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2009年01月10日

「天地人」第一話

大河ドラマが新しいのになりました。
今回は戦国時代だし(時代的には好きですが)観る気なかったんですが、
主役が妻夫木くんだということで(地味にファンです・・)ちょっとだけ観てみようかなと思いました☆
観るのが疲れてきたらやめようと思いつつ、一応ブログもちょこっと書いてみます。
 
 
のっけから大人な妻夫木くんが出てきたので、タイトルが「五歳の家臣」だったのに??と思ったら、最初だけ大人でした。
秀吉に金を積まれ、ついには刀を突きつけられ「家臣になれ」と詰め寄られるもきっぱり断る直江兼続(なおえかねつぐ)←主人公
 
そこまで忠義を尽くす兼続を、なおもほしいと考える秀吉・・・。
兼続の友人でもあるらしい、秀吉の配下石田三成からも、兼続はすごい人物と思われているようです。
 
そして、どのようにしてそんなすごい武将になったのか・・・・
いよいよ『天地人』がスタート!!
 
 
第一話は、与六(よろく)・・・のちの兼続が、親元から離れて喜平次(きへいじ)・・・のちの上杉景勝(かげかつ)の配下になるまでが描かれました。
 
与六は小さいながらに好奇心が旺盛で、正義感にあふれ、また父親を尊敬しているようです。
 
父が仕える城主・長尾政景(まさかげ)が、国主・上杉輝虎(てるとら・謙信)に殺されたというニュースが飛び交い、父から「城には近づくな」と命じられたにも関わらず、コッソリ城のそばまでのぞきに行きます。
 
事実は輝虎が殺したわけではなかったようですが、間近で輝虎の鋭い眼光と迫力を目にした与六は憧れの念を抱きました。
 
一方、父を輝虎が殺したと疑う喜平次は、父の死を悼んでやって来た輝虎に斬りかかります。
未遂で終わり、輝虎も喜平次を殺させなかったのですが、
父の死に心を硬く閉ざす喜平次。
 
そんな息子を心配する母親の桃(夫の死後『仙桃院(せんとういん)』になった)は、輝虎の姉でもありました。
そして輝虎から、「喜平次を養子にしたい」と言うことを告げられます。
 
輝虎は、戦の神毘沙門天(びしゃもんてん)に誓いを立てて、生涯独身の身。
よって子供を持つことができないのです。
・・・今は自分を憎んでいても、時が経てば恨みは薄れると考えているようでした。
 
 
そして、与六と喜平次の初めての出会い・・・。
百姓の子供をいじめる、侍の子供たちを止めた与六。
しかし与六の父も百姓あがりだと言われ、父を馬鹿にされた与六は怒り、向かっていきます。
 
そこを見ていた喜平次が止めに入り、侍の子供たちは逃げ去りましたが、
与六は今度は喜平次に向かっていきます。
身分違いの相手と言うことも関係なく。
  
元気のなかった喜平次の様子を心配げに見ていた仙桃院でしたが、
そんな一幕に希望を見出します。
与六の両親が頭を下げたときも、むしろ喜平次が元気になったと嬉しそうでした。
 
 
そして喜平次は、輝虎に狩りに連れ出され、いろいろなことを学びます。
憎んでいたつもりでも、まだ幼い喜平次の心に、輝虎の存在は父のように染み込んでいったようです・・・。
 
二人になったとき輝虎は、喜平次に、いまだ父の仇と疑うなら斬れと刀を地面に突き刺します。
そのとき喜平次は泣いて謝り、「私が愚か者でした」と答えました。
 
輝虎は、父を思う喜平次の心を汲み取ります。
そして、国を束ねるものは、強く優しくなければならないと諭すのでした。
 
 
輝虎から養子の話を受け入れた喜平次は、寺で修行することになりました。
が、小姓たちと打ち解けないでポツンとしているため、仙桃院は心配します。
喜平次のそばにいつもいてくれる、信頼できるものがほしいと・・・。
 
そこで思い出したのが与六の存在。
寺の住職、北高全祝(ほっこうぜんしゅく)とともに、与六に会いに行きました。
そこで空に輝く北辰の星、そしてそばに輝く北斗の七星を見た仙桃院は、
喜平次にとって与六が特別な存在になるのでははないかと予感を抱きます。
 
しかし、与六の母、お藤はまだ小さい与六を手放したくはありませんでした。
 
喜平次は、肉親でさえも憎しみあい、殺しあう下克上の乱世を生き抜かなければならない。
だからこそ、腹心の友である臣下がそばにいてほしい。
そう願う仙桃院の気持ちもわかりながらも、命令を断るなど分不相応であっても、どうしても譲れないと答えます。
 
しかし父は、息子の大出世になるかもしれないチャンスに、大喜び。
これこそが侍の本懐だ、と。
そしてそれを与六に伝えたのですが、与六は嫌がります。
 
頭を冷やすまで蔵に閉じ込められる与六。
幼い与六にとっては、出世の未来よりも、ただ両親のそばにいたいだけなのでした。
 
 
しかし母は与六の未来を考え、ついに送り出すことを決意。
与六は喜平次が修行する寺へ行くことになりました。
 
寺では輝虎、仙桃院、喜平次、北高全祝と小姓たちが待っていました。
教えられた挨拶をした与六は、途中で言葉につまり、北高全祝に「自分の言葉で言いなさい」と言われると、「こんなところには来たくなかった!!」と叫びます。
輝虎は笑い、「気に入った」と一言。
喜平次は驚いてたた目を丸くしていました・・・・。
 
 
 
 
今回印象に残ったのは、二人の母ですね。
仙桃院とお藤。
特に、与六を説得して寺に行かせるときのお藤の言葉は泣きました。
 
庭の紅葉を見せ、
「どうして紅葉はあのように美しいかわかりますか?
自らの命を幹にたくして散っていくのです。
燃え上がるようなあの色は、わが命より大切なものを守るための決意の色。
・・・そなたは紅葉になるのです。
紅葉のような家臣になりなさい。
そのためにはこの家を出て喜平次様にお仕えするのです。
今日から・・・そなたは母の子ではありません。
この越後の子となるのです」
 
涙を浮かべながらも、キッパリと言うお藤・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
 
 
しかし・・・・・・
妻夫木くんは最初しか出てこなかった。
でも子役の与六、喜平次ともに可愛かったです。
あとは何と言っても、輝虎の阿部寛さんですね〜〜。
カッコよすぎます(*^▽^*)謙信ピッタリ♪
顔も声もいいのでとても好きな俳優さんです!!
 
何となく、次回も子供時代で、妻夫木くんには会えなさそうな気がしますが・・・
どんな風に与六と喜平次が仲良くなっていくのか、微笑ましく見守ろうと思います。
posted by 水沢桃子 at 15:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年01月13日

「天地人」第二話

五歳にして親元から離れ、上杉の次期当主、喜平次(きへいじ)に仕えるため、寺で修行することになった与六(よろく)。
喜平次・・・のちの上杉景勝(かげかつ)
与六・・・のちの直江兼続(なおえかねつぐ)
喜平次は、上杉輝虎(てるとら・謙信)の養子になりました。
 
寺には他にも何人かの小姓たちと、喜平次がいて、一緒に修行しています。
みんなゆくゆくは喜平次の配下になる予定・・・みたいです。
与六の父は、喜平次の父(死亡)に仕えていたので、その家臣たちとともに寺を訪れ、鉄砲の修行ついでに与六と話ができました。
 
与六は小姓たちにともらったお菓子を食べ、おいしかったので、「母上に」と父に差し出します。
その様子を、陰から見守る喜平次。
 
帰宅した夫からそのお菓子を受け取り、嬉しそうに見つめる母、お藤。
食べずにずっと取っておくことにしたようです。
 
一方与六は、自分で書いた母の似顔絵を見つめ、淋しさを紛らわせようとしていました。
それを見た喜平次は、与六に「母御に会いたいのか」と話しかけます。
しかし与六から「会わせてくれるのか?帰ってもいいのか?」と聞かれると、口ごもりました。
 
与六は来たくてここに来たわけではありませんでした。
喜平次の母、仙桃院(せんとういん)が、喜平次のそばに友のように信頼できる存在を置きたいと、与六を選んだのです。
 
そして結局帰ることを許されないまま、寺で修行をする与六。
淋しさを口に出せないためか、他の小姓たちとも打ち解けずに、一人黙々と修行を続けます。
しかし「おちび」と呼ばれると(与六は小姓たちの中で一番若く、小さい)怒ってしまい、ケンカになりました。
 
ケンカの罰を受けても、頑固にやせ我慢を続ける与六は、晩御飯抜きのお仕置きをされます。
一人泣きじゃくっていると、喜平次がまた、声をかけました。
 
ところが、与六は喜平次に怒りをぶつけます。
なぜ自分をここに呼んだのか、と。
そして泣きながら走り去ってしまいました。
喜平次は、黙って立ち尽くします。
手には、与六に渡そうと思っていたおにぎりが・・・。
 
そのあと、与六が寝床に戻っていないことを知った喜平次は、寺の住職、北高全祝(ほっこうぜんしゅく)に、おそらく与六は自分の家に戻ったのではないかということを告げ、どうすればいいのかを尋ねました。
 
すると北高全祝は、喜平次自身がどうしたいのか、だと諭しました。
与六を自分の配下にしたいのかどうかだと。
それを聞いて、喜平次は与六のあとを追いかけます。
 
 
一方与六は、その通り、生家に戻ってきていました。
父は仕事で城に泊まっていましたが、母が物音を聞きつけて扉を開けると、そこには与六が立っていたのです。
雪の中、冷たくなっているからだを抱きしめ、涙するお藤。
 
しかし与六が「ここにいたい」と言うと、涙をこらえ、厳しい顔になって家から閉め出しました。
そなたはもう母の子ではない、と・・・。
 
与六は必死に扉を叩いて、開けてもらおうとします。
しかしお藤は、涙を流しながらも、「戻りなさい」と言って扉を開けようとはしませんでした・・・。
 
お藤も、手放したくて与六を手放したわけではありません。
それでも決めた以上、心を鬼にして与六をはねつけたのです・・・。
 
なすすべもなく、座り込んだ与六。
と、喜平次が現れました。
帰るのじゃ、と言われた与六は、「・・・もう歩けん」とつぶやきます。
 
すると喜平次は、しゃがんで背中をむけました。
与六はその背中を見つめ、もう一度家の扉を振り返り、それから・・・
喜平次の背中におぶさりました。
 
お藤は、そっと少し開いた扉から、その様子を見ていました。
おぶったときに喜平次と目が合い、泣きながら手を合わせるお藤。
喜平次は黙って歩き出しました。
 
帰り道・・・喜平次は、与六に胸のうちを明かしました。
与六が来てくれて嬉しかったこと。これからもそばにいてほしいこと・・・。
それを聞いた与六の涙は止まり、喜平次の小姓になる決意を固めるのでした。
 
 
そして時はあっという間に過ぎ去り、八年後。
与六は、同じ小姓の又五郎と共に、川中島に偵察に来ていました。
そこでの武田との戦を思い返し、輝虎(てるとら・謙信)のすごさを噛み締めていたところ、武田の武将の姿を見つけます。
 
逃げようとする又五郎を無視し、武将の顔を見に行く与六。
しかし間近で武将を見た二人は、結局敵だと見破られ、追いかけられてしまいました。
そして命からがら何とか城にたどり着き、喜平次の元に飛び込みました・・・。
 
 
 
 
というわけで、今回も子供時代だから妻夫木くんは出てこないだろう、と思ってましたが、イキナリ八年とびΣ(゜Д゜;)
十三歳・・・には見えないけど(当たり前)とりあえず会えて嬉しかったです♪
 
でも、もうちょっと子供時代でもよかった・・・。
なんか、子供の頃の与六と喜平次の絆が深まる事件が一個だけなのか〜〜って感じです。
そもそも、喜平次がなんで与六のことをそうまで気にするのかなとか。
・・・理屈ではなく、インスピレーションだったとか??
 
でも、雪の中喜平次が与六をおぶさっての帰り道のシーンは可愛かった・・(#´∀`#)
 
喜平次「皆がわしを持て余しているのを知っている。だがそなたになら思っていることを話せる。寺に来てくれて、本当に嬉しかったのじゃ」
言いにくそうに、「与六、わしのそばにいてくれぬか」と言った後、
笑って、「ずっとわしのそばにいよ!」
 
与六は大泣き。
照れ笑いしながら、「泣き虫じゃな、与六は」と喜平次。
 
与六「わしはもう頑張れぬ!」
喜平次「それでいいのじゃ。泣くとすっきりするであろう?」
与六「じゃあ喜平次様もお泣きになるのか?」
喜平次「・・・わしは泣かぬ。上に立つ者は、みだりに泣いてはいかぬのじゃ」
与六、喜平次にきゅっとしがみついて「喜平次様のそばにはいつもわしがおる!」
喜平次「・・・じゃあ、そなたとわしは、いつも一緒だな!」
 
可愛い〜〜〜〜〜!!V(≧∇≦)v
こういうのをもっと見ていたかったなあ、とちょっとだけ残念。
八年後の喜平次、やたらにクールに見えるしな・・・。
 
まあでも、妻夫木くんの活躍を見られると思えば・・・うん、
次回も楽しみです。
posted by 水沢桃子 at 20:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年01月21日

「天地人」第三話

主人公・与六→樋口兼続(かねつぐ)
主・喜平次→景勝(かげかつ)となりました。
景勝は兼続たちを配下にして、春日城に迎えられていました。
 
同じ寺で修行した小姓仲間の泉沢久秀(もと又五郎)と、偵察に行った際、
川中島で武田の武将を見つけた兼続。
早速そのことを殿である景勝に知らせました。
 
しかしすでにそのことを知っているらしい景勝と謙信。
早速会議が始まります。
なにやら、越中から助けを求められているからそこへ行く、という話になっているようです。
 
しかし後ろに控えていた兼続、震えつつも進言。
越中だけでなく、京まで行ったらどうか、と。
武田に京を取られるのはもったいない、と。
 
謙信に「誰の考えか」と聞かれると、「殿のお考えです」
景勝は驚いていましたが。
 
しかし結局、その意見は通りませんでした。
 
景勝と同じく、謙信の養子である景虎(かげとら)にも意見を聞き、
「越中へ向かうべきです。大義名分がある戦だからです。
しかし京へ行くのは義がありません」
と言われ、謙信も同じ考えだったからでした。
 
 
会議が終わったあと、兼続は景勝に謝りました。
何とか景虎を出し抜いて、景勝をプッシュしようと必死な兼続。
しかし景虎は何でもかんでも景勝より勝っていて、難しいようでした
そのことを思わず言ってしまい、むしろ怒らせる兼続。
景勝に追い回されていると、仙桃院(せんとういん)がやってきました。
 
仙桃院は景勝の母です。
そして幼い与六を、喜平次の配下にしたのもこの人でした。
兼続が勝手に武田の領地へ行ったことが知られており、きつく説教をくらいます。
 
 
そのあと、久秀と町へ出た兼続。
暴れ馬に襲われ、転んだ子供を助けて、逆につぶされそうになったところを救ってくれた美女。
暴れ馬をさっそうと乗りこなし、兼続に「馬の扱いも知らぬのか」と言って去っていきました。
兼続カチーーン(-“- )
しかしこの女性とは再び会うことになりました。
 
 
夜、景虎の舞をなにやら皆で堪能している宴?の最中、
直江景綱(かげつな)の妻、お万から紹介された女性、それが昼間の人でした。
名前はお船(せん)。
兼続の母は直江の妹なので、お船とはいとこで、子供の頃何度か遊んだことがあるようです。
 
そのあとお船から酌をされた景勝は、その美しさにポーッとなっていました(^_^;)
 
そして景虎の舞が終わると、女性たちがうっとり。
次は景勝様の番、と盛り上がる一同。
しかし景勝はあっさり「お断り申す」・・・盛り下がる一同。
そこで兼続、自分が踊ると立ち上がり、同じ小姓仲間と共に陽気に舞い始めました。
なんという忠誠心(つД`)
 
そのあと、一人になった兼続に声をかけてくる謙信。
舞を誉めたあと、なぜ西を目指せと言ったかについて問われ、兼続は自分の推理を披露しました。
 
西を目指していたはずの武田なのに、重臣が川中島を歩いているというのはおかしい。
信玄は死んだのではないかと。
ならば上杉が西を目指しても、止める余裕はないはずだと。
 
ちなみに死んだと思う理由は、「勘」らしい・・。
 
 
一方、信長のところに信玄が死んだという知らせが入りました。
信長は、信玄こそが『天』『地』『人』を兼ね備えた人物だと思っていたとつぶやきます。
天地人(てん・ち・じん)とは、天の時、地の利、人の和のこと。
それを揃えた人物だけが天下を取れる・・・という考えらしい。
 
そして謙信も信玄の死をやがて知ることになったのでした・・・。
 
 
一方兼続は母への手紙をしたためます。
今回の戦でも初陣は叶わなかったけど、城を守れるだけでも嬉しいと強がった手紙。
両親にはバレバレでしたが。
 
母のお藤は病を患っていて、大きな発作もあるようです。
しかしそのことを兼続には内緒にしているみたいでした・・・。
 
 
そして、兼続は景勝の様子がおかしいことに気づきます。
景勝の妹から「初恋」だと聞かされ、その相手がお船だと知ってビックリ。
しかしもちろん協力しようと考えます。
 
勝手に景勝と偽って手紙で呼び出し、景勝に告白させようとします。
しかしお船を前にした景勝は何も言えず、お船もはっきりしたタイプなので、手紙が間違いだと聞くと、さっさと去っていきました。
 
そのあと景勝に謝る兼続。
兼続が勝手に呼び出したことを知り、怒って去っていく景勝・・・。
 
 
そのあと、いよいよ出陣となりました。
一人お留守番の兼続は、皆が盛り上がる中淋しそうにしていましたが、
それでも景勝に声をかけました。
 
泣きながら殿のご武運を祈っている、と悲壮感漂う兼続のセリフに、
景勝は心打たれつつも「わしはまだ死んでおらん」とそっけなく返し、
みんなも大笑い。
同じ小姓仲間たちからは、相変わらずの泣き虫だ、と言われてしまいました。
 
 
皆が出陣したあと、お船に会いに行った兼続は、お万から、
お藤の発作について聞かれました。
発作のことを知らなかった兼続は大ショック。
 
そのあと一人で母からの手紙を読み返し、涙を流していると、
通りかかったお船に声をかけられました。
 
慌てて涙を拭いて、手紙を出したのは自分だったことを詫びたのですが、
お船は意地悪く笑って「泣き虫」と言ってきました。
昔も木登りをして、降りられなくなって泣いていたことを言われ・・・
言葉の返しようもない兼続でした・・・。
 
 
 
 
 
という今回。
とにかく妻夫木くんが可愛かった・・・。
特に、出陣前の、景勝に訴えたシーン。
 
「ご武運を。手柄をお立てください」と言った後、泣きながら
「五歳の頃から自分が仕えるのは殿のおそばをおいて他にないのです。
なのにいつも失敗ばかりで殿の足手まといになってばかり・・・
此度も先陣で戦う殿をお守りすることもできず・・・
どうかこの兼続をお許しください・・・」
 
もう、めっちゃめちゃ可愛いんですけど!!V(≧∇≦)v
捨てられそうになった子犬のようなすがる瞳。
涙ウルウルさせた瞳で「殿」「殿」って・・・
なにこの可愛さは!!!
 
十三には見えないよなと思ってたけど、見えるかもしれない。
可愛すぎる・・・・。
 
それに対する景勝の仏頂面も、いいコントラストでした。
ホントはすごく嬉しいんだろうな、と思うんだけど、そっけなく
「わしはまだ死んでおらぬ。これではまるで通夜のようだ」
 
皆もそれを聞いて大笑い。
兼続も泣き笑い・・・。
 
でもそのあと、「兼続、留守を頼む」って言ってくれる景勝。
嬉しそうな兼続も可愛かったです・・・。
 
まあ、ヒトメボレした景勝にも笑ったけど。
 
とりあえず今はまだ可愛いドジが際立っている兼続・・・。
次回は何をやらかしてくれるのでしょう。
posted by 水沢桃子 at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年01月27日

「天地人」第四話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子。
 
上杉軍は、越中での戦を終えて春日山城に帰ってきました。
上杉の重臣、直江景綱(かげつな)からの祝い酒も届き、浮かれる景勝軍。
んなして主、景勝を褒め称え大騒ぎ。
その景勝はいつもながらクールですが。
 
しかし祝い酒を届けてくれたお船(せん・景綱の次女)からのお酌は、内心ドキドキでしょう。
彼女にヒトメボレをしてますから。
 
お船が呑みまくりなので、慌ててたしなめる兼続。
二人のやり取りを見て、複雑そうな景勝。
兼続が去ったあと、兼続とお船がいとこ同士だということをお船に確かめたりして、気にしている様子。
 
一方、外では重臣たちが、景勝と景虎の、戦場での活躍を誉めていました。
 
その景虎は一人ポツンと部屋にいました。
宴の音を聞いて、淋しげにうらやましげにしています。
そんな景虎を励ます華姫。
彼女は景勝の妹ですが、景虎を好きなようです。
 
 
そしてまた、謙信と仙桃院(せんとういん)。
仙桃院は謙信の姉であり、景勝や華姫の母です。
 
謙信は、景虎と華姫を結婚させようと考えているようでした。
景虎は北条家の人質で、北條は人質を出しておきながら盟約を反故にし、
景虎は見捨てられた。
それでも謙信を父と慕い、必死に努力し続ける景虎が不憫でならない。
そんな景虎を支える誰かが欲しい、と。
 
その考えを聞いた仙桃院も、華姫の気持ちも知っているので、それを受け入れます。
そこへやってきたお悠(景綱の長女)、お酒などを運んで、また去っていきました。
その様子から見て、謙信に惚れているようです。
仙桃院も知っているらしく、謙信自身のことを尋ねました。
しかし謙信はクールに、自分は毘沙門天の誓いがあるから結婚はできないと答えるのでした・・・。
 
 
一方兼続は、よっぱらった仲間たちを介抱しているとき、戦に出られなかったからと言って気にするなと励まされます。
彼らとは子供時代、一緒に寺で修行した仲。
そしてその頃から景勝に仕えてきました。
 
幼い兼続が母会いたさに逃亡した際、雪の中迎えに行った景勝。
その姿を見て、みんな景勝の心を信じられたと言います。
だから、兼続のおかげ、兼続あっての景勝軍だと。
その言葉に思わず泣きべそをかく兼続。
仲間たちは笑って、兼続の肩を叩いて去っていきました。
 
その姿を見ていたお船、兼続に声をかけてきました。
景綱が、病の兼続の母によい薬を送ったということを伝えられ、お礼を言う兼続。
 
そのあと景勝と何か話をしたかを尋ねたところ、
「そなたが泣き虫だという話を」と意地悪く答えて去っていくお船。
何度もお船には泣き顔を見られてしまっている兼続、悔しがりますがどうにもできません・・。
 
 
兼続の実家では、母が兼続の手紙を読んで微笑んでいました。
そして、幼い兼続が母にと差し出したお菓子を、食べずに今もお守りにしているのでした・・・。
 
 
そして。
景虎と華姫の結婚がついに決定。
それを仲間たちに伝える兼続。
 
しかし仲間の中には、景勝よりもさらにリードしてしまうのでは、と心配する者もいました。
それでも、太っ腹なところを見せようと、みんなでお祝いの品を贈ることに決まります。
 
早速お船に、何を贈ったらいいか聞く兼続&久秀(仲間の一人)
するとお船は、「私が選ぶ。そなたらじゃ不安じゃ」と言い放ち、兼続を供に出かける宣言。
久秀はいらないのか。
 
そして買い物をした帰り道、雨に降られた二人。
小屋を借り、雨宿りすることになりました。
火を起こし、二人で暖まります。
 
何となく、意識してしまってぎこちない兼続に、
町で見ていたくしは女性にあげるつもりなのかと尋ねるお船。
 
買い物をしている際、暇だった兼続はふとくしに目を留めて見つめていたのでした。
 
兼続は慌て、自分にはそういう人はいない、母にあげようかと思ったと言いました。
それを聞いたお船、笑って「そうじゃろうと思った。そなたに女はまだ早い」
 
やっぱりぎこちない沈黙に耐えかね、兼続は景勝の話題を持ち出します。
景勝がお船に惚れていることを知って、手紙で呼び出して告白させようとした兼続。
結局景勝は告白できずじまいでしたが、お船も景勝の気持ちはさすがに気づいているはず。
 
しかし「殿のことどう思っているのですか」と問う兼続に、
逆に「そなたは私の事をどう思っておるのじゃ」と返してくるお船。
 
兼続は動揺し、「年上のいとこで、直江様の姫君で」とあわあわ答えましたが、
「姫でもおなごはおなごじゃ」とお船。
そのあとしばし見つめ合う二人。
 
が、そこで火がパチッとはねたため、慌てた兼続は「外の様子を見てきます」と外へ飛び出しました。
 
なんかやばかった?
殿裏切るとこだった?(; ̄∇ ̄ )
というか、お船、景勝のことなんてどうでもいいって態度ですね?
 
 
さて、そのあと、景虎と華姫結婚。
華姫と仙桃院は、景虎の邸に移りました。
華姫がまだ若いから心配で、仙桃院まで移ったのだろうけれど、
淋しそうな景勝の姿を案じる兼続と久秀。
 
しかし、久秀から「お船殿が会いに来てる」と知らされると慌てる兼続。
久秀がうらやましがると、急いで「何もない、わかったな」と怒鳴って、お船のところへ。
 
そして笑顔で兼続に話しかけようとしたお船に向かって、つっけんどんに応対する兼続。
お船はむくれ、用件である、祝いの品を華姫が喜んだことと、
町で兼続が見ていたくしを差し出しました。「お母上に」
そしてさっさと帰っていきました。
お礼と詫びを慌てて言う兼続でしたが、イマイチ伝わりませんでした・・。
 
帰宅したお船は、姉のお悠に文句をぶつけます。
しかし昔からお船は、兼続をよくかまっていたようです。
お船は兼続が好きなんでしょうかね。やっぱり。
 
 
一方景虎は、華姫に自分のことを話します。
父の北条氏康に冷たくされ、寺に放り込まれ、そのあと武田、上杉と人質として生きてきたこと。
しかし今こうやって幸せになれた、夢のようだ、と。
お館様のご恩に報いるため、これからも努力すると言う景虎に、
華姫はそっと寄り添いました。
これからは自分がいつもそばにいます、決して一人にはいたしません、と・・・。
お似合いで素敵ですね(*´▽`*)
 
 
さて。
情勢は、信長の怒涛の勢いで、京都から足利を追い出し、浅井&朝倉を滅ぼしたとのこと。
信長は金屏風を作らせ、それを謙信に贈りつけます。
謙信の動きを見る、と言って。
 
 
で、兼続と久秀は、届けられた金屏風をのぞきに行きました。
金で描かれた京の町並みに感激して騒いでいると、
ふしぎな格好をした女性が声をかけてきました。
彼女の名前は初音。
 
直江景綱がやってきて、彼女は商人であり、信長の使者だと教えてくれました。
若い女性が商人で、オマケに信長の使者と聞いて驚いていると、
信長様は男女の差別、身分の差別をせず、才能があれば誰でも取り立ててくれると初音。
 
そのあと、用があると言って景綱が去り、改めて初音の格好を尋ねてみる二人。
初音は、「信長様は普通がお嫌いなのです。これはポルトガルの礼装です」と答えました。
それを聞いた兼続は、信長に興味を抱きます。
 
すると初音も兼続に興味を抱いたらしく、名前を尋ねてきたあと、
「この屏風をなぜ謙信公に贈られたか、じっくりとごらんください」と言ってきました。
 
言われたとおりじっくりと見た二人。
そして、御所に向かう一団が描かれているのに目を留める兼続。
馬にかけられた赤い布から、それが謙信の軍勢であると判断した兼続は、
慌てて飛び出していきました。
ビックリしている久秀を残して。
 
そして、景勝に頼み込んで、謙信に会うことになった兼続。
謙信はちょうど景虎と一緒にいましたが、
兼続は急いで金屏風の示す意味を伝えます。
 
一見すると盟約の証で、一緒に天下を治めようという意味だが、
実は、すでに京を奪った信長からの果たし状だと。
 
しかし謙信もそれに気づいていて、景虎とそのことを話していたようです。
さすがは謙信。
 
その返答をしなければならないということで、
使者の一人に自分を加えて欲しいと、頼み込む兼続。
信長をこの目で見てみたいと。
 
 
・・・で、行けることになったようです。
そのことをお船に伝える景勝。(口実?)
お船が、兼続のような配下を持って大変ですね、と笑うと
景勝は「いや、そうでもない。自分のできないことをしてくれる」と評価しているようです。
この人は本当にクールでわかりにくいです。
 
一方の兼続はワクワクと海上で、信長に会うのを楽しみにしていました・・・。
 
 
 
 
という今回でした。
景勝→お船→兼続って三角関係?
微妙ですね。兼続はどうするんだろう。
 
しかし景虎って何かカッコイイですね〜。孤高っぽいところがいい。
華姫とあっと言う間にくっついちゃったのでビックリでしたが・・・
幸せそうでよかったです。
 
次はいよいよ信長との対面です。
兼続、何もミスしないといいんですけどね(^_^;)
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2009年02月05日

「天地人」第五話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
景勝&景虎は謙信の養子
 
 
武田信玄亡き後、上杉謙信をライバル視する織田信長。
謙信へ金屏風を贈りつけ、どう出るかを見ようとしてきます。
 
その返礼をするための使者団の一員として、志願した兼続。
信長と言う男がどんな人物なのか、期待は高まるばかりです。
 
しかし金屏風を贈ってきた際の、使者としてやってきた初音という女性は、
信長に会うのをワクワクしている兼続に忠告します。
信長様は気難しい方だからお気をつけなされませ・・・。
 
 
そして面会。といっても、大勢の使者団の末席で頭を下げる兼続に、信長の姿はほとんど見ることができません。
 
がっかりしていると、初音がなんと、信長とじかに話をさせてくれると言って、ある部屋に連れて行ってくれました。
 
そこでしばらく待っても信長が来ないので、廊下にのぞきに出たところ、秀吉と会いました。
信長に取り立てられた、もとは百姓の出である羽柴秀吉。
そこへ初音もやってきて、一緒にポルトガルの品々が収められている部屋に行くことに。
 
そこでオルガンを奏でる初音。
音に聞きほれつつ、部屋の奥に、秀吉に連れられていく兼続。
 
すると秀吉は声をひそめ、
今すぐ宿舎に戻ることを勧めてきました。
信長がいかに恐ろしい男であるかを親切に教えてくれ、
信長に対し、口答えや問いかけは厳禁だと忠告してくれます。
ついでに初音にも気をつけろと。
 
そうこうしているところへ、信長登場。
兼続は秀吉の忠告を浮かべつつも、知りたいことをやっぱり尋ねてしまいます。
 
金屏風を贈った理由。
それは表向きは友好の証ですが、実は果たし状でした。
しかし信長はさらりと受け流します。
 
そして兼続に、自分は日本を作り変えるのだと言い切りました。
腐ったやつらは皆殺しにして、作り直すつもりなのだと。
 
しかし兼続は、謙信の考える「義」を信長にぶつけました。
秀吉の忠告完全無視です( ̄∇ ̄||| )
信長は厳しい顔で兼続を圧倒し、立ち去ります。
兼続は震えっぱなしでした・・・。
 
そして退室した信長と、付き添った秀吉。
信長はアッサリと兼続の首をはね、その首を謙信に贈りつけよと命じます・・・。
 
普通なら命がなくなるところでしたが、誰かがその前に助け出してくれました。
一晩小屋に泊めてくれて、翌日宿舎に戻れば刺客たちも手を出せないだろうと。
 
彼の名前は石田左吉。(のちの三成)
秀吉の家臣だと名乗り、立ち去りました。
 
そのあと、初音と話をする左吉。(どうやら親しい様子)
初音が兼続を助けるよう、彼に頼んでくれたようです。
兼続には柔軟に対応していましたが、初音が「あの男どう思う?」と尋ねると
「信長様にズケズケ物を言うなんて阿呆だ。阿呆は好きではない」とキッパリ。
初音いわく、左吉と兼続は同じ匂いがするそうですが。
 
 
そして・・・。
信長は徳川家康と組んで武田勝頼軍を倒し、上杉領までせまる勢い。
 
命拾いをして帰国した兼続は、景勝や景虎、謙信と話をしていました。
 
景虎が信長打倒を口にすれば、景勝も、信長が石山本願寺の坊主たちを倒したことを言い、神仏に刃を向けるような信長の所業はひどすぎると同調します。
しかし兼続は一人歯切れが悪く、
信長のやり方も天下には必要なのではないか・・・とつぶやきました。
 
信長とじかに会った兼続は、その信長の強い信念、全てを切り捨てて突き進む迷いのない瞳に魅かれているようです。
 
当然ながら、景虎や景勝は兼続をたしなめます。
そんな中、謙信は、自分の考える「義」について語りました・・・。
それは信長とはまったく違う、謙信の思いでした。
 
それを聞いた兼続の心もまた、揺らぐようでした。
 
 
そのあと、上杉の軍儀。
しかし武田を叩くには絶好の機会だ、という意見が出ると、謙信は「武田は攻めない」と一言。
ならば信長を、という意見が出ると、「今日はここまでだ」と立ち去ります。
残された重臣たち、景勝、景虎たちはため息。
謙信の意志がなければ、動くことができません。
 
どうやら謙信は、信長を攻めることに迷っているようでした。
 
 
そんな謙信を気遣う、お悠。
彼女は重臣、直江景綱(かげつな)の長女で、謙信を想っている女性です。
謙信は、信長との戦で多くの民が傷つくことを気にかけているようです。
お悠は、一人苦しむ謙信の支えになりたいと切望するのですが、
謙信は優しく微笑むだけで、彼女の気持ちを受け入れてはくれませんでした。
 
謙信は、戦いの神毘沙門天に、妻をめとらないと誓っているために、
どんなに孤独でも一人で戦い続けなければならないのでした・・・。
 
 
そして後日。
久しぶりにお船(せん)と会った兼続。
お船は景綱の次女で、兼続といとこ同士。
お船は、姉のお悠が仏門に入ることになったので、自分が婿選びしなくてはならなくなったと告げます。
 
お祝いの言葉を述べる兼続に、表情を硬くしたお船は、兼続自身の気持ちを尋ねてきました。
戸惑い、何も言えない兼続。
するとお船は表情を和らげ、「そなたはまだ子供じゃな」と笑って去っていこうとします。
そんなお船に、「末長い幸せを祈っております」と声をかける兼続。
微妙な雰囲気の間柄である二人・・・。
 
しかし、景勝がお船にヒトメボレをしていることを知っている(協力もした)兼続は、お船の結婚話を景勝にどう打ち明けたらいいのか迷いました。
 
すると景勝は、「お館様に会いにいく。ついてまいれ」と兼続に命じます。
 
そして謙信の前で、自分の気持ちを話す景勝。
初めて謙信を「父上」と呼びながら・・。
その切なる訴えを聞いた兼続は、思わず涙を流します。
滅多に自分の気持ちを話さない景勝(そのためわかりにくい)ですが、謙信のことを本当に慕って、その力になりたいと切望しているのです・・・。
 
そしてそれを黙って聞く謙信。
 
一月後、謙信は信長討伐を決意。
盛り上がる家臣たち一同。
しかしただ一人、謙信の姉である仙桃院(せんとういん)だけは、
謙信の孤独をいたわり、顔を曇らせていました・・・・・。
 
 
 
 
というわけでした。
今回印象深かったのは信長と謙信のそれぞれの気持ち。
 
兼続に対し、鋭い瞳で言い放った信長。
石山本願寺の連中を叩く、と言い、それに対し異議をとなえた兼続に
「欲におぼれた連中でもか?
富に執着し、保身のために戦をしても、坊主ならば許されるのか?」
 
そう言われ、答えられない兼続に
義とは戦の口実に過ぎぬ。
義を振りかざし、しがらみに囚われているばかりでは天下はおさまらぬ。
俺は腐った根っこから全てこの世を作り直したいのだ」
 
義がなくては獣と同じ、と言う兼続に
「ならば獣でかまわぬ。
俺はこの戦乱を終わらせ、新しい世界を作るためなら、鬼に魂をもくれてやろう
 
とまあ、迷いのないキッパリとしたすさまじいセリフでした。
その通り、と言いたくなる部分もあるので・・・兼続が魅かれるのもわかる気はします。
 
 
対する謙信。
「かつて私は兄に刃を向けた。・・・兄は弱すぎた。
乱世において、力なき領主は悪だ。
あの時一途にそう信じ、兄の軍勢と戦った。
民のため、正しきことをしたと思った。
 
しかし今でも、心傷ついて死んだ兄を思うことがある。
力は正義か、もっと別の道はなかったのか。
強きものが弱きものの叫びを力で踏みにじることが、果たしてまことの義であるのか。
私の考える義とは、人が人としてあることの美しさよ
 
戦うことに迷い、苦しむ謙信の姿・・・。
 
私の個人的な感情としては、謙信の悩みこそ人間だなあと思いました・・・。
そういう人にこそついていきたいと思えるような。
 
そしてラスト、景勝も謙信の気持ちを汲みながらも、進言する。
信長に恐れ縮こまっていろと言う秀吉とはまったく違う、温かい信頼が通っている主と配下の関係・・・。
とても感動しました。・゜・(ノ∀`)・゜・。
 
兼続は、二人の偉大な指導者と出会って、自分の考える義とは何かを考えたみたいです。
正義というのはそれぞれが掲げる理想なので、正しいものはないけど
主と同じ考えでなければ、やはり辛くなるでしょう。
 
さて次回はいよいよ兼続の初陣。
兼続はワクワクしているようですが、「人を殺す」ということがどういうことなのか・・・それを知ることになると思うと、胸が痛いです(>_<)
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2009年02月12日

「天地人」第六話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子
 
 
信長と戦うことを決意した上杉謙信。
そのためにはまず、信長に味方する勢力との戦いがありました。
信長は優雅に安土城でそれを待ちつつ、重臣・柴田勝家に謙信討伐を任せることに。
 
兼続は17歳で初陣となるこの戦。
兼続と同じように年若そうな、敵将と対峙します。
しかしそこで、彼が落としたお守り。「母が持たせてくれた」との言葉。
そして「見逃してくれ」と命乞い・・・。
兼続にはその敵将を斬ることができませんでした。
 
そのあと味方の兵士が斬ろうとしたのを思わず止めてしまい、敵将は味方兵士を斬って逃亡。
兼続は敵将を見逃しただけでなく、味方兵士を負傷させてしまったのです。
 
そのあと、景虎の配下たちに責められる兼続。
もともと景勝と景虎がライバルであるため、その配下同士の仲も悪いようです。
しかし景虎は配下たちを止め、兼続に「傷の手当をしろ」と言ってくれました。
 
兼続は景勝に土下座して謝ります。
「あの者にも母がいると思ったら斬れませんでした・・・」
他人の命を絶つという恐ろしさを噛み締める兼続。
 
そんな兼続に景勝は、いつものように仏頂面で
「命乞いをする者を斬るのは辛い」と気遣いと、
「もう二度と謝るな・・・強くなれ」と励ましの言葉をかけました。
 
しかし兼続は、それ以後も敵兵を斬ることができないまま・・・。
 
 
いくつかの戦いのあと、陣の中でふと何かを見つけた兼続。
それはいつか見逃した敵将が持っていたお守り。
急いで死んだ兵士たちを調べたところ、彼が静かに横たわっていました・・・。
 
兼続は彼の手にお守りを握らせると、涙を流しました。
・・・そんな兼続の姿を見つめる謙信、景勝・・・。
 
戦勝祝いをしている夜。
景勝軍の盛り上がりの中、ふさぎこむ兼続と、不機嫌に去っていく景勝。
そして景虎軍からの「うちには敵将を見逃すようなやつはいない」という言葉。
景勝軍の仲間たちからは、兼続は全く責められませんでしたが
兼続の心は傷ついたままです。
 
 
一方、兼続の生家では、
戦場に出た兼続のことを心配していました。
母お藤は「私はあの子の無事を祈っております。でも人を殺めて得意がる子にもなってほしくない・・・」
 
 
上杉の戦いは、冬の雪と難攻不落な能登の七尾城で足止めをくらいました。
そんな中、一人蔵で整理をしていた兼続に、重臣・直江景綱(かげつな)が声をかけてきました。
 
すっかり自信をなくしている兼続をいたわる景綱。
自分はこんな年になってもいまだに戦が怖いと言ってくれます。
だからこそ命を無駄に捨ててはならんと思うておる。兼続、決して生き急いでならんぞ」
 
そんな景綱ですが、身体を壊して上杉の居城へ帰ることに。
心配げに見守る妻や娘、仙桃院(せんとういん・謙信の姉)。
 
景綱はフラフラしながらも、その場で仙桃院に「お船(せん)の婚儀が決まりました」と告げました。
景綱の次女、お船。
長女は仏門に入ったため、後を継ぐのが彼女しかいないそうです。
 
しかし、帰る仙桃院を見送ったお船に、仙桃院は「好きな人がいたのか」と聞いてきました。
そして「流されるでない。どこにいてもそなたの幸せはそなたの手で掴み取るがよい」といたわりの瞳を向けました。
お船の好きな人は兼続でしょう・・・。
 
 
そして、兼続。
仲間の久秀と話をしていたところ、物音がして見にいくと・・・。
そこには景虎の配下と、犬がいました。
彼らは犬に「喜平次」と名前をつけ、いじめて遊んでいるようです。
 
それを知り、怒って飛び出していく兼続と久秀。
なぜなら喜平次というのは、景勝の昔の名前だったから。
 
険悪な雰囲気になったところへ、新たな景虎配下が登場。
彼の名前は刈安兵庫(かりやす ひょうご)。
兼続にケンカを売ってきます。
腰抜けと呼ばれ、景勝のことも馬鹿にされた兼続、怒りに任せて刀を引き抜きます。
兵庫も応じたため、殺し合いになるところでしたが・・・
すんでのところで誰かが止めに入りました。
 
 
一人蔵で座り込む兼続。
そこへ何かの気配がして、飛び出してみると初音がいました。
彼女は信長の使者として、謙信に贈りものを届けた女商人です。
しかし陣中に平気でもぐりこんでいるところから、忍であることが判明。
捕まえようとするも、アッサリ逃げられてしまいました。
 
 
信長の下へ戻った初音は、信長に色々報告。
信長は、数で圧倒的に負けている兵力なのに、なぜ上杉が立ち向かってくるのか不思議に思っていました。
初音は答えます。
上杉は、謙信を毘沙門天が乗り移ったようだ、と思っている。
自分たちを神の軍勢だと信じているからだ、と。
それを聞いた信長は一言「すがる神などどこにもいない」とつぶやきました・・・。
 
 
そして殺し合いの騒ぎの処罰を受けるため、謙信のところに行く景勝と兼続。
配下の不始末は自分が負うと言う景勝に、
兼続に負わせる、と告げる謙信。
兼続をいたわりながら、「今のお前では足手まといになるだけだ」と
城に戻るように言ったのでした・・・。
 
 
 
 
今回の話は、兼続の初陣の話。
初めて人を殺すということの重みを感じる回でした。
戦国時代は嫌な時代だ・・・。
 
そんな中、兼続を責めずに頑張ろうと励ました仲間たち。
怒らなかった景勝。(ラストでは「たわけ者!」って怒ってましたが・・)
気遣ってくれた景虎。
そして同じく直江景綱。
さらには謙信。
みんな優しかったです・・・。
みんな同じものを乗り越えたんだろうなと思いますが。
 
「生き急ぐな」という景綱のセリフと、
ラストの謙信のセリフ
「もっと己を大事にせよ。人の命などいつどうなるか明日のことさえわからぬのだ」というのがとても心に残りました・・・。
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2009年02月19日

「天地人」第七話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
 
 
初陣で人を斬れなかった兼続は、昔修行した寺で再び修行を命じられました。
そこへ弟の与七がやってきます。
当然兼続の現状を知っているので、なぐさめる与七。
しかし兼続は「もしかしたらもう景勝様のもとへは帰れないかも知れない」とつぶやきました。
与七が来た理由は、どうやら母の具合が悪いため、一度家に戻ってくれないか、というもの。
しかしそれを兼続は断ります。
今は帰れない・・・と。
 
一方、生家。
兼続のことを心配しながらも、「母親はわが子を信じるしかできません」と微笑む母。
本当は誰よりも案じているのにそんなそぶりを見せない妻を、いたわる父。
そこへ、「北条が攻めてくる」と言う知らせが入り、父は急いで城へ駆けつけます。
 
北条は、上杉と昔からやりあっている敵。
信長討伐に向け、遠征している隙に攻めてきたようです。
 
その知らせはもちろん遠征中の謙信たちにも入ります。
攻略中の城は置いておいて、ひとまず帰還することになったのですが、
それに不満をもらす景虎。
城を攻略してからでもいいのでは、と考えているようです。
しかし謙信は「助けを求めているものがいるならそこへ向かう」と答えました。
関東管領という職についている謙信は、関東をないがしろにできないようです。
 
 
そして城へ戻った謙信と、重臣・直江景綱(かげつな)が話をしました。
景綱は身体を崩し、戦いの途中で帰還していました。
こんな大事なときに戦えなくて、と詫びる景綱をいたわる謙信。
 
そんな謙信に、景綱は心配を口にします。
それは兼続のことでした。
兼続を許し、景勝様の元に戻して欲しい、という願いを言ったのです。
景勝様には兼続が必要だ、と。
謙信は「そなたの気持ちはわかった。安心するがよい」と言いました。
 
そのあと景綱は、安らかに息を引き取りました・・。
 
 
そして、北条をおさえた上杉は、再び進軍開始。
攻略途中だった七尾城へ向かいました。
そこへ途中参加しに来た直江信綱(のぶつな)。
彼は直江景綱の娘、お船(せん)の夫になった人です。
紹介されて、ものすごい微妙な景勝。
何しろ景勝はお船に惚れてましたからね。(ヒトメボレで、ほとんど会話したこともないけど)
 
 
一方・・・。
紅葉を見上げ、兼続のことを思っていた母、お藤がついに危篤になりました。
和尚からその知らせを受けた兼続、それでも動こうとしません。
すると和尚は怒鳴りつけ、「お館様から己を見つめなおせと言われたこと忘れておらぬな。己のまことを見るのじゃ。そしてそれに従うのじゃ」
 
兼続は走ります。母の元へ・・・。
 
うわごとで「与六・・・」とくり返すお藤に、「今来るからな」と言う父。
与六というのは兼続の本名です・・・。
そこへ飛び込んだ兼続。
母の元へ走りより、手を握って「ここにおります」と叫びました。
 
お藤はうっすら目をあけて、何事かを言おうとします。
けれども、その声が届くことなく・・・・。
 
最期の言葉を聞けなかった兼続。
そんな兄を、泣きながら与七は責めました。
なぜもっと早く帰ってこなかったのか、ずっと母上は待っていたのに・・・。
父は、臨終に間に合っただけでいい、と泣きながら与七を止めます。
兼続は泣き叫びました・・・・。
 
その知らせは、遠く景勝のところへも届きました。
「・・・泣いておるのかの・・・」
兼続を案じる景勝。
 
 
そのあと。
寺へ戻った兼続ですが、すっかりふさぎこんでしまいました。
そんな兼続に厳しい言葉を放つ和尚。
「親不孝だとそなたが思うなら、本当にただの親不孝者だ」
 
 
そして四十九日の法要の日。
親戚であるお船もやってきました。
兼続はその帰りを送っていくことになります。
 
宿へ送り届け、そのあと舞い落ちる紅葉を眺めていると、
突然母の姿を見る兼続。
 
お藤は、幼い与六に寺での修行を言い聞かせるため、紅葉を見上げながら与六を説得しました。
「紅葉のような家臣になりなさい」
あのときのセリフを繰り返したあと、そっと微笑みます。
「与六・・・そなたは母の誇り。母はずっと信じていますよ」
そして消えていきました・・・。
 
 
母の言葉を噛み締めていると、お船がそばに来て、二人で紅葉を見つめました。
お船は、父景綱が、兼続を許して欲しいと謙信に言っていたことを告げます。
そして、父も全てを謙信に捧げて、亡くなったと。
 
兼続は誇らしげに「それが上杉の家臣の生きる道です」と答えました。
そして、宣言します。
「私はもう泣きませぬぞ。もう二度と泣きはしません」
・・・兼続が泣き虫であることを知っているお船はそれを微笑んで聞き、
「遅かったのう。もう少し早ければ、父はそなたを私の婿とし、直江を継がせていたでしょうに」と返しました。
 
そして二人は、黙って舞い落ちる紅葉を見上げ続けていました。
 
 
 
 
という今回。
ついにお藤が・・・・(つД`)
兼続は幼い頃別れたっきりだったんでしょうか・・・。
一度くらい里帰りして、幸せな風景が見たかったな・・・。
 
そして直江景綱・・・。
唯一名前と顔を覚えた重臣だったのに・・・(>_<。)
そして兼続への態度もよかったので結構好きだった・・・悲しいです。
  
そしてついにお船も結婚しちゃいましたが・・・
相変わらずお船は兼続が好きみたいですね。
景勝のことなんか、全く眼中にない態度ですが(;^∇^ )
 
今回は紅葉がとても綺麗で印象的でした。
紅葉が綺麗なのは、全てを捧げて一生懸命だからなのか・・・
兼続もそんな家臣になれるんでしょうか。
 
次回はいよいよ悲しい悲しい回です・・・。
わかってはいたけど・・・・この「天地人」で二番目に好きな人との別れはやっぱ辛い・・・・。
posted by 水沢桃子 at 19:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年02月25日

「天地人」第八話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子。
 
 
加賀へ軍を進めた上杉。
迎え撃つは信長の重臣・柴田勝家。
とここまで来て、「待て」と号令をかける謙信。
戦の勝敗を決めるのは、軍勢の多さでも鉄砲の威力でもない。
大切なのは時。天が味方する時だ、と・・・。
 
一方兼続は、一人まだ寺で修行中。
とそこへ現れた初音。(信長の配下・忍の女性)
 
敵対心をあらわにする兼続に、今の戦況を教えてくれました。
加賀で上杉が、織田の大群を打ち破った・・・と。
それを聞いて目の色が変わる兼続。
 
「謙信公は鉄砲の弱点を知り抜いていた」と続ける初音。
その日は大雨で、夜襲を仕掛けられた織田軍は鉄砲が使えず。
逃げようとするも、雨で増水した川に飲み込まれ大敗したとのことでした。
「まさに毘沙門天が降臨したかのよう」と謙信を称する初音。
兼続は大喜び。
 
しかし初音は、上杉軍がそのあと追撃をせずに引き上げたことを言い、理由を尋ねてきました。
兼続は少し考え、「お館様は欲で動く方ではない。なすべきことをしたとお考えなのだろう」
では、そのなすべきこととは?
兼続は「世に正しき道を示すこと。それが上杉の義なのだ」
 
すると初音は、天下に興味ない男などつまらない、自分は天下を取る男を見てみたいと言い、「あなたはどうお考えですか?」と聞いてきました。
兼続はそれに言葉を返せませんでした・・・。
 
一方信長は、謙信が神をきどっていられるのも今のうちだ、とつぶやきます。
そして謙信は、立ち上がろうとした際めまいを起こします・・・。
 
 
そのあと。
兼続はようやく出仕を命じられました。
和尚から激励を受け、生家へ挨拶に行く兼続。
母、お藤の位牌に祈っていると、父が、母が宝物にしていたものを渡してくれました。
それは幼い兼続が、お藤に渡したお菓子です。
生家を離れ、寺で修行中だった兼続が、美味しかったお菓子を父に「母上に」とことづけたもの。
「お藤はこれからもお前をずっと見守ってくれよう」と父。
 
そして旅立つ際、弟の与七が、自分も景勝様に仕えたいと申し出ます。
父も賛同したため、兼続は弟と共に城へ戻りました。
 
戻った兼続を、仲間たちは大喜びで迎えます。
兼続と一緒に謹慎になってたらしい久秀も許された様子。
 
早速景勝のところに挨拶に向かう兼続。
仏頂面で迎えた景勝に、頭を下げて部屋を出ようとすると、
景勝はそれを止め、少し話をしていけ、と言いました。
そしてふっと笑顔を見せます。
 
それを見て、同じく控えていた仲間たちは歓喜の声を上げました。
やっぱり兼続がいないとダメだ、
自分たちも殿を励まそうと頑張ったけど、ずっとお黙りになっていたと。
兼続を一番心配していたのは、他でもない景勝だったようです・・・。
 
兼続もそれでホッとして、与七を景勝に紹介。
与七も配下として認められることになりました。
 
そのあと、兼続は仙桃院(せんとういん・景勝の母)にお詫び?をしに向かいました。
仙桃院は兼続にとっては育ての母も同然。
 
そこで仙桃院は、北辰の星と北斗の七星について話しました。
たった一つの北辰の星、あれが景勝。
そしてその周りに常に存在する、北斗の七星。それがそなた、だと。
その星の定めを自分も、お藤殿も信じていると。
 
それを聞いた兼続は、「もう二度と殿のおそばを離れません。北斗の七星のごとくお仕えいたします」と誓いました。
 
そして。
家臣に加えられて嬉しくて仕方ない与七と、外で話をする兼続。
一時期戦線離脱していた兼続は、再び気合いを入れなおし、上杉のために頑張ろうと弟と誓い合います。
 
そこを通りかかった直江信綱(のぶつな)に声をかけられ、客として食事に招かれました。
亡き上杉の重臣・直江景綱(かげつな)の妻・お万は出家し、『妙椿尼(みょうちんに)』と名前を変えていました。
信綱はお万の次女、お船(せん)と結婚して直江家に婿入りしています。
 
いとこのお船と久しぶりに会った兼続。
いまだにお船は兼続を想い、兼続も微妙な感情を抱いているようです・・・。
 
 
そして出陣が近くなったある日。
謙信に呼ばれる景勝、景虎、控える兼続。
 
景虎は、周りの土地から続々味方する武将が集結していること、皆謙信に上洛して天下を取ってもらいたいと考えていることを伝えます。
が、謙信は天下を取る気はない、と告げました。
 
信長を倒すのは己の欲のためではない。
倒したら、足利義昭を再び都に迎え、足利幕府を再興してもらい、自分は越後に戻ると。
 
景虎は、謙信の気持ちは理解できるものの、「お館様が天下を取れば乱世は終わります」と説得しようとします。
 
しかし謙信は、言います。
天下を治めるのが義ならば、力で弱き者をねじふせる信長のやり方も義になる。
されど信長の行いは義にあらず。
天下を治めるよりも気高いことがあるのだと、信長に知らしめたい。
「それが我が義。人が人であることの美しさよ・・・」
 
そして控えていた兼続を見つめる謙信。
兼続は複雑そうな顔をしながら、慌てて頭を下げました。
 
 
そのあと、謙信と二人で話をする兼続。
兼続は、何を思っているかを尋ねられ、自分の気持ちを打ち明けます。
 
自分は、お館様や殿、景虎様のためならば、命を張っても、この手を血で染めても構わないと思っていること。
しかしそれでも、実際に戦場で敵に刃を向けられるかが不安なこと。
そしてそれでも、この越後の国を守るためには戦わなくてはならないとわかっていること・・・。
 
修行から戻っても、戦う決意と、現実に戦えるかという問題との間で揺れ続けているようです。
 
謙信はその言葉を聞き、「それでよい」と言いました。
そして「そなたを見ていると、まるで若い頃の自分を思い出すようじゃ」と。
 
景勝や景虎は、自分(謙信)を信じるのがすべて。
だから迷いがない。
しかし兼続は迷うことだらけ。
 
「だからこそ見つけられるものがある。   己の義じゃ」
 
謙信は兼続を見つめ、続けます。
 
「わしは迷いに迷った末、己の義を得た。
やがてそなたの義が見えてこよう。
・・・わしはそなたこそが我が意思を、真に受け継ぐものだと思うておる
 
その言葉を受け止めた兼続は涙を流しました・・・・。
 
 
しかしそのあと・・。
謙信は静かに倒れたのでした・・・・・。
 
 
 
 
 
という今回。
兼続がいよいよ復帰しました。
が、戦場で戦えるかは不安のままのようです・・・・。
弟の与七も同じ道をたどるんじゃないかと心配ですが。
 
そして・・・ついに謙信が倒れました・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
「天地人」の楽しみの半分が消える・・・・・。
阿部寛さんの謙信に惚れこんでいたので、ものすごいガクっと来ました。
序盤でそうなることはわかってたんですけど、実際そうなると・・・・・。
 
大河ドラマはこういうのの繰り返しなのがキツイ(>_<。)
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2009年03月08日

「天地人」第九話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
お館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子(義兄弟でもある)
 
 
ついに倒れた謙信・・・。
その知らせに駆けつける景勝・兼続、景虎。
謙信のそばには謙信の姉(景勝の母、景虎の妻の母)の仙桃院(せんとういん)が付き添っています。
 
必死に謙信に呼びかける景虎、兼続とは対照的に、押し黙ったままの景勝。
呼びかけても謙信は全く目を覚ましません。
 
動揺する家臣一同。
それをビシッとおさめたのは景虎です。
景勝は相変わらず黙ったまま。
 
そんな跡継ぎ候補二人の姿を見て、
上杉の重臣、北条高広と柿崎晴家は、
跡継ぎには景虎がふさわしいと考えます。
 
景勝はもともと、上田庄を治めていた長尾家の人間であり、長尾家の家臣一同がいます。(兼続やその仲間も)
景勝が跡継ぎになったら、もともと上杉に仕えている自分たちはどうなるのか、
というのも心配のようです。
 
 
一方、景勝は一人祈っていました。
無口な景勝なのであまり理解されませんが、謙信を心配しているのは明白。
そんな姿を見守り、立ち去る兼続。
 
すると、仲間たちのところで一騒ぎありました。
景虎の配下、遠山康光がやってきて、
近々行う予定の関東出陣について、重臣たちと話したのでその結果を持ってきたというのです。
景勝抜きで勝手に話を進めたことに怒る上田庄配下たち。
 
さらには、北条&柿崎は密かに景虎に味方する旨を伝えていました。
景虎は「今跡継ぎの話をするとは」と怒りましたが。
 
 
謙信が倒れてから4日目。
付き添わせてもらうことにした兼続に、仙桃院が話しかけます。
今後のことについて。
 
多分お館様は助からない。
助かったとしても、今までのように皆を率いていくことは無理。
そうなったとき、跡目争いが起こるだろう・・・。
 
そして兼続に、「そなたは景勝を守るのじゃ」と言います。
仙桃院にとっては、景勝は息子。
しかしまた、景虎も娘の夫・・・。
 
そんな中、うっすらと目を開ける謙信。
しかし兼続に何事かをつぶやくと、力を失って眠りにつきました。
謙信、永眠・・・・・・。
 
 
翌日、早速恐れていた事態が起きます。
跡継ぎはどちらがふさわしいかで、家臣が真っ二つに割れ、大騒ぎになりました。
 
景虎は控えめに、自分は北条家の人間だから・・・と言いますが、
景虎派たちは「そんなことは関係ありません」と引く気はない様子。
 
そこへ現れた妙椿尼(みょうちんに)。
彼女は亡き重臣・直江景綱(かげつな)の妻です。
言い争う家臣たちを前に、「お館様の遺言がある」と宣言。
 
一昨夜一瞬目を覚ましたお館様は、
“家督は景勝に・・・”そうおっしゃった・・・・と。
 
言い争っていた家臣たちも、お館様の遺言には逆らえません。
景虎派の家臣たちは不機嫌そうに帰っていきました。
 
口では控えめだった景虎も、かなりショックを受けている様子。
一人庭でたたずむ彼を、心配する妻の華姫。
 
 
一方、急いで妙椿尼に会いに来る仙桃院。
ずっと謙信に付き添っていた彼女は、妙椿尼の言ったことが嘘だとわかっているので、それを問い詰めに来たのでした。
 
あのままでは収まらなかったその場を鎮めるための嘘。
そして夫景綱が、跡目は景勝様、と言っていたので、それを貫こうとしたのです。
娘のお船(せん)も、そんな母の気持ちを弁護。
 
 
一方、景虎を支持していた北条&柿崎のところへ、景虎から贈りものが届きます。
二人の気持ちはとてもありがたかった、という気持ちだそうです。
それを聞いた二人は、景虎がまったく跡目を継ぐ気がなかったわけではない、と知りました。
 
 
そのあと、仙桃院に呼ばれた兼続。
行ってみると、妙椿尼とお船も座っていました。
 
そしてあの遺言が嘘であると聞かされたのです。
すぐには言葉が出てこない兼続。
それほどに、重大な嘘でした。
 
仙桃院は厳しい表情で、「私はこの嘘を貫き通す」と言います。
この世には事実と嘘のはざまにまことがある。
まつりごとは、そのまことを見つけ出すこと。
上杉にこれ以上の混乱を招かないためにも・・・・。
「全ての泥は私がかぶる」
 
その覚悟を聞いた兼続は、それを受け入れます。
そして、事実はこの四人しか知らないこと、絶対に誰にも話さないように約束が交わされました。
 
 
そして戻った兼続。
景勝の姿を見て、嘘をつく苦しみに耐えます。
景勝はそんな裏があることなど知らず、昔の謙信との思い出を語り、「お館様の義と共に生きていく」と決意を新たにします。
 
そんな景勝に対し兼続は、前に仙桃院に言われた、己の道・・・
北辰の星が景勝、それを支える北斗の七星が自分・・・
そんな話をして、景勝こそが上杉の主君だと誓うのでした。
 
 
しかし・・・・。
夜、景勝の館で騒動が起こりました。
なんとそれは、景虎派が襲ってきたという騒ぎ。
遺言があろうとなかろうと、もともと仲が悪かった二つの派閥の争いは避けられないことなのかもしれません・・・・・。
 
 
 
 
 
と言う話でした。
ついに謙信が・・・・・・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
 
まともな会話は前回で終わりだろうとわかっていましたが・・・。
悲しすぎる。
 
これで楽しみの半分近くを失った気分ですが、
さらに悲しみが襲ってくる。
 
・・・私は景虎が好きだったのです(つД`)
景勝よりも好きなんです・・・顔が。
だからもうこのあとのことを考えると泣くしかありません。
力がどんどん抜けていく・・・・そんな感じです・・・・。
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2009年03月13日

「天地人」第十話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子(義兄弟でもある。景虎の妻・華姫は景勝の妹)
 
 
謙信が亡くなり、跡目は景勝が継ぐことに決まった上杉。
しかしそれを快く思わない景虎派の柿崎晴家たちは、景勝の館に攻め込んできます。
柿崎は一人でどれだけ暴れたんだと思うほど大暴れしましたが、一斉攻撃でついに倒れました。
 
柿崎が景虎を支持していたことを知っている上田衆(景勝配下。もともと景勝は上田庄の長尾家の出身)は、景虎の指示に違いない、と思い込みます。
しかし「こちらからも仕掛けるべき」と熱くなる配下に、景勝は「今は喪に服すとき」と冷静に答えました。
そこへ景虎が会いにきます。
 
柿崎の件は、自分の知らないことだったと言う景虎。
兼続の「まことですか?」との重ねた追求に、
「わしもお館様の子。嘘は言わぬ」と景虎は答え、
景勝も「わしは景虎殿を信じる」と返しました。
 
そのあと館へ戻った景虎は、仙桃院(せんとういん)に会いました。
仙桃院は謙信の姉、景勝の母、そして景虎の妻・華姫の母です。
 
どうやら今回の件に、景虎が無関係だと言いに行くのを勧めたのは仙桃院のようです。
仙桃院の前では穏やかに、「私には華姫や道満丸(どうまんまる・息子)、そして母上がいるからそれで十分です」と微笑んだ景虎。
しかし部屋に戻ると、怒りを華姫に吐き出します。
 
自分もお館様の子なのに、なぜこちらから謝りに行かなければならないのか。
まして自分の言葉を疑われるなど、こんな屈辱は初めてだ・・。
華姫は辛そうに景虎を見つめます。
 
 
そして謙信の葬儀の取り決めが行われました。喪主は景勝。
景虎もそれを受け入れ、みんな(景虎派以外)は一安心。
 
しかしそのあと、お船(せん)に呼ばれた兼続。
お船は亡き重臣・直江景綱の娘で、兼続といとこ同士。
お船は華姫から相談を受けたらしく、
兼続が先日、柿崎の件で景虎を厳しく追及したことで、景虎がかなり怒っているらしいことを伝えてきました。
 
「景虎様は誇り高きお方。些細なことが火種となるかもしれない。景虎様をないがしろにしてはいけない」と忠告するお船。
兼続にも、あの場で追求しなければ、周りの上田衆たちが納得しなかっただろうという事情があったわけなのですが・・。
 
一方、景勝。仙桃院に、本当に自分が跡継ぎでいいのかと不安をもらします。
景虎は何もかも秀でているし、家臣たちの中にも景虎を推す声が絶えないと。
しかし仙桃院は、跡継ぎはそなただけ、何かあれば自分が盾になると諭しました。
 
そしてまた、景虎。
遠山康光と北条高広が会いに来て、
なんと柿崎の件は、景勝側のしくんだワナだと言うのです。
邪魔な景虎を追い込むため、柿崎の不満をあおってやらせたのだと。
 
景虎は景勝を信じようとしますが、遠山は「配下はどうかわからない」と突いてきます。
そしてその前に先手を打つべきだと・・・。
 
 
夜。兼続と弟の与七が歩いていると、突然父惣右衛門(そうえもん)が姿を見せ、二人を無言で集めます。
そしてイキナリ「景虎様より先に本丸を押さえるのだ」と言い出しました。
突然のセリフにワケがわからない二人。
 
しかし惣右衛門は、説明します。
謙信が山ほどの金銀を持っていたこと。
それを受け継ぐものこそが、真の跡継ぎであると。
 
さらに景虎についてよからぬ噂があると付け加えます。
北条にさかんに遣いを出していること。
そして手に入れた密書を見せ、景虎の周りのものが北条に助けを求めたのだろう、と。
 
人には表と裏がある。景虎様が謀反を起こしてからでは遅い。
今宵ならば相手に隙がある。すぐに押さえるのだ・・・と。
 
事を理解した兼続は、景勝に知らせます。
しかし景勝は、景虎を信じると言い切り、先に本丸を押さえるという姑息な手は使わないとキッパリ。
 
そのことを再び惣右衛門に伝えると、「二人で本丸を押さえよ」と父。
自分が殿を説得する、と言う父に、兼続と与七は本丸へ向かうことを決意します。
 
一方景虎。
遠山から言われた言葉を気にして、「景勝殿は自分を邪魔に・・・」と打ちひしがれていました。
華姫は、遠山は北条から来た者、信用できないと説得しようとしますが、かえって景虎を怒らせてしまいます。
なぜならば景虎もまた、北条の人間(人質として来た)だからです。
 
お前も信じてくれないのか、と言われ、それを必死に華姫が否定しているところへ、遠山がやってきました。
遠山は、景勝配下たちが本丸へ向かっている、と情報を伝えてきます。
 
 
その通り向かっていた兼続と与七。
しかし向こうに、景虎の配下たちがいるのを見つけ、立ち往生。
すると上田衆の仲間たちが増援に来てくれました。
 
兼続は仲間二人に本丸を目指してもらい、自分たちは景虎の配下と激闘。
 
一方、景勝のもとにやってきた惣右衛門は、本丸を目指させたことを告げ、
ここで殺されてもかまわないと覚悟を伝えました。

その態度に、景勝もまた覚悟を決めます。
 
そのあと・・・無事に景勝配下が本丸に到着したことがわかります。
 
それを遠目に見た景虎は、「よくわかった・・・わしは景勝殿を信じていたのに・・・!」と悔しさを吐き出しました
 
一方、兼続が景勝のところへ戻り、頭を下げると、
景勝は一言「ご苦労だった」と告げます。
 
そして兼続は、景虎の配下と戦ったことを伝え、これ以上春日山を血で染めたくない、と言って、景虎の館へ向かいました。
 
 
景虎の館では騒然となっていました。
あわただしく駆け出す仙桃院のもとへ現れた兼続。
仙桃院に景虎を説得してもらおうとしますが、そこへ出てきた景虎(&遠山)。
 
怒り狂った景虎は、刀を抜いて兼続をにらみつけます。
出てきた華姫は目を見開き、兼続はその場に凍りつきました。
その場でただ一人、遠山だけが薄笑いを浮かべていました・・・。
 
 
 
 
と言う今回・・・。
景勝と景虎がひたすらにすれ違っている(つД`)
もともと別に仲はよくないけど、憎みあうほどの仲だったわけでもないのに・・・。
 
私は景虎が好きなので、落ち込む展開になってて観てるのが辛かったです・・・。
可愛いカップルで気に入っていた華姫ともうまくいかないし。
本当は謙信の遺言は嘘だったんだから、景虎が跡継ぎだったかもしれないと思うと余計にむなしい。
 
・・・・一番好きなのは兼続なんですが・・・・この展開は複雑でしょうがないです・・・・・。

posted by 水沢桃子 at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年03月28日

「天地人」第十一話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子
景虎の妻・華姫は景勝の妹なので、義兄弟でもある
 
 
景勝側と景虎側で巻き起こった本丸争奪戦。
(本丸とは春日山城のこと。謙信の残した財産が眠ってる)
勝者は景勝側でした。
しかし両方とも、配下が自分の殿を跡継ぎにしたいがために起こした行動。
景勝や景虎自身は、ライバルとは言え、互いを信じていました。
遺言により、跡目は景勝と決まり、景虎もそれを(心からではないけど)受け入れていたからです。
 
しかし本丸を勝手に奪われたと感じた景虎は怒り狂いました。
今まで散々、景勝が自分を邪魔に思っているとか聞かされた後だから余計です。
そこで目の前に現れた兼続・・・。
景虎は刀を抜いて兼続にせまってきました。
 
兼続は、景虎を必死に説得します。
本丸を勝手に奪ったのは自分がやったことで、殿(景勝)は関係ないこと。
殿は景虎殿を信じていること。
しかし景虎殿の配下もまた、本丸を奪おうとしていたのは事実だということ。
 
そして自分はここで殺されてもいい、
しかしどうか配下たちをなだめ、殿に従ってほしい。
景虎様とは戦いたくない・・・・・。
 
   しかし景虎はもう限界でした。
景勝に裏切られたと感じた景虎は、血走った目で
「本丸は取り返す。景勝殿を討ち取ってでも」と答えました。
 
そしてさらに兼続を殺そうとしますが、仙桃院(せんとういん・謙信の姉であり景勝の母であり景虎の義理の母)が兼続をかばいます。
さすがに仙桃院を斬ることはできなかった景虎は、刀を下ろしました。
 
 
戻った兼続は、景勝に、景虎を説得できなかったことと、景虎が攻めてくることを謝りながら報告しました・・・。
景勝は少しの沈黙のあと、それを受け入れます。
 
避けられない戦が始まろうとしていました。
決死の景虎の元にも、味方武将たちが集まり盛り上がります。
 
一方の景勝軍も、本丸を押さえたため余裕だと盛り上がっていました。
そんな中、暗い顔の兼続。
仙桃院に会って、なんとか景虎を説得してもらおうと考えます。
しかし景虎の館へ向かおうとする兼続を、危険だと仲間たちは行かせません。
 
 
一方、仙桃院のもとへ向かうことにしたお船(せん)。
母の妙椿尼(みょうちんに)に、「あの遺言がある限り、この戦は男たちだけのものではない」と言います。
謙信の遺言だといって、妙椿尼が発表した「跡継ぎは景勝」が、実は嘘だったこと・・・。
それを知るのは妙椿尼、お船、仙桃院、兼続だけです。
妙椿尼は涙を浮かべ、自分はここで夫の位牌を守り、祈っていると言いました。
 
 
そしてさらに一方、仙桃院。
当然ながら、景虎を説得しようとしていました。
 
しかし景虎は、景勝を信じていたのに裏切られたと怒っており、全く聞く耳を持ちません。
仙桃院が「そなたの思いを私が景勝に伝える」と、橋渡し役になる旨を伝えても、
「実の息子の方へ行かれるならそれでもかまいません」などと返す始末。
 
そして「そうすればいい、どうせ自分は北条の人間・・・」
そう言い捨てた景虎は、妻の華姫をも払いのけ、去っていきました。
 
華姫は崩れ落ちて泣き出します。
優しかった景虎様がああなってしまったのは自分のせいだと・・・。
 
華姫は前に、北条から来て景虎に仕えている遠山という男を、「北条から来た男だから信じられない」と言ってしまったのでした。
実際、遠山はわざと景虎を煽り、景勝への不信感を高めさせるような発言をくり返していたのです。
 
しかしその言葉に景虎はさらに傷つきました。
自分も北条から来た人間だったから・・・。
 
泣く華姫を抱きしめ、仙桃院も泣きました。
とそこへ、お船が会いに来ました。
 
お船は声をひそめ、仙桃院に嘆願します。
どうか華姫様、道満丸様(影虎と華姫の息子)、仙桃院様ともども、景勝様の館に移ってほしい、と。
ここでは何があるかわからないから・・・と。
 
しかし仙桃院は、「華姫は動かぬ」と辛そうに答えました。
そして、自分もここに残る、と告げました。
 
お船は、母のついた嘘で仙桃院を巻き込みたくないと、説得しようとします。
しかし仙桃院は、嘘を貫くと決めたときに、覚悟を決めていました。
 
そしてお船に言います。
最後までここに残り、戦を止めるつもりであること。
景勝も景虎殿も、大切な息子だから    ・・・。
 
さらに兼続への伝言を頼みました。(兼続とお船はいとこ同士)
「景勝のことを頼む」
そしてお船には、「兼続の力になってやってほしい」と・・・。
 
 
戦いの準備を進める兼続のところへやってきたお船は、仙桃院からの伝言を伝えました。
 
景勝のことを頼む。
景勝には、5歳の頃から仕えている与六(兼続)がいれば大丈夫・・・と。
 
そしてお船は、仙桃院が景虎の館に残ることと、まだ戦を止めることをあきらめていないことを伝えました。
 
伝言を聞いた兼続は、辛さを打ち明けます。
「・・私がこの事件を引き起こしたのです。
・・・景勝様の許可もなく、私が本丸を押さえたのです。
あの遺言をまこととし、殿に春日山の主となっていただくために・・・
鬼にならねばならぬ、と・・・」
 
それを聞いて驚くお船。
兼続は、そのせいで皆を巻き込む戦にしてしまったことを嘆きました。
 
するとお船は、真っ直ぐに兼続を見つめて言いました。
「そなたが鬼になるというなら、私は夜叉になろう」
 
目を見開く兼続に、続けて
「私がそなたならば同じ事をしていた。そなたには私がついている」
と微笑むお船。
 
そのまま二人は見つめ合っていました・・・。
 
 
そんな二人を、気にする直江信綱(のぶつな・お船の夫)。
二人がいとこ同士で仲がいい、と言うことは知っているけど、それ以上の何かがあるのでは、と感じたようです。
 
 
一方、景虎は支度を済ませ、遠山に問いました。
昨夜配下を本丸に向かわせたのはお前か、と。
遠山は頭を下げ、それを認めました。
 
しかしすでに戦う意志を固めた景虎は、
「初めからこの道しかなかったのかもしれぬ。
春日山には二人の主はいらぬ」と答えました・・・。
 
 
そして夜明け・・・。
景勝は兼続を呼びました。
 
かつて謙信が常にこもっていた毘沙門堂。
そこで兼続に問いかけます。
 
「この戦に義があるのか?
もしわしが退けば戦は終わるのではないか?」
 
景虎と違い、景勝には迷いがあるようです。
 
兼続は震える唇を結び、叫びました。
「なりませぬ!!」
 
「この戦いに義があるのかはわかりませぬ。
   ですが一つだけわかっていることがございます。
・・・殿に春日山の主になっていただくこと。
それこそが亡き謙信公のご遺志。
謙信公は信じておられたのです。
殿ならば、義の志を受け継ぎ、清い国を築いてくれると。
・・・殿に春日山とこの越後を託したのです。
どうかこの山の主としてこのいさかいをしずめてくださいませ・・・!」
 
 
そして・・・・。
朝・・・突然振り出した雨の中、ついに戦いが始まりました。
 
先にしかけた景虎軍。
対する景勝は、雨空に大きな旗を打ち立てました。
 
「毘」「龍」の旗。
そして景勝の号令により、出陣。
 
その旗を見た景虎は、
「ただ一人お館様だけに許された“毘”の旗を掲げるとは身の程を知れ・・・
景勝!!」と怒り狂います。
 
一方景虎の館で、仙桃院は切なそうに
「・・・お館様が泣いておられる・・・」とつぶやきました。
 
 
そして・・・
その騒ぎは全国に広まりました。
 
織田では・・・。
秀吉は、「殿はツイておられる」と大喜び。
しかし一緒にいた明智光秀は、謙信をベタホメし、
信長のことを「人の顔の下に別の顔がある」などと称していました。
 
そして信長。
所詮義がどうのと言っても、意味がない、くだらぬ・・・とつぶやきます。
「戦国最強の武士が内輪の争いで自滅しようとは・・・。
天はこの俺に進めと言うておるのか・・・」
なにやら思い悩んでいるかのような信長。
 
一緒にいた初音(忍びの女性)は、「恐れておいでなのですか」と問いかけます。
信長は「滅せぬものなどこの世にはない。
謙信ならばこの俺を止めることもできただろうに・・・
 
そんな信長に初音はささやきます。
「・・・鬼になりなされ。さすれば恐れも消えましょう・・・・」
 
 
そして景勝と景虎の戦いは・・・。
春日山城に攻め込む形の景虎軍は不利で、
景虎はいったん退いて長期戦を狙うことにしました。
 
その際、華姫と道満丸を置いていこうとする景虎。
しかし華姫は必死にすがりつき、ついには自分に刀をつきつけ、
置いていかれるならここで死ぬ覚悟を見せました。
 
さすがに慌てた景虎は、華姫の強い想いを知ります。
周り全てを敵と思い、華姫さえも疑っていた自分を悔い、
「すまなかった・・・共に行こう」と強く華姫を抱きしめる景虎。
それを陰からそっと見守る仙桃院・・・・。
 
そして景虎たちは『御館(おたて)』というところに陣をおきました。
華姫や仙桃院も一緒に。
 
 
景勝は毘沙門堂で、毘沙門天の像に向かってつぶやきます。
「お館様、私は母と戦わねばならないのですか・・・?」
 
そんな折、さらに問題が発生。
なんと兵糧が尽きかけているというのでした・・・・・。
 
 
 
 
という今回。
ついに景勝と景虎の戦が始まりました・・・・・・(つД`)
仲はよくはなかったけど、それなりに普通の関係だったのに・・・・。
謙信が、景虎を景勝と同等に扱っていたのが問題だったのでしょうか。
もともとは景勝を跡継ぎにしようとしていたわけだし・・・。
 
なんにせよ虚しい。
景虎が好きなので非常に虚しい。
華姫と仲直り?したのは嬉しかったけど・・。
 
そして今回は、お船と兼続・・・・相変わらず仲がいいな(; ̄∇ ̄ )
さすがに信綱が哀れになってくる。
まあお船は、婿を取らなければならないから仕方なく取っただけだし、
兼続が好きだったんだから仕方ないけど。
 
こういうのを見ると、ホントに結婚というのは形式だけで、心は縛られないものだなあと思います。
 
次回もまだ続くこの戦い・・・。
相変わらずキツイです(T∇T)
posted by 水沢桃子 at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年04月05日

「天地人」第十二話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子で、今跡目争い(戦争)をしている・・・。
 
 
いったん景虎軍を退けた景勝軍。
しかし『兵糧が尽きかけている』という重大問題にぶつかりました。
米は領地から年貢として納めさせているわけですが、
その通り道を景虎軍に押さえられ、米が運べないというのです。
残っているのはあと半月分くらいしかない・・・。
 
さらに景虎方が、北条と密書を交わしている、という話も。
景虎は北条からの人質であるため、つながりがあります。
こんなときに北条が攻めてくれば、上杉そのものがつぶされることになる。
しかし兼続は、景虎も同じお館様の子供だから、謙信の『義』を受け継いでいるはず、北条に上杉を渡すようなまねをするはずがない、と考えているようです。
 
 
一方その景虎は。
兄の北条氏政からの、「援軍を送る」という書状を受け取りました。
しかし「兄の魂胆は見えている。この機に乗じて越後を乗っ取るつもりだろう」
ギラギラとした目で、「今までと違い、今度はこちらから利用してやる」と景虎。
そばでそんな景虎を見つめる、配下の遠山(北条から来た)と北条高広(まぎらわしいけど「きたじょう」と読むらしい)。
 
 
そのあと、仙桃院(せんとういん)と話す北条高広。
仙桃院は謙信の姉・景勝&景虎の妻・華姫の母。
華姫と共に景虎の館に移り、今の戦いでも景虎と一緒にいます。
 
仙桃院は、北条高広がいながら景虎を止めないことをとがめました。
この状況で北条が攻めてくることを心配しているのです。
しかし北条高広は、景虎様がいれば上杉がつぶされることはないと返しました。
 
さらに、「あなたも景虎様の方が跡継ぎにふさわしいと考えているのでは?」と仙桃院の考えを突いてきました。
仙桃院は、静かに答えます。
「確かに才覚は景虎殿の方が上かもしれない。
しかし上に立つ者は、それだけでは務まらぬ。
そのことに景虎殿が気づかぬ限り、景勝には勝てぬ・・・・
そう、景虎殿に伝えよ」
 
 
一方武田。
北条氏政から援軍要請の密書が届いたようです。
宿敵上杉を倒す好機だと喜ぶ武田勝頼。
しかしそれをいさめる重臣・高坂弾正。
 
武田が今ボロボロであることを言い、滅亡を防ぐには上杉と組んで
信長に対抗するしかない、と説き伏せようとします。
が、聞く耳を持たない勝頼。
上杉を倒すことしか頭にないようです。
 
沈み込む高坂に、弓の練習をしていた女性が声をかけました。
名前は菊姫。勝頼の妹。
「兄上はわかっておらぬのじゃ。どうあがいても父上のようにはなれぬというのに」
・・・武田も信玄亡き後大変そうです。
 
 
そして景勝軍。
武田までが攻めてくる、という情報にパニック。
景勝に判断が委ねられますが、景勝はゆっくりと、「二つ案がある」と言います。
 
一つは降伏する。
そうすれば、北条や武田も越後に入れないはず。
(・・・しかし家臣たちは思いっきり反対しました)
 
そしてもう一つは、攻めてくるまえにこちらから打って出る。
これには、家臣大盛り上がり。
しかし兼続は、「焦ってはなりません」と皆をなだめました。
 
そして「景虎様は勝つことにとらわれて、越後を守ることを忘れており、
越後の主にはなれない」とキッパリ。
 
 
その夜。景勝と兼続は二人で話をしました。
「亡きお館様の背負っていたものが今わかる」とつぶやく景勝。
何か方法はないかと、地図を見ていた兼続は、ハッとしました。
『桑取』という村から米を運べる、と。
 
しかし景勝は、自分が主になったと使いを出したが、何も言ってこない。
認めていないのだろうと返しました。
それでもやってみなくてはわからない、と兼続。
どうやら自分が行くつもりのようです。
 
「人は話し合えばわかりあえます。私はそう信じております」
真っ直ぐにそう言う兼続に、景勝は
「おぬしを失ってまで生き延びるつもりはないぞ」とつぶやきました。
そんな景勝に笑って、“必ず戻る”と約束をする兼続。
 
 
そして翌朝。
皆に、兼続を桑取へ送り出すと宣言する景勝。
みんなは反対し、どうしても行くなら自分も、と仲のいい仲間たちが申し出ます。
しかし兼続は、許されたのは自分ひとり、とキッパリ言い、一人で旅立ちました。
 
景勝は言い渡します。
「三日たっても兼続が戻らなければ、兼続は死んだものとみなし、我ら命果てる覚悟で打って出る」
その言葉を受けて、兼続は桑取へ・・・・。
 
 
夜。
景勝の臣下の一人である直江信綱(のぶつな)は、兼続の行動を話題にしました。
呆れたように言う信綱とは逆に、妻のお船(せん)はそれを聞くと、誇らしげに兼続の行動を誉めます。
そこでキレる信綱。
 
前々からお船と兼続の仲が怪しいと考えていた信綱は、
「お前の気持ちがどうであれ、お前はわしの妻だ。役目はわしの子を生むことだ」と怒りました。
そして自分は直江の婿として不服かと怒鳴りつけ、去っていきます。
呆然とするお船。
 
そのあとお船は一人沈んだ顔で夜を明かします。
確かに、婿をとっても心は兼続を想っているお船・・・。
 
 
一方兼続は走り続けました。
その途中、谷間で足を滑らせて怪我をした人に遭遇し、手当てをする兼続。
しかしその女性に、桑取へ向かうことを告げると、「やめなさい」と止められます。
それでもやらなければならないことがある、と兼続は答え、
女性に刀を預けました。
「話し合いには不要なものだから。いつか会えたら返してくれ」
そして桑取へ向かいます・・・。
 
しかし桑取の里へ下りた途端、後ろから殴られ、気絶してしまいました・・・・。
 
一方景勝軍は、兼続を待ちながらも、襲ってくる景虎軍と戦っていました。
 
 
で、兼続。
目を覚ますと、周りを里の人たちに取り囲まれ、長が目の前に。
兼続は必死に事情を説明しますが、内容はわかっているらしく、ほとんど話を聞いてくれる雰囲気ではありません。
 
そして景虎からも仲間になれと誘いを受け、金が届いていることを告げ、
兼続が手ぶらであるのを見ると、せせら笑って追い返そうとしました。
 
そこで兼続は怒鳴りました。
「それでも上杉の侍か。その腰の刀は飾りではあるまい。上杉の侍の誇りは金では図れまい。何のために命をかけるのかではないのか
 
怒った人々に殴られながらも、兼続は怒鳴ります。
「斬りたければ斬ればいい、斬ると同時にお前たちは侍としての誇りを捨てることになる」
そんな兼続の言葉を、黙って聞く長。
ボコボコにされた兼続は、道端に放り捨てられました・・・。
 
そこへ、さっき助けた女性が現れました。
なんと彼女は、長の母親だといいます。
兼続に、何故来たのかと尋ねると、兼続は答えました。
 
桑取の力がどうしても必要だから。
越後を北条や武田に踏みにじられないためにも、この戦に勝たなければならない。
景勝や自分の愛する越後を守りたいから・・・・。
 
そのまま気を失った景勝のところへ、長たちが出てきて呆れ笑いました・・・。
 
 
そして・・・・・。
三日目。
兼続が戻らなかった景勝軍では、討ち死に覚悟で出ることに決定。
 
と、そのとき兼続が戻った知らせが入りましたヽ(´▽`)/
 
ヨロヨロして支えられながら、景勝のもとまで来る兼続。
景勝は硬い表情で兼続を見つめます。
 
兼続は微笑み、長を紹介。
長は、これからは景勝に仕えることを告げ、頭を下げました。
 
すぐに兵糧が届くこともわかり、何か褒美を、と言われた長は、
もうすでに兼続からもらっていることを伝えました。
上杉の侍の誇りを   ・・と。
 
 
・・・あのあと。
兼続が気を失って倒れ、呆れ笑った長と他の人たちに
長の母親トメは、兼続の刀を見せました。
 
「この方はこれを私に預けた。
桑取の者を信じているという証じゃ。
・・・景虎様は金のみをよこされた。
しかし景勝様は、越後のために命をかける、かようなお方をおつかわしになった・・・」
 
その言葉で、どちらが信頼できる主か・・・
彼らの中で答えが出たようです。
 
 
兵糧が城に運び込まれるのを、長とトメは見守ります。
トメは、かつて謙信も太刀を持たないで自分たちに会いに来たことを語り、
兼続こそ謙信の教えを告ぐ人だと言うのでした・・・。
 
 
そして早速握り飯がつくられ、皆はおいしそうにほおばります。
景勝は「今まで食べた中で一番上手い」と答え、兼続を喜ばせました。
 
 
一方景虎軍。
兵糧攻めが失敗に終わったことにガッカリしています・・・。
しかし、景虎は血走った瞳で言い放ちました。
北条が攻めてくるとき、一番最初に到着するのは上田庄だ、と。
上田庄は景勝や兼続たちの故郷です。
 
「大事にしてきたものが壊されていく辛さ・・・味わうがよい」
景虎の冷たい声が、響き渡りました・・・。
 
 
 
 
 
という、今回。
兼続に対する景勝の気持ちが可愛かったですね(-^▽^-)
危険なところに向かおうとする兼続を、引き止めたい景勝のセリフとか。
帰ってきた兼続をすぐに笑顔で迎えられない景勝の不器用さとか。
(兼続は満面の笑顔だったのに)
 
あとはおにぎりが「今までで一番おいしい」って、兼続へのねぎらいのセリフと
ようやく笑顔。
主だから感情をストレートには出せない、っていうのもあるでしょうが、
それ以上に性格なんでしょうね〜〜。
 
ホントに兼続いないとダメって感じが可愛いです。
兼続も景勝のために一生懸命で、やっぱり
飼い主と子犬って感じ?
子犬って年でもないけど可愛すぎるから。
 
・・・逆に景虎はどんどん怖くなってて悲しい。・゜・(ノД`)・゜・。
あんなに優しかったのに・・・・。
posted by 水沢桃子 at 17:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年04月12日

「天地人」第十三話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子で、今跡目争い(戦争)中・・・。
さらにこの機に越後を狙う北条&武田・・・。
 
 
武田の大軍が景勝を攻める準備を整え、陣を張りました。
その動きに頭を悩ませる景勝軍。
武田が動けば北条も動く・・・。
 
そこで、“自分たちが上田庄へ戻り、北条だけでも食い止める”と名乗りを上げた長尾家家老の栗林政頼と深沢利重。
景勝は長尾家の出身なので、幼い頃から仕えてくれていた(もとは父に仕えていた)人たちです。
 
上田庄出身の若者たちは、自分たちも、と名乗り出ますが、
「春日山(居城)を守れなくなる」と兼続が止めます。
 
結局二人だけで向かうことになり、兼続他上田庄出身の仲間たちは涙をこらえて見送ることに・・・。
景勝もかなり辛そうでした・・・。
 
 
一方、景虎。
北条当主は景虎の兄なので、「援軍送ってやる」と書状を送り、
さらに武田と同盟国だったため武田にも「援軍送ってやれ」と書状を送っていました。
 
しかしそれは越後を手に入れようとしているだけだ、と
仙桃院(せんとういん)は景虎に訴えます。
仙桃院は景勝・景勝の妹華姫(景虎の妻)の母で、景虎を止めようとしています。
 
しかし・・・景虎はキッパリ「全て承知の上で利用するのです」と答えました。
「あの遺言がまやかしだったと証明できるなら、どんな手でも使います」
ギラギラした瞳でそう言い捨て、立ち去る景虎・・・。
 
それを悲しげに見送る仙桃院と、華姫。
華姫はポツンと、「兄上のせいです」と言いました。
「殿(景虎)は、お館様亡き後、兄上の家臣として働こうとしていたのに
それを裏切ったのは兄上です・・・
 
そして自分だけは何があろうと殿のことを信じる、とキッパリ言うと、同じく立ち去る華姫。
一人残された仙桃院・・・・・・。
 
 
一方景勝軍。
仲間たちが女性の話などをして、楽しげに盛り上がるのを、切なそうに見守る兼続。
 
庭へ出て行った兼続に、父惣右衛門(そうえもん)が声をかけてきました。
兼続は、“皆が戦の不安を隠して笑う姿を見ているのが切なくなった”と胸中をつぶやきます。
切り抜ける策を必死に考えているのに、何も浮かばないのが悔しい・・・と。
 
すると父は、ふっと微笑み、「そなたは戦が嫌いなようだな」と突いてきました。
うろたえる兼続に、「わしもそうだ」と笑い、
しかし続けて「侍たるもの、いざというときには命をかけて戦わなくては」
 
そして惣右衛門はキッパリと言いました。
「わしは最後の最後までお蔵を守り、薪や炭を数え、
この命尽きるまで戦場に繰り出す仲間たちを支えるつもりじゃ」
それが自分の役目だから・・・。
 
さらに、兼続を見つめて続けます。
「今一番大事なのは、己の力の限りを尽くすことじゃ。
母の教えを忘れるな。
紅葉のように最後まで美しく生きるのじゃ
 
 
そして一方、信長。
お気に入りらしい、忍びの女性初音と一緒にいます。
 
自分が一度も勝てなかった上杉と武田が、端で争っているとは・・・
結局俺の勝ちか・・・とつぶやく信長。
 
初音は「勝って閉ざされる道もあれば、負けて開ける道もある」と返します。
 
その言葉に、信長は目を細め、「さすが真田の娘よ」と笑いました。
初音は、小さな領土の真田が生き抜くための知恵を代々教わったと言います。
それはどんな道でも隅々まで探し当て、切り抜けていくというもの・・・。
 
信長に、今回の上杉と武田の戦いについて聞かれた初音は、答えました。
 
体面を重んじ誇りを取るか、なりふり構わず実を取るか・・・
上杉の力、それではかれるかと  ・・。
 
 
そして・・・兼続。
地図を開いて、必死に打開案を考えます。
と、そばに座っていた弟の与七が、「武田を味方につけない限り形勢は変わりませぬ」とつぶやきました。
 
それだ!!と兼続。
早速翌日、武田と和睦案を打ち出しました。
 
武田とは宿敵の上杉。
みんなの大反対を受けながらも説明する兼続。
 
武田勝頼が動くのは、北条との同盟のせいでもなく、景虎の力になりたいからでもない。
それは、信玄亡き後の武田をまとめるために、
勝頼自身が功績を挙げなければならないからなのだ、と・・・。
 
そして提案する兼続。
「信濃上野の上杉領を譲ると持ちかけるのです」
 
家臣たちの顔色が変わる中、続けて
「かの地は武田にとって因縁の土地。必ず食いついてきます」
 
・・・しかし速攻、上杉家臣たちの猛反対にあいました。
武田に頭を下げるなど・・・
その地を手に入れるために、幾度戦ったか・・・

兼続のような若造に我々の誇りがわかるか・・・
 

武田に頭を下げるくらいなら、潔く戦って討ち死にするのが武士の誇り。
と考えているようです。
 
兼続はそんな中、景勝に必死に訴えます。
が、景勝は一言「・・・無理だ」と言うと、立ち去ってしまいました。
慌てて後を追いかける兼続。
 
そして、景勝に繰り返し訴えました。
武田と手を結ぶしか、もう手はないと。
 
景勝は兼続を振り返り、
「お館様がお許しになると思うか?
わしは越後をお館様に託されたのじゃ。そのご遺志をまげろと・・・」
 
兼続は怒鳴りました。
「殿は殿、お館様ではございません!!
殿には自ら立つ勇気がおありにならぬのですか!!!」
 
顔色を変えた景勝は、思わず兼続の胸倉をつかみ   ・・・
そのまま二人はにらみあいました。
 
・・・・しかし。
景勝は苦虫をかみつぶしたような顔で、兼続を離し、
しばしの沈黙のあとで・・・・決断します。
 
「武田に使者を出せ」
 
その言葉を聞いた兼続は、すぐさま自分が行くと名乗り出ました。
景勝は眉をしかめたまま、危険な役目だから気をつけろと言うのでした・・・。
 
 
一方、お船(せん)。
彼女は兼続のいとこで兼続に惚れていたけど、家を継ぐため婿養子を取らされています。
 

夫の信綱(のぶつな)はお船と兼続の仲を疑っており、前回は機嫌を損ねてしまったので、「機嫌を損ねないように」と侍女に諭されるお船。
彼女には跡継ぎを産むという役目があります。

 
信綱はまたしても兼続の話題を持ち出し文句を言い、お船の様子をうかがいましたが、お船がおとなしく応対したので「今夜はここで休む」と上機嫌。
 
 
その夜中・・・。
寝付けなかったお船は、雷の音に惹かれるように廊下へ出て外を見つめていました。
と、歩いている兼続を発見。
 
兼続もお船を見つけ、声をかけてきました。
兼続は下の方の様子を見てきたと言います。
そしてこれから武田へ向かう、と。
 
何も言えないでいるお船に、兼続は微笑みかけ、
自分にもしものことがあったら殿のことを頼みます、と言いました。
殿は無口だけど、誰よりも越後の民を案じている優しい方だから・・・。
きっとお船殿なら、殿も心を開かれるでしょう、と。
 
お船は静かにうなずき、思わず髪に結んでいたリボンを兼続に投げました。
驚く兼続に、慌てて「・・勇気が出るお守りじゃ」と微笑みます。
 
 
そのあと兼続は、兜のしるしの部分にリボンを巻きつけ、それを取り外して持っていくことに。
出発しようとする兼続・・・の前に、仲間の一人、久秀と与七が。
一緒にいく、景勝様の許しは得ている、と二人。
 
そして三人で武田の陣へ・・・・。
 
 
一方、景勝に訴える上杉の重臣・吉江宗信(むねのぶ)。
「これでよいのですか。謙信公が泣いています」
 
しかしその訴えに、景勝は「越後を守るためじゃ」と返しました。
吉江宗信は悔しそうに泣き崩れます・・・。
 
 
そして武田の陣。
高坂弾正昌信(こうさかだんじょうまさのぶ)という人と対面。
武田信玄の右腕だった人・・・らしいですが、病気を患っているようです。
 
兼続は早速交渉します。
領地を譲る代わりに、そこまで兵を引き、北条と手を切ってもらいたい、と。
 
勝頼の妻は北条当主の妹、縁が深いと言う高坂に、
兼続はキッパリと言います。
 
「今武田が恐れているのは信長。
そして信長が唯一恐れているのは、手取川で信長を退けたわが上杉。
よくお考えいただきたい」
 
兼続の堂々とした態度に感心しながら、すぐに受け入れる高坂。
もともと彼の考えも同じだったため・・・。
 
高坂は、謙信は信玄公が唯一認めた相手であると言い、
この同盟は、信玄公への、自分の最後の奉公になるだろうと・・・・。
 
 
しかしその頃景虎は・・・
「北条武田5万の軍勢を、春日山は支えきれまい・・・」
と不気味なセリフを言っていました・・・。
 
 
 
 
・・・という今回。
兼続カッコイイ〜〜〜♪
・・・主人公が兼続なせいか、景勝の影が薄いというか
頼りなく見えるけど・・・(;´∇` )
 
しかしいまだによくわからない「上杉」と「長尾」・・。
合体して全部で上杉ってことなんでしょうけど、ややこしい・・・。
さらに今は景虎軍と分割までされてて何がなにやら。
名札をつけててくれるとちょっとはマシなんですけどね・・・。
 
それにしても、せっかく危険な思いまでして結んだ盟約が
どうなってしまったのか??
勝頼本人と結んだわけじゃないから・・・?(>_<。)
posted by 水沢桃子 at 19:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年04月17日

「天地人」第十四話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子で、今跡目争い(戦争)中。
さらに北条&武田が越後を狙ってきている・・・。
 
 
景勝軍はパニックに陥っていました。
せっかく兼続が命がけで武田の陣へ向かい、高坂弾正と盟約の取り決めを行ったのに、武田が陣を進めてきているからです。
 
また武田に行く、という兼続を、仲間たちは「危険だ」と押さえ込み、兼続の頭を冷やさせるために閉じ込めました。
 
軍儀で、重臣たちは「今すぐ打って出るべき」と景勝に命令をせまり、景勝は追い詰められます。
 
 
一方の景虎軍は、景勝軍が慌てふためいているだろうと大笑い。
その様子をじっと見守る華姫(景虎の妻・景勝の妹)。
 
声をかけた母、仙桃院(せんとういん)に、華姫は辛そうにつぶやきます。
景虎が変わってしまったこと・・・
もう昔のようには戻れないのかと・・・。
 
仙桃院は、そんな華姫に重大な秘密を打ち明けました。
謙信の遺言が実は嘘だった、ということを。
 
謙信の遺言で、跡目は景勝となっていました。
それに反対する景虎派が反乱を起こし、みんな疑心暗鬼になって相手を出し抜こうとし、最終的に戦争になってしまったわけです。
 
華姫は争いの引き金ともいえる、遺言の事実に呆然。
そして裏で糸を引いていたのは兼続だろうと思い当たりました。
しかしそれは違う、と否定する仙桃院。
悲しげな顔で、「すべてこの母がしたこと。恨むならこの母を恨みなさい」と告げます。
華姫はしばし仙桃院を見つめたあと、「・・殿には申しません」とつぶやきました・・・。
 
 
一方・・・
高坂弾正が病死した知らせが届く景勝軍。
 
閉じ込められている兼続は必死に、弟の与七と父惣右衛門(そうえもん)に、
自分を出してほしいことと、自分の考えを告げます。
その考えに与七は反対しますが、父は牢から出してくれました。
 
そしてさっき軍儀で、討ち死に覚悟で出ることに決まったことを告げ、
できることがあるならすぐにやらなければ、と後押ししてくれます。
 
 
兼続はすぐに景勝に会いに行きました。
そしてもう一度武田と交渉させてほしい、と頼みます。
景勝から、前回の交渉時に使った“上杉の領地を譲る”ことではもう無理だと言われた兼続は、それともう一つ差し出すことを言いました。
 
それは、黄金。
武田は今、戦で出費がかさみ、金をほしがっているはずだから、と・・・。
 
しかし景勝はその案をキッパリ断ります。
「金で敵を釣るなど、正義の行いではない」
そして食い下がる兼続を「最後に侍らしく飾れ!」と追い出しました。
 
 
追い出された兼続を待っていたのは仲間たち。
そして金を持ち出せと言ったことを責められました。
上杉の侍の誇りはどこへ行ったのだ   ・・と。
 
戦って討ち死にする覚悟の仲間たちに、兼続は訴えます。
「今ここで死んではただの無駄死にだ!」
 
その言葉に誇りを傷つけられた仲間たちは、怒って、兼続を一人残し去っていきました・・・。
 
 
一方、お船(せん・兼続のいとこ)。
兼続に会いに行こうとするのを、母の妙椿尼(みょうちんに)が引き止めます。 
お船は、夫信綱(のぶつな)から兼続との仲を疑われており、
直江家の跡継ぎを産むためには、信綱と円満でいてもらいたい妙椿尼。
 
しかしお船は、信綱から“討ち死に覚悟で出陣”の知らせを聞き、
直江家の使命である“景勝を守る”ために、できることをしたいのだと訴えます。
今、出陣に反対しているのはただ一人、兼続だけだからと。
 
 
そして・・・兼続。
会いに来たお船に、兼続は迷いを口にします。
金の力で人を動かすこと・・・・本当にそれでいいのか、と。
 
そんな兼続をお船は励まします。
そして景勝の心を変えられるのは兼続だけだと言うお船に、
兼続は支えられて再び景勝のもとへ・・・。
 
 
一方、毘沙門堂にこもる景勝。
ここはかつて謙信が常に一人でこもり、祈り続けていた場所。
景勝は謙信に向けてお詫びの言葉を述べ、死の覚悟を固めていました。
 
そこにやってきた兼続。
しかし外から必死に呼びかける兼続に、答えない景勝。
兼続は座り込んで待つことに決めます。
 
 
兼続の様子を見て、複雑そうに仲間たちのところへ戻る与七。
仲間たちはまだ兼続に対し怒っていました。
 
と、惣右衛門がやってきて、仲間たちに謝り始めます。
兼続の父として・・・
みんなの誇りを傷つけてしまったことを。
  
しかし続けます。
兼続がそれを承知でおこなったこと。
自らの罪の償いのために。
 
兼続はこの戦が、自分のせいで起こったと考えているから・・・と。
 
戦の引き金となった、“相手方より先に春日城の本丸に入る”争い。
兼続は、本丸へ入る許可を景勝からもらっていなかった。
ただ殿に跡継ぎになってほしくて、罰も覚悟の上で本丸に乗り込んだ。
しかしそれで戦が起こってしまった・・・。
 
「だから戦を終わらせ、殿を主とするためなら、恥も甘んじて受ける覚悟。
全ては我が殿のため   ・・わかってくれ・・・・」
そして頭を下げる惣右衛門に、みんなは涙をこらえ、無言でした・・・。
 
 
毘沙門堂にこもった景勝は、祈っている間に、懐かしい記憶を思い返します。
幼い日に謙信と二人で眺めた越後の町並み・・・謙信の声。
“共に毘沙門天に恥じぬ、清い国を築いていこうではないか”
 
そして景勝が出した決断は   ・・・。
 
 
同じく祈っていた兼続のところに、景勝が現れます。
兼続の目を見つめ、ゆっくりとうなずく景勝・・・。
兼続の顔が輝きます。
 
そして二人、共に歩き出した先に、上田庄の仲間たち(子供の頃から景勝に仕えてきた)が待っていました。
みんな笑顔を見せ、そのあと静かにうなずいてみせます。
 
・・・それを見た兼続は、仲間たちが理解してくれたことを知り、涙を浮かべました・・・。
 
 
そのあと、家臣たちの前に姿を現した景勝は、武田と同盟を結ぶことを告げました。
「この越後を守るためには生き延びねばならぬ」と・・・。
 
 
一方、兼続たちは百姓姿になり、武田の陣へ向かっていました。
途中景虎の兵士に見つかりながらも何とかごまかし、いよいよ武田の陣へ到着。
 
出てきたのは、武田勝頼。
高坂との盟約は認めていない、と一刀両断し、さっさと去ろうとします。
 
が、そこで兼続は黄金を見せました。
“領地とこの金でどうか盟約を   ・・・”
 
金に立ち止まりはしたものの、勝頼は、「金で釣ろうとは上杉も堕ちたものよ」とあざ笑います。
 
しかし兼続は、かつて謙信が、武田信玄の窮地に塩を送ったという話をします。
そこでキッパリと続けて、
これはその塩と同じ。上杉の志にほかなりません。
・・・金はその使い方次第で、卑しきものにも尊きものにも姿を変えましょう。
それはあなた様のご裁量次第と存じます・・・」
堂々と言い切ったのでした。
 
勝頼はその言葉に目を細め、兼続の年が19と知ると、
「若いのに憎いことを言う・・」と感心し、同盟を決意してくれました。
 
 
一方、北条は2万の軍勢で越後との国境まで進軍・・・。
 
 
また、安土城の信長は・・・。
初音(忍びの女性)とともに眼下を眺めながら話をしていました。
 
信長は、この戦国の世を終わらせ、日本を一つにまとめることは、世界への足がかりだと考えているようです・・・。
 
 
そして、景勝軍と武田の盟約を強固にするために・・・
景勝と武田勝頼の妹・菊姫との婚儀が決定しました。
 
 
 
 
という今回でした。
金で釣る作戦・・・って、桑取のとき否定したじゃないかΣ(゜Д゜;)
と思っちゃいましたが、まあ仕方ないんでしょうね。
死んだら越後を守れないわけだし。(と思うしかないというか)
 
しかし勝頼に言ったセリフはかっこよかったですね〜〜(#´∀`#)
兼続素敵♪
 
ところで仙桃院が、遺言の秘密を華姫にしゃべるとは意外でした・・。
四人だけの秘密だったのに。
よほど華姫の姿が胸に詰まったんでしょうけど・・・遺言のことを知るほうが辛いような気もします・・・。
 
次回はついに・・・ついにこの戦に終止符が打たれる・・・のかな・・?(つД`)
景虎との戦はそれ自体が辛いとは言え・・・終わるのも辛い・・・。
posted by 水沢桃子 at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年04月23日

「天地人」第十五話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
景勝のライバル・・・上杉景虎(かげとら)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と景虎は謙信の養子で、今跡目争い(戦争)中。
 
 
景虎の兄は北条の当主→北条は武田と同盟している
ということで、危うく北条&武田軍に攻め込まれるところだった景勝軍でしたが、
武田と同盟を結んだことで形勢は逆転。
また大雪にも助けられ、北条は景勝軍を攻めることが不可能に。
 
勢いづいた景勝軍は、景虎軍を追い込みます。
家臣たちは口々に、“御館(おたて)総攻めの号令を”と景勝にせまりました。
しかし御館には仙桃院(せんとういん・景勝の母・景虎の義理の母)と華姫(景虎の妻・景勝の妹)がいます。
その号令を出すことにためらう景勝・・・。
 
 
一方、景虎軍。
景勝からの書状が届き、そこには“二人を引き渡すように”と書かれていました。
 
景虎のそばに控えている遠山康光(北条から来て景虎に仕えている)は、
戦況がかなりやばいことを告げます。
戦場からは兵士が逃げ出し、味方諸侯も次々裏切っていると。
 
同じくそばに仕える北条高広(きたじょうたかひろ・もとは謙信の家臣)は、
暗い表情の景虎を励まし、自分がなんとしても状況を変えてみせると誓います。
そんな北条(きたじょう)に勇気付けられた景虎は、
切り札である二人は絶対に渡さないと再び闘志を燃やすのでした。
 
 
そして再び景勝軍。
景勝直属の配下である兼続たちは、みんな暗い顔をしていました。
このままでは景勝は、母と妹のいる場所に攻め込まなくてはならない・・・。
 
耐えられなくなった兼続は、景勝に会いに行き、
「自分を使者にしてほしい」と願い出ます。
何とか話をして、二人を救い出したいと。
しかし景勝はそれを拒否し、「余計な気を回さなくていい」と追い返そうとします。
 
そこへ会いに来た、妙椿尼(みょうちんに)とお船(せん)。
亡き重臣、直江景綱(かげつな)の妻とその娘、お船は兼続のいとこでもあります。
 
そしてお船を使者に出してほしいと願い出る妙椿尼。
景勝は拒否しますが、食い下がるお船。
 
「仙桃院様には、殿にお伝えしたいことが必ずやありましょう」
と景勝の心を突き、
さらに、仙桃院のいるところを攻めることにためらう者たちが必ず出るはずだ、と指摘。
そしてお船が、命をかけて使者となる覚悟をしていることがわかった景勝は、許すことに。
 
お船はそのあと夫の信綱(のぶつな)にも許しを得て(半ば無理やりですが)、使者として仙桃院に会いに行きました。 
  
そしてお船は、戦の結末はもう見えている、と告げます。
すると仙桃院も悲しげな顔をし、「皆が見えていることが景虎殿には見えておらぬのじゃ」とつぶやきました。
 
しかしお船の願いは拒否する仙桃院。
死ぬ覚悟はできている   
 
戦をとめられなかったこと、たくさんの血が流されたことを申し訳ないと言う仙桃院に、お船は、仙桃院がここにいれば余計に戦が長引くことを告げます。
 
そして、涙をこらえて言い切るお船。
「お館様の嘘の遺言を、まこととしたのは仙桃院様です。
仙桃院様には・・・この先一生その罪を負いつつ、遺言の行く末を御見届けいただかなくてはなりません。
・・・それには死ぬよりももっとお辛い覚悟がいります」・・・。
 
 
一方・・・。
その頃。
雪の中、祠で祈った直後何者かに襲われ、北条高広は命を落とします。
 
その知らせを遠山から聞き、がく然とする景虎。
そこへ仙桃院がやってきました。
 
頼りにしていた忠臣を失い動揺する景虎に、仙桃院は降伏を勧めました。
それでも目を背ける景虎に、“謙信がなぜ景虎を養子にしたのか”を話し出します。
 
それは、景虎の哀しみを知っていたから   ・・・。
幼い頃から北条の人質として各地を転々として来た景虎。
誰のことも信じられず、たった一人で生きてきた・・・。
謙信もまた、孤独な人だった。
自分を見るような思いもあったのだろう。
だからこそ幸せにしてやりたかったのだ・・・。
 
景虎は、その言葉に涙を流します。
そして仙桃院から、かつて景虎が何よりも欲していた自分の居場所・・・
大切な家族までも不幸にしていることに気づかされた景虎は、降伏を願い出ることを了承。
 
 
景虎の降伏が伝わる景勝軍。
しかしスッキリしない家臣たちは、総攻めの方がいいのでは、と口々に言い合います。
そんな家臣たちにキッパリ景勝は、降伏を受け入れる宣言。
 
 
景虎は、降伏の証に自分の息子、道満丸(どうまんまる)を人質として差し出すことにしていました。
華姫は辛そうに、自分の髪の毛をお守りとして渡し、送り出します。
 
 
しかし   ・・・。
春日山(景勝の居城)に向かう途中、道満丸は何者かに襲われてしまいます・・・。
 
その知らせを、一人だけ帰った遠山から聞いて、呆然とする景虎。
「道満丸を襲った景勝軍が、もうすぐ御館にも攻めてくるから出陣命令を」と言われ、もはやそれ以外に道がない景虎は、景勝軍に攻め込むことに・・・。
 
 
一方の景勝軍は、突然攻め込んできた景虎軍に立ち向かい、
総攻めだと叫ぶ家臣たちを抑えきれなくなってしまった景勝は、
“御館総攻め命令”を出すことになります。
 
 
そして御館に攻め込んだ景勝軍・・・兼続たちは、仙桃院を発見、保護しました。
しかし景虎と華姫の姿はすでになく・・・。
 
 
一方、景虎と華姫は少ない配下を引きつれ、鮫ヶ尾城に入り、助けを待ちます。
ところが遠山から、城主が裏切ったと告げられました。
 
北条へ逃げ込む案を、遠山に出された景虎は
「・・・もうよい、北条へ行っても裏切られるだけだ・・・」とあきらめたようにつぶやきます。
 
下がれ、と言われた遠山は、「では私は北条へ帰らせていただきます」とアッサリ言い捨てると、さっさと去りました。
・・・口元に笑顔を浮かべながら。
 
 
残された景虎と華姫は、二人で最期のときをしばし過ごしました。
華姫は景虎に寄り添い、最期まで一緒にいたい、と微笑みます。
 
「華は幸せでございました・・・。
心からお慕いする方の妻となれたのですから・・・」
 
景虎は泣きながら華姫を抱きしめ、「すまぬ・・・」と謝りましたが、
華姫は微笑を崩さず、優しく首を振りました。
 
そして・・・そのあと、華姫は自害。
 
 
それから・・・。
駆けつけた兼続たちは、ポツンと一人たたずむ景虎を見つけます。
 
全てをあきらめた顔の景虎に、兼続は説明しました。
道満丸を襲ったのは、景勝の命令ではなかったことを。
 
あの日、景勝から道満丸の警護を命じられた自分たちが、あの場所に行くとすでに事が起きていたことを・・・。
 
しかし景虎は言いました。
「わしはもう誰かを信じぬく力を持っておらん・・・」
 
そして兼続に、
「景勝殿に伝えよ。
・・・お館様の義を受け継ぎ、よき上杉の領主となられるよう・・・祈っておる、と」
そう告げました。
 
沈黙の中・・・。
景虎を見つめる兼続、そして仲間たちを見つめ返し、

「悲しい戦であったな」
それから景虎は、静かに去っていきました・・・・・。
 
 
その報告を受けた景勝は、辛そうにそれを受け止めます。
兼続と仲間たちの目からは涙がこぼれ落ちていました。
 
景虎、26歳の生涯でした・・・・。
 
 
 
 
という今回。
景虎〜〜〜〜〜〜。・゜・(ノД`)・゜・。
ようやく終わったこの切ない争いですが・・・自害にまで追い込まれてしまうなんて。
悲しすぎる結末・・・。
そして遠山への激しい怒り。
 
仙桃院は無事でよかったですけどね・・・。それだけが救いです。
 
さてこれで、楽しみが強烈に減ってしまった私の天地人・・・。
兼続の可愛さに癒されたいと思います・・・(>_<。)

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2009年04月29日

「天地人」第十六話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
亡きお館様・・・上杉謙信
景勝と戦い跡目争いに敗れた・・・上杉景虎(かげとら)・妻の華姫(景勝の妹)
 
 
跡目争いは終わったものの、内乱が続く上杉。
そんな中、仙桃院(せんとういん・景勝の母)は春日山(景勝の居城)へ戻ってきました。
仙桃院は今までずっと景虎の方にいて、戦いに胸を痛めていました。
 
会いに来た兼続が今回の戦のことを口にすると、
静かに、「何も言わずともよい。景虎殿も華も・・・あれがさだめ」と答えます。
 
 
そのあと景勝に呼ばれた兼続は、近々家老にする、と言われて驚きました。
今回のことを自分のせいと考え、身を引こうとしていた兼続・・・ですが、それは景勝にお見通しでした。
 
そして今回のことは兼続のせいではない、と言う景勝。
「・・・この戦の責めを負うのはわしなのじゃ!
わしにもっと力があったなら・・・。
誰が見ても謙信公の跡継ぎにふさわしい力があったなら・・・!」
苦しそうに言葉を吐き出し、続けて
・・・だがどれだけ苦しくても、我々は越後を守らねばならない。
・・・それがさだめじゃ」
そんな景勝に、兼続は返す言葉がありませんでした・・・。
 
 
そして・・・。
上杉と武田、両国共に、自国を守るための婚儀が執り行われました。
景勝と、武田信玄の娘、菊姫の婚儀。
しかし宿敵武田の姫を迎えることに、いまだ反対するものもいて、
結婚をまとめた兼続に面と向かって文句を言ったりしていました。
 
さらにその夜。
床につこうとした景勝に、菊姫は刃をつきつけ、
「これでおびえる程度なら、刺し違えようと思っていました」と言います。
 
そのあと、「何があっても武田を守ると約束してください」と願う菊姫に対し、
「約束はできない」と答えた景勝。
菊姫はそれを聞くと、立ち去ってしまいました。
 
 
一方、上杉&武田の縁談話を聞きつけた信長は顔をしかめ、
徳川家康も上杉内を探らせることにします。
 
 
そして・・・。
景勝の命で、菊姫の様子をうかがいに行く兼続。
しかし侍女に追い払われます。
 
それから一ヶ月。
部屋にこもりっぱなしの菊姫を心配する兼続と、いとこのお船(せん)。
降り続く雪を眺めながら、お船は「菊姫様のお心もこの雪のようなのでしょう・・」とつぶやきました。
 
兼続は心中をお船に話しました。
自分がどれだけ殿に甘えていたのか。
殿の心が、戦でどれほど傷ついていたかわからなかった・・・と。
 
だからこそ、菊姫様には殿の支えになってほしい  ・・・。
そう願う兼続は、雪の中にあるものを見つけました。
 
 
部屋の中。
琴を弾いていた菊姫に、仙桃院が会いに来ました。
 
何かあれば武田に力を貸すと仙桃院が優しく言うと、
菊姫は表情を硬くして、景勝に約束してもらえなかったことを明かしました。
仙桃院は、不器用なまでに正直な景勝をフォローし、
自分も菊姫と同じ境遇になったことがあると、話しました。
 
すると菊姫はまっすぐに、「母上様はそれでも幸せだったのですか」と聞きます。
夫の政景が春日山のものの手で殺されたという噂・・・
そして娘の華姫のこと   ・・・。
「それでも幸せだった。信じるに足るものがあるとおっしゃるのですか」
辛そうに、「・・・おなごの一生とは何なのですか・・・」とつぶやく菊姫。
言葉をすぐに返せない仙桃院・・・。
 
と、そこへ兼続が来て、見せたいものがある、と言い、
菊姫(と仙桃院)を庭に連れ出します。
 
そこには、雪の中咲く、小さな花・・・。
越後では“雪わり草”と呼ばれ、この花が咲くと春が来る・・・・。
 
兼続は、改めて、婚儀を決めたのは自分だから、
恨むのは自分だけにしてほしい、と頼みました。
  
殿は信じるに値するお方です。
・・・どうかこの花のようにそのお心をお開きください」
真っ直ぐに言う兼続の言葉に、菊姫は目を見開き、花を見つめます。
 
すると、仙桃院がポツリと、「ここは華が小さい頃よく遊んだ庭じゃ・・」とつぶやきました。
そしてそっと庭に降り、花のそばに行くと・・・・涙をこぼします。
 
その背中を見つめていた菊姫は、思わず仙桃院にかけより、その手をしっかりと握りしめました・・・。
 
 
そして・・・。
そのあと。
出陣しようとする景勝に、声をかける菊姫。
留守は私が守ります   ・・・と。
景勝も安心したように、力強くうなずきました。
 
 
内乱がおさまり、重臣・吉江宗信と直江信綱(のぶつな)に呼ばれた兼続。
二人とも、兼続が気に入らない、とキッパリと言った上で、
それでも兼続の考えは素晴らしい、と誉めました。
上杉になくてはならない存在だと。
 
吉江は、信綱と共に上杉の舵取りをしてほしいと言います。
そしてそれは、ずっと殿も願っていることだと。
 
 
そして景勝に呼ばれた兼続は、
家老になってほしい、と言われて、それを受け入れました・・。
 
 
22歳の若さで家老になった兼続。
他にも、景勝の直属の家臣(上田庄の仲間たち)の一人、泉沢久秀も家老に。
そして上田庄の仲間たちの3人も、それぞれ城主に任ぜられました。
 
兼続の大出世を大喜びする父、惣右衛門(そうえもん)。
兼続の弟与七も、景勝の家臣として立派にやっているし、
もう自分に教えることは何もない、と言って春日山を去ることを告げます。
 
 
一方、兼続が家老になったことが面白くない家臣たちもいました。
彼らの文句を聞きとがめ、キッパリと「兼続の活躍があったからこそ戦をおさめられた」と言う信綱。
 
そこへやってきた兼続に、嫌味を言い捨てる家臣たち。
しかし信綱は、「やっかみは気にするな。何かあれば力になろう。共に上杉を支えていこう」と力強く励ましてくれます。
 
 
ところが   ・・・。
 
その信綱が、突然誰かに斬られて倒れてしまったのです。
かけつけた兼続に、信綱は「上杉を頼む・・・」と苦しげに言い続けました・・・・。
 
 
 
 
という今回。
信綱・・偉い男だ。
兼続とお船(妻)の仲を疑いながらも、兼続の力を認め、
支えようとしてくれたのか。
・・・・まあ出てきた最初から、この人が割と早くに亡くなることはわかっていたのですが。(直江兼続である以上)
 
最後にかっこよかったよ・・・。
 
今回は景勝の妻、菊姫の回でもありましたが。
しかし景勝、そんな馬鹿正直に「約束はできぬ」なんて・・・。
敵方に嫁いで不安でたまらない妻に対して、ちょっとは気をつかってあげなきゃ(;´∇` )
ただでさえ仏頂面で感情が読めないんだから・・・。
ご機嫌伺いくらい、兼続任せにしないで自分で来るとか。
・・・兼続に任せたからうまくいったのかもしれませんけどね・・・。
 
さて、次回はいよいよ“直江兼続”になるようです。
ついに結婚しちゃうんですねえ・・・ちょっと淋しい( ̄― ̄°)
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2009年05月05日

「天地人」第十七話

主人公・・・樋口兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
お船(せん)・・・兼続のいとこ・直江家の跡継ぎの女性
 
 
22歳の若さで家老に任ぜられた兼続。
それが気に入らない上杉家臣たちともめて、家臣の1人、直江信綱(のぶつな)は斬られてしまいました。
 
自宅へ運ばれた信綱は、妻のお船に、「婿としての務めを果たせなくてすまない・・・あとを頼む」と言い残して亡くなります・・。
 
 
そのあと。
兼続は景勝に呼ばれ、直江家を継げと命じられました。
直江家は筆頭家老の名門だから、絶やしてはならないのだそうです。
確かに直江家であれば、家臣たちも文句は言えなくなるようですが・・・。
 
困った顔の兼続に、景勝はアッサリ「わしも気は進まぬ」と言います。
兼続にお船はもったいない・・・というようなセリフを言い、さらに兼続を困らせます。
お船は景勝の初恋の人・・・
本来なら自分が手に入れたかった女性だからでしょうか。
 
 
一方、お船は喪に服していました。
そこへ母の妙椿尼(みょうちんに)が来て、仙桃院(せんとういん・景勝の母)からの文を持ってきます。
仙桃院の文は、兼続と結婚したらどうかというものでした。
 
そしてそのあと・・・お船は受け入れ、
それを知った兼続も、結婚を受け入れました。
 
 
しかし夫婦は会う暇もなく、兼続は戦いにかりだされます。
信長が武田・上杉を滅ぼそうとせまってきていたのです。
 
 
軍儀で、激戦が予想される魚津城を誰が守るかという話し合いがされ、
重臣の吉江宗信が行くことを志願。
景勝もそれを認めました。
 
そして・・・
兼続が山伏たちを訓練中、景勝の直属の配下(上田庄の仲間たち)の1人が声をかけてきました。
安部・・・おそらく仲間たちの中での年長である彼は、魚津へ自分を送れと言ってきます。
吉江の軍略の手足になるものが必要であり、
激戦になる戦だから、景勝の腹心・・・上田庄の仲間の誰かが行くべきだと。
 
初めての、仲間を死地へ送り出す命令にとまどう兼続。
しかし安部は、情けを抱いて判断を誤ってはならない、と諭します。
兼続は心を鬼にし、安部に魚津へ行くことを頼みました・・・。
 
 
一方、信長。
秀吉の家臣、石田左吉(のちの三成)と対面。
真っ直ぐに自分を見つめ返す左吉を気に入った信長は、自分の配下になれと命じます。
しかし左吉は、もしそれが天の定めた運命ならば、秀吉(殿)に会う前に信長(上様)に会っているはずだ、と返しました。
 
信長は、自分こそが天だと言い放ち、それでも従わないのかと脅しましたが、
左吉は答えます。
自分にはそれほどの力はない   ・・・。
しかしもしも力があるように見えるならば、それは殿あってこそなのだ、と。
 
信長はその答えに笑い、秀吉に、この者を大切にせよと言い残し去りました。
 
対面のあと、信長に仕える忍びの女性、初音が左吉に声をかけました。
信長への態度に呆れる初音に、左吉は、天下を取る信長への興味を語ります。
信長と一緒に天下取りの夢を見てみたくなった、と言う左吉の瞳に、
兼続を思い出した初音。
いつか兼続が自分たちの前に現れる・・・・とつぶやくのでした。
 
 
信長の進軍に緊迫する上杉軍。
まず信長が攻めるのは武田、そのあと上杉。
武田が破られれば上杉も危うい状況です。
 
景勝の妻となった武田勝頼の妹、菊姫は、必死に、武田を助けてほしいと懇願します。
しかし景勝は顔色を変えず、雪が溶けるまでは動けないと冷静に答えました・・・。
 
 
兼続は、景勝に、菊姫に優しい言葉をかけてあげたらどうかと助言します。
すると逆にお船のことを切り返されてしまいました。
 
兼続は口ごもり、お船が、この戦の状況をわかっていること・・・
そして、自分がお船と結婚した意味もわかっていることを答えます。
 
夜。
お船に手紙を書いているところへ、やってきた弟の与七。
手紙に気づいて、会いに行けばよいのではと笑います。
しかし兼続は、顔を曇らせ、「お船殿は、直江の名前が欲しくて結婚したと、さげすんでいるかもしれない」とつぶやきました。
 
 
そして・・・
武田は身内の裏切りにあい、信濃を落とされ、ついに本拠地、甲斐へ攻め込まれかけていました。
その知らせを受けた景勝は、思いをめぐらせます。
妻、菊姫の願い・・・そして亡き謙信の“義”の心・・・・。
 
そして景勝は、武田を助けに行くことを決意。
武田は上杉の盟友だから   ・・・
その言葉に同意する兼続。
苦しい今こそ、上杉の義を貫くときだ、と・・・。
 
 
武田の援軍に駆けつけたのは上杉だけでした。
武田からは、感謝の令状が届きます。
 
しかし・・・援軍もむなしく、武田勝頼は側近に裏切られ、自刃。
武田は滅亡しました・・・。
 
信長は武田の菩提寺を僧侶もろとも焼き尽くします。
 
 
そのあと、自軍へ戻った信長は、明智光秀を「遅い」と言って蹴り飛ばしました。
間に入った徳川家康に免じて去っていく信長を、にらみつける光秀・・・。
 
そのあと、光秀は家康をもてなします。
家康に、今回の上杉のことをどう思うか尋ねると、
家康は、「上杉のすがすがしい行いを見て恐れている」と答えました。
謙信が亡くなっても、上杉には謙信の畏怖が残っているようだと。
 
光秀は、家康に、これからも信長についていくのかどうかを尋ねました。
しかし家康は自らの答えをはぐらかし、逆に光秀がそんなセリフを言ったことを内緒にしてあげるなどと返します・・・。
 
 
さて・・・武田が滅んだため、織田軍の“上杉包囲網”がついに完成し、
緊迫度が増す上杉。
そんな中、菊姫が寝込んでしまったと知らせを受け、景勝は菊姫のところにやってきました。
 
菊姫は、武田が滅んだ今、自分の価値はなくなったと、
追い出される覚悟はできております」と静かに言いました。
 
しかし景勝はぎこちなく、相変わらずの仏頂面で返します。
「そなたはわしの妻だ。
・・・これからも夫としてそなたを守っていくつもりじゃ
 
その言葉に、涙を流す菊姫。
そして、「今やっと本当に妻になれたようです」とつぶやきました。
そんな菊姫をぎこちなく抱きしめる景勝・・・。
 
 
そして。
ついに信長が魚津に攻め込んできました・・・。
助けに行く、という景勝を止める兼続。
 
みんなに、「見殺しにするのか」と言われながらも、
魚津へ動けば敵が後ろからなだれ込んでくるため
魚津の彼らには、自力で絶えてもらうしかないと言うのでした・・・・・。
 
 
 
 
という今回。
わかりにくい景勝の優しさが表に出た回でした。
武田は救えなかったけど、菊姫と和解?できてよかったですね(*´▽`*)
利用価値がなくなったからサヨウナラというのが、この時代の女性の扱いなのか・・・と思うとムカつきますが・・・景勝でよかった。
 
しかしいよいよ、上田庄の仲間たちともお別れなんですね・・・(T_T)
まあ・・・久秀以外、名前と顔が一致してないんですけど・・・(あと一応弟の与七くらいか。わかるのは)それでも兼続にとって家族みたいなものだし・・・悲しいです。
 
・・・しかし、物語が始まったときに冒頭で、秀吉が兼続に「配下になれ」と言ってましたが、信長も秀吉の配下の三成を引き抜こうとしたんですね。
こういう「忠臣」シーンは結構好きです♪
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2009年05月14日

「天地人」第十八話

主人公・・・直江兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
現在織田の柴田勝家軍に魚津城を攻められている・・
 
 
上杉領の一つ、魚津城を攻められている上杉。
柴田勝家軍一万五千に対し、わずか三千の兵なので、篭城戦で迎え撃ちます。
 
勝家からは降伏を勧める書状が届きますが、
城を守る重臣・吉江と、景勝の腹心の1人・安部にはそんな気は全くありません。
ここでなんとしても食い止め、越後へは絶対通さないと誓い、
必ず助けが来る、それまでの辛抱だと皆を励まします。
 
 
一方、春日山。(景勝の居城)
魚津からフラフラの使者がたどりつき、救援を頼んできました。
景勝はすぐに向かおうとしますが、兼続はそれを止めます。
景勝が動けば、手薄になった春日山に敵が攻め寄せてくるかもしれない・・・。
 
他の景勝の腹心の仲間たち(景勝や兼続と子供の頃から一緒)は、
なぜ景勝は助けに向かわないのかと、イライラしていました。
魚津を見殺しにしても、結局その魚津から敵が攻め寄せるだけで、何の意味もないと・・・。
 
兼続はこの絶体絶命の危機に、悩みます。
 
一人碁を打ち、考え込んでいると、仲間の一人泉沢久秀がやってきて、碁なんかやってる場合じゃないと怒ります。
しかし久秀に、詰まった碁の打開策を聞いた兼続は、そこから案を導き出しました。
そしてすぐに景勝にそれを伝えます。
 
その案を聞いた景勝は眉をしかめ、「危うい賭けだな・・」
それでもそれしか方法がないと考え、その案を取り入れることに。
 
 
そのあと。
景勝は、魚津への救援へ向かうことにしました。
 
戦に向かう、と聞いて、兼続の妻・お船(せん)は兼続の助けになるよう、自分の城から兵士を春日山に送ります。
さらにその兵士にことづけ、直江家の当主が持つ短刀と、
“与板(直江家の城)は自分が守り抜くから、後顧の憂いなく立派に戦って欲しい”という言葉を贈りました。
 
結婚はしたものの、まだそれから会ってもいないいとこ同士の兼続とお船。
直江の名前めあてに結婚したと、さげすまれているのではと気にしていた兼続でしたが・・・。
 
夜。
兼続が廊下にいると、景勝がやってきました。
 
兼続は、短刀と一緒に忍ばせてあった、お船の黒髪を見せ、
死ぬ覚悟ができていたけれど、これを見て何が何でも死ぬものかと決意したと言いました。
 
それを見てちょっとうらやましそうな景勝。(彼女は景勝の初恋の人)
「またあの笑顔が見たいものだな」と言ってしまい、兼続を驚かせ、慌ててごまかしました・・・。
 
 
そして・・・。
景勝出陣。
 
一方、西の毛利を攻めていた秀吉。
水攻めをしようとしているところへ雨が降ってきたため大喜び。
配下の石田左吉(三成)が、「これで毛利を倒せばさらに上様に気に入られますね」と言ったところ、「それは違う」と正す秀吉。
 
毛利のような大きな敵を1人で倒せば、信長様はどう思うか。
ここは“毛利は自分には手に負えない。助けてください”と言うのだ。
そうまで気を遣わなければならない相手なのだ、と。
 
 
そして・・・秀吉からの“助けてください”という手紙を受け取った信長は
「かわいい奴よ」と満足げに笑い、救援に向かうことを決めました。
が、控えていた明智光秀に、先に秀吉の手伝いに向かえと命じます。
 
光秀はその命令に悔しがりました。
光秀にとって、秀吉の配下にされることは屈辱だったのです・・・・。
 
 
一方。景勝たちは、魚津城の近くまで到達しました。
これで魚津の仲間たちを助けられると喜ぶ仲間たちに、
兼続は本当のことを打ち明けました。
 
景勝たちが春日山から出陣したあと、周りから上杉領内に入ってきている  ・・。
それをたたくには、今すぐ撤退し、春日山へ戻るしかない。
   これは、上杉領内に深く入り込ませ、切り返して倒す作戦だったのだ、と・・・。
 
欺かれていたことに怒る仲間たちに、
信長の間者がどこに潜んでいるかわからないので言えなかった、と説明する兼続。
 
ここまで来て、仲間を見捨てる行為に大ショックを受ける仲間たち。
しかし景勝も辛そうに、皆にそれを受け入れて欲しいと頼みました。
そして、魚津の仲間には、降伏を勧める書状を出すと。
戦えば一人も助からない・・・。
しかし一人でも多くの仲間に助かってもらいたいんだと・・・。
 
 
魚津への使者には兼続が志願し、すぐに向かいました。
敵陣の背後から回り込み、気を剃らせてくれた仲間の助けもあって、何とか無事に城にたどり着きます。
 
兼続が来たことで、魚津の仲間たちは大喜び。
景勝が助けに来てくれたと信じ込んでいます・・。
これで逆転だと盛り上がる彼らに、真実を告げる兼続・・・。
 
今すぐ我らはここを撤退して、敵がせまる春日山へ戻ること。
そして魚津の皆には、降伏してもらいたいこと。
 
それを聞いた吉江や安部たちはがく然。
今さら敵に下れと言うのか  ・・
それでは今までここで戦ってきたのはなんだったのか。
 
皆からのやるせない憤りを受け、それでも必死に説得する兼続。
どうか一人でも多くの者が生き残って欲しい、という願いを伝えました。
 
しかし・・・。
 
吉江は、静かに
「もうよい。・・・我らはここで死に花を咲かせる」とつぶやきました。
自分たちがここで戦っていたのは、敵に下るためではなく、
ここを死守することで上杉を守ることになる、と信じていたからだ、と・・・。
 
兼続は、その動かぬ決意の前に、
「・・ならば私もここに残ります!」と叫びますが、
吉江に「自分の立場を考えろ」と言われます。
 
兼続は家老。
景勝のそばにいて、支えにならなければならない・・・。
 
安部からも、「情に流されるな。お前は生きて戻るのだ」と諭されました。
 
そして吉江は、「殿のお心はありがたかった」と言った上で   ・・
「しかし我らは上杉の侍。
敵に屈して生き恥をさらすより、死して侍の道を貫く。
なにとぞ我らの勝手を許していただきたい・・・・」
 
魚津にこもる皆、同じ気持ち。
・・・彼らの心を変えることはできない、と悟る兼続・・・・・。
 
 
去る前に、吉江は兼続に上杉の未来を託します。
兼続がいれば、この乱世でも上杉はきっと生き残る・・。
これからも己を信じて、上杉の道を切り開いていって欲しい、と。
 
そして安部からも、上田庄のみんなに伝えてくれ、と伝言を頼まれます。
「よい死に場所を見つけた、悔いはない」と笑って、兼続を見つめました。
「・・・わしはお前と巡り合えてよかった・・・」
 
ぐしゃぐしゃに泣きながら、子供の頃の名前で呼ぶ兼続に、
「殿を頼んだぞ・・・与六」と、同じく子供のときの名前で呼ぶ安部。
そして、お守りにしていたと思われる小さな仏像を手渡されました・・・。
 
 
魚津の彼らが敵をひきつけてくれ、その間に脱出し、景勝の前に戻った兼続。
降伏を勧めたけれど失敗したことを告げると、
仲間たちは無念の涙を流しました。
 
景勝も辛そうでしたが、一刻の猶予もない、と兼続に言われると、
春日山へ戻る命令を出しました・・・。
 
 
撤退の準備を進める中、兼続を心配する景勝。
目前に見える魚津城を二人で見つめ、
景勝は「我らの戦いはこれからじゃ  ・・信長風情になど負けぬ!!」と言い放ち立ち去りました。
兼続も心を鬼にし、その場を後にします・・・・・。
 
 
 
 
という今回。
敵に下ることは死ぬよりも屈辱・・・という武士の心なんでしょうね。・゜・(ノД`)・゜・。
なんというか、悲しすぎます。
そして上田庄の仲間たち・・・もついに、死ぬ仲間が出てきてしまったんですね・・。
 
しかし降伏しても、生き残れる確率はどのくらいなのかもわかりませんし
上杉に帰してもらえるってわけでもないのなら、降伏する意味もない気がします・・。(相手は織田軍だし・・信長は捕虜皆殺しとかしそうですから)
 
その信長もまた、自分の身に危険が迫ってることに気づいていません。
次回はいよいよ・・・“本能寺の変”です。
そしてついに魚津が落ちるのか・・・・・(T_T)
posted by 水沢桃子 at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年05月17日

「天地人」第十九話

主人公・・・直江兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
織田の柴田勝家軍に魚津城を攻められている・・・
 
 
魚津城を後にした景勝軍は、一気に春日山(景勝の居城)付近まで駆け戻りました。
他の場所を守っていた配下が、敵を打ち破ったという知らせが入り、
景勝たちもすぐに別方向の敵に突撃。
・・・しかし、あと一歩と言うところで、退却されてしまいました・・・。
 
春日山へ戻った景勝たち。
兼続は、「魚津の仲間たちを見殺しにしたも同然なのに、それで敵を逃がしたのでは何の意味もない」と落ち込んでいました。
そんな兼続に、自分たちはできる限りのことをした、と言う景勝。
 
 
直江屋敷に戻る兼続。
すると妻のお船(せん)が、直江家の城からこちらにやってきていました。
兼続のために食事を用意したと言います。
 
しかし食べようとして、兼続の手が止まりました。
「私は魚津の方々にひどい仕打ちを・・・」
 
お船はそんな兼続を見つめると、静かに諭しました。
兼続が倒れたら、誰が戦の采配を振るうのか、と。
「今は食べることもお勤めのうちです」
そう言われて、兼続は泣きながら食事を取りました・・・。
 
そのあと、しばらく仮眠していた兼続。
目を覚ますとお船がそばに控えていました。
兼続は、お船に詫びようと思っていたことを告げます。
直江の名前を利用するために結婚したことを・・。
 
するとお船は目線を外しながら「家のためだけに結婚したのですか?」と聞いてきました。
そう言われて、改めて今までのことを思い返す兼続。
今まで何度もお船に助けられ、勇気付けられてきたことを・・・。
 
そして兼続は「・・・違う」とお船を見つめました。
するとお船も涙を浮かべ、兼続を見つめ返し「・・・私の気持ちも同じです」と微笑みました・・・。
 
 
そのあと。
魚津城に明智光秀からの密書が届いたと、いう知らせが入ります。
内容からすると、自分に味方せよ、というもの。
兼続は、「もしや謀反では・・・」とつぶやきます。
 
 
翌日の、まだ夜が明けきらない頃。
明智光秀は命令を下しました。
「時は今なり   敵は本能寺にあり!」
 
光秀が謀反を起こしたという知らせは信長に届きました。
逃げてください、と言う初音(忍びの女性)に、信長はなぜか逃げようとせず、
「俺の夢・・・お前が見届けよ」と言葉を託します。
そのあと自ら矢を射て戦いましたが、館に火が放たれ・・・
信長は一人静かに最期を迎えました。
 
 
一方、魚津城。
まだ信長の死が伝わっていない柴田勝家は、城に総攻撃をかけていました。
 
残った少数の上杉軍で戦っていましたが、ついに安部(兼続の仲間の一人)が深手を負います。
それを見た重臣の吉江は、最期を悟り・・・
安部と自分、あと二人の仲間たちと奥の部屋で別れを言い合い、
そしてみんな自害しました・・・・。
 
 
魚津が落ちたという知らせを受け、兼続は詫びながら泣き崩れます。
それでもそのあと、景勝の前に並んだときには、
他の泣き崩れる仲間たちを落ち着かせようとする側になっていました。
 
しかし仲間たちは、「自分もすぐそちらに行く」「どうせなら安部殿と一緒に戦いたかった」などと、あきらめた発言をします。
魚津が落ちた今、織田の脅威はさらに強まっていました。
 
そこへ、勝家軍が退いたという知らせが入ります。
それどころか、他の織田軍たちも皆退いた、というのです。
一体何が起こったのか、皆は呆然。
 
 
一方その頃。
光秀は、上杉や他の諸侯に、同盟を組みたいという書状を書いていました。
 
しかしそれが春日山に届く頃には、西から戻ってきた羽柴秀吉に、
光秀は打ち負かされてしまいます。
本能寺の変から11日後のことでした。
 
その知らせを受ける兼続、景勝・・・。
 
 
そのあと景勝は、みんなと一緒に毘沙門堂(謙信が常に祈りを捧げていた場所)に入り、祈りを捧げます。
そして景勝は「わしらにはお館様がついてくださる。
・・・天が味方しておるのじゃ」とみんなを見つめて言いました。
とりあえず、信長に倒されるという最大の危機は脱したのです・・・。
 
 
夜。兼続は空を見上げ、考えていました。
急速に動き出した状況の中で、上杉を守っていくにはどうしたらいいか・・・。
そこへお船が声をかけます。
 
お船は、兼続のそばにずっとついていくつもりであると言い、
兼続もまた、お船に今までずっと支えられてきたことを告げました。
そして二人は幸せそうによりそいます。
やっと夫婦らしいひとときを過ごす二人でした・・・。
 
 
 
 
という今回。
わかっていたことだけど、魚津が落ちました(つД`)
吉江も死んで、これで初回に登場した、謙信の重臣たちはみんないなくなってしまいました・・・。
別に特に好きだったのは直江景綱くらいだったんですが、それでも何だか淋しくなってしまいます・・。
 
それにしても、景勝は「お館様がついていてくださる」と言ってましたが、今のお館様は自分じゃないのかな・・?(; ̄∇ ̄ )
吉江も死ぬときに「お館様・・・」と謙信を思い浮かべていましたが、長年仕えてきたのは謙信なのでそれは当然かな、という気がします・・。
 
しかし信長が死ぬときに、謙信の姿が幻のように信長の前に現れたのはビックリしました・・・(゜Д゜)
わざわざあのシーンで「天地人」、信長には「人」が足りない、などと謙信が諭さなくても。
なんで謙信が現れたのか、全く意味がわかりませんでした・・・。
 
さて次回では秀吉が偉くなっているようです。
石田三成と兼続は「親友」になるらしいし、どんな感じになるのか楽しみです。
posted by 水沢桃子 at 18:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想

2009年05月25日

「天地人」第二十話

主人公・・・直江兼続(かねつぐ)
主君・・・上杉景勝(かげかつ)
 
 
天下統一を目前にして、織田信長が明智光秀に討たれ、
その明智光秀も羽柴秀吉に討たれました。
 
織田軍に攻め込まれていた上杉は、とりあえず絶体絶命のピンチから救われ、
織田軍は後継者争いへ突き進みます。
 
光秀を討った秀吉は後継者決めの会議で主導権を握り、
翌年には長年のライバル柴田勝家を討ち滅ぼし、
その勢いのまま四国九州を押さえ、
中心には大阪城を築き、関白に就任。
本能寺の変からたった三年で、天下をつかむところまでのぼりつめたのでした・・。
 
そして今度は秀吉が、上杉にせまってきていました。
 
 
そんな中、兼続に会いに初音(信長配下の忍びの女性)がやってきます。
妻のお船(せん)はちょっと面白くなさそうですが、顔は笑顔で応対。
出かけていた兼続は、初音を見ると驚き、別にやましいこともないのに怪しく慌てます。
 
そのあと二人になって会話。 
初音は、秀吉がせまっている今の、上杉の動向を知りたがっているようです。
兼続が、秀吉が天下を乱すつもりならば相手になる、と答えると微笑み、
「やはり天下はあなたをほうっておかないよう・・」とつぶやきます。
 
 
そして秀吉の使者がやってきました。
秀吉自らが景勝に会いにやってきたいと言っていることを伝えてきます。
 
しかしそのことを兼続から聞いた景勝は「会う気はない」とキッパリ。
秀吉の考えは、戦わずに上杉を配下に治めること。
そのために上洛を命じてくるに違いない。
上洛することで配下になったという証になるから。
だから、会わない。
 
それを聞いた兼続は、「ならばなおのこと、会って上洛などしないと言ってやりましょう」とニッコリ。
言い返せなくなった景勝は、秀吉と会うことになりました。
しかし「秀吉と会ってもわしは一言もしゃべらぬ」と言い張る景勝・・・。
 
 
一方の秀吉は遊び狂っていました。
そこへクールに現れる石田三成。
三成は上杉の会見の場所を報告します。
 
秀吉が「どうやって上杉を配下にしようか」と思案すると、
三成は「景勝はものや金では動きません。ですが   義ならば」と助言しました。
 
そこでふと、以前会った兼続を思い出す秀吉。
今では家老、と聞くと、
「三成と同い年(26歳)だし気が合うのではないか」と笑いました。
が、三成は「所詮越後しか知らぬ田舎者では、話し相手にもなりません」と馬鹿にします・・。
 
人を見下す癖がある様子の三成に、秀吉は「人は会ってみなければわからない。だからこそ面白いのじゃ」と笑うのでした。
 
 
一方、兼続は会見に頭を悩ませていました。
お船に相談すると、景勝が一言も口を利かない、というのはむしろいいのでは、と返されます。
「あなた様が代わりにしゃべればいいのです」
 
そして景勝が仏頂面でいつも怒っているような顔をしているので、
黙っていれば威厳があるようではないかと言うのです。
なるほど、その方が相手を威圧できるかもしれない、と兼続も考えることに。
 
そしてお船に、秀吉側の石田三成が、とても丁寧で上杉をたてる文面で何度も手紙をくれ、上杉と仲良くしたいことを伝えてくることを話し、
会うのを楽しみにしている様子の兼続・・・。
 
 
そして会見の日がやってきました。
仏頂面ながら、ものすごく緊張しているのが丸わかりの景勝を、配下たちは心配します。
さらに兼続にボソッと「わしはしゃべらぬぞ」と念を押し、駄々っ子のような景勝・・・。
 
 
そして秀吉をみんな土下座して迎えます。
が、秀吉はやってくるとすぐに兼続に愛想よく話しかけ、兼続の噂が聞こえている、すごい、などと誉めてくれました。
家老の兼続だけを知っているのならばともかく、そのあと秀吉は、近くにいるほかの仲間たち一人ひとりに、名指しで声をかけ始めます。
秀吉の気さくな態度に、みんなの緊張もほぐれていました。
 
ふと兼続は、端のほうにひっそりたたずんでいる若者の姿を見つけます。
三成殿では、と嬉しそうに話しかけると、非常に冷たい反応が返ってきました。
さらにアッサリ去られてしまいます。
 
 
そのあと会見が行われました。
秀吉、景勝、そして三成、兼続の四名だけです。
 
早速景勝に気さくにしゃべりかける秀吉。
しかし景勝は無言を決め込みます。
兼続がハラハラしながらそれを見守っていると、困って目線をずらした秀吉と目が合いました。
この機を逃してはいけないとばかりに、兼続は「恐れながら・・」と話し始めます。
  
すると秀吉は、兼続に聞いてみたいことがあるといいます。
それは武田との同盟の際、黄金を使ったことについて。
「謙信公の時代から、金やもので人を釣るのは嫌いでは?」
 
兼続は「越後の民を守るためです」とキッパリ答えます。
無駄な戦を避けることもまた、謙信公の遺訓です   と。
 
秀吉から「越後のためなら喜んで命を投げ捨てるか」と言われると、
さらにハッキリ誇らしげに答える兼続。
命を捨てるばかりでは、守るものも守れません。
死する覚悟をもてば、何事もなせる。
・・上杉に仕えるものは、皆同じ気持ちです」
 
 
そのあとも押し黙ったままの景勝に対し、困った秀吉はとりあえずトイレに立ちました。三成もお供します。
 
残った景勝は固まった顔のまま生唾をゴクリ。
兼続は景勝に「上出来です」とねぎらいの言葉をかけました。
 
 
廊下に出た秀吉は、景勝の無言の意味を考えます。
三成は「田舎者の浅知恵でしょう」と馬鹿にしますが、秀吉はそこまで気楽に考えてはいないようです。
景勝のことを「えたいのしれないところがある。おそらく謙信公と同じ“上杉風”というやつだろう・・・」と称します。
 
 
戻ってきた秀吉は、ストレートに言うことに決め、「京へは来たことがあるか」と言い始めました。
「京はいいところだから京見物に招待したい」と。
 
景勝はもちろん無言のままですが、兼続は急いで「折を見て・・」と流し、
向こうでお酒でも、と逃げようとしました。
しかしそこで鋭く「確約がもらえなければゆっくり酒など飲めません」と言い放つ三成。
 
返答をせまられた景勝は・・・。
やっぱり無言。
 
秀吉は、自分を誤解しているのではないか、といい始めます。
そして、自分も民の幸せを望んでいることや、乱世を終わらせることが民のためになることなどを言った後、 
「義を重んじる上杉ならわかるだろう」と訴えてきました。
  
景勝は    しばし、無言。
しかしそのあと、一言・・「・・・上洛つかまつる」と答えたのです。
兼続は驚いて固まりました・・・。
 
 
会見のあと、兼続は景勝に理由を尋ねました。
すると景勝は、秀吉の口車に乗せられたわけではない、と言います。
 
秀吉の話を聞きながら、三年前のことを考えていた、と。
「明智光秀の謀反がもう少し遅ければ、上杉は滅びていた。
・・・まさしくあれは天の恵み。
そうまでして永らえたこの命、わしが意地を通すことで無にしてもよいのか。
この越後のためもう少し使いどころがあるのではないか。
・・わしはそう思うたのじゃ。
おぬしがわしをここまでの思いにいたらせてくれた。
・・許せ・・・兼続」
その言葉を聞くと、兼続は泣き出しそうに微笑みました・・・。
 
 
そして秀吉をもてなす宴会が行われます。
三成は一人で座っていましたが、そこへ兼続がやってきました。
気さくに話しかけてくる兼続をうっとおしげに見つめながら、三成は
「上様(秀吉)が兼続殿を気に入ったようなので、命を助けたかいがあった」と言いました。
 
信長に殺されかけたのを三成に助けてもらったことを、そこでようやく思い出す兼続。
あのときはまだ「三成」ではなく「左吉」と名乗っていたのでしたが。
 
三成は冷たく言い放ちました。
命の恩人の顔を忘れるとは、上杉の義も何もあったものではございませんな。
フッ、それとも義とは都合のよいときに振りかざすものなのですか」
 
さらに、兼続を「でしゃばりすぎ」「阿呆に見える」と追い打ち。
余りの悔しさに、何も言い返せないまま、目に涙をためる兼続でした・・・。
 
 
 
 
という今回。
三成キツイ(; ̄∇ ̄ )
昔も、兼続のことを「信長様にあんな態度を取るなんて阿呆だ」とか言ってましたが・・・あんたも信長にズケズケ言ってましたよ・・。
景勝の立つ瀬がどうのっていうのも・・・景勝が割と頼りにならないからしょうがないんじゃないかという感じですしね。
景勝は兼続がいないとダメだし。
・・・まあ、いじめられて涙目になってる兼続も可愛かったですけど。
 
しかし景勝は、前は「侍としての誇りを持って戦い、散る」ってタイプだったのに
生き抜くための道を選択するとは・・・・。
上に立つものとして成長したって感じがしますね(-^▽^-)
駄々っ子のような景勝もなかなか可愛かったですが(顔は可愛くないけど)
兼続と一緒にこれからも頑張ってほしいです♪
posted by 水沢桃子 at 20:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ「天地人」感想
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