尚五郎に、言いにくそうに“篤姫輿入れ”を伝えようとする吉之助。
吉之助や正助は、尚五郎の篤姫への気持ちを知っているので。
 
しかし、輿入れの話は、すでに忠敬から聞いて知っていた尚五郎。
そして、「気になさらないでください。もうあきらめていますから」と笑います。
 
それを聞いてホッとした吉之助は、自身がその輿入れの件に関わっていることを明かします。
尚五郎は「頑張ってお勤めを果たしてくださいね」と微笑みました。
 
そして吉之助から、「姫様に会いたいですか」と尋ねられた尚五郎は、
「会いたいです」と素直に答えたあと、
「でも今は自分を磨くときです」と気合いを入れました。
 
あこがれの江戸に来たからには、やってやるぞ!って感じですね。
 
 
篤姫もまた、幾島から尚五郎が来たことを知らされます。
顔を輝かせ、急いで会いに行こうとする篤姫。
しかしそれを制する幾島。
 
「輿入れを控えた時期に」とか、「男の友など」とか、
たしなめる言葉を言いましたが、篤姫は止められません。
 
しかし、「殿がそのうちに会わせるつもりだと言っておられました」との言葉でようやく突き進むのをやめました。
 
篤姫にとって尚五郎は、一番大事な友人ですからね(;´∇` )
なかなか会えなくなった今、ますます会いたくてたまらないでしょう・・・。
 
私も、篤姫と尚五郎が一緒にいるのが一番好きでした・・・(つД`)
 
 
 
そして。
尚五郎は塾で学習。
江戸の様々な知識を勉強して、日々忙しそうです。
 
月日はあっという間に三ヶ月ほどすぎました。
 
 
そして、斉彬に突然呼ばれた尚五郎。
 
斉彬は庭先の散る葉を眺めていました。
尚五郎が来ても、すぐには用事を言おうとしません。
 
しかしやがて口を開きました。
 
回りくどい言い方をしていましたが、
どうやら誰か・・・斉彬にとって大事な人が亡くなったようです。
 
 
と、
その人物は、なんと・・・。
 
小松清猷。
 
・・・・・・・・・・・・・・・え?
 
小松清猷って、言った・・・・・・?
 
 
うそーーーーーーーーーーーーーー!!!(゜Д゜|||)
 
そんな、馬鹿な!!
だって、まだ彼若かったはずですよ!!
 
 
斉彬によると、病で六月に亡くなっていたとのこと・・・。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
な・・・。
 
斉彬ぁぁぁ〜〜!!!!(*`Д´)ノ
 
 
斉彬が琉球に彼を派遣したせいで、彼が死んだんじゃないんですか!?
 
あんなに斉彬を慕ってた彼を、琉球にやって、慣れない土地で苦労して体壊したんじゃないんですか!?
 
斉彬は一体何人の人を不幸に叩き込めば気が済むんでしょうか!!!
 
たとえ百歩譲って、病になるのはどこにいても同じだったとしても、
知っている人が誰もいない場所でひっそり死んでいくなんてあまりにもかわいそうすぎです。
 
しかも死んだことすらすぐに伝わらないようなところで!!
 
信じられない。
信じられない。
斉彬のしたことはいろいろひどいけど、
菊本や忠剛、そして清猷。
 
彼らを間接的に殺したようなものではないでしょうか!!
 
斉彬にそのつもりがなくても、斉彬の行動で起こったこととしか思えません(*`Д´)ノ
 
 
 
・・・・・・・・・つい、激しくキレました。
とってもショックだったもので(T_T)
 
ちなみに菊本は今和泉の老女で、篤姫が斉彬の養女になることが決まって、自害してしまいました。
 
忠剛は今和泉の当主、篤姫の父親。娘を斉彬の養女にとられたショックからか、病で亡くなってしまいました。
(それが原因かはわかりませんけど、そんな気がしてしまうほどです)
 
そして・・・清猷。
彼にもう会えないなんて悲しすぎです・・・(>_<)
 
 
尚五郎も大ショックを受け、放心します。
 
いつも困った時には彼に相談し、頼っていた大切な人です。
尚五郎たちのお兄さん的存在と言ってもいいかもしれません。
 
さすがに斉彬も落ち込んでいるようです。
 
 
しかし。
 
斉彬が言いたかった事は、それだけではありませんでした。
 
なんと、尚五郎に突然、
「小松家の養子になってほしい」などと言い出したのです(゜Д゜)
 
 
ショックを受けていたため、言葉がすぐに飲み込めない尚五郎。
 
そんな彼に、斉彬は説明します。
 
清猷は、妻子がいない。
また、男の兄弟もいない。
このままでは小松家は終わってしまう、と。
 
「それではあの者に申し訳ない」
辛そうな顔をする斉彬。
 
自分で何とかできないからって、尚五郎に押し付けるのもどうかと思いますけど。
 
しかもそんなことで償えると思ってるんでしょうか。
 
 
しかし、小松家は由緒ある家柄だとか何とか続け、「そなただから頼むのじゃ」などとぐいぐい押してくる斉彬。
 
尚五郎はまあ、肝付家の三男ですから、養子くらいはなんてこともない・・・のかもしれませんが。
 
 
尚五郎は斉彬の提案(というか命令)を頭の中で組み立て、
とまどった表情で、
「しかしそれではすぐに・・・」とつぶやきました。
 
そこで斉彬、低い声でキッパリ
「そうじゃ。すぐに薩摩に帰ってもらうことになる」
 
 
・・・・・・・おい。
何、その、超自分勝手な世界は?
 
この人は、あろうことか、尚五郎の夢と未来までぶっ壊そうとしています(゜Д゜|||)
 
せっかくあんなに希望にあふれて江戸に来て、たったの三ヶ月。
 
三ヶ月で、再び薩摩に追い返そうというのでしょうか。
 
 
さすがに尚五郎もショックを隠せず、涙ながらに、
「もっと殿のおそばでいろいろなことを学びとうございました」とつぶやきます。
 
すぐに受け入れられない状況に、どうしていいかわからないようです。
 
斉彬も眉間にしわをよせて、
「・・・わしも同じ気持ちじゃ。断腸の思いで話しておる」などと言いました。
 
・・・断腸の思いじゃないよ!
 
尚五郎の夢を打ち砕くような提案をしておいて、断腸ですまされるもんじゃないだろ。
 
この人は、今までも相当自分勝手だなと思っていましたが。
 
本当にどこまでも自分勝手ですね!!!(*`Д´)ノ
 
 
しかし。
斉彬の提案は、命令です。
 
頼んでいるようでいて、命じています。
 
そもそも江戸に来て勉強させてもらってるのも斉彬の命令だし、
斉彬の頼みを断って江戸にい続けるのは無理でしょう。
 
いや、い続けることはできたとしても、当主に逆らって生きてけるわけがありません。
 
つまり、絶対命令。
 
しかも、即決をせまっています。
 
 
このあまりにもムチャクチャな世界を、涙をのんで受け入れるしかない尚五郎。
養子になることを決意しました。
 
 
すると斉彬は喜び、さらにとんでもないことを命令してきました。
 
なんと、清猷の妹、近と結婚しろとすすめたのですΣ( ̄ロ ̄lll)
 
何でイキナリそこまで飛ぶ!?
 
養子で十分じゃん!!
 
・・・手ごろなのとくっついて、さっさと小松家の跡継ぎをつくれってことですか?
 
そうすれば自分が清猷にしたことの償いになると、安心できるとでも?
 
この人の責任の取り方は、何もかも他人に押し付けるってことなのか?( ̄∇ ̄||| )
 
 
しかも斉彬は、尚五郎が篤姫に惚れていることを知っているのに、
どこまで無神経なんでしょうか!
 
 
尚五郎が再び呆然としているのを見て、
斉彬は篤姫に会わせることを決めます。
 
篤姫に、尚五郎と会わせることを言った以上、約束を守らなくてはなりません。
しかし尚五郎にはすぐに薩摩に帰ってもらいたいので、今すぐに篤姫に会わせることに。
 
尚五郎がこれだけショックを受けてるのをお構いなしに、たった今すぐにです(; ̄∇ ̄ )
 
何もかも自分の考えだけで突き進む斉彬・・・・・・。
 
 
 
そして、ひたすらボーゼンとしている尚五郎のところに、
駆けつける篤姫。
 
久しぶりに尚五郎の顔を見て、喜びいっぱいの表情です。
 
一方の尚五郎は、今の動揺と、篤姫に会えた喜びとで、
混乱状態です。
 
斉彬は、尚五郎がすぐに薩摩に帰ることに決まったと告げ、
二人きりで話をさせてくれることに。
 
「せめてもの詫びじゃ」とか言っていましたが、詫びになってないよ(-“- )
 
もうじき結婚してしまう篤姫。
そして尚五郎にまで結婚を押し付け・・・
それで篤姫に最後に会わせてくれるのが、詫び?
 
会って吹っ切れとでも言うつもりでしょうか。
 
 
 
そして・・・二人になった篤姫と尚五郎。
 
すぐに清猷死去を伝える尚五郎。
 
篤姫にとっても信頼できる先生でしたから、表情が暗くなります。
 
そう、清猷はホントにいい人だったんですよ〜〜(T_T)
ちょっと斉彬崇拝者すぎましたけど、優しく穏やかにいろんな話をしてくれて・・・。
 
 
さらに、忠剛が亡くなったことについて尚五郎が言うと、篤姫は辛そうな顔をしました。
 
しかし、幸たちが元気にしていることを聞くと、嬉しそうに笑いました。
 
遠く離れていても、篤姫は今和泉を大切に思っています。
 
 
そのあと、尚五郎が薩摩に帰ってしまうことを残念がる篤姫に、
「悔しいです・・・無念です」と、素直な気持ちを告げる尚五郎。
 
何しろさっき言い渡されたばかりですからね。
まだ全然受け入れられていない状態でしょう。
 
篤姫はそんな尚五郎を見て、矛先を少しずらし、
「・・・でも、お近様は心強いでしょうね。ご兄妹になられるのでしょう?」と微笑みます。
 
養子、という話を打ち明けたようですね。
しかしさすがに、結婚は言えなかったようです。
 
屈託のない篤姫の笑顔に、口ごもる尚五郎。
 
本当は兄妹ではなく、夫婦になるのです( ´△`)
 
でも、さすがに好きな人に、まだ好きなわけではない人と結婚するなんて言えるわけがありません。
 
篤姫は近と仲が良かったから、おそらくのんきに「おめでとうございます」などと言うでしょう。
尚五郎の気持ちは知りませんから。
 
しかしそれはあまりにも辛すぎです。
 
なので、口ごもりながらも、「そ・・・そうですね・・・」と答える尚五郎。
 
 
と、そこへ斉彬から碁盤が届けられました。
 
この二人は、囲碁友達です。
篤姫はおなごでありながら囲碁を好み、
しかしまわりに打ってくれる人がいなかったので、
尚五郎と知り合って以来、彼と囲碁を打ちまくっていました。
 
尚五郎は囲碁が弱く、ほとんど篤姫には勝てませんでしたが。
 
斉彬がそのことを知ったのは、篤姫が江戸に発つ前、最後に尚五郎と会ったときでした。
あれから大分経ったけど、二人が囲碁好きであることを覚えていたんですね。
 
 
碁盤を見て顔を輝かせた二人は、久しぶりに囲碁を打ちます。
 
 
そして碁を打ちながら、話をする二人。
この二人は昔からいつもそうでした。
大事な話をするときも、囲碁を打ちながら・・・。
 
囲碁をカモフラージュにして、政治の話に首を突っ込んだりもしていました。
 
 
もうすぐ輿入れということで、今の心境を尋ねる尚五郎。
篤姫は、御台所の話を受けてから二年たった今は大分落ち着いていると答えます。
  
尚五郎も篤姫を見て、「そうですね・・・あの頃よりも落ち着いて見えます」と微笑みました。
 
すると篤姫は、静かに、
「でも・・・その分私という人間がいなくなってしまうように感じることもあるのです」と続けました。
 
 
そんな篤姫に、尚五郎は
吉之助から聞いた、江戸での篤姫の大活躍を言い、
「それを聞いて嬉しくなりました。今でもあなたは変わっていない」と笑いかけます。
 
ええ、その通り。
本家の姫らしく、堂々としていますが、本質は変わっていません(*´▽`*)
おてんばで積極的で、強い意志で突き進んでいく。
そこを斉彬に見込まれているわけですから、なくなっては困りますけどね。
 
 
すると今度は、さっきとは逆に、
「このままの私で御台所になれるのかと考えると不安です」と言う篤姫。
 
どうやら、輿入れを前に、パニックこそ起こしていないものの、あれこれ不安になっているようです。
 
尚五郎は微笑み、「以前にも同じ事を聞かれましたね」と言いました。
 
そのとき、“あなたならなれます”と答えた尚五郎。
 
そして、「・・・今もあのときと答えは変わりません」と続けます。
 
さらに視線を落とすと、「・・・こっちも変わりませんね」と苦笑しました。
 
どうやら、囲碁は尚五郎の負けのようです。
 
 
そして、静かに碁石を片付け始める二人。
 
囲碁が終わると、別れの時も迫ってくる。
 
それがわかっているので、二人とも寂しそうな感じで、動作もゆっくり、
沈黙になります・・・。
 
そうしながら、尚五郎は篤姫をしっかりと見つめました。
 
「・・・大丈夫ですよ。
あなたならきっと、どこへ行ってもやりぬくことができますよ」
 
その言葉に、「本当にそう思いますか」と聞き返す篤姫。
 
尚五郎は笑って、「これまでもそうだったではありませんか」と答えます。
 
 
それを聞いた篤姫は、ふっと微笑みました。
 
そして、
「・・・やっぱり昔と同じですね。
尚五郎さんに言われると、本当にそう思えてきます」と。
 
決して友人以上にはなれなくても、
篤姫にとって尚五郎は、本当に大切な人なんですよね・・・。
 
っていうか、告白してれば上手くいった可能性はあると私は思ってますけどね(T_T)
 
 
そして、ゆっくりと、つぶやく篤姫。
「・・・また・・・お会いできる日が・・・来るのでしょうか」
 
尚五郎は目に涙を浮かべながら、微笑み返しました。
「・・・いつか、きっと、また」
 
 
遠く離れてしまうことがわかっている二人。
会うたびに喜んでいるけれど、別れるたびに辛い気持ちでいっぱいになる。
しかし、それももう最後かもしれないのです。
 
それでも二人は精一杯の泣き笑いを浮かべました。
 
そして尚五郎は、そっとお守りを取り出し、篤姫に見せました。
 
それを見た篤姫も、懐から色違いのお守りを取り出し、尚五郎に向けます。
 
言葉はなくても、遠く離れていても、
それは二人の友情の証です。
 
二人が生まれるまえに、斉彬(諸悪の根源・・・のような気がしないこともないですが)がくれた、色違いのお守り。
 
そして、そのお守りを、篤姫が養女になる前に二人は交換しました。
お互いを守ってくれるようにと祈りを込めて・・・。
 
 
 
そして・・・・・。
 
尚五郎、薩摩に帰るとき。
 
吉之助とその仲間たちに見送られました。
 
尚五郎も、望んで帰るわけじゃないので、さすがに辛そうです。
ぎこちない別れの挨拶のあと、暗い表情で江戸を発つ尚五郎・・・。
 
 
そして尚五郎を見送った吉之助は、再び篤姫の輿入れ道具を仕入れるのに奔走します。
 
ようやく幾島からもOKが出て、いよいよ準備も整いました。
大変だったね、吉之助・・・(;´∇` )
 
 
しかしその夜。
突然大地震発生!!
 
1855年(安政二年)10月2日。江戸大地震。
 
館も激しく崩れ落ち、篤姫たちは何とか逃げ出します。
 
幾島・・・命も危ないってのに、
「姫様のお道具が!!」じゃないでしょう・・・。
 
しかしさすがにそんな重いもの持って逃げられないので・・・
 
全部、台無し?( ̄∇ ̄||| )
 
 
 
一方。
薩摩に望まない帰還を果たした尚五郎。
 
さすがに、旅立ったばかりなので、正助たちも呆然としつつお出迎え。
 
しかし近は嬉しそうだ。
 
・・・しかし尚五郎の顔は暗い。
 
 
彼の夢はどこへ・・・・・・。
 
 
 
と、いうことで。
 
今回は・・・
 
清猷〜〜〜〜〜。・゜・(ノД`)・゜・。
 
あんまりにも悲しすぎる。
 
まさかもう会えないとは思ってなかったので・・・。
 
斉彬を呪ってしまいそうです。
 
清猷にしてみれば、「殿のせいではない」と言うところでしょうけど。
 
 
しかも責任を取る方法がまたひどかった。
 
尚五郎に押し付け。
 
お前が出家して小松家に入れo(*>д<)o
と言いたくなりました。
 
 
斉彬の株がどんどん下がる・・・。
 
なんかもう、気分がどっと落ち込みました・・・。
posted by 水沢桃子 at 20:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「篤姫」感想
にほんブログ村 テレビブログへ